2026-08-31 の決算ビート: SAIC が通年EPSガイダンスでコンセンサスを +7.5% 上回る
サマリ
対象窓は 2026-08-31 〜 2026-09-01。発表日が窓内であることを確認できた銘柄のうち、抽出基準(ガイダンスまたは実績が対コンセンサス +5% 以上)を満たしたのは1件だった。
ビート&レイズ(ガイダンスがコンセンサス超え): 1件
- SAIC(サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナル): 通年 FY2027 の調整後 EPS ガイダンスを $9.90〜10.10 から $10.65〜10.75 へ引き上げ、発表前コンセンサス $9.95 に対して +7.5%。実績 EPS も +30.3%
実績が +5% 以上ビート(ガイダンスは +5% 未満、または対応コンセンサス不明): 0件
窓のうち米国の取引日は 8/31(月)のみで、9/1(火)のセッションはこの記事の執筆時点でまだ始まっていない。前回のスキャン記事(対象窓 8/21〜8/31)は 8/31 の日本時間の朝に作っており、8/31 の米国市場での発表はまだ出ていなかった。したがって今回と内容の重複はない。
薄い日だった。8/31 に決算を出した米国企業自体が少なく、確認できた発表は SAIC と PXS(パイクシス・タンカーズ)の2件。PXS はアナリストのコンセンサスが公表されておらずサプライズ率を計算できないため、除外している。
SAIC — サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナル
SAIC(Science Applications International Corporation)は米国の政府向け IT サービス大手である。国防総省・情報機関・連邦民生機関を主要顧客に、システム統合やエンジニアリング、IT 運用の受託を手がける。受注残と book-to-bill、そして通年の調整後 EPS 見通しが決算のドライバーになる。決算発表は 2026-08-31 の寄り前。
- 発表日: 2026-08-31(寄り前)。対象四半期は Q2 FY2027(2026年7月期)
- 実績: 調整後 EPS $3.01(コンセンサス $2.31、+30.3%)、売上 $1.88B(コンセンサス $1.76B、+6.8%・前年同期比 +6%)
- 通年 FY2027 ガイダンス: 売上 $7.2B〜$7.3B(従来 $7.0B〜$7.2B)、調整後 EPS $10.65〜$10.75(従来 $9.90〜$10.10)
- 通年ガイダンスの対コンセンサス: 売上が中央値 $7.25B 対 $7.19B で +0.8%、EPS が中央値 $10.70 対 $9.95 で +7.5%(コンセンサスは x-search で拾った発表前の値)
- Koyfin の現時点の通年コンセンサスは EPS $10.18・売上 $7.21B。発表後に一部改定されているため、この基準で測ると EPS のビート幅は +5.1% に縮む。次四半期(3Q FY2027)のコンセンサスは EPS $2.38・売上 $1,824.56M で、会社側の四半期ガイダンスは確認できなかった
- 営業利益率は GAAP 8.1%、非GAAP 11.6%。粗利率のガイダンスは開示情報が見当たらない(n/a)
- ✓ 通年 EPS ガイダンスがコンセンサスを +7.5% 上回る。実績も EPS +30.3%・売上 +6.8% で、この窓で唯一のビート&レイズ
- ✗ 売上側の上振れは通年ガイダンスで +0.8% にとどまり、トップラインが伸びる話にはなっていない
- ✗ book-to-bill が 0.6倍と軟らかい、という指摘が分析ポストにあった。受注の先行指標としては弱い
株価の反応は、伝えられた数字と実測が食い違っている
X 上では「寄り前 +7%」「shares jump 8%」と伝えられていたが、stockanalysis.com の日足で見た 2026-08-31 の終値は $128.22、前日比 +1.79% である。高値からの押し戻しがあり、引けまでに寄り前の上げ幅の大半を返した計算になる。出来高は約185万株で、直前の数日(40〜85万株)より膨らんでいる。
見出しの「+8%」だけを見て反応の大きさを判断すると実態を取り違える。ガイダンスの引き上げ幅は評価されたが、引けまで買いが続く形にはならなかった。
出典: x-search(Grok)による X 投稿の要約。実績・ガイダンス・コンセンサスの数値は → Wall St Engine の決算ハイライト / → 従来ガイダンスとの比較(@CHItrader) / → 発表日と営業利益率(@stock_duty) / → 寄り前発表であることの確認(@eomorfik)。通年・次四半期のコンセンサスは Koyfin から取得。株価は stockanalysis.com の日足
除外した銘柄
- PXS(Pyxis Tankers): 発表日は 2026-08-31 で窓内。GAAP EPS $0.27(前年同期 −$0.19)、売上 $12.1M(前年同期比 +32.6%)と好調で、調整後 EBITDA は $6.5M(+443%)だった。ただしアナリストのコンセンサスが公表されておらず、サプライズ率を計算できない。抽出基準は「対コンセンサス +5% 以上」なので、前年同期比だけでは基準を満たしたと言えない。参考として、Q3 の稼働日数の 87〜100% を平均 $22.3千ドル/日 前後で既に手当て済みと会社側が説明している
- MBUU(Malibu Boats): 一部の 8/31 まとめポストに「ビート」として載っていたが、実際の発表は 8/27 ごろで窓外。除外
- HLF(Herbalife): 8/31 発表だがガイダンスは in-line
- CANG(Cango): 8/31 引け後発表でミス
- NIO / DELL / MDT / RZLV / YEXT / PANW / MDB など: 9/1 に発表予定として決算カレンダーに載っていたが、執筆時点で発表そのものが未了。予定は窓内でも結果が出ていないため対象外
- NVDA / MU / SNDK:
/check-earningsの別ルートで取り込み済みのため、本スキャンでは常に除外
注意
- 銘柄の抽出と数値は x-search(Grok)による X 投稿の要約に基づく。引用元のポストどうしでも数字が割れることがあるので、確定値は各社 IR の決算リリース本文と 8-K で確認すること
- 通年・次四半期のアナリストコンセンサスは Koyfin から取得したが、決算発表後は改定が入るため、発表前コンセンサスとは値が異なる。本記事では両方を併記している
- 株価は stockanalysis.com の日足終値から算出した実測値。X 投稿で伝えられた寄り前・時間外の変化率とは別物として扱っている