Excelの人生計画モデルを計算モジュール講座に作り替える:Claude Code の3セッションを引き継ぎファイルでつないで19本の下書きまで

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Excelの人生計画モデルを計算モジュール講座に作り替える:Claude Code の3セッションを引き継ぎファイルでつないで19本の下書きまで

Excelモデルを講座にする計画書づくり

朝、手元にある Excel の人生計画モデルを Claude Code に渡した。 収支を新しい関数で集計する版のブックで、別に用意しておいた講座用のプロンプトと調査メモも一緒に渡した。 これを講座にするのが、この日の出発点だった。

ブックはコピーを取って読み取り専用で解析させ、並行してサブエージェントにリポジトリの制作ダッシュボードまわりを調べさせた。 svg-diagram スキルで PL→BS→CF のつながりを描いた計画書ができ、Codex のレビューを2回通した。 最初の案では、法人成りのシミュレーションを独立した講座にし、ライフプランの側には「差し込み口」を3本だけ作ることになっていた。

判断5項目には、計画書の HTML に埋めた3択ボタンで答えた。 その結果、法人成りはライフプランから完全に外した。 講座の配信先の規約も、一次情報で確認させた(WebFetch で取れず、r.jina.ai に切り替えて取った)。

ところが、ここで自分のほうから別の組み方を出した。 計算を「モジュール」に分け、法人成りとライフプランをその組み合わせで作る。 Claude Code にはこの方針で新しい計画書を書かせ、ライフプランの計画書も「モジュールを使う」形に直させた。 Codex の2回目のレビューでは、定常比較と設立初年度の初期状態、勤務先退職金の扱いに指摘が付いた。 直して3回目で通った。

判断6項目にも答え、途中で、借入がなぜ要るのかと消費税の扱いについても質問した。 最終確認では、Codex から「新たな致命的な矛盾なし、実装に進める」という判定が返った。

この時点で、講座の本文はまだ1行もない。 計画書を2回組み直して、ようやく作る順番が決まった。 本文に届くまでに、ここからセッションをあと2回切り替えることになる。

引き継ぎファイルでセッションを切る

次の Step 1 は制度の数字の確認だった。 公式資料を十数件読み比べる調べものになるので、計画づくりの文脈と切り離して新しいセッションでやるよう、Claude Code から勧められた。 引き継ぎのプロンプトはダウンロードフォルダにテキストファイルで書き出させ、同じ内容をターミナルにも貼らせた。

切り替える前に、コミットを頼んだ。 別のセッションが character-tuner 関連のファイルをステージしていたので、それを外し、このセッションで作った10ファイルだけをコミットしてもらった。 あわせて /dev の制作ダッシュボードにライフプランと法人成りの2行を足させた。 テキスト講座の段には「計画中」の札を出し、そこから計画書が開くことを Chrome で確かめさせた。

Step 1 の制度の数字とサブエージェント4本

10時台のセッションは、引き継ぎファイルのパスを渡すところから始めた。 所得税、住民税、社会保険、国民健康保険の4分野をサブエージェント4本に並列で調べさせ、そのあいだ親のセッションには正本 JSON のキー設計を詰めさせた。

報告が届くたびに、要になる値を親のセッションで公式ページと照らし合わせ直させた。

  • 所得税は、給与所得控除の最低保障額74万円を国税庁のページで確認
  • 住民税は、税率10%、均等割5,000円(森林環境税込み)、基礎控除43万円、非課税基準45万円が据え置き。変わったのは給与所得控除の最低保障額(令和8年度65万円→令和9年度74万円)と扶養の所得要件(58万円→62万円)
  • 国民健康保険は、ある区のページで医療分7.51%、47,600円などがエージェントの報告と一致。令和8年度から「子ども・子育て支援金分」(0.27%、限度額3万円)が加わった
  • 事業主のみの拠出金は、令和8年度も0.36%で据え置き(日本年金機構のページ)
  • 社会保険の等級表は、50行とも旧 Excel と一致(改定なし)

Step 1 を終えた時点で、正本 content-src/sim-modules/tables/2026.json は確認済み144件、要確認4件になった。 年度をまたいで同じ値を1件と数えると107件と4件で、確認済みの表の行は計224行だった。

Step 2 と、Codex に止められたコミット

「コミットしてください。次のステップに進んでください。問題なければ。」と頼んだ。 Step 2 では JSON から制度表のシートを作り、A4 の世帯と個人の相互参照をそのシートへ切り替え、例題データと書き出しスクリプトを用意させた。 Excel の実機照合を通し、主要シートは PDF にして見た目も確かめさせた。

Step 1 の最初のコミットは、Codex のレビューで止まった。 指摘は「2026年の所得にかかる国保の令和9年度分が正本に無い」。 令和9年度分はまだ公表されていないので、「要確認」の期間として正本に置いて通した。

照合も、一度では終わらなかった。 直した分を流すと、例題の答え34件と Excel 照合2,464セルがすべて一致した。 もう一度流したときは例題39件、2,699セルになり、絶対差で照合しても差は出なかった。 memo の数字をそのつど直し、Step 1 と Step 2 をコミットした(push はしていない)。

