24h決算ビートスキャン(2026-08-13): AMATが次期ガイダンス+7〜9%のビート&レイズ、NU/ETON/DLOも実績大幅超過

開発beat-monitoring

24h Earnings Beat Scan(2026-08-13 発表分)

2026-08-13(木)の引け後に決算を発表した米国銘柄のスキャン。5銘柄とも決算発表日が 2026-08-13 であることを確認済み(発表日ゲート通過)。窓に含めた 2026-08-14(金)分は、x-search で確認できた範囲では新規の該当銘柄なし。

事前情報にあった COHR・CSCO・PKG・TSM は、x-search の確認では決算発表日が 2026-08-13〜14 の窓外(COHR・CSCO はおおむね 2026-08-12 頃)だったため、いずれも今回のスキャン対象から除外した。AMAT のみ、窓内の決算発表として確認できている。

コンセンサスは Koyfin ではなく x-search(Grok)が集約した複数ポストの値を使っている(銘柄が多く、いずれも Koyfin の KID 解決を今回は行っていない)。ソースによって値が割れる場合は、内部で整合性の取れている値・幅を採用し、注記に残した。

サマリ

ビート&レイズ銘柄(ガイダンスがコンセンサス+5%超え): 1

  • AMAT: Q4 FY2026 売上ガイダンスがコンセンサス比 +7.3%、EPS ガイダンスが +8.5%。実績も売上・EPSともに小幅ながらビート

実績が大幅ビート、ガイダンスは未確認または定性表現にとどまる: 3

  • NU: EPS +15.8%($0.22 vs $0.19)。売上は会計上の定義で +0.6%、管理会計ベースの定義では +6〜7%程度との言及あり
  • ETON: 売上 +38.4%、調整後EPS +138.9%(小型の特殊製薬会社。極端なサプライズ率のため参考掲載)
  • DLO: 売上 +9.4%、TPV(決済取扱高)$17.7B、FY2026ガイダンスを上方修正。ただしEPSはコンセンサスをわずかに下回り(-5.3%)、時間外は下落

AMAT Applied Materials — 唯一のビート&レイズ、ただし時間外は下落

AMAT(Applied Materials)は半導体製造装置の世界最大手。露光後の成膜・エッチング・研磨などプロセス装置を幅広く手がけ、DRAM・NAND・先端ロジック・先端パッケージングの設備投資サイクルに業績が連動する。今回はDRAM・先端ロジック/ファウンドリ・AI向け先端パッケージングの需要が業績を押し上げた。

Applied Materialsの売上とEPSについて、実績とQ4ガイダンスをアナリストコンセンサスと比較した棒グラフ。実績売上プラス1.3パーセント、実績EPSプラス3.2パーセント、Q4ガイダンス売上プラス7.3パーセント、Q4ガイダンスEPSプラス8.5パーセント
図1: AMATは実績が小幅ビートにとどまる一方、Q4ガイダンスは売上+7.3%・EPS+8.5%とコンセンサスを明確に上回った
  • 発表: 2026-08-13 引け後(Q3 FY2026)/ 時間外は -3〜5%(好業績にもかかわらず、直近の株価上昇を受けた出尽くし売りとの見方)
  • 実績: 売上 $9.12B(コンセンサス $9.00B、+1.3%)・Non-GAAP EPS $3.50(コンセンサス $3.39、+3.2%)
  • Q4 FY2026 ガイダンス: 売上 $9.75〜10.75B(中央値 $10.25B、コンセンサス $9.55B比 +7.3%)・Non-GAAP EPS $3.82〜4.22(中央値 $4.02、コンセンサス $3.71比 +8.5%)
  • ✓ Q4売上ガイダンス中央値が実現すれば四半期として初の$10B超え
  • ✓ Q3の非GAAP粗利益率は50.4%(前年比+150bp)。13四半期連続の前年比拡大
  • ✓ DRAM・先端ロジック/ファウンドリ・先端パッケージング(AI向け)がガイダンス押し上げの主因
  • ✗ 好業績・強いガイダンスにもかかわらず時間外は下落。直近までの株価上昇分の織り込みが大きかったとみられる
  • 注: コンセンサスはソースにより幅がある(売上$9.54〜9.62B、EPS$3.69〜3.72)。図は中央値を採用

Source:→ @earnings_guy の決算速報 / → @Schulz_Research の詳細分析 / → @schaeffers のコンセンサス比較


NU Nu Holdings — EPSは+15.8%、純利益は四半期として初の10億ドル超え

NU(Nu Holdings)はブラジル発のデジタル銀行「Nubank」を展開する南米最大のフィンテック。無料の銀行口座・クレジットカード・投資サービスをアプリで提供し、ブラジル・メキシコ・コロンビアで顧客基盤を急拡大させている。今回はメキシコ事業の拡大と与信の質改善が利益成長を牽引した。

Nu Holdingsの売上とEPSの実績をアナリストコンセンサスと比較した棒グラフ。売上プラス0.6パーセント、EPSプラス15.8パーセント
図2: NUは売上のサプライズが+0.6%にとどまる一方、EPSは+15.8%とコンセンサスを大きく上回った
  • 発表: 2026-08-13 引け後(Q2 2026)/ 時間外は +7〜10%
  • 実績: 売上 $5.51B(コンセンサス $5.48B、+0.6%)・EPS $0.22(コンセンサス $0.19、+15.8%)
  • ✓ 純利益 $1.06B(四半期として初の10億ドル超え、前年比+49%)。ROE 33%
  • ✓ 顧客数139M。メキシコ事業の拡大とリスク調整後NIMの改善が寄与
  • 注: 一部ソースは管理会計ベースの売上を$5.87〜5.88Bと報告(その場合コンセンサス比+6〜7%程度)。図は会計上の売上$5.51B・コンセンサス$5.48Bを採用
  • 注: 次四半期・通年の定量的な会社ガイダンスはポストに確認できず。ビート&レイズではなく「実績ビート」に分類

