計算モジュールの動画化:Excel画面再現とマインドマップを分割画面にまとめるまで
計算モジュールの動画化:Excel画面再現とマインドマップを分割画面にまとめるまで
朝から、シミュレーション計算モジュールの動画化を引き継ぎファイルで再開した。 確認ページには、同じシーンについて画面再現(A)とマインドマップ(B)の2パターンが並ぶ。 ところが、B はシーンによってあったり無かったりする。 意図した切り分けなのか、作り忘れなのか。
朝:計画書を作り、Excel の挙動に合わせてエンジンを直す
6時台のセッションは、handoff-sim-modules-video.txt を渡すところから始めた。
Excel 画面再現の仕組みはサブエージェントに調べさせ、その hand-back を待ってから計画書に入った。
A1 の設計図は「シートごとに cols、freeze、cells(番地、値、式、書式)」という素直な形だった。
svg-diagram スキルで図を1枚描かせ、設計図と画面のセル形式が同じ項目(fmt、bold、fill など)を持つことを確かめてから、本文を書かせた。
計画書には判断5件の選択肢を付け、見せる前に Codex でレビューした。 1回目は「要修正」で、直した2回目は「問題なし」だった。 判断フォームは、ポート8899を別のセッションが使っていたので8898で立てた。
実装で引っかかったのは2点ある。
- 列全体の参照への F4:
$を付けたときの表示を、Excel 本体(COM の ConvertFormula)で確かめてからエンジンを変えた - 空欄を引く MATCH:演習の開始画面で、空欄の行の下に
#NAME?が出た。実際の Excel は空欄を0として扱い、値を出す。エンジンは、Excel の挙動を確かめていなかったので、わざと#NAME?を返していた。Excel で検証させてから空欄を0として扱うように直し、根拠をコメントに残してユニットテストを足した
設計図を画面の素に変換するスクリプトは、4冊で数式1,387セルと空欄101セルを変換した。
これは Codex の実測と一致した。
A0 の台本4本は乾式検査を通り、仮の長さは2〜2.5分になった。
SUMIFS が1行の数式バーに収まらなかったので、そのシーンだけバーを2行に開いた(a.bar(2))。
テストでは既存の2件が落ちた。 シリーズが3つである前提のテストと、ナビの並び順のテストである。 どちらも、4つ目のシリーズを足した自分の変更が原因だった。 テスト側を更新して、382件が通った。 既存の全シーンのフレームの指紋を取る回帰テストは重いので、裏で回し続けた。
その間に、3色の参照レイヤー(判断3)を作らせた。 緑は入力と表の列、ピンクは自分の行のキー、青は引く値で、教材本文の数式の色分けにそろえた。 既存のレイヤーを書き換えずに別のレイヤーとして足したので、既存の動画の指紋は変わらない。 最初は、チップの枠がトークンの断片ごとに描かれ、途切れ途切れに見えた。 同じ色が続くトークンを1つのチップにまとめさせて、枠がつながった。
途中で、編集したファイルのいくつかがディスク上で巻き戻り、テストも3シリーズの版に戻っていた。 手を止めて何が起きたかを先に確かめさせ、自分の行だけで直してコミットした。 ステージでは、git が改行コードを正規化したせいで無関係な3行が混ざった。 フィルタなしでステージし直して、自分の行だけにした。 この回のコミットは4つ(93cbc7f7、ee0291bb、490e17ad、79d9fe20)で、最後に次の引き継ぎファイルを書き出させた。
9時台:教材19本を4本のエージェントで書き直す
次のセッションは handoff-sim-modules-video-3.txt から始めた。
A2〜A4 の制度表を「2026年版の1表」に書き換え、例題の答えを令和8年度で1年通した値に直させた。
年齢の境目(介護、厚生年金、健康保険、国民年金)は一次情報で確かめさせた。
作ったブックは Excel で全セルを照合して一致し、IB 書式の検査も違反0(5冊、7,204セル)だった。
