24h決算ビートスキャン(2026-07-27): CLSがビート&レイズの本命、APLDは売上+171%の異常値

開発financial-data

24h Earnings Beat Scan(2026-07-27 〜 2026-07-28)

2026-07-27(月)引け後発表分。発表日は各銘柄とも X の一次ポストで 2026-07-27 と確認済み。7/28 プレマーケット組(PYPL / BA / UPS 等)はスキャン時点で未発表のため対象外。ガイダンスの surprise% は Koyfin コンセンサス(fq1 = 次四半期 / fy0 = 当会計年度)との突合で算出した。

サマリ

ビート&レイズ銘柄(ガイダンスがコンセンサス +5% 超え): 4

  • CLS: Q3 売上ガイダンス +7.8% / EPS +10.8%、FY26 売上 +6.7% / EPS +9.9%。AH +7〜8%
  • SANM: Q4 EPS ガイダンス +10.2%、FY26 EPS +7.6%(売上はほぼ並み)。AH +2.8%
  • AMKR: Q3 EPS ガイダンス +19.3%(ただし売上ガイダンスは -5.4% と軽い)。AH は乱高下後ほぼフラット
  • NVTS: Q3 売上ガイダンス +26.6%(小型・EPS は赤字並み)。AH まちまち

ガイダンス数値なしだが実績が大幅ビート: 1

  • APLD: 売上 $258.7M vs est $95.3M(+171%)、調整後 EPS 黒字転換。15年 take-or-pay 契約3件(810MW / $20.2B)を発表

実績ビート(ガイダンスは並み): 2

  • FFIV: EPS 実績 +18.3%、FY26 EPS ガイダンス +4.7%(5% 届かず)
  • RMBS: EPS 実績 +7.7%、Q3 ガイダンスはコンセンサス並み

CLS Celestica — 本命のビート&レイズ

CLS(Celestica)はカナダの EMS(電子機器の受託製造)大手。ハイパースケーラー向けのネットワークスイッチや AI サーバーなどデータセンター機器の設計・製造(CCS セグメント)が成長ドライバーで、AI 設備投資の恩恵を最も直接受ける製造受託の一角。

CLSの売上とEPSについて実績・次四半期ガイダンス・通年ガイダンスをコンセンサスと比較した棒グラフ。全6項目でコンセンサスを上回る
図1: CLSは実績・次Qガイダンス・通年ガイダンスの全6項目でコンセンサスを上回った
  • 発表: 2026-07-27 引け後(Q2 2026)/ AH +7〜8%
  • 実績: 売上 +62% YoY・EPS +83% YoY / Gross Margin (Non-GAAP) 11.5% vs 11.3%(+0.2pp)
  • ガイダンスレンジ: Q3 売上 $5.25B-$5.55B / EPS $2.88-$3.08(チャートは中央値)。FY26 は売上 $20.5B($19.0Bから)・EPS $11.30($10.15から)・調整後営業利益率 8.4%・FCF $600M
  • ✓ FY26ガイダンス全面レイズ + 2027年は「65%を超える増収加速」とコメント
  • ✓ CCS(AI/データセンター)セグメント +84% YoY

Source: → @wallstengine の決算ハイライト / → @jimmyhuli のまとめ


APLD Applied Digital — 売上+171%の異常値と新規$20.2B契約(累計$36B)

APLD(Applied Digital)は米ノースダコタ拠点の AI データセンター事業者。暗号資産マイニング向けホスティングから転換し、ハイパースケーラーへの長期リース(HPC ホスティング)と GPU クラウドを手がける。売上は SaaS のように毎月積み上がる型ではなく、建屋が稼働してリースが始まった瞬間に段差で乗る型。

