NVIDIA 2026年 年次株主総会 — Jensen Huang 事業アップデート+議決結果+株主Q&A 全文和訳
NVIDIA Corporation(ティッカー: NVDA)が 2026年6月25日(米国時間) に開催した 年次株主総会 のウェブキャストを、原文の発言順に沿って日本語に翻訳した。構成は3部:
- 第1部: Jensen Huang(CEO)による事業アップデート(10節)
- 第2部: 議決結果(暫定)
- 第3部: 株主からの質問5問
::: callout 和訳メモ: この記事はNVIDIAの公式翻訳ではなく、当サイトが学習・記録目的で公開ウェブキャストを和訳・再構成したものです。投資判断には必ずNVIDIA投資家向けサイトの公式資料(年次報告書、Form 8K等)を参照してください。 :::
サマリー
- 生成AI→推論AI→エージェントAIへと進化し、AIが「実際に役立つ仕事」をするようになった。GitHubのPRは2026年初頭で前年比約3倍ペースに急加速
- データセンターは「ファイルを保管する倉庫」から「トークン(=知能の最小単位)を製造するAIファクトリー」に変わった。トークン1つ=利益1単位で、計算量が直接売上になる構造へ移行
- NVIDIAはチップ・システム・ネットワーク・ソフト・エコシステムを垂直統合した「AIファクトリーの全層」を握る唯一の企業。Vera Rubinの本格量産入り、Vera CPUによる新市場開拓、フリーキャッシュフローの50%以上を株主還元する方針で、長期成長を継続できる
第1部: Jensen Huang による事業アップデート
(議長より)それではJensenに事業アップデートをお願いし、その後に総会の暫定結果を発表し、株主からの質問にお答えします。
1-1. コンピューティングのパラダイム転換
NVIDIAにとっても、コンピューティング全体にとっても、これは並外れた1年だった。10〜15年ごとに、コンピュータ業界は丸ごとリセットされる。メインフレーム → PC → インターネット → クラウド → モバイル・クラウド、そして今回のリセットだ。今回のリセットは過去のどれよりも大きい。
60年間、人間がソフトウェアを書き、コンピュータが命令を実行してきた。このパラダイムが今、変わった。AIによって、コンピュータは理解し、推論し、計画を立て、ツールを使い、有用な仕事をこなせるようになった。コンピュータは単なる「道具」ではなくなった。AIの時代には、コンピュータ自身が道具を使いこなす「アシスタント」だ。そして、その延長として、**データセンターはもはや「道具小屋」ではなく、デジタル知能を生み出す「AIファクトリー(工場)」**になった。NVIDIAはこの新時代のコンピューティング・インフラを構築している。
1-2. AIの4段階進化と「コーディング」というキラーユースケース
2年前、ChatGPTに代表される生成AIが世界の注目を集めた。文章を書き、絵を描き、要約し、質問に答えた。次に推論AIが問題を考え抜くことを学んだ。そして今、エージェントAIが到来した。エージェントはツールを使い、メモリにアクセスし、コードを書き、他のエージェントを呼び出し、結果をテストし、仕事が終わるまで動き続ける。
ソフトウェア開発が、エンタープライズで最初に大きく花開いたユースケースだ。これは重要な意味を持つ — AIが「有用な仕事」をして初めて、AIは経済的に意味を持つ。トークンに価値が宿り、利益が出るようになると、計算需要が一気に加速する。
証拠を見てほしい。GitHubの開発者がマージしたPull Requestは:
- 2023年: 3億件
- 2024年: 4億件
- 2025年: 5億件 — ここまでは緩やかな右肩上がり
- 2026年初頭の数ヶ月: ペースがほぼ3倍に
3,000万人のソフトウェア開発者は年間およそ 3兆ドル の給与を得ており、その仕事は世界のGDPの 100兆ドル 規模の経済活動を下支えしている。エージェントによって、この同じ労働力が 9兆ドル 近いアウトプット(+ 6兆ドル の上乗せ)を生み出している。コーディングはあくまで需要ドライバーの1つに過ぎない。有用なAIは到来した。AIのROIの問いには答えが出た。すべての産業がエージェントAIの導入に向けて競争している。
1-3. 業績ハイライト(通期)
通期の主要KPIは次の通り:
- 売上高: $216B(+65% YoY)
- 営業利益: $130B(+60% YoY)
- 希薄化後EPS: $4.90(+67% YoY)