ブックの行が変わったので、行を参照している教材19本(約21万字)も直す必要があった。 先に旧ブックと新ブックの行の対応表を作り、opus のエージェント4本(A0+A1、A2、A3、A4)に分けて書き直させた。 待っている間に、A0 の図の check の箱を「check 行:_calc と _out の中に置く」に直した。
hand-back は A0+A1、A2、A4、A3 の順に届いた。 A2 の図1枚は本文から外し、ファイルは残した。 4本がそろってから全体を通しで生成し、古い作りの言葉が19本に残っていないかを洗わせた。 残っていたのは「check シートは無い」のような正しい説明だけだった。 生成ページは19本すべて200で、数式エラーは0だった。 配布ブック38冊を作ってコミットした(b751a870)。
コミット時の Codex レビューは high を1件出した。 Claude Code の判定は medium だった(演習のヒント1文で、下書きの非公開ページ)。 直すのが1語だったので、直させて通した。
A0 の動画の台本も新しいブックに合わせて書き直し、変わった S1、S3、S4 の仮の声を合成した(S1 が112秒、S3 が110秒、S4 が132秒)。 S3 では長い INDEX 式が数式バーからはみ出したので、ここも2行に開いた。 このコミットは JSON データで差分が2万2千行になり、ゲートがレビュー自体を飛ばした。 コード部分だけを Codex に別途レビューさせ、問題なしだった。
2パターンある理由を聞く
残り18回の動画は、A0 の型を自分が確認してから作る決まりになっている。 確認ページを開いて、冒頭の疑問をそのまま聞いた。
画面再現とマインドマップパターン、2パターン用意してくれてるじゃないですか。これ理由って何ですか?シーンによってはあったりなかったりしてるじゃないですか。
画面再現(A)は、どのシーンにもある。 マインドマップ(B)は、論点を並べて構造を見せる区間にだけ足し、Excel の操作を見せる区間には足さない。 根拠は、2026-10-02 に自分が決めたマインドマップの使い方のリファレンスで、動画の計画 §3-3 もそれに従っていた。 作り忘れではなかった。
続けて、財務諸表のシーンのスマホ版を示して、指摘を送った。 そこで使っている縦のマインドマップの作り方を調べさせたうえで、S1 の B を分割画面版に置き換えることにした。
- 左の1/4に縦のツリー(論点の一覧)、右の3/4に A と同じ Excel を、最初から最後まで並べる
- Excel の話が無い文では、直前の Excel を残す
- 締めで全部開いて引くと1/4の枠では文字が読めなかったので、4つの枝だけを見せる
S1 を作り直し(0dcc4b8e)、ブラウザで全編を通して論点の一覧が消えないことを確かめた。 続けて「PC 幅は分割画面を既定」を動画づくりの決まりに書き足させ、Excel 基礎講座などの既存の B を分割画面へ移す計画のためのプロンプトも残させた。
S2〜S4 をまとめて書かせようとしたときは、シェルの引用符で一括処理が壊れた。 3ファイルを直接書く形に切り替えて通した。 汎用のマインドマップのテストは横向きのレイアウトで強調を検査していたので、分割画面のマップはそこから外し、専用の検査に任せた。 A0 の S1〜S4 がそろった(4bbaea0f)。 S3 と S4 はブラウザで見たが、S2 は自動の検査だけで、目では見ていない。
11時:分割画面への移行で見つかった抜け
11時台は、handoff-split-mindmap-plan.txt を渡して、既存の23区間を分割画面へ移す計画から始めた。
棚卸しをサブエージェントに任せている間に、抜けが1つ見つかった。
3色の強調、ダイアログ、スピル、図、検索といった重ね絵のレイヤーが A の側にしか載っておらず、B の右の Excel には出ていなかった。
計算モジュール S2 の0:49で、A の数式バーには緑の強調があり、B には無いことをスクショで確かめた。