APLDの売上実績258.7百万ドルとコンセンサス95.3百万ドルを比較した棒グラフ。171%の上振れ
図2: APLDの売上実績はコンセンサスの2.7倍。調整後EPSは赤字予想に対し黒字転換
  • 発表: 2026-07-27 引け後(Q4 FY2026・期末 2026-05-31)/ AH +4%
  • 実績: 売上 +407% YoY(FY $611M・+167%)/ GAAP EPS -$0.39 vs -$0.28(ミス)/ Adj EBITDA $42.4M
  • 売上の内訳: テナント向けフィットアウト(内装整備)サービス約 $152.4M が最大の押し上げ要因(一過性)。Polaris Forge 1 キャンパス1棟目のフル稼働でデータセンター賃料 $50.6M(うちベース賃料 $44.1M)が新たに乗った。+171% の大半は経常収益ではなくこの段差と一過性収益で、コンセンサスはこのタイミングを織り込めていなかった
  • 契約: 15年 take-or-pay ハイパースケーラー契約3件で +810MW・基本契約収益 $20.2B。契約済みITロード合計 1.4GW・基本リース収益 約$36B
  • ✓ ネオクラウド級の売上サプライズ(コンセンサスの2.7倍)
  • ✗ GAAP は投資フェーズで赤字継続(SBC・capex 重い)

Source: → @schaeffers の速報 / → 拡散ポスト(数値対比)


SANM Sanmina — EPSガイダンスの二段レイズ

SANM(Sanmina)は米国の EMS 大手。通信機器・クラウドインフラの受託製造が主力で、ZT Systems の製造部門買収により AI サーバーの大規模組立を取り込んだ。Celestica と同じ「AI 設備投資の製造受託」枠の銘柄。

SANMの売上とEPSについて実績と次四半期・通年ガイダンスをコンセンサスと比較した棒グラフ。EPSガイダンスがコンセンサス超え
図3: SANMはEPSガイダンスが次Q +10.2%・通年 +7.6%のコンセンサス超え。売上は並み〜軽い
  • 発表: 2026-07-27 引け後(Q3 FY2026)/ AH +2.8%
  • 実績: 売上 +70% YoY(ZT Systems買収 + クラウド/AI)/ Gross Margin 10.5%(前年 8.9% から拡大)
  • ガイダンスレンジ: Q4 売上 $3.3B-$3.6B / EPS $3.05-$3.35(チャートは中央値)。FY26 売上 $14.0B-$14.3B / EPS $11.90-$12.20
  • ✓ クラウド/AIインフラセグメント +173%
  • ✓ EPSガイダンスは次Q・通年ともコンセンサス超え(売上は並み〜軽い)

Source: → @sec_filings_bot の速報 / → @EmmanuelInvest の詳細


AMKR Amkor — EPS+45%ビートだが売上ガイダンスは軽い

AMKR(Amkor Technology)は半導体の後工程(組立・テスト)を受託する OSAT の米大手。ロジック・メモリの先端パッケージングが主戦場で、NVIDIA との先端パッケージング協業など AI 半導体の後工程需要を取り込む位置にいる。

AMKRの売上とEPSについて実績と次四半期ガイダンスをコンセンサスと比較した棒グラフ。EPSが大幅上振れ、売上ガイダンスは5.4%下振れ
図4: AMKRはEPSが実績 +45.4%・ガイダンス +19.3%と大幅超過、売上ガイダンスだけコンセンサス比 -5.4%と軽い
  • 発表: 2026-07-27 引け後(Q2 2026)/ AH -5% → ほぼフラットへ回復
  • 実績: 売上 +26% YoY(Q2過去最高)/ Gross Margin 16.8%(+480bps YoY)
  • Q3 ガイダンスレンジ: 売上 $1.95B-$2.05B / EPS $0.72-$0.82 / Gross Margin 18.5%-19.5%(チャートは中央値)
  • ✓ EPS実績+45%、EPSガイダンス+19%、マージン急拡大
  • ✓ NVIDIA先端パッケージング協業に言及
  • ✗ 売上ガイダンスはコンセンサス比 -5.4% と軽い

Source: → @WOLF_Financial の速報 / → @StockMKTNewz の拡散


FFIV F5 — 実績EPS+18%、ガイダンスレイズは5%未満

FFIV(F5)はロードバランサ「BIG-IP」で知られるアプリケーションデリバリとセキュリティの老舗。企業のマルチクラウド環境でのアプリ配信・API 保護が主力で、ハードウェア(systems)更新サイクルが決算を左右する。