- 営業キャッシュフロー: $103B
- 株主還元: $41B
- データセンター売上: $194B(+68% YoY)
- 海外売上: $30B超(前年比3倍超)
Blackwellは、NVIDIAのインフラ・フットプリントを多様な顧客層に大幅に広げた — ハイパースケーラー、クラウドAIラボ、産業、エンタープライズ、ソブリン(政府系)顧客。モデルビルダーとハイパースケーラーは、それぞれ累積で数十万単位のBlackwell GPUを展開した。AIファクトリーの建設は、主要産業全体で急拡大している。Capital One、現代自動車グループ、Jane Street、Lillyといった企業がNVIDIAインフラをスケールさせている。AIインフラはもはや実験段階ではなく、本番稼働の段階に入った。
1-4. AIファクトリーという新産業(5層ケーキ)
AIは「モデル」以上のものだ。AIは新しい産業である。5層のケーキとして考えてほしい — エネルギー、チップ&システム、インフラ、モデル、アプリケーション。
| 従来のデータセンター | AIファクトリー |
|---|---|
| ファイルを保管し、配信する | トークンを製造する |
| — | トークンはコード、回答、設計、アクション、サービスに変わる |
| — | 有用なAI = 利益。トークン1つ = 利益1単位 |
これこそが、計算需要が並外れている理由だ。顧客はコンピュータを買っているのではなく、収益を生むAIファクトリーを建設している。ファクトリーのアーキテクチャが重要だ。問うべきは「このファクトリーはどれだけ収益を生めるか、そのコストはいくらか」だ。
1-5. Blackwell = 推論キング
推論はトークンを生成するプロセスであり、NVIDIA Blackwellがその標準を設定する。SemiAnalysisの InferenceX ベンチマークで、Blackwellは**「推論キング」**と認定された — 次点プラットフォームに対して、トークンあたりコスト最安、スループット30倍。アーキテクチャが致命的に重要なのはこのためだ。NVIDIA システムは購入時の単価では最安ではないかもしれないが、最安のトークン、最高のスループット、最大の収益を生む。
1-6. Vera Rubin = エージェント時代のAIファクトリー・プラットフォーム
Vera Rubinが次のステップだ。世代ごとに役割が明確になっている:
| 世代 | 設計思想 |
|---|---|
| Hopper | 事前学習(pre-training)用に構築 |
| Blackwell | 推論をラックスケールにもたらした |
| Vera Rubin | エージェント向けに構築 |
エージェントAIは、計算パターンを変える。エージェントは考え、ツールを使い、データベースにアクセスし、メモリを取り出し、コードを実行し、タスクが完了するまでアプリを繰り返し呼び出す。LLMがGPU上で思考を駆動し、CPUはそれに追いつかなくてはならない。CPUがボトルネックになれば、GPUは遊んでしまう。AIファクトリーにおいて、遊休GPUは失われた売上だ。だからVeraが重要だ。
Vera = エージェントのためのCPU。Rubin = 思考のためのGPU。NVLink、Spectrum-X、ストレージ、BlueField上のセキュリティ、ソフトウェアが、これらシステムを束ねる。
Vera Rubinは「チップ」ではなく「AIファクトリー・プラットフォーム」だ。エコシステムはすでに動いている。Vera Rubinは本格量産入りしており、主要なモデルビルダー、パブリッククラウド、AIクラウド、ハイパースケーラーすべてがその上で建設する準備をしている。
Veraはまったく新しい市場を切り開く。これまでのCPUは「人間用」に作られていた。私たちは「秒」で測られる世界に生きている。エージェントは「ナノ秒」で測られる世界に生きる。CPUがエージェントを待たせる瞬間ごとに、建物の中で最も高価なもの — GPU — が遊んでいることになる。だから私たちはエージェント用にゼロからCPUを設計した。Veraは当社史上最も重要な製品投入の1つになると確信している。すでに受注が入り始めている。
1-7. 3つのネットワーキング事業
NVIDIAは事実上、3つのネットワーキング事業を持つ唯一の会社だ:
- NVLink: ラック内のGPU群を「1台の巨大なコンピュータ」に統合(スケールアップ)
