検索順位の定点観測からクエリ単位のキーワード設計へ切り替えた日
検索順位の定点観測からクエリ単位のキーワード設計へ切り替えた日
固定クエリ20本の定点観測
定期モニタリングとして、支援先サイトの検索順位を測ってもらった。 手順は過去のメモに残してあるので、まずそれを読ませて再現させる。 リポジトリの同期状態とブラウザの接続を先に確かめてから測り始めるという順番まで、メモどおりに動いた。
固定クエリ20本を全数測ると、上昇が7本、下落が4本、維持が9本だった。 1本は2位から1位に上がり、別の1本は圏外から9位に入って初めて1ページ目に載った。 サイトは前回の測定から一度も触っていない。
数字だけ見れば悪くない。 ただ、狙っているキーワードで1位を取れていない。 そこがつらい。
トップページが一段強くなった一方で、下層のページが自力で取っていた枠は軒並み後退している。 上昇7という数え方では、その入れ替わりが見えない。
5位から圏外へ落ちた1本は、別コンテキストで測り直させて裏を取った。 測るたびに順位が揺れるのは織り込んでいる。 それでも、5位から消えるとなると揺れでは片付けにくい。
クエリ単位で狙いにいく
そこで方針を変えることにした。 あらかじめ決めた固定クエリの上下を記録し続けるのではなく、Search Console に実際に出ているクエリを起点にして、語ごとに順位を取りにいく。
計画を書かせる前に、材料を数字で揃えさせた。 Search Console に出ている実クエリのうち固定クエリに入っていない語について、現在地を測らせる。 1位を取っている個社サイトが1つだけあったので、中身も読ませた。 下層ページで狙う語がどれだけ扱われているかも実測させている。
論拠は1枚の図にしてもらった。 どこが空いているかは、文章で並べるより図のほうが早い。 描かせたあとで描画を確認してから、計画書の執筆に進ませた。
Codex レビューで出た期間の読み違い
計画書ができた時点で、Codex にレビューを回させた。 私に見せる前にレビューを通す、という順番を決めてある。
指摘は5点。 そのうち1点は期間の読み違いだった。 確かめたら事実だった。 しかも、その直前に書かせた測定記録にも同じ誤りが入っていた。
計画書だけ直しても、記録のほうには誤りが残る。 記録側から先に直させた。 レビューは目の前の成果物に対して返ってくる。 ただ、指摘の根が読み違いなら、その読み違いで書いた別の成果物にも同じ穴が空いている。
計画書は全面的な書き直しになった。 再レビューで3点残り、直してもう一度出したところで承認が出た。 レビュー用のHTMLを開いたら、太字の記法が1箇所そのまま画面に出ていた。 他にもないか調べて直させている。
モデルを切り替えての再レビューと実装の委譲
モデルを切り替えたので、その状態で計画をもう一度レビューさせた。 あわせて、Codex のレビューが済んでいるかを確認した。 2往復して承認まで行っていた。 骨子を変える必要はなかったので、実装はそのまま任せた。
固定クエリの追加と、既存ページの説明文の書き換えから入らせる。 説明文は84字から70字へ縮め、根拠にはページに既出の文言だけを使わせた。 新しいページは既存ページを雛形にした。 規約と内部リンクの差し込み先を先に確認させてから書かせている。 本体は441行になり、内部リンクは5か所入れさせた。
表示は実測させた。 モバイル幅で横のはみ出しがないこと(scrollWidth と clientWidth がどちらも390)まで確認させ、先頭画面のスクリーンショットも撮らせた。 公開前に順位を数本測り直させたところ、1本は圏外のまま、1本は8位から6位に上がっていた。
料金の但し書きを、書くと決めてから書かないと決め直す
新しいページを作る途中で、料金表記の扱いが一度ひっくり返った。
はじめは、表示している金額に何が含まれるかを書き添える方向で確定した。 ところがコミットの直前になって、これを取り下げた。 内容によって含まれるものが変わりそうだからだ。 「含む」と書いてしまうと、変わったときに書いたほうが嘘になる。
含むと書くか含まないと書くかを選ぶのではなく、その但し書き自体を落とすことにした。 既存ページには「状況により異なる」という趣旨の免責文がすでにある。 新しいページもそこへ揃えれば、表記がページ間でぶれない。 計画書のほうにも同じ記述が3か所残っていたので、今日の判断に合わせて書き換えさせ、そのままコミットに含めた。
決めたあとに決め直すのは手戻りに見える。 それでも、公開前に気づいたぶんは安い。
学習ゲートを通してからコミットとデプロイ
コミットは学習ゲートで止まった。 このリポジトリには登録済みの概念がなかったので、新しく作って出題させた。 5問すべて正解して受領証が出たので、そのままコミットに進んだ。 デプロイとプッシュまで通している。
インデックス登録リクエストの空振り
公開したあと、Search Console の URL 検査にかけた。 本番 URL は「URL が Google に登録されていません」と出た。 新規ページなので、ここは想定どおりの表示になる。
登録リクエストのボタンを押させた。 ところが、送信を示す表示が取れない。 スクリーンショットとアクセシビリティスナップショットの2通りで画面の実状態を確かめさせたら、ボタンは「インデックス登録をリクエスト」のまま動いていなかった。 押したつもりで、押せていない。 ボタンを取り直して押し直させ、そこで受理まで確認した。
画面を1通りしか見ていなければ、押しただけの状態を送信済みとして記録に残していた。
確認日をタスクに置く
URL 検査は、リクエストしてすぐ結果が出るものではない。 9月4日に確認するタスクを Google タスクへ登録させた。 必要そうなものを他にも入れさせて、合計4件になった。 いずれも登録後に期日とノートを読み直させ、実在を確認させている。
学び
- 上昇と下落を件数だけで数えると、ページ単位の入れ替わりが消える。どこが上がってどこが下がったかまで分解しないと、方針の判断材料にならない
- レビューの指摘は、目の前の成果物より前に遡ることがある。読み違いを指摘されたら、その読み違いで書いた別の成果物を探す
- 「含む」と書く但し書きは、条件が変われば嘘になる。ぶれる要素は、書き方を選ぶ前に「書かない」を選択肢に入れる
- 画面操作の結果は、1通りの確認だと空振りを見逃す。スクリーンショットとアクセシビリティスナップショットのように、別経路で2回見る
- 期日つきのタスクは、登録して終わりにせず、読み直して実在を確認する