続けて、5点の判断を返した。 未公表の年は公表済みの最新の表を使う、1シナリオを1世帯とする、といった内容である。 計算の型には手を入れず、決めたことの記録とブックの注記だけを直してコミットさせた(92958210、Codex のレビューは指摘なし)。

ここで、2回目のセッション切り替えを自分から言い出した。 引き継ぎファイルは step3 の名前で、ダウンロードフォルダに書き出させた。

Step 3 で A0 を1本書いて型を固める

11時40分からのセッションは、step3 の引き継ぎファイルで始めた。 Excel 講座のリンク先と制度表のシート名を確かめさせ、例題の計算値をブックから抜き出させてから、回の構成案を書かせた。 Codex のレビューは「致命的な指摘なし」だった(顧客情報は含まず、例題は架空)。 判断フォームを開こうとしたポート8899は、別セッションのフォームが使っていた。 そちらには触れず、8907で立て直させた。

構成案は A1 が3本、A2 が5本、A3 が6本、A4 が4本で、計18本。 判断1で共通の回「A0 ブックの読み方」を足す案を選べば、19本になる。 判断3件は、すべて推奨どおりに答えた。

A0 は下書き扱い(未公開)の講座として置き、ブックの値から Excel 風の表と式の吹き出しを作る build スクリプトで生成させた。 配布ブックは、作業前の F4:H4 を空欄にして書き出す。

描画を確かめると、直すところがいくつも出た。

  • steps レイアウトのスタイルが当たらず、サイドバーのない素の表示になった。原因を調べさせて直した
  • 図の箱がページの灰色の背景に溶けていたので、図に白い下地を敷いた
  • 率のセル(20%)が左寄せになった。共有の excelSheet が「%付きの数字」を文字として扱っていたためで、既存ページに%付きの値を渡す呼び出し元が無いことを確かめてから共有の判定を直した
  • スマホ幅(390px)で表が縮み、文字が1文字ずつ折り返された。表に最小幅を付け、狭い画面では枠の中で横スクロールさせた

ほかに制度表の3つの表を横に並べ、出力の表からは説明していない J 列を外した。 9つの表は、PC 幅で本文の幅に収まった。

ここで一度、Claude Code の報告が英語で返ってきた。 「これ日本語で教えてほしいんですけど、進捗どうなってるんでしたっけ?」と聞き直した。 構成案は確定し、本文は A0 まで書き終わり、残り18本はそのあと、という答えが日本語で返ってきた。

残り18本をサブエージェント4本に並列で書かせる

「まずコミットしてから次に進んでもらっていいですか?残り18本のやつ。」と頼んだ。 別セッションの HTML を外してコミットさせた(bd95286d、Codex のゲートは critical も high もなし)。 そのうえで A1〜A4 をモジュールごとに4つのサブエージェント(Opus)へ並列で割り振らせた。

報告が届いた順に、親のセッションで確認と直しを入れさせた。

  • A2(5本)は、根拠の薄い記述を確かめさせた。前月分の保険料を給与から差し引くという一文は年金機構のページで裏付けが取れたので、出典リンクを付けた
  • A3(6本)は、報告にあった2点(1万未満の数字に3桁区切りが付かない、とびとびの行を出せず表が50行になる)を、各回ではなく仕組みの側で直した。excelSheet に rows 指定を足し、その回で使う行だけを出す。行番号は Excel で行を隠したときと同じように飛ぶ。A2 と A3 の長い表9つに適用した
  • A1(3本)は、「見出しが空の灰色の行になる」点を、足したばかりの rows 指定で見出しの行を付けて直した。あわせてセルごとの表示形式(IB 形式、%、素の数値)に従わせ、ゼロは「-」、負数は「▲」で出すようにした
  • A4-4 は、任意継続の3点(最長2年、保険料は全額本人負担、子ども・子育て支援金も対象)を協会けんぽのページで確かめ、リンクを付けた

コンテンツ規約のチェックでは、4件がひっかかった。 中身は excelSheet がセル範囲に引く緑の枠で、禁止している装飾ではない。 チェッカーの除外を直したうえで、普通の div に色付きの左罫線を付けたものは引き続き検出できることをテスト(74件)で確かめさせた。

最後に19本すべてを PC 幅とスマホ幅で確かめさせ、はみ出しがないこと(いちばん長い表は25行)を見てからエミュレーションを解除させた。 2028年の値については、A1-2 の答えと演習の答えの横に注記を足した。 A1-1 と A1-3 は2028年を900万円でしか計算しておらず、そこでは195万円の上限がかかるので、特例があっても結果は変わらない。 これを確かめてからコミットした(02044a7f)。

振り返り

  • セッションは、作業の性質が変わる境目で切った。計画づくりから調べものへ移るときは Claude Code に切り替えを勧められ、Step 2 から講座の本文へ移るときは自分から言い出した。どちらも引き継ぎファイルをダウンロードフォルダに書き出させ、次のセッションにはそのパスを1行渡すだけで再開できた
  • サブエージェントが報告してきた表示の不具合を、回ごとではなく共有の excelSheet の側で直した。そのあと届いた A1 の「空の見出し行」も、A3 のために足した rows 指定を使って直せた

朝の時点で1行もなかった本文は、この日のうちに19本の下書きになった。 ただし、19本はまだどれも下書き扱いのままである。 A0 から順に、自分で読むところから次が始まる。

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