- Spectrum-X: AI向けに作られたEthernet。AIファクトリーをまたいでスケールアウト。他のEthernetネットワーキング勢の合計を上回る規模に成長
- InfiniBand: 世界最大級のAI/科学計算システム向けに最低レイテンシのネットワークを提供
3つを束ねることで、GPUからラック、データセンター内、データセンター間まで、AIファクトリーを階層横断で最適化できる。
1-8. CUDAフライホイール
CUDAは当社が行った最も重要な投資の1つだ。20年間、私たちは加速計算のための1つのアーキテクチャに専念してきた。その結果がフライホイールだ — 設置ベースが開発者を呼び、開発者がブレイクスルー・アプリを生み、アプリが新市場を切り開き、新市場が設置ベースをさらに広げる。このフライホイールは加速している。
CUDA-XはCUDA上のライブラリスタックだ。これらのライブラリこそがNVIDIAの「王冠の宝石」であり、科学と産業のもっとも難しい問題を解く — 計算リソグラフィ、最適化、ゲノム解析、物理シミュレーション、データ処理、ロボティクス、AI、無線ネットワークなど。今、これらのライブラリはエージェントのための道具になりつつある。今週、デジタル生物学と創薬向けエージェントのスイート「BioNeMo」を発表した。
NVIDIAは「垂直統合・水平開放」だ。フルスタックを自社で組み、エンドツーエンドで最適化したうえで、業界全体が乗れるように開く。
1-9. 2つの市場プラットフォーム(データセンター/エッジ)
事業は広がり、より多様になっている。理解しやすくするため、NVIDIAの事業を2つの市場プラットフォーム — データセンターとエッジ・コンピューティングで説明する。
| プラットフォーム | 含まれる市場 |
|---|---|
| データセンター | ハイパースケール / AC(AIクラウド/産業/エンタープライズ) |
| エッジ・コンピューティング | PC/ワークステーション/ゲーム/AI基地局/ロボティクス/自動車 |
これだけ多様な市場に対応できる理由は、アーキテクチャが1つ、ソフトウェアスタックが1つ、エコシステムが豊富だからだ。
1-10. フィジカルAI = 次の波
フィジカル(物理)AIはNVIDIAの次の成長の波だ。フィジカルAIは現実世界におけるエージェントAI。ロボット、自動車、工場が、動的な環境の中で知覚し、推論し、計画し、操作する。NVIDIAはこの分野を切り開き、フルループを構築している:
- AIファクトリー: モデルを訓練する
- Omniverse: バーチャル世界でシミュレーションする
- NVIDIA Jetson: ロボット内部で動作するコンピュータ
- Cosmos: それらすべてを動かす世界基盤モデル(World Foundation Model)
ロボットとロボットシステムは、輸送、製造、手術用ロボット、ホスピタリティ・サービスまで、業界横断で構築されつつある。直近の数ヶ月でAIには大きな加速が起きた。
Jensenの締めくくり
有用なAIは到来した。利益が出る。つまり「計算 = 売上」だ。Vera Rubinは本格量産入りした。Veraはエージェント向けのまったく新しいCPU市場を開きつつある。すべてのエンタープライズがエージェント企業になりつつあり、それらはNVIDIA上で動く。AIの時代はフルスロットルで進んでおり、NVIDIAはそれを支えるインフラを構築している。
成長に合わせて、R&D拡大、エコシステム投資、株主還元を続ける。配当と自社株買いプログラムを大幅に増やした。今年・来年・それ以降、フリーキャッシュフローの 50%以上を株主に還元する 計画だ。
第2部: 議決結果(暫定)
太平洋時間 9:33 a.m. に投票を締め切り、選挙監督官から暫定結果が確認された。
| 議案 | 結果 |
|---|---|
| 取締役10名の再任 | 全員、必要数の賛成で再選 |
| 議案2(詳細省略) | 承認 |
| 議案3(詳細省略) | 承認 |
| 議案4: 定款/規則の「絶対多数」要件を「単純多数」に置き換える | 承認 |
| 議案5 | 否決 |
| 議案6 | 否決 |
| 議案7 | 否決 |
最終投票結果は4営業日以内にForm 8KとしてSECに提出予定。これにて正式議事は閉会となり、株主Q&Aに移った。
第3部: 株主Q&A(5問)
事務局より、重複する質問をまとめて5問に集約してQ&Aが行われた。
Q1: AIインフラ建設の持続性と成熟時期
質問: 現在のAIインフラ建設の持続性はどうか。事業の主要ドライバーが成熟して成長が鈍化するのはいつか?
