家業の鍵屋サイトで、検索結果に出るサイト名と記事カードの画像を直す
家業の鍵屋サイトで、検索結果に出るサイト名と記事カードの画像を直す
順位が上がってきた気がする。 そう思ったものの、何がどう動いたのかを説明できる形では持っていなかった。
この日は朝から、家業の鍵屋のサイトの検索まわりを触っていた。 最初にやったのは新しい施策ではなく、前日と同じ測定をもう一度回すことだった。
「気がする」を記録に戻す
定点観測はこれで3回目になる。 前日の記録を読ませてから、同じ手順を通しで実行させた。
インデックスは、公開しているページが全数登録されていた。 ここは想定どおりで、驚きはない。
引っかかったのは、Search Console に残っていた未登録の6件だった。 中身を全部洗い出させた。 403 を返していた2件は、前のサイト時代の URL だった。 いま存在しないページをこちらが未対応として数えていたことになる。
5xx を返していた1件のほうは、前日に www をカスタムドメインへ足した時点で解消していた。 そこで、その1件だけ修正の検証を押した。 電話発信をキーイベントとして扱う設定もアクセス解析側に入れ、その記録を同じドキュメントに残させた。
検索結果に出す名前が決まっていなかった
測定の途中で、検索結果にサイトの名前が出ていないと分かった。
原因を調べさせると、og:site_name と WebSite の構造化データがどのページにも入っていなかった。
こちらは、名前を出す手がかりを一つも渡していなかったわけだ。
そこから、名前そのものを決める話になった。 短く言い切る案と、年季が伝わる肩書きを足す案とで迷った。 迷ったまま計画書を書かせて、Codex のレビューにかけた。
指摘は2巡で6件返ってきた。 そのうちの一つで、計画書に書かせた前提が実測と食い違っていた。 地図側の登録名について、こちらの資料は誤った表記を前提に組み立てられていた。 実際の登録名を確認させたら、違う名前が入っていた。
決裁フォームでは、一度別の案を選んでいる。 ただ選んだあとも迷いが残っていたので、推奨をはっきり言わせた。 返ってきたのは説明を足さない短いほうで、それで決めた。
実装は、全ページに og:site_name を入れ、トップに WebSite の構造化データを足すところまでやらせた。
ついでにサイトマップの lastmod も入れさせた。
日付は手で書くとすぐ実態とずれるので、各ファイルの最終コミット日を根拠に生成させている。
キャッシュを疑った2回
同じ日に、キャッシュを疑う場面が2回あった。
1回目は、トップの背景動画が古い絵のまま表示されていた件だ。 キャッシュだろうと思っていた。 調べさせると、HTML に書いてある poster 画像そのものが古かった。 動画は差し替わっていて、その最初の1枚だけが取り残されていた。
2回目は、デプロイ後に構造化データが3ページで検出されなかった件だ。 今度はローカルにも配信ディレクトリにも正しく入っていた。 再取得させると、こちらは本当にキャッシュのヒットだった。
順番が逆だったら、両方ともキャッシュのせいにして終わっていたと思う。
再クロールの依頼は本当に通ったのか
依頼の送信でも、似たことが起きた。
1件目は通った。 2件目は、検査の対象が切り替わらないまま次の操作に進みかけた。 3件目は、送信したつもりでいたのに画面の状態が未リクエストのままだった。 最後の1件は割り当ての上限に当たって、そもそも送れていない。
画面を1件ずつ確認させて、実際に受理されたものだけを記録に残した。 まとめて送って完了と書いていたら、翌日の自分が嘘の前提で動くことになる。
競合がほとんど入っていないキーワード
ある調べ方をしたとき、1ページ目に競合がほとんど入ってこなかった。 鍵の複製にまつわる調べ方で、単価が高い仕事ではない。 それでも、探している人がいるのに何も出てこない状態は気持ちが悪い。
ここは狙えると判断して、専用のページを新設させた。 書き足さない方針にした。 鍵の種類ごとの写真も動画も既存の本文の中に揃っているので、道具まわりの記述を抜き出して1ページに組み直させた。
図を1枚作らせて、Codex に見せた。 指摘は、図の主役が何かという点と冒頭の一文に集まった。 描き直させてから、決裁フォームで方針を確定した。
そのあとは、公開ページ数のチェック、ローカルでの描画確認、デプロイ、本番での表示確認まで一続きで走らせている。
カードの中身が想像できなかった
トップページの読みもののカードを見て、中身が想像できないとクリックしづらいと思った。 見出しと短い説明文が並んでいるだけで、その先に何があるのか分からない。
記事の中には図も写真もある。 それをそのままカードに出させることにした。
記事の断面図は書き出すだけで使えた。 1本だけ図も写真も持たない記事があったので、本文の内容に沿った図をサイトの配色で起こさせた。 最初に上がってきた図は要素が小さく見えたので、大きくして作り直させている。
デスクトップとタブレット、スマートフォンの3つの幅で見切れがないことを確認させてからデプロイした。 途中、自分がブラウザを使っていたせいで描画確認が止まっている。 待ちが長引いた理由は、こちら側にあった。
記事とかみ合っていないサムネイル
カードが埋まると、今度は記事一覧のサムネイルが目についた。 記事の中身と関係のない写真が入っている。 検索結果のサムネイルに使われる構造化データの画像も同じ写真のままだった。 どちらも差し替えさせた。
ここで一度止めている。 古い和錠の図を起こさせたとき、形を思い込みで描かないよう一次情報で確認させた。 すると、本文の記述と図の形が合っていないと分かった。 弦を本体に差し込み、板バネで引っかける構造なのに、洋錠のようなアーチが描かれていた。 角ばった弦に描き直させて、記事の説明と図が同じものを指すようにした。
最後に、参照がゼロになった旧サムネイル4点を消させた。 元の写真は別のディレクトリに残っているので、失われるものはない。
同じリポジトリを2つのセッションで触っていた
コミットの段で手が止まった。 ステージした中に、別セッションの変更が混ざっていた。 新設中の専用ページへのリンクが、こちらの触ったトップページに入っている。
片方だけを切り出してコミットすると、もう片方の作りかけを中途半端に本番へ出すことになる。 そこでコミットを中止させ、ステージも解除させた。 ステージを残したままだと、別セッションがコミットしたときにこちらの変更まで巻き込まれる。
まとめてコミットしたのは、ページを作っていた側のセッションのほうだ。 作業ツリーは無傷のまま渡せた。
残ったもの
残っているのは、割り当ての上限に当たって送れなかった1ページの再クロール依頼だ。 これを含む未了は、翌日そのまま着手できる形でドキュメントに残させた。
「順位が上がった気がする」で始まった一日が、最後は「送ったつもりで送れていなかった」と「キャッシュのせいだと思ったら違った」に落ち着いた。 画面に出ている状態と、自分が思っている状態は、確かめないと簡単にずれる。 今日いちばん効いたのは、その差を1件ずつ画面で潰させたことだった。