2025年第4四半期GAFAM決算のみどころ
1月中旬から2025年第4四半期の決算発表シーズンになります。
GAFAMに共通するテーマは「AIデータセンターに設備投資している企業はだんだん償却負担でEPSの伸びが売上高の伸びよりも低くなる傾向が顕著になる」ことです。
今期(2025年第4四半期)からEPS成長率がガクッと落ち、一桁台になると予想されています。言うまでもなくAWSにおける高水準のAI設備投資がその原因です。
今期は高いEPS成長率を維持できるものの、それ以降はEPS成長率が凸凹になると予想されています。
CAPEX増加は続いていますが、EPS成長率は10-25%と安定しており、他社のような急落は見られません。
AIへの投資に消極的であり、他社のような重い償却負担はありません。
EPS成長率の落ち込みが最も大きくなると予想されています。
今回の決算を見る上で重要な構造変化があります。
- Google、Amazon、Meta、Microsoftの4社が2025年に投じる設備投資は合計4,000億ドル超(2019年の約700億ドルから6倍)
- この設備投資の大部分はNvidiaのGPU購入に充てられている
- Big Techが「コスト」として支払った資金の大部分が、Nvidiaの「利益」として計上される構造
📊 関連ページ: Big Tech CapEx / Revenue Ratio - 各社のCapEx投資額と売上高比率の推移をインタラクティブに可視化
| 