24h決算ビートスキャン(2026-08-11): SMCIがガイダンス+24%のビート&レイズ、CRWVは受注残$104B

開発financial-data

24h Earnings Beat Scan(2026-08-11 発表分)

2026-08-11(火)の寄り前・引け後に発表された決算。発表日は各銘柄とも X の一次ポストで 2026-08-11 と確認済み(発表日ゲート通過)。8/12 発表分(NBIS / CSCO 等)はスキャン時点で検索結果に出てこなかったため対象外。

ガイダンスの surprise% は SMCI と LITE のみ Koyfin コンセンサスとの突合で算出した。両銘柄とも Koyfin の fq0 ラベルが「4Q 2026」=いま発表されたばかりの四半期を指していたため、次四半期は fq1(1Q 2027)、通年は次四半期を含む会計年度である fy1(FY 2027)を使っている。CRWV / FLY / SE / CAH は Koyfin に KID が未登録で estimates を取得できないため、コンセンサスは X ポストで言及された値をそのまま使い、対比の出所を図の下に明記した。

サマリ

ビート&レイズ銘柄(ガイダンスがコンセンサス +5% 超え): 2

  • SMCI: Q1 FY27 売上ガイダンス +24.1%、FY27 通年 +28.5%(Koyfin 突合)。売上実績は -3.9% のミスだが AH +5〜8%
  • LITE: Q1 FY27 売上ガイダンス +7.9% / EPS +15.7%(Koyfin 突合)。数字は強いが AH は横ばい〜-0.6%

ガイダンスは全面上方だがコンセンサス突合ができず: 1

  • CRWV: FY26 売上を $12.4〜13.2B、年末 ARR を $18.5〜19.5B へ引き上げ。受注残 約$104B。AH +9〜14%

実績ビート(ガイダンスは据え置き圏または不明): 3

  • FLY: 売上実績 +33.4%($117.7M vs $88.2M)。FY26 ガイダンスは従来コンセンサス水準で上方修正ではない
  • SE: 売上実績 +8.8%($7.79B vs $7.16B)、当日 +14%超。ガイダンスは据え置き
  • CAH: EPS 実績 +20.2%($2.91 vs $2.42)、売上は -2.3% のミス

SMCI Super Micro Computer — 売上ミスを飲み込んだガイダンス

SMCI(Super Micro Computer)は米サンノゼに本社を置くサーバーメーカー。GPU を積んだ AI サーバーと液冷ラックをデータセンター向けに一括で組み上げて出荷するのが主力で、GPU をどれだけ確保できるか(供給)と、ラックを何本据え付けられるか(生産能力)がそのまま決算の上限になる。

SMCIの売上とEPSについて実績・次四半期ガイダンス・通年ガイダンスをKoyfinコンセンサスと比較した棒グラフ。売上実績だけ下振れ、ガイダンスは売上で24から28パーセント上振れ
図1: SMCIは売上実績こそ -3.9% のミスだが、Q1 FY27 +24.1%・FY27 通年 +28.5% のガイダンスがそれを打ち消した
  • 発表: 2026-08-11 引け後(FY2026 Q4)/ AH +5〜8%(+7% の報告あり)
  • 実績: 売上 $11.1〜11.12B(前年比 +93.2%)・EPS $1.70(別ソースでは $1.62)
  • ガイダンスレンジ: Q1 FY27 売上 $14.5〜15.5B / FY27 通年 売上 $65.0〜72.0B(図は中央値)
  • ✓ 粗利率ガイダンス 17.5%。従来の約9〜10%からの改善で、EPS の大幅ビートと同じ方向を向いている
  • ✓ 受注残・新規受注が過去最高の $60B 超
  • ✗ 売上はコンセンサス割れ。理由は需要不足ではなく供給制約と説明されている
  • 注: EPS の次四半期・通年ガイダンスはポストに言及がなく、対比していない

Source: → @StockMKTNewz のポスト / → @LongBullz のポスト / → @earnings_guy のポスト


CRWV CoreWeave — 実績は僅差、買われたのは受注残と電力

CRWV(CoreWeave)は GPU に特化したクラウド事業者、いわゆるネオクラウドの代表格。自前でデータセンターの電力とラックを押さえ、AI 研究機関や大手テック企業へ長期契約で GPU クラスタを貸す商売なので、稼働に入った電力容量と受注残の消化ペースが将来の売上をほぼ決めてしまう。

