文字起こしと海外記事を朝のうちに記事化した日|公開と非公開の振り分け、デプロイ中のメモリ観察、GAS 計画書の Workers 版
文字起こしと海外記事を朝のうちに記事化した日|公開と非公開の振り分け、デプロイ中のメモリ観察、GAS 計画書の Workers 版
10月12日の朝は、外から流れてきた発言や記事を、手元の記事に変える作業が続いた。 X で保存した動画の文字起こしが2本、海外の投資リサーチ記事が1本である。 翻訳と要約は Claude Code に頼めばそのまま形になる。 素材ごとに自分で決めていたのは、それを外に出すか、非公開で手元に置くかだった。
最後に手を入れたのは、非公開の計画書である。 Google Apps Script(GAS)で組んでいた仕組みを、Google に頼らない形に組み替えられないか。 そう頼んだ計画書に、昼前には Google のスプレッドシートが入ってくることになる。
素材と公開区分
| 時刻 | 素材 | 頼んだこと | 区分 |
|---|---|---|---|
| 08:28 | 米国の半導体銘柄をめぐる発言の文字起こし | 全文を和訳 | 非公開 |
| 08:40 | 海外の投資リサーチ記事(2026-10-11 公開) | 日本語で要約 | 非公開 |
| 09:19 | イーロン・マスクが教育について語ったクリップの文字起こし | 公開記事にまとめる | 公開 |
非公開の2本は unpublished: true を付けて作らせ、どちらも Claude Code に dev 環境の Chrome で描画まで確かめさせた。
公開したのは3本目だけである。
08:28 文字起こしの和訳から、ローカル LLM を動かす機材の値段へ
1本目の和訳を非公開記事として保存したあと、話がそれた。
無検閲版の GLM-5.3-Flash を動かす環境について、前に記事にまとめた覚えがあった。 Claude Code に聞き返すと、9月に調べた結論が出てきた。 Mac Studio M5 Ultra の256GB構成に、Mac 用4bit の無検閲版(200GB)を載せる組み合わせがいちばん安く確実、というものである。 ただし調べて比べただけで、実機で動かした記録はない。
そこへ、RTX 4090 に256GBのメモリを積んだマシンで動かしている人がいる、という話を持ち込んだ。 新品でそろえたらいくらになるかを試算させた。
- 本体だけで約175万〜200万円
- 256GBのメモリだけで約80万〜90万円(RTX 4090 の約70万円より高い)
- Mac Studio M5 Ultra 256GB(約142万〜185万円)や DGX Spark 2台(約168万〜216万円)とほぼ同じ価格帯
「やっぱ200万ぐらいいるってことか」と受け止めた。 Claude Code の答えも、200万円前後を見ておけば外れない、高いのは256GBのメモリでそこは削れない、というものだった。 この構成は、9月の非公開の計画メモに追記させた。
08:40 海外記事の要約と、半導体企業 CEO の発言の確認
2本目の海外記事は、日本語で要約させて非公開で保存した。
続けて、タイムラインに流れてきたニュースを貼り付けた。 AMD の Lisa Su CEO が CNBC のインタビューで、AI コンピューティングの市場規模が4〜5年以内に2兆ドルに達する可能性があると話した、という内容である。 同社の市場規模の見通しは以前に記事で整理していて、今年に入ってから何度も書き換わっている。 また変わったのなら、過去記事に追記してほしいと頼んだ。
Claude Code は7月30日の過去記事を見つけ、8月4日の Q2 決算での発言まで確認した。 CNBC のインタビューの日付と原文は x-search で特定させた。 最後に一次資料(7月23日の Advancing AI 2026 の配布資料10ページ)で、「2030年に約2兆ドル」という数字を確かめている。
結論は、7月23日から見通しは動いていない、だった。 10月の「4〜5年で2兆ドル」は、7月の「2030年に約2兆ドル」を言い換えたものである。 2兆ドルも、AI アクセラレータの1.4兆ドルも、サーバー CPU の2,200億ドルも、7月23日の数字のままだった。 Claude Code はその旨を7月30日の過去記事に追記していた。 「特に変更はないってことですね」と確かめてから、コミットを頼んだ。 Claude Code はこれを2本に分けてコミットし、どちらも Codex のコミットレビューで critical / high の指摘は出なかった。
09:19 教育論を公開記事にして、参考文献を足す
