宅建教科書 — イントロダクション

🗺️ 全 49 カテゴリの見取り図 — どの順序で何を読むか

この導入篇は本編 49 カテゴリに入る前の「予習」のためのページ。 まず6 分野の積み上げで全体の重みをつかみ、次に5 STEP の学習ロードマップで読み進める順番を決める。 最後に「法令上の制限」の核心である用途地域 13 種を視覚的に押さえれば、本編に入ったときに「いま自分はどこを読んでいるのか」が常に分かる状態になる。

対象: 令和8年度(2026年度)宅地建物取引士資格試験 / 基準日 2026-04-01 / 全 49 カテゴリ・1350 問の頻出論点を体系化

全章の地図 — 6 分野 50 問の配点

宅建試験は 50 問 4 肢択一。出題数の多い分野から学習することで、最短で合格ラインを越えられる。 下の積み上げ棒は 50 問の配点比率を 1 本のバーで表現したもの。 宅建業法等が全体の 4 割、続いて権利関係 が 28% ─ この 2 分野だけで 7 割近くを占める。

50 問の配点を 1 本の棒で覚える宅建業法等 20 問 / 権利関係 14 問 / 法令上の制限 8 問 / 土地建物 5 問 / 税 2 問 / 価格 1 問宅建業法等20 問12 カテゴリ権利関係14 問17 カテゴリ法令制限8 問7 カテゴリ土地建物5 問5 cat2 問合計 50 問・四肢択一式。税 2 問(国税 1・地方税 1)と 価格 1 問が「税その他」に括られる年もある。マゼンタ濃 = 最重要field 4 価格 1 問
50 問の配点を分野別に積み上げた地図。横軸全体 = 50 問

5 STEP の学習ロードマップ

独学合格の標準ペースは 8 週間(約 200 時間)。 以下の順序で進めると、毎週の終わりに 「いま何問取れるか」が定量的に分かる状態を保てる。

  1. 1

    宅地建物取引業法等 — 宅建業法の基本構造を体に染み込ませる(最初の 2 週)

    免許制度 → 取引士 → 営業保証金 → 業務上の規制 → 35/37 条 → 8種制限。 12 カテゴリで 20/50 問を取りに行く。

  2. 2

    権利関係 — 権利関係を民法から積み上げる(3〜5 週目)

    制限行為能力者 → 意思表示 → 代理 → 物権変動 → 担保物権 → 債権 → 借地借家法 → 区分所有法 → 不動産登記法。 17 カテゴリで 14/50 問。

  3. 3

    法令上の制限 — 法令上の制限を「目的別」に頭の引き出しを作る(6〜7 週目)

    都市計画法(用途地域・開発許可)→ 建築基準法(建蔽率・容積率)→ 国土利用計画法 → 農地法 → 盛土規制法 → 区画整理法。 7 カテゴリで 8/50 問。

  4. 4

    税に関する法令 — 税法と価格評定を直前 2 週間で「型」にする(8 週目)

    不動産取得税・固定資産税・印紙税・所得税・登録免許税・贈与税の 6 税 + 地価公示法・鑑定評価基準。 8 カテゴリで 3/50 問だが落とせない。

  5. 5

    土地と建物及びその需給 — 土地・建物・統計を直前 1 週間で総ざらい(最終週)

    土地の形質 → 建物の構造 → 住宅金融支援機構 → 景品表示法 → 統計(毎年最新値を確認)。 5 カテゴリで年 1 問固定 = 5/50 問。

用途地域 13 種 — 法令上の制限の核心ビジュアル

宅建で最も頻出の論点が「用途地域 13 種」(都市計画法第 8 条第 1 項第 1 号)。 住居系 8 種 → 商業系 2 種 → 工業系 3 種の順に「制限が緩くなる方向」を、まず絵で覚えてしまうのが最短ルート。 各パネルは「その地域に建てられる典型例 + 風景」を 1 枚に凝縮した参考画像。

詳細な建築可否は都市計画法建築基準法の本編で扱う。ここでは「13 種類が並んでいる」という骨格だけ視覚化しておく。

  1. 第1種低層住居専用地域のパネル
  2. 第2種低層住居専用地域のパネル
  3. 第1種中高層住居専用地域のパネル
  4. 第2種中高層住居専用地域のパネル
  5. 第1種住居地域のパネル
  6. 第2種住居地域のパネル
  7. 準住居地域のパネル
  8. 田園住居地域のパネル
  9. 近隣商業地域のパネル
  10. 商業地域のパネル
  11. 準工業地域のパネル
  12. 工業地域のパネル
  13. 工業専用地域のパネル

パネル画像は本サイトオリジナル素材(生成 AI による参考図解)。法的拘束力のある定義は e-Gov 法令検索「都市計画法」 第 8 条 第 1 項 第 1 号を参照。

各分野の入口と主要カテゴリ

本編にすぐ飛びたい場合は、下のカードから出題数の多い順に分野を選んでください。各分野で「過去問数 上位 3 カテゴリ」を入口にすると効率が良い。

🏘️

宅地建物取引業法等

12 カテゴリ / 過去問 504 問

宅建業法・施行令・施行規則・住宅瑕疵担保履行法。出題 20 問。最重要・最大配点

🏛️

法令上の制限

7 カテゴリ / 過去問 230 問

都市計画法・建築基準法ほか。出題 8 問。用途地域 13 種は鳥瞰図でまるごと押さえる

💴

税に関する法令

6 カテゴリ / 過去問 63 問

不動産取得税・固定資産税・所得税ほか。出題 2 問。出題範囲は限定的、得点源にしやすい

📊

不動産価格の評定

2 カテゴリ / 過去問 27 問

地価公示法・不動産鑑定評価基準。出題 1 問。3 鑑定手法の対比が頻出

出典・基準日・参考文献

本教材は 令和8年度(2026年度)宅地建物取引士資格試験 を対象として、 2026-04-01 時点で施行されている法令に基づき執筆しています。 主ソースは e-Gov 法令検索 および 不動産適正取引推進機構(RETIO) 公表の過去問。

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