プレゼンで述べた通り、AIはモデル以上のもので、コンピューティングの根本的なシフトを意味する。60年で初めて、コンピューティングは「情報を保管・取得・送信する」ものから「知能を生成する」ものへと再発明されつつある。AIにおいてはトークンが知能の最小単位であり、それらは「AIファクトリー」と呼ばれる新型データセンターで製造され、収益化される。計算が増える → トークンが増える → 売上が増える。
この建設は 「数十年単位」 で測られる。電力網、交通システム、インターネットといった他の基幹インフラと同じく、人類史上最大級のインフラ建設になると考える。エージェントAIはこれを加速している — AIが初めて「実際の仕事」をして「実際の経済価値」を生み出しているからだ。AIファクトリーの需要は、今日のクラウドを大きく超えてエンタープライズ、ソブリン国家、地域AIクラウドへと拡大する。
NVIDIAはフルスタックのエンドツーエンド・コデザインと大きなエコシステムで、AIファクトリー建設をユニークに可能にする。次の主要な成長レッグは フィジカルAI で、まだ始まったばかり。ロボタクシー、ヒューマノイドロボット、産業システムがエージェンシーを持って物理世界で動くようになる。長い成長レーンがある。
Q2: 推論ワークロードでのGPUアーキテクチャ優位性
質問: NVIDIAのGPUは世界のAI学習基盤の大半を支えるが、推論ワークロードが学習を超えるなかで、推論の主要プラットフォームとしてGPUアーキテクチャは残せるのか?
NVIDIAは確かに学習が得意だ。Blackwellでは推論の主導権も確立した。推論はAIを収益化する場であり、データセンターは電力が制約となるため、性能/ワットがトークン・スループットと売上ポテンシャルを規定する。
- SemiAnalysisの InferenceX ベンチマーク: Blackwellが 「推論キング」 と認定(最高の性能/ワット、最安トークン、30倍スループット)
- MLPerf 推論ベンチマーク: 7連勝
- Artificial Analysis のエージェント・パフォーマンス: Grace Blackwell 300 NVLink 72 システムは Hopper 比で 1メガワットあたり最大20倍のエージェント数 を稼働
これはチップ・システム・アルゴリズム・ソフトウェアの極限のコデザインの結晶。NVIDIA AIインフラは最高の性能、ゆえに最良の推論経済性を提供する。さらに、当社の優位は性能だけでなく、巨大な設置ベースが 「最大のAIユーザー数に届く」 機会を開発者に与える。プログラマブルGPUは 7,000以上のアプリ を走らせ、クラウド顧客に最大の収益機会・資金調達・オフテーク余地を与える。
エンタープライズとソブリン向けには、比類なき展開柔軟性、最も幅広いリーダーボード級のオープンモデル、業界最深のITエコシステムを提供する。今や NVIDIA計算フットプリントの大半は推論用途で使われている。最近発表したAnthropic、Appleとの提携でも示した通り、推論シェアをさらに拡大できるポジションにいる。
Q3: 米国フロンティアシステム支援の意義
質問: フロンティアシステム(米国の最先端AIシステム)を支援することは、国家安全保障や評判のリスクに見合うか?
