保有銘柄デイリーニュース(2026-08-05): NVDAだけ逆行高、AMDは決算をビートしても-7%

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保有銘柄デイリーニュース(2026-08-05)

結論

  1. AMD の -7% は、ダブルビートを2つの悪材料が同時に潰したもの。 売上・EPS ともコンセンサス超えだったが、①設備投資が想定の約3倍($298M → $808M)、②その40〜50分後にイーロン・マスクが「SpaceX は NVIDIA の GPU のみを使う」と表明、の2発が同じ時間外の1時間に着弾した。片方だけでは説明がつかない
    • マスク氏は AMD を名指ししておらず、技術的な批判もしていない。言ったのは「Vera Rubin が最良のアーキテクチャ」というアーキテクチャ水準の比較判断だけ。「AMD の方向性への疑義」を投げたのは市場のほうで、争点は「AMD はセカンドソースを脱してプラットフォームになれるのか」に移っている
  2. NVDA の +3.43% は同じ発言の裏返し。 AMD から抜けた分が NVDA に乗る形で、軟調なセクターのなかを1社だけ逆行高した。この日の半導体は「AI への支出を払う側」と「受け取る側」で符号が割れた
  3. 決算のハードルが上がりきっている。 SNDK は売上 +372%・EPS 大幅超えでも、次四半期ガイダンスが数%届かないだけで時間外が下げた
  4. 供給側の絵は変わっていない。 2027年の DRAM/HBM 完売報道と NAND 契約価格 +10〜15% の見通しは、この日の株価の下げとは別の話として残っている。SKハイニックス +5.77%、サムスン +2.50% はそちらを見ている

値動きサマリ

銘柄終値前日比その日の主な材料
MU(マイクロン)$893.19+0.06%銘柄固有の材料なし。前日 +7.62% の消化と引け際の失速
NVDA(エヌビディア)$219.22+3.43%SpaceX が AI インフラに NVIDIA GPU を独占採用と表明
SNDK(サンディスク)$1,350.50-5.40%引け後の決算を前にした手仕舞い。決算自体は大幅ビート、ガイダンスが小幅未達
AMD$482.05-7.04%前日引け後の決算(CapEx が想定の約3倍)+ ほぼ同時刻のマスク「SpaceX は NVIDIA のみ」発言
SKハイニックス(000660.KS)₩1,668,000+5.77%2027年の DRAM/HBM 完売報道、株主還元拡大の表明、外国人の大幅買い越し
サムスン電子(005930.KS)₩246,000+2.50%同上。加えて3Dメモリ/zHBM のロードマップ公開

株価は stockanalysis.com(米国株)と Naver 금융(韓国株)の終値。韓国の2銘柄は同じ 8月5日でも取引時間が米国より先行するため、上の +5.77% / +2.50% が反映しているのは前日(8月4日)の米国市場である点に注意。

その日の地合い

  • ダウは連日の最高値更新。一方でナスダックは -0.83%、半導体(SOXX)は -1.0〜-1.4%と、指数の中で明確に割れた
  • 7月の ISM 非製造業景況指数は 54.1。これで相場全体はいったん落ち着いたが、半導体の中の優劣は変わらなかった
  • ホルムズ海峡をめぐる合意期待から原油が下落(WTI $75台)、代わりに金 +4.1%、銀 +4.1%、金鉱株 +7.4% へ資金が回った
  • 貫いていたのは「AI への支出を、それに見合うキャッシュフローで説明できるか」という視線。SpaceX(SPCX)が四半期 $158億の AI 向け設備投資を嫌気されて2桁下落したのが、その象徴だった

MU マイクロン +0.06% — 3連騰だが引け際に失速

銘柄固有の材料は見つからなかった。 前日 8月4日の +7.62% は Palantir の決算が AI ハードウェア全般に波及したもので、この日はその消化に終始した。

  • 日中高値 $928.98 / 安値 $881.20。一時 +2〜3% まで買われたが、引けにかけて売られて +0.06% で着地した
  • 引け際の1本の SPY 出来高(244万株、その日最大)で $915.79 → $892.70 まで押し戻された、と時間軸を追っていたアカウントが指摘している
  • 出来高 3,313万株。$740 の下値から $900 手前まで戻したところで、$930 のブレイクを試して跳ね返された形
  • セクター内では相対的に強い部類だった。この日 SOXX が下げるなかで NVDA と並んで踏みとどまり、市場の関心は引け後の SNDK / WDC の決算に移っていた