CoreWeaveの売上実績2.58BドルをXポスト由来のコンセンサス2.56Bドルと比較した棒グラフ。上振れは0.8パーセントの僅差
図2: CRWVの売上実績は +0.8% の僅差。AH +9〜14% を作ったのは実績ではなく受注残・電力容量・ARR の引き上げ
  • 発表: 2026-08-11 引け後(Q2 2026)/ AH +9〜14%
  • 実績: 売上 $2.575〜2.58B、EPS -$1.14 vs コンセンサス -$1.47(赤字幅の縮小・バー比較にならないため図では注記)
  • ガイダンス: Q3 売上 $3.45〜3.6B(コンセンサス超と報じられるが対比値は未取得)/ FY26 売上 $12.4〜13.2B
  • ✓ 年末時点の年換算売上(ARR)目標を $18.5〜19.5B へ引き上げ
  • ✓ 稼働電力容量を 1.85GW 超へ(従来 1.7GW)、CapEx も引き上げ
  • ✓ 受注残 約 $104B。これは第3四半期初頭に追加された $25B 超の新規コミットを含まない数字
  • 注: Koyfin に KID 未登録のため、コンセンサスは X ポスト由来の値

Source: → @StockMKTNewz のポスト / → @Dr_Crossroads のポスト / → @earnings_guy のポスト


LITE Lumentum — 数字は強いのに株価が動かない

LITE(Lumentum Holdings)は光通信部品のメーカー。データセンター内外を結ぶ光トランシーバ向けのレーザーや、CPO(Co-Packaged Optics)用の光源が主力で、AI クラスタの配線が電気から光へ置き換わるほど数量が伸びる位置にいる。

Lumentumの売上とEPSについて実績と次四半期ガイダンスをKoyfinコンセンサスと比較した棒グラフ。次四半期は売上プラス7.9パーセント、EPSプラス15.7パーセント
図3: LITEは実績・次Qガイダンスの4項目すべてでコンセンサス超え。特に次QのEPSガイダンスが +15.7%
  • 発表: 2026-08-11 引け後(FY2026 Q4)/ AH 横ばい〜-0.6%(-4% の報告もあり)
  • 実績: 売上 $1.006〜1.01B(前年比 +110.1%)・non-GAAP EPS $3.23
  • ガイダンスレンジ: Q1 FY27 売上 $1.225〜1.275B / non-GAAP EPS $4.05〜4.35(図は中央値)
  • ✓ non-GAAP 粗利率 50.4%・営業利益率 36.6%。AI 光学と CPO の需要で目標モデルを前倒しと説明
  • ✗ 株価はほぼ動かず。事前の期待値がすでに高かったことの裏返し
  • 注: 債務の期限前償還により一時的な GAAP 損失が大きい。non-GAAP との差はここに出ている
  • 注: 通年ガイダンスはポストに言及がなく、対比していない

Source: → @WOLF_Financial のポスト / → @equitydd のポスト / → @earnings_guy のポスト


FLY Firefly Aerospace — 売上+33%でも上方修正はしていない

FLY(Firefly Aerospace)は米テキサス拠点の宇宙企業。小型ロケット Alpha と月着陸船 Blue Ghost を手がけ、NASA・宇宙軍・防衛大手との契約が収益源になる。契約のマイルストーン達成に合わせて売上が段差状に乗るため、四半期ごとの振れ幅が大きい。

Firefly Aerospaceの売上について実績と通年ガイダンスをXポスト由来のコンセンサスと比較した棒グラフ。実績はプラス33パーセント、通年ガイダンスはほぼ同水準
図4: FLYは売上実績が +33.4% の大幅ビート。ただし通年ガイダンスは従来コンセンサスとほぼ同水準で、レイズには当たらない
  • 発表: 2026-08-11 引け後(Q2 2026)/ AH 小幅プラス〜横ばい(+0.2% の集計あり)
  • 実績: 売上 $117.7M(前年比 +659%)・調整後 EPS -$0.42 vs コンセンサス -$0.52(赤字幅の縮小・バー比較にならないため図では注記)
  • ガイダンス: FY26 売上 $420〜450M(図は中央値 $435M)。従来コンセンサス 約$440M とほぼ同水準
  • ✓ NASA・宇宙軍・ロッキードなどとの契約が強く、手元資金も潤沢
  • ✗ 売上実績のサプライズに対し、通年ガイダンスは動いていない
  • 注: Koyfin に KID 未登録のため、コンセンサスは X ポスト由来の概数