NVIDIAは30年以上にわたり米国の主要イノベーターであり、米国のAI・半導体産業基盤の中核だ。10年以上前、米国のAI研究者に向けて最初のAIスーパーコンピュータを設計・製造・納品し、それ以来、米国の研究者・学術界・スタートアップ・企業をAIの最先端に置き続けてきた。
米国の安全・安心・繁栄は、AIスタックの5層すべてでのリーダーシップに依存する。フロンティアシステムを支えることはリーダーシップを強化し、米国の高スキル雇用を生み、国の再工業化を助け、経済安全保障と国家安全保障の双方を強化する。米国の技術リーダーシップは国家の至宝であり、NVIDIAはその中核の柱の1つであることを誇りに思う。
当社は米国企業として、米国技術を構築し、米国の労働者に投資し、米国を中心とした産業基盤を支えている。AIを契機に、私たちは利益と規模を活かして米国内で雇用と工場建設を進めるパートナーに投資している:
- 製造: Intel、Micron、TSMC、Wistron、Foxconn、Amkor、Marvell、Corning、Coherent、Lumentum
- エネルギー: Caterpillar、GE Vernova、Vertiv、原子力/再エネ系パートナー
このサプライチェーン強靭化と長期株主価値創造の両立が、AIインフラを 安全・信頼・国内アンカー のものにする。
Q4: 輸出規制と中国向け販売
質問: NVIDIA製品が転売・横流しで制限国・敵対勢力に渡る懸念はあるか? また、輸出規制について米国政府に意見を提供してきた理由は? 中国市場向けデータセンター・コンピュート販売の正式計画はあるか?
転売・横流しへの対応
国家安全保障が最優先。商業機会が国家安全保障と衝突する場合、国家安全保障を優先する。NVIDIAは米国の輸出規制を遵守し、法令で求められれば商業上の制約を受け入れる用意がある。当社はAIエコシステム全体と米国政府との協力のもとで、すべての規制への遵守にコミットしている。
当社のデータセンター向けGPUは、OEM、ハイパースケーラー、CSPなど素性の明確な大手顧客に販売する。パートナーの法務・コンプライアンス部門と協働し、法執行機関と連携することですべての規制遵守を確保している。当社のコンプライアンスは、世界の両側で訴追リスクを冒すような密輸の試みを繰り返し阻止してきた。
さらに、先端AIデータセンターは信頼できるハードウェア・ソフトウェア・ネットワーク・継続的サポートが必要な巨大な統合システムであり、密輸品を寄せ集めて構築するのは行き止まり。当社は制限対象製品に対するサポートや修理は 一切提供しない。
米国政府への提言と中国市場
米国企業として、政府が国家安全保障・経済安全保障・米国技術産業の持続的リーダーシップを推進するのを支援する義務がある。これらの目標は、機微情報・技術を守りつつ米国のリーダーシップを維持する強くバランスの取れた政策を通じて両立可能と考える。
米国がAIで優位を保つためには、政府・産業・研究者が協働する必要がある。当社の役割は専門知識を提供して、政策担当者が強く効果的なルールを設計できるようにすること。先端技術・AIエコシステム・新興競合に関するリアルタイム情報は政策担当者に不可欠で、主要AIプラットフォーム提供者として可能な限り米国政府を支援している。
株主にとっては、政策担当者との建設的関与は規制不確実性を減らし、AIインフラへの長期安定投資を支え、NVIDIAを米国政府の信頼できる長期パートナーとして位置づける。
米国政府はH200の中国向けライセンスを承認したものの、まだ売上は発生しておらず、輸入が認められるか不確かな状態。
Q5: 資本還元方針
質問: 資本還元方針の最新情報を。配当と自社株買いの今後の見通しは?
NVIDIAは投資家に対し、**「卓越した成長 × 強い利益率/キャッシュフロー実行力 × 高まる資本還元」**というユニークな組み合わせを提供する。直近の決算発表で:
- 四半期配当を25倍に引き上げ
- 追加で 800億ドルの自社株買い を承認
- 持続可能な市場成長とフリーキャッシュフロー創出への確信に基づくもの
今年・来年・それ以降を通じて、フリーキャッシュフローの50%以上を株主に還元する計画。時間をかけて自社株買いと配当の双方を成長させていく。
これにて本プログラムは終了。本ウェブキャストの記録は当社ウェブサイトで2027年6月24日まで視聴可能。来年も素晴らしい年になることを楽しみにしている。
出典・関連リンク
- NVIDIA 投資家向け公式サイト(investor.nvidia.com) — 最終的な議決結果は本サイト経由でForm 8KとしてSECに提出予定
- 関連内部記事: Micron 2026年度第3四半期(FQ3 FY26)決算説明会 Prepared Remarks 全文和訳(メモリサイドの状況)
::: callout 和訳の注記: 本記事は公開ウェブキャストの内容を原文の発言順に和訳・再構成したものであり、NVIDIA公式の翻訳ではない。数値・固有名詞は発言ベース。投資判断は必ず公式SEC提出資料を参照すること。 :::