年金の構造を問題提起する独立サイトを立ち上げた

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年金への危機感から、独立したサイトを作り始めた

日本の年金制度には、かなり前から危機感がある。その構造を問題提起するサイトを、既存サイトのサブドメインに独立したものとして作り始めた。

ただ、いきなり書かせるのはやめた。先に、自分が分かっていない論点を一つずつ説明してもらった。

どこに置くかから相談した

最初に相談したのは、中身ではなく置き場所だった。今のリポジトリの中にプロジェクトを足すのか、それとも別のリポジトリを新しく立てるのか。自分ではどちらがいいか判断がつかなかったので、材料を揃えてもらってから決めることにした。

返ってきたのは、独立リポジトリを推す結論だった。既存サイトのサブドメインは13本動いていて、そのほぼ全部が独立リポジトリと独立した Pages プロジェクトの組み合わせになっている。DNS も Cloudflare の管理下にあり、使う予定のサブドメインは空いていた。前例に合わせるほうが後から迷わないので、独立リポジトリで進めることにした。

サイトの立ち位置を先に決めた

足場を作らせながら、サイトの立ち位置も言葉にしておいた。

図やチャートを並べるのが目的ではない。年金制度は構造的に破綻している、という主張を立てるために図を使う。軸は論証のほうにあって、図はそれを運ぶ手段になる。そして、解決策は出さない。問題定義までにする。

この二つを決めてから、論点の地図作りに入った。足場のほうも動き出し、手元の開発サーバーで表示を確かめられるようになった。

分からない論点でいったん止めた

論点の候補が並んだところで、自分が理解していないものが混ざっているのに気づいた。

賦課方式そのものの話は分かる。けれど、マクロ経済スライドが効かない設計、積立金の取り崩しを前提にした見通し、世代間の移転額の非対称。この三つは、具体的に何を言っているのか分からなかった。

分からないまま論点として並べても、書く段になって手が止まる。だから一度止めて、三つとも説明してもらった。

説明を聞き終えて、芯に据えるものが決まった。賦課方式そのものの仕組みと、子どもを育てた人が損をする構造の二つだ。ここから遠い論点は、いったん脇に置いた。

なぜ問題提起だけはしておきたいのか

途中で、自分がなぜこれをやりたいのかも言葉にした。

損切りの方法はいくつも考えられるが、結局は民主主義の手続きに沿って緩やかに決めていくしかない。正直なところ、もう沈みゆく船だとも思っている。それでも、子どもにそのままの社会を残すのは大人として無責任すぎる。せめて問題提起くらいはしておきたい。

だから、解決策ではなく、なぜ今この状態になっているのかの歴史観を整理するところから始めることにした。制定した当時に置かれていた社会の前提と、今の実態が噛み合っていない。その噛み合わなさを出発点にすれば、話が具体になる。

一次資料を当たらせて歴史の材料を揃え、そこから構成案に落とした。

構成案は三度突き返された

構成案は Codex にレビューさせた。

一度目は「要抜本修正」だった。二度目は「要再修正」で、事実誤認の指摘まで入っていた。三度目でようやく「条件付きで進行可」になった。

途中で判断してほしいことが5件出てきたので、ブラウザで開いたフォームに答えて決めた。そのとき自分が引っかかっていたのは、論が必要以上に難しくなっていることだった。そこを指摘して組み直させたら、証明すべきことが減って、主張のほうは強くなった。説明を足すより、証明する対象を減らすほうが効いた。

取ってきたデータの列を取り違えていたのも、先に取れていたデータと照合した段階で出てきた。数字を使う前に見つかったのは運がよかった。

図はデータを正本にして生成させた

図解は svg-diagram のスキルを使って作らせた。データを JSON の正本に置き、そこからスクリプトで SVG を生成する形にしてある。先に意味のグリッドを決めさせたのも効いた。1年を8px、1.0を200px というふうに、すべて割り切れる値で揃っている。

それでも最初に出てきた図は、ラベルが3箇所重なっていた。直させると、まだ1つのラベルが線の帯に乗っていたので、引き出し線で空いた場所に逃がさせた。別の図は注記が右端で見切れていた。3枚とも重なりと見切れが消えるまで、何度か往復することになった。

ページに組んでからも取りこぼしが出た。属性の中に {{ }} を書いていて効いていない箇所があり、モバイルでは目次が本文の下に回っていた。どちらも組み込みの確認で見つけて直させた。

行間と文字の太さを直させた

午前のセッションで、第1部の図3点とページ組み込みまで進んだ。途中でセッションの上限に当たって一度止まり、明けてから続きをやった。

ひととおり形になったところで、自分の目で本文を読んでみた。気になったのは二つだった。

  • 段落の行間が詰まって見える。note.com の記事本文くらいまで空けてほしい
  • 本文のフォントが細くて薄い。太めにして、ついでにもう少し大きくしてほしい

二つ目には見立てもあった。大きくすれば、細さのほうは気にならなくなるかもしれない。長い文章を読ませるつもりのサイトなので、ここは自分の目で見て決めるしかない。行間と段落間、文字の大きさと太さを、note.com の記事本文に合わせて直させた。

第2部の図と第3部を片付けた

セッションを切り替えるときの引き継ぎでは、次にやることを第3部の執筆と第2部の図1枚として渡した。

続きのセッションで、その二つを仕上げさせた。Codex の6回目は「要修正」で、指摘5点を反映してから7回目を回し、「条件付きで進行可」まで持っていった。出生率のデータは新しい概数が出ていたので、そちらに差し替えさせた。

引き継ぎには、自分の言い方が曖昧なまま残ったものもあった。既存サイトのリポジトリから何かを取ってくる、という一言だけでは何を指すか通じず、確認事項として持ち越しになっていた。次のセッションの冒頭で言い直すことにする。

今日はここで閉じた

最後は学習ゲートをスキップしてコミットさせ、計画書の進捗を更新させて終わりにした。

サイト名はまだ決めていない。これは後で腰を据えて考える。ドメインの接続も今日はやらなかった。対外的に出る操作なので、留意事項だけドキュメントに残させてある。

残っているのは、サイト名の確定とドメイン接続の二つになった。

学び

  • 分からない論点を、分からないまま並べない。三つとも説明してもらったぶん、あとで自分の言葉に直せるようになった
  • 証明すべきことを減らすと、主張は強くなる。論を難しくしていたのは自分のほうだった
  • グリッドを先に決めさせても、ラベルは重なる。生成した図は必ず自分の目で見る
  • 見た目は読んでみないと分からない。行間と文字の太さは、本文を通して読んで初めて気になった

今日やったことのほとんどは、書く前に自分の「分からない」を潰す作業だった。サイトの名前はまだない。それでも、なぜ今この状態になっているのかを説明する部分は、第3部まで形になった。

#年金#サイト立ち上げ#SVG図解#Codexレビュー#開発日記