直近21営業日のレンジは $739〜$991.64。年初来高値からは -26.4% の位置にある。

Source: → 元ポスト(@TheBenchTrades) / → 元ポスト(@DV_Memetics) / → 元ポスト(@ridetheleaders)


NVDA エヌビディア +3.43% — SpaceX の独占採用で1社だけ逆行高

軟調な半導体セクターのなかで、この日 NVDA だけが上げた。理由ははっきりしている。前日8月4日の夕方、SpaceX の初回決算説明会でイーロン・マスク氏が、同社の AI インフラを NVIDIA のプロセッサで「独占的に」構築すると述べたためだ(AMD のセクションで扱った下落材料と、同じ一件の裏表)。

  • 発言の中身は、Vera Rubin NVL72 を最適化して使うこと、AI 計算能力を約 2GW から2027年末までに約 10GW へ拡大する計画
  • これを受けて「1GW あたり約 $500億」(ジェンスン・フアン氏が過去に示した数字)を当てはめ、SpaceX だけで巨額の増収余地になるという試算が X で広く出回った。ただしこれはポスト主が外挿した数字であって、会社が示したものではない
  • 同じ発言が AMD と Intel には逆風になった。BNP Paribas は、この規模の投資が再び GPU 不足を招きうると指摘している
  • オプションのフローも NVDA に強気プレミアムが集中し、AMD / INTC には弱気側が寄っていた。AI トレードが1社に絞られていく動きが値動きにそのまま出た形
  • 一方、発言の主である SpaceX(SPCX)自身は、四半期 $158億の設備投資と8月6日の 9億1,100万株のロックアップ解除を嫌気されて -12〜13% 下落した

「セクター内のローテーションで上がっただけ」ではなく、銘柄固有の好材料が起点になり、そこに質への逃避が乗った、というのが複数のポストに共通する見方だった。

Source: → 元ポスト(@StockStormX) / → 元ポスト(@Speculator_io) / → 元ポスト(@toushikaka) / → 元ポスト(@blueStockmarket)


AMD -7.04% — ダブルビートに、CapEx とマスク発言が同じ1時間で重なった

8月4日の引け後に決算。売上・EPS ともコンセンサスを上回るダブルビートで、データセンター売上は倍増。それでも時間外で -6.7〜-10%、翌5日の通常取引でさらに -7.04%。2日で約 -15% になった。

売られた理由は1つではなく、同じ時間外の1時間に2発着弾している。ここを分けずに「決算が悪かった」と要約すると事実を取り落とす。

着弾の順序(すべて米国東部時間 8月4日)

時刻出来事
16:00 頃AMD が Q2 決算を発表。売上・EPS ともビート。同時に CapEx $808M(想定 約$298M)が判明し、時間外で -9% 前後まで下落
16:40〜16:51 頃SpaceX の初回決算説明会でマスク氏が「NVIDIA 独占」を表明。同 16:51 に本人が X へ投稿。AMD の時間外の売りはここで上乗せされた
翌 8/5 プレマーケット-5〜-8.7% で推移し、そのまま安寄り → -7.04% で引け

マスク氏の X 投稿は次の一文だけで、AMD もリサ・スー氏も名指ししていない

SpaceX has committed to using Nvidia GPUs exclusively because they are the best.

決算説明会での発言も、確認できた範囲ではこの一節に尽きる。

Going forward, we've decided to build exclusively on Nvidia because we think the Vera Rubin architecture is the best architecture; we think it's the best AI computer, and we greatly value our close cooperation and partnership on many levels with Nvidia. So we're exclusive to Nvidia.

何を言い、何を言っていないか

ここは切り分けておく価値がある。「AMD の技術に疑問を呈した」という筋の発言は、X の投稿にも決算説明会の質疑にも見当たらない(ROCm・メモリ帯域・インターコネクト・ラックスケール・電力効率・推論適性のいずれについても、AMD を名指しした批判は確認できなかった)。

言っているのは1つだけで、「Vera Rubin が最良のアーキテクチャであり、最良の AI コンピュータだ」というアーキテクチャ水準の比較判断である。名指しはしていないが、「最良」と言い切って独占を決めた以上、追う側の評価は裏側で自動的に決まる。株価に効いたのはこの含意のほうだった。

