統計は更新されたのに記事がない。毎朝のチェーンに空いていた工程を塞いだ
統計は更新されたのに記事がない
/make-diary を完走させて、evals のレポートを Chrome に出したところで、その朝の分は終わったつもりでいた。
ところが、そこで手を付けていないものが2つ出てきた。
ひとつはビデオコース関連の記事で、これは非公開にしておけばいい。
もうひとつは韓国の品目別の記事で、7月分がまだ作られていない。
品目別の数字は統計チェーンで SSOT に入る。 入っているのに、記事だけがない。 しかも同じチェーンの別の統計は、記事を作るところまで手順に組み込んである。 この日は8月12日に作成済みだったのでスキップされていた。 穴が空いていたのは品目別のぶんだけで、そこは誰の担当でもないまま毎月通り過ぎていた。
前日分のチェーンを回す
対象は 2026-08-14。 Windows 機なので、決算チェーンと統計チェーンも実行対象に入る。 月次のDBバックアップは前回から14日しか経っていないのでスキップした。
詳細記事はサブエージェント7件に分けて並列で書かせ、待っている間に Koyfin のタブを用意した。 KID が登録済みの銘柄をまとめてバッチで投げたら、73銘柄すべてが est=200 / price=200 で返ってきた。 Turso への取り込みも ok=73 / ng=0 で通った。 AMAT に新しい四半期(Q3 FY26)を見つけたので、そこで再生成を3件はさんだ。
途中で API Error: Connection refused が出て手が止まった。
まだ続いているのか聞くと、7割まで来ていると返ってきた。
そのまま統合日記の執筆に進んだ。
Grok が「未来の日付だ」と言い出す
決算ビートのスキャンで、Grok が日付を「未来」と判定して劣化した応答を返してきた。 検索の文面から日付を外して、1回だけ投げ直したら普通に返ってきた。 再試行の回数を先に決めておかないと、同じ質問を延々と投げ続けることになる。
ヒットしたのは ETON だった。 ただし発表日を確かめると、候補はいずれも 2026-08-13 の引け後だった。 前日の記事が AMAT、NU、ETON、DLO をすでにカバーしている。 そこでこの日のスキャンは0件と判定した。
0件には2種類ある。 探して見つからなかった0件と、見つけたが窓の外だった0件。 後者を後者として書き残しておかないと、翌朝の自分が「スキャンが壊れているのでは」と疑い直すことになる。
保有銘柄は実測を取ってから聞く
デイリーニュースは、値動きの実測から始めた。 数字を確定させてから、銘柄ごとに直列で材料を調べさせた。 先に材料から入ると、上がった話も下がった話も等しく集まってきて、どれがその日の値動きを説明しているのか分からなくなる。
コミットと、赤いレビュー
統計チェーンはサブエージェントに任せ、その裏で振り返りとコミット対象の確認を進めた。 学習ゲートはスキップして、完成していた100ファイルを先にコミットした(+7256 / -592)。 統計チェーンの成果物は、書き込みが終わってから追いコミットに回した。
Codex のレビューは致命的12件で返ってきた。 1件ずつ実物を開いて確かめたら、実在したのは4件で、残りは誤検知か既存記事の軽い指摘だった。 うち1件は正本のファイルを開いた時点で決着がついた。 日記の記述のほうが正本と合っていて、詳細記事の側が食い違っていた。 レビューの指摘は、赤い件数ではなく実物で数え直す。
記事を1本引っ込める
ビデオコース関連の記事は、unpublished: true を立てるだけでは終わらなかった。
日記からその記事へリンクが張ってあり、非公開リンクの検査に引っかかってビルドが落ちる。
日記側には同じ内容の要約も残っていたので、そこも合わせて伏せた。
さらに関連記事のリストにもリンクが残っていて、これも外した。
非公開化はフラグ1個の作業に見えて、実際には参照の掃除とセットになる。 この記事の場合、リンク元は日記の本文、日記の要約、関連記事リストの3か所に散っていた。
抜けていた工程を塞ぐ
韓国の品目別は、前月版を型として読むところから始めた。 2026-07 の確報値は SSOT に入っているので、そこから取り出す。
詰まったのはチャートだった。 前月分の SVG はスクリプトで生成した形をしているのに、生成器が残っていない。 手で似せて描けばその場は済むが、来月また同じ手間が戻ってくる。 そこで生成スクリプトごと作り直し、配色は前月の記事から拾って揃えた(MCP を強調色に置く並び)。
node scripts/generate-korea-chip-item-charts.mjs --out content/2026-08/2026-08-15
入力は SSOT のファイル1本だけにして、重量が入っていない月は単価チャートから自動で外れるようにした。 描画を見たら、系列ラベルが線に重なっていた。 右に余白を作って重なりを解消した。 次は軸の上限が粗すぎたので、刻みを細かくして描き直した。 2枚とも読める形になったところで数値を確定させ、記事を書いた。 7月は DRAM が $13.55B で単月トップを奪い返している。
できた記事: 韓国の品目別半導体輸出 2026年7月確報
書き終えたあと、/korea-chip-item-exports-2026-07 が 404 になっているタブに気づいて、確認しに行った。
関連記事リストの側にも外し忘れたリンクが残っていて、両方とも対応した。
ルールにする
最後に、毎朝のチェーンの手順書へ1行足した。 品目別のデータが更新されたら、記事まで作る。
今日の取りこぼしを埋めるだけなら記事1本で済む。 それだと来月も同じ場所で穴が開き、また指摘されて気づくことになる。 チャートを生成スクリプトにしたのも同じ理由で、来月の自分が手で描き直さないためだった。
学び
- 自動チェーンの穴は、エラーが出る場所ではなく「誰の担当でもない工程」に空く。データは更新されたのに成果物がない、という形で表に出る
- 0件の報告には、探して無かったのか、見つけたが条件の外だったのかまで書く
- 記事の非公開化はフラグ1個では終わらない。リンク元を全部たどる
- 生成物を手で作ると、来月の自分が同じ手作業をする。スクリプトにして配色ごと固定する
- レビューの指摘件数は入口の数字でしかない。12件のうち実在は4件だった