FFIVの売上とEPSについて実績と次四半期・通年ガイダンスをコンセンサスと比較した棒グラフ。EPS実績が18.3%上振れ
図5: FFIVはEPS実績 +18.3%が主役。ガイダンスのレイズは対コンセンサスで +5%未満に留まる
  • 発表: 2026-07-27 引け後(Q3 FY2026)/ AH 約+4%
  • 実績: 売上 +11% YoY(プロダクト+19%)/ Gross Margin (Non-GAAP) 約84.2%(拡大)
  • ガイダンスレンジ: Q4 売上 $870M-$890M / EPS $4.14-$4.26(チャートは中央値)。FY26 は売上成長 9-10%(7-8%から引き上げ)・EPS $17.21-$17.33
  • ✓ FY26レンジを売上・EPSとも引き上げ
  • ✗ ガイダンスの対コンセンサス surprise は全て +5% 未満(実績ビート主導)

Source: → @sec_filings_bot の速報 / → @FintwitAi のまとめ


RMBS Rambus — 実績ビートのみ、ガイダンスは並み

RMBS(Rambus)はメモリインターフェースの IP・チップ設計会社。サーバー DRAM モジュールに載る RCD などの DDR5 周辺チップと特許ライセンス収入が柱で、サーバーメモリの世代交代(DDR5・MRDIMM)が追い風になる。

RMBSの売上とEPSについて実績と次四半期ガイダンスをコンセンサスと比較した棒グラフ。実績はEPSが7.7%上振れ、ガイダンスは並み
図6: RMBSはEPS実績 +7.7%の実績ビートのみ。次Qガイダンスはコンセンサス並み
  • 発表: 2026-07-27 引け後(Q2 2026)/ AH +1.5〜3.7%
  • 実績: 売上は過去最高・自社ガイド超え / EPS +24% YoY / プロダクト収益 +22% YoY(AI/メモリインターフェース)
  • Q3 ガイダンスレンジ: 売上 $210M-$216M / EPS $0.75-$0.82(チャートは中央値)
  • ✗ ガイダンスはコンセンサス並み(ビート&レイズには該当せず)

Source: → @robot2trade1 のまとめ


NVTS Navitas — 小型だがQ3売上ガイダンス+26.6%

NVTS(Navitas Semiconductor)は GaN(窒化ガリウム)と SiC のパワー半導体設計会社。スマホ急速充電器向けが出発点で、AI サーバー・データセンター電源の高効率化需要への展開を狙う小型株。

NVTSの売上について実績と次四半期ガイダンスをコンセンサスと比較した棒グラフ。次四半期ガイダンスが26.6%上振れ
図7: NVTSはQ3売上ガイダンスがコンセンサス +26.6%。EPSは赤字圏で並み
  • 発表: 2026-07-27 引け後(Q2 2026)/ AH まちまち(初動下→安定)
  • 実績: Gross Margin 約40% / 下期は2桁の連続成長・高出力/AI向けへシフトと説明
  • ✓ 売上ガイダンスがコンセンサスを大幅超過(小型株・絶対額は小さい)

Source: → @schaeffers の速報


除外メモ

  • CDNS(2026-07-27 発表): EPS 実績 $2.11 vs $2.06(+2.7%)、FY26 EPS ガイダンス mid $8.10 vs Koyfin $7.96(+1.7%)。レイズはしたが surprise 5% 未満のため基準外(AH +5%・受注残 $8.1B は記録として残す)
  • NUE / ESI / UHS: サプライズ 5% 以上の確証が取れず除外
  • NVDA / MU / SNDK: /check-earnings 側で別途取り込みのため対象外(本日の言及なし)
  • 7/28 プレマーケット発表組(PYPL / BA / UPS 等)はスキャン時点で未発表

注: 数値は X 投稿での言及範囲を集約したもの。コンセンサスは Koyfin(無料枠)の fq1 / fy0 スナップショットと突合した。確定値は各社 IR の決算リリース本文で確認すること。

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