検索コンソールのインデックス確認から検索順位の実測まで、事業サイトのSEOを一日で点検する
検索コンソールのインデックス確認から検索順位の実測まで、事業サイトのSEOを一日で点検する
ここ数日で、自分の事業サイトにページをいくつか足した。 足したところで手が止まっていて、そのページが検索エンジンに拾われているかどうかは見ていない。 公開したつもりでいるだけで、検索結果に載る状態になっているかどうかを、こちらからは確かめていなかった。
この日はそこから始めた。 ブラウザの開発者ツール越しに検索コンソールを開いてもらい、取れるSEO対策は取ってほしい、と頼んだ。 まずこれまで何をやってきたかを履歴から拾わせて、それから新しいページの状況を見に行かせた。
インデックスの確認は1件ずつしか通せない
検索コンソールのURL検査は、1ページに1回の操作を要求する。 URLを入れ、「確認状態をチェックしています」という表示をしばらく眺め、結果が出たら登録をリクエストする。 ライブテストに入ると1分から2分は返ってこない。 これを、最近足したページの数だけ繰り返すことになる。
事例のページ3本を含めて、順に片づけさせた。 5件目、6件目、7件目と報告が上がってくるあいだ、自分はその画面を見ていない。 待ち時間の見張りを人がやる必要はない、というのがこの作業でいちばん効いた点だった。
順位は実際に検索して確かめた
インデックスされたというのは、載る資格ができたという話でしかない。 何位に出るのかは、検索してみないとわからない。 想定している検索語をいくつか渡して、検索結果のページから順位を拾ってもらった。 CAPTCHAには当たらなかった。
結果はばらついた。 いちばん上に食い込んでいる語で4位だった。 8位と9位のものもある。 そして、いくつかの語ではどこにも出てこなかった。
順位は測った瞬間に記録へ落とさないと、次に比べられない。 そのつど「上がった気がする」で終わらせないために、日付と検索語と順位を並べた定点観測の記録ファイルを作らせた。 次に測るときは差分だけを見ればいい。
タイトルを書き直し、変えたページだけキャッシュを流す
順位が付いている語でも、検索結果に出ている文言が弱ければクリックされない。 4ページ分のタイトルと説明文、それにSNS共有用の記述を書き直した。 書き換えたあとにSEOのチェックを回して、抜けがないことを確認する。
配信はCDNを挟んでいるので、書き換えただけでは古い文言が出続ける。 全部を消すのは乱暴なので、変更した4ページだけを指定してキャッシュを流した。 本番で新しいタイトルが返ってくるのを確認してから、originへpushさせた。
途中で今月の利用上限に当たって、作業が止まった。 上限がリセットされたあとに「続きやってください」と言うだけで、止まったところから作業が戻った。 どこまで進んでいたかを自分で覚えておかなくていいのは、地味に助かる。
どこにも出てこない検索語をどうするか
どこにも出てこない語がいくつかある、という事実が残った。 今あるページは、そういう語を受け止める作りになっていない。 種別ごとにページを分けて新設すれば、その語に当たるページができる。
言われてみればそうかもしれない、とは思った。 ただ、ページを増やすほど中身の薄いページが並ぶ危険もある。 だから、その場では決めなかった。 やるかどうかを含めて、あとで判断する。
積み残しとしてGoogleタスクに登録させた。 背景と目的、やるとしたら何から手を付けるかを書かせて、期日も入れさせた。 数日後の自分が読んで意味がわかる形になっていればそれでいい。
弾かれた質問と、聞き直した質問
夜になって、別のことが気になり出した。 車の防犯だ。 リモコンキーを解析されて開けられるのが心配で、まずその仕組みを知りたかった。
最初の聞き方はまずかった。 「リモコンキーの通信を手元の機械で解析できないのか」と聞いたら、返ってきたのは回答ではなく、安全側の判定で弾かれたという通知だった。 解析の手順そのものを求める質問に見えたのだと思う。
聞き直した。 車の防犯対策をしたい、そのためにまず攻撃側の仕組みを知りたい、と目的を先に置いた。 今度は答えが返ってきた。
言い方を変えて通したというより、聞きたいことが実際に変わったのだと思う。 最初の質問は「解析できるか」であって、防ぐ話ではなかった。
守るべき場所はどこだったか
返ってきた内容は予想と違った。 暗号を解読して車を開ける攻撃は、実際にはほとんど起きていないという。 主流は二つに分かれる。 キーとの距離をだます手口(リレーアタック)と、キーを一切使わずに車の配線側から入る手口(CANインベーダー)である。
防ぐ側から見ると、この二つは打つ手がまったく別になる。 片方はキーの電波が届く範囲の話で、もう片方は車体そのものに触られる話だからだ。 自分が心配していた「暗号を破られる」は、そもそも守るべき場所ではなかった。
調べたことの置き場所
調べただけだと数日で忘れる。 前日に作ってあった錠前の仕組みの解説コンテンツを開き直して、今日調べたことを差し込める場所を探させた。 ブラウザで表示させ、構成を見ながら、どこに入れるのが自然かを決めて入れてもらった。
自分の頭の中にしかない知識は、次に必要になったときに出てこない。 すでに人に見せる形になっているものに足しておけば、次は読み返すだけで済む。 今日の調べものが残ったのは、シミュレーターという置き場所が先にあったからだった。
気づいたこと
- インデックス登録のリクエストは1件ずつしか通らない。数があるなら、待ち時間を人が見張らない形に寄せる
- 順位は測った瞬間に記録へ落とす。記録が無ければ、次に測っても比較にならない
- 質問が弾かれたときは、言い方の工夫を探す前に、自分が本当に聞きたいことを言い直す
残したこと
- 新しく足したページのインデックス状況を確認し、登録をリクエストした
- 主要な検索語の順位を実測して定点観測の記録に残した
- 4ページのタイトルと説明文を書き直し、キャッシュを流して本番に反映した
- 種別ごとのページを新設するかどうかを決める(積み残しとして登録済み)
- 書き換えたタイトルが効いたかどうかを、同じ検索語でもう一度測る