そして市場は、そこから一段踏み込んだ読み方をした。

  • 「AI の競争はもう単体 GPU の話ではない。顧客はアクセラレータ・CPU・ネットワーク・ラック・ソフトをひとつの統合システムとして選んでいる。NVIDIA が既定のプラットフォームで、AMD は依然として代替肢にとどまる。Helios は NVL72 に対抗してその差を埋めようとする試みだ」
  • セカンドソースではもう足りない。顧客が『これ抜きでは組めない』と言うプラットフォームだと示せるかどうかを市場は見ている」
  • SpaceX は MI300 系ですでに AMD を一部使っていたとするポストが複数あり、「既存顧客が乗り換えた」と受け取られた。ただしこれは X 上の言及であって、両社が公表した事実ではない

つまり、「AMD の発展の方向性への疑義」は確かにこの日の相場に存在したが、発したのはマスク氏ではなく市場のほうだった。彼の発言は、その疑義に火をつける材料として使われた。

リサ・スー CEO は翌5日の CNBC でこれに応じ、SpaceX を「素晴らしいビジネス」と評したうえで「ワークロードに合った計算資源が必要になる。我々には強力なロードマップがあり、支援する用意がある」と述べ、CPU・GPU・FPGA を束ねた品揃えで関係は続くという立場を示した。GPU の独占採用そのものは否定していない。

どちらがより効いたかは見方が割れている。多数派は「本体の決算(高すぎた期待・CapEx・ガイダンスの物足りなさ)が主因で、マスク発言は増幅要因」。少数派は「一文で AMD を沈めた」と発言側を主因に置く。時間外の下落がすでに始まったところへ発言が乗った順序を踏まえると、前者が実態に近い。ただしマスク発言を抜くと -7% の説明はつかない

決算の中身

数字そのものは良かった。

項目実績 / ガイダンスコンセンサス判定
売上(Q2 2026)$11.5B(YoY +50%・過去最高)約 $11.28〜11.4Bビート
調整後 EPS$1.66(YoY +246%)約 $1.61〜1.62ビート
データセンター売上$6.7B(YoY +107%・全社の約58%)過去最高
調整後粗利率56%(YoY 約 +200bp)Q3 ガイダンスは 56% 横ばい
設備投資$808M約 $298M約3倍・最大の失望材料
Q3 売上ガイダンス約 $13.0B ± $300M(YoY +41%)約 $12.5B上回るが「強気筋の期待には届かず」
  • データセンターの営業利益は約 $21億。前年同期の赤字から一気に振れた。フリーキャッシュフローは $16億
  • Instinct は MI400 系(MI455X / MI430X)を投入。ラックスケールの Helios は9月末に初期出荷、Q4 に本格ランプ。Anthropic に最大 2GW 分の MI450、Microsoft Azure の拡張なども並んだ
  • ゲーミングは YoY -31%。クライアント +23%、組み込み +19%
  • リサ・スー CEO の語り口は一貫して強気で、データセンターは2027年にかけて「100% をゆうに超える」成長と説明している

つまり需要の話はむしろ良く、嫌われたのは「支出が先に立ち、回収が後になる」構図そのものだった。年初来でほぼ倍になっていた株価がその前提を織り込みきっていたところへ、最大級の新規顧客候補が競合を選んだという一報が重なった。

Source: → マスク氏の元投稿(@elonmusk) / → 決算説明会の発言(@preetkailon) / → 元ポスト(@KristinaParts, CNBC) / → プラットフォーム論の読み(@briefing_block_) / → セカンドソース論(@StackedGoblin) / → MI300 既存顧客からの乗り換えという見方(@LongGameEquity) / → 元ポスト(@RayLian) / → 元ポスト(@unfiltered7mind) / → 元ポスト(@amitisinvesting) / → 元ポスト(@CryptoTweets)


SNDK サンディスク -5.40% — 引け前は手仕舞い、引け後は「ビートしたが弱いガイダンス」

この日は日中と引け後で別々のことが起きているので分けて書く。

日中(-5.40%、通常取引)

決算を引け後に控えたポジション整理だった。同時に決算を出す WDC もほぼ同じ -5.36% で、値動きが揃っている。

  • 年初来で約 +460%。6月の高値からはすでに -38〜40% 押していたが、それでも積み上がったロングが重かった
  • オプションは決算後 ±12〜17% の変動を織り込んでいた。しかもストリートのコンセンサスが会社自身のガイダンス上限を上回っており、ハードルが高い状態だった
  • 同じ日の AMD の下落と、AI 設備投資への懐疑がそのまま読み替えられた
  • NAND の需給自体は締まったままで、契約価格は次四半期に +10〜15% が見込まれていた。売られた理由は需給ではなく持ち高