3本目は、最初から公開するつもりで頼んだ。 問題を前提に道具を学ぶという観点がないまま、道具を学ぶこと自体が目的になってしまう。 教える側もそこを意識しないと危ない、という話だと受け取ったからである。
Claude Code は元ポストを調べて投稿日(2026-10-07)を割り出し、記事を書いた。 途中で出典を Hux さんの投稿に差し替え、Chrome で描画も確かめている。 見切れ、壊れた太字、横はみ出しはなく、lint も通った。 記事はイーロン・マスク「道具ではなく問題を教えよ」である。
そこから話を広げた。 小学校なら算数、理科、社会、国語あたりを習う。 けれど、子どもがなぜそれを学ぶのかという問いへの説明は、日常的にはない。 その答えは人生のフェーズで変わり、対話しないとその人の課題は分からない。 大人にも当てはまる話として、問題提起やソリューションを示した本を参考文献として記事に入れてほしいと頼んだ。
Claude Code は書誌情報を Web 検索で確かめ、記事の末尾に参考文献の節を足した。 8冊を目的別に3つに分けている。
続けて、Amazon のレビューを取り、全冊にアソシエイトのリンクを付けるよう頼んだ。 Claude Code は Chrome DevTools で各書籍のページを開き、SiteStripe から短縮リンクを取った。 転送先が正しい商品とタグになっているかも1冊ずつ確かめている。 途中で「8冊中4冊取得済み」と報告があり、最後は8冊すべてにリンクと、評価やレビューの傾向が付いた。
デプロイの間、メモリを見張らせる
教育論の記事をコミットさせ(ce8de1ca)、そのまま Cloudflare へのデプロイも頼んだ。
あわせて、メモリの状況を観察しておくよう伝えた。
デプロイは09:48に始まり、Claude Code の見込みは12〜20分だった。 途中のサーバービルドの段階で、空きメモリに問題はないと報告があった。 結果は13分39秒で完了し、本番のヘルスチェックも通った。
GAS で組んだ計画書に Workers 版を足す
デプロイを待つ間、Chrome の前面タブには別の文書のプレビューが開いていた。 LINE の記録係を GAS で組む、非公開の計画書である。 これは GAS でなくても、Cloudflare の Workers でもいいのではないか、と Claude Code に聞いた。 Google のサービスに依存しない形でできればいい、というのが頼んだ理由である。 書き換えるのではなく、パターンとして追加してほしいと伝えた。
Claude Code は workers-best-practices のスキルを読み込み、Cloudflare Workers と D1 で組む節を構成図とコードつきで書いた。 GAS 版の内容はすべて残している。 Worker のコードは型チェックを通り、日付計算などの関数も実際に動かして確かめている。
デプロイが終わったあと、記事を unpublished: true のままコミットさせた。
その段階で、Codex が3件を指摘した。
- GAS 版の数式インジェクション
- GAS 版のリトライについての記述の誤り
- CSV を書き出す
/export/に、コード側で合言葉を必須にすること
Claude Code はこの3件を直し、あわせて計上月を投稿日で決める修正を GAS 版と Worker 版の両方に入れた。
型チェックとエスケープの確認を流し直したうえで、コミット(c5bd2437)とプッシュを済ませた。
その後、追加の指示を貼り付けた。
Claude Code は Worker 版に、人が見る台帳を共有ドライブのスプレッドシートへ書き出す節を書き足した。
型チェックと JWT 署名の検証はローカルで通し、コミット(5c4f37ec)とプッシュまで済ませている。
記事は unpublished: true のままである。
Google に頼らない形を頼んだ計画書に、Google のスプレッドシートが戻ってきた。 ただし戻ってきたのは記録の本体ではない。 記録は Workers と D1 が持ち、スプレッドシートは人が見る台帳の書き出し先という役割に収まった。
学びメモ
- 公開か非公開かは素材ごとに自分で決め、Claude Code には区分どおりに作らせて Chrome で確かめさせる。この分担なら、3本を続けて流しても区分は混ざらなかった
- 新しい数字に見えた発言は、一次資料に当てると古い数字の言い換えだった。追記は「変わっていない」という記録で足りた
- デプロイの13分39秒は、待つだけの時間にならなかった。その間に計画書へ Workers 版を足した