Source: → @japanscape_jp のポスト / → @AbuFahadWallSt のポスト


SE Sea Limited — 実績ビートで当日+14%超

SE(Sea Limited)はシンガポールを本拠とする東南アジアのプラットフォーム企業。EC の Shopee、デジタル金融、ゲームの Garena という3本柱を持ち、なかでも Shopee の流通総額(GMV)と手数料率の改善が業績を動かす主因になる。

Sea Limitedの売上実績7.79BドルをXポスト由来のコンセンサス7.16Bドルと比較した棒グラフ。プラス8.8パーセントの上振れ
図5: SEは売上実績が +8.8% のビート。ガイダンスは据え置きのため、当日 +14%超は実績主導の反応
  • 発表: 2026-08-11 寄り前(Q2 2026)/ 当日 +14%超
  • 実績: 売上 約$7.79B(前年比 +48%)・EPS $0.70
  • ガイダンス: FY26 の Shopee GMV 約 +25% 成長と調整後 EBITDA 10億ドルの目標を据え置き(上方修正ではない)
  • ✓ 売上サプライズがそのまま株価に出た。本日の6銘柄では珍しいパターン
  • 注: EPS はコンセンサス超えと報じられているが、参照するポートによってコンセンサス値が割れるため対比していない
  • 注: Koyfin に KID 未登録のため、コンセンサスは X ポスト由来

Source: → @TexasTrade7 のポスト / → @FwdQuarter のポスト


CAH Cardinal Health — EPS+20%と売上ミスの同居

CAH(Cardinal Health)は米国の医薬品卸大手。病院・薬局・調剤チェーンへの医薬品流通が売上の大半を占め、そこに医療材料の製造販売が乗る構造になっている。取扱高が巨大で利益率は薄いため、株価は売上高そのものより EPS とセグメント利益で動きやすい。

Cardinal Healthの売上とEPSの実績をXポスト由来のコンセンサスと比較した棒グラフ。売上はマイナス2.3パーセント、EPSはプラス20.2パーセント
図6: CAHはEPSが +20.2% のビート、売上は -2.3% のミス。薄利多売の卸ビジネスらしい分かれ方
  • 発表: 2026-08-11 寄り前 / 株価反応はポート上で目立った言及なし
  • 実績: EPS $2.91 vs $2.42(+20.2%)・売上 $63.7B vs $65.2B(-2.3%)
  • ✗ ガイダンスの詳細がポストに乏しく、ビート&レイズかどうかの判定ができない
  • 注: 対象四半期を明示したポストが見当たらず、決算期は特定していない
  • 注: Koyfin に KID 未登録のため、コンセンサスは X ポスト由来

Source: → @Stock_Alarm のポスト


除外メモ

  • CAVA(2026-08-11 引け後): EPS $0.19 vs $0.18(+5〜6%)、売上は小幅ビート、ガイダンス据え置き。時間外は数%の上下でまちまちと、基準ぎりぎりのため本文からは外した
  • ONON: ガイダンスを引き下げたため除外
  • NVDA / MU / SNDK: /check-earnings 側で別ルート取り込み済みのため対象外
  • 2026-08-12 発表分(NBIS / CSCO 等): スキャン時点で検索結果に出てこなかったため対象外

注: 数値は X 投稿での言及範囲を集約したもの。ソースによって割れているものは幅のまま記載した。コンセンサスは SMCI / LITE のみ Koyfin(2026-08-12 取得のスナップショット、fq1 / fy1)と突合し、他の4銘柄は X ポスト由来の値を使っている。x-search(Grok)の要約に基づく。確定値は各社 IR の決算リリース本文で確認すること。

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