引け後(決算)

項目実績 / ガイダンスコンセンサス判定
Q4 FY2026 売上$8.97B(YoY +372%)約 $8.39〜8.48B(自社ガイド $7.75〜8.25B)大幅ビート
Q4 調整後 EPS$39.25約 $34.45〜34.96大幅ビート
粗利率84.6%高水準
Q1 FY2027 売上ガイダンス$10.3〜10.8B(中央値 $10.55B)約 $10.82B小幅に未達
Q1 FY2027 EPS ガイダンス$44〜46約 $44.72概ね一致
  • データセンター売上は約 $29.8億へ前四半期比で倍増。残存履行義務(RPO)は $59.8B まで拡大し、自社株買い枠を $140億積み増した
  • 価格フロア付きの長期契約(NBM)は FY27 でビットの5割超、FY28 で約3分の2をカバーする見通し
  • それでも時間外は下落した。スナップショットにより -3%〜-12.5% と幅があり、WDC は約 -11.7%。「良い決算でも、ガイダンスが期待に一歩届かなければ売られる」というこの日の相場そのものだった
  • 8月13日にインベスターデイが控えている

アナリスト目標株価は割れており、平均 約 $2,323、Evercore ISI が約 $3,100、Wells Fargo は $1,620(Hold)。サイクルのピークと見るか、契約モデルの転換と見るかで評価が分かれている。

Source: → 元ポスト(@nicosokufx) / → 元ポスト(@svmovingfwd) / → 元ポスト(@JP_Invests)


メモリメーカー: SKハイニックス +5.77% / サムスン電子 +2.50%

KOSPI は +3.76% の 6,598 で引け、電機・電子は +4.5〜5%。指数の約半分を占める2銘柄が牽引した。繰り返しになるが、韓国市場は米国より先に開くので、この日の上昇が織り込んでいるのは8月4日の米国市場(Palantir 決算による AI ハードウェア高)である。

材料は指数連動やフローだけではなく、セクター固有のものが複数重なっていた。

  • 2027年の生産枠が完売: DigiTimes が業界筋として、サムスン・SKハイニックス・マイクロンの3社とも2027年の DRAM と HBM の生産能力をほぼ売り切ったと報じた。顧客によっては要求量の6〜7割しか確保できていないという。NAND も近く埋まる見通しとされ、韓国勢とマイクロンの価格決定力の話として受け止められた
  • 株主還元の拡大: 両社とも記録的な利益を受けて還元強化をロイターへの声明で表明した。サムスンは持続可能な形での拡大で詳細は近く公表、SKハイニックスは年内に大幅な増額計画を出すとしている
  • 外国人の買い越し: SKハイニックスに約 6,595億ウォン、サムスンに約 5,778億ウォンと、この日の買い越し上位2銘柄。一方で機関投資家は両銘柄とも売り越しており、サムスンが引けにかけて伸び悩んだのはこの綱引きによる
  • 技術発表: サムスンは3Dメモリのロードマップと zHBM(AI アクセラレータ上に HBM 相当を垂直積層する構想)を公開。SKハイニックスはサンディスクと進める HBF(高帯域フラッシュ)を打ち出した
  • 価格: TrendForce の集計で DDR4 1Gx8 3200 のスポットが約 $42.11(8月4日までの週で +0.17%)、DDR5 16Gb は約 $51.33 と最高値圏。NAND は 512Gb TLC ウェハが +4.55% の約 $20.125。いずれも高値維持であって、この日跳ねたわけではない。完売報道の裏付けとして働いた
  • ドルウォンは 1,423〜1,424 前後。為替が主因の動きではない

MU への読み替えは素直に強気(同じ2027年完売の枠組みに入る3社目)。SNDK は HBF での協業と AI 需要という点では追い風だが、目先はガイダンスと持ち高の話が勝った。

Source: → 元ポスト(@Tesla_Optimus_K) / → 元ポスト(@marketradar_kr) / → 元ポスト(@trendforce) / → 元ポスト(@business)


x-search(Grok)で収集した X の投稿に基づく要約。値動きは stockanalysis.com(米国株)と Naver 금융(韓国株)の終値を実測したもので、投稿内の株価表記とは一致しないことがある(日中値と終値の違い)。決算数値・ガイダンスは投稿由来のため、最終確認は各社 IR のリリース本文で行うこと。対象セッション: 2026-08-05 / 検索期間: 2026-08-04〜2026-08-06。