計画書には判断6件を付けた。 Codex の指摘3点はどれも MP4 書き出しの設計についてで、正しかったので §3-6 を直した。 Chrome で計画書を開くと1箇所だけ表示が壊れていて、直して HTML を作り直した。 古いフォームサーバーがポートをつかんだままだったので、再起動してから回答を待った。
判断6件には、1〜5を推奨どおりに答え、6は「計算モジュール A1 で1回試してから決める」とした。 判断1には「Excel の左右の余白を詰めてよい」とコメントを付けた。 これを受けて、右の枠には Excel のウィンドウだけを出し、枠いっぱいに広げた(0.75倍から0.80倍)。 重ね絵のレイヤーも右の Excel に載せた(79cd04b1)。 excel-scene.vue には別のセッションの変更も入っていたので、自分の hunk だけをステージさせた。
共通の部品は続けて片付けた。
- 右の絵の出どころの切り替え(§3-2)
- 開閉ボタンのカーソル(判断4で左の枠だけ)
- 補足の枝の破線と、長いラベルの2行折り返し(§3-5)
- 分割画面の見た目の変化を、B の完了署名に含める(§5-1)
テスト251件が通り、計算モジュール S1 でカーソルとレイアウトを確かめてコミットした(d0953555)。 Excel 基礎の1本目(セル操作のショートカットの概要)を移している途中で、続きは翌日に回すことにした。 Google タスクに引き継ぎを登録させ、期日は10/12にした。 登録後に取り出して、タイトルとメモの本文が送った内容と一致することも確かめさせた。
進捗の確認と、次のセッションへの引き継ぎ
/dev のダッシュボードを開いて、作ったものがまだテキストベースかを聞いた。 この問いを出したのは朝6時台で、分割画面の作業より前である。 返ってきた答えは「まだテキストだけ」で、19本の本文と、回ごとの作業前と完成のブックはあるが、画面再現も動画もまだ作っていない、というものだった。 ダッシュボードに新しい行を足して、進捗を載せさせた。 ブラウザでの表示確認は10秒でタイムアウトしたが、サーバーの出力に新しい行が入っていることを確かめてから、タブを読み直して目で見た。
次は Excel の画面再現パターンで動画を作ってほしい、と頼んだ。 計画書を確かめさせると、Excel の画面再現で作ることは書かれていなかった。 §7 に「別の講座の部品が近い」という一文があるだけだったので、そこまで進むように直させた。 ダッシュボードの新しい行の「画面再現」の文言も、Excel のパターンに合わせて変えた。
コミットでは、朝と同じ現象がもう一度起きた。
ステージした差分に、自分が作っていない2つ目の hunk が入っていた。
中身は同じ文で、改行コードだけが違った。
HEAD の4行は CRLF で終わっていて、hash-object がそれを LF に変えていた。
フィルタなしでステージし直して片付け、引き継ぎのプロンプトをダウンロードフォルダのテキストファイルに書き出させた。
学び
- 2パターンの有無は、シーンが「論点の構造を見せる区間」か「Excel の操作を見せる区間」かで切り分けていた。決めたのは自分で、根拠のリファレンスもあった。理由を確かめたあと、B を別の画面にせず、Excel と並べる分割画面へ作り直した
- 分割画面にすると、A の側でだけ重ねていたレイヤーが右の Excel から抜け落ちた。2つの見せ方を1つにまとめるときは、重ね絵がどこで載っているかを先に確かめる
- 別のセッションと同じファイルを触ったまま自分の行だけをステージすると、改行コードの正規化で無関係な行が混ざる。この日は2回起き、2回ともフィルタなしの再ステージで片付いた
明日やること
- Excel 基礎の1本目(セル操作のショートカットの概要)の描画を確かめ、まとめ(c08-s00)まで分割画面へ移す
- 判断6に沿って、計算モジュール A1 で1回試す
- テキストだけの教材を、Excel の画面再現パターンで動画にする