Source:→ @earnings_guy の決算速報 / → @LorenzoBolsa の数値まとめ / → @risenfit の事業指標まとめ


ETON Eton Pharmaceuticals — 小型株ながら実績が桁違いのビート

ETON(Eton Pharmaceuticals)は米国の小型スペシャルティ製薬会社。小児内分泌領域を中心とした希少疾患治療薬(HEMANGEOL、ALKINDI SPRINKLE、INCRELEXなど)を開発・販売している。他の4銘柄と比べて時価総額が大幅に小さく、アナリストのカバレッジも薄いため参考掲載とする。

Eton Pharmaceuticalsの売上と調整後EPSの実績をアナリストコンセンサスと比較した棒グラフ。売上プラス38.4パーセント、調整後EPSプラス138.9パーセント
図3: ETONは売上・調整後EPSともコンセンサスを大幅に超過。小型株のため参考掲載
  • 発表: 2026-08-13 引け後(Q2 2026)
  • 実績: 売上 $37.57M(コンセンサス $27.14M、+38.4%)・調整後EPS $0.43(コンセンサス $0.18、+138.9%)
  • FY2026ガイダンス(上方修正): 売上$145M超、調整後EBITDAマージン35%超(Q2実績のマージンは43%)
  • ✓ 通期ガイダンスを上方修正し、事業規模拡大の道筋を示した
  • ✗ 小型株でカバレッジが薄く、コンセンサス値がソースにより割れる。一部ポストはコンセンサスEPSを約$0.11とし「+291%」の見出しを付けているが、本記事では売上コンセンサスの出所と整合するソース(コンセンサスEPS$0.18)を採用した
  • 注: 他4銘柄より時価総額が大幅に小さい。「サプライズ率+30%以上」の極端ビート枠での参考掲載

Source:→ @fundspec の実績サマリ / → @Finsee_main のガイダンス詳細


DLO dLocal — 売上ビート・ガイダンス引き上げでもEPSがわずかに未達

DLO(dLocal)は南米・アフリカ・アジアの新興国市場を対象としたクロスボーダー決済プラットフォーム。海外の大手マーチャントが現地通貨での決済を受け付けられるようにするインフラを提供しており、新興国のEC・デジタルサービス普及が業績を左右する。

dLocalの売上とEPSの実績をアナリストコンセンサスと比較した棒グラフ。売上プラス9.4パーセント、EPSはマイナス5.3パーセントで市場予想を下回った
図4: DLOは売上が+9.4%のビートである一方、EPSはコンセンサスをわずかに下回った(-5.3%)
  • 発表: 2026-08-13 引け後(Q2 2026)/ 時間外は -2〜6%
  • 実績: 売上 $399.7M(コンセンサス $365.4M、+9.4%)・EPS $0.18(コンセンサス $0.19、-5.3%)
  • TPV(決済取扱高)実績 $17.7B
  • FY2026ガイダンス(上方修正): TPV成長率60〜70%、粗利益成長率25〜30%
  • ✓ 売上ビート・TPVの大幅成長・通期ガイダンスの上方修正が揃った
  • ✗ EPSがコンセンサスをわずかに下回ったことが材料視され、時間外は下落。売上や成長率の強さより利益率への懸念が優先された形
  • 注: 従来のガイダンスレンジが非公開のため、引き上げ幅(surprise%)は算出していない

Source:→ @fundspec の実績サマリ / → @Sam_Badawi の決算詳細 / → @schaeffers のコンセンサス比較


除外メモ

  • COHR / CSCO / PKG / TSM / DE: 事前情報にあった候補。x-search の確認では、COHR・CSCO の決算発表日はおおむね 2026-08-12 頃で窓外(COHR は前日の記事 24h決算ビートスキャン(2026-08-12) で既出)。PKG・TSM・DE は 2026-08-13〜14 の窓内での決算発表を確認できなかった(PKG・TSM のアナリスト予想改定の話題は、決算発表そのものとは別の動き)
  • AIT (Applied Industrial Technologies): EPSサプライズは+8.5〜8.9%と基準を満たすが、売上サプライズは+4.7%程度で基準(+5%)にわずかに届かず、株価反応も限定的だったため今回は見送り
  • GLOB (Globant): 2026-08-13発表。EPSが市場予想を下回り、ガイダンスも弱含みで株価が大きく下落したため対象外
  • NVDA / MU / SNDK: /check-earnings 側で別ルート取り込み済みのため常に対象外
  • AMD: 保有銘柄デイリーニュースで別途カバーしているため今回は対象外

注: 数値は X 投稿での言及範囲を集約したもの。ソースによって割れているものは幅のまま記載し、内部で整合の取れる値を優先した。コンセンサスは x-search(Grok)の集約値であり、Koyfin 等の一次データとは突合していない。最終確認は各社 IR の決算リリース本文で行うこと。

#決算 #決算ビート#AMAT#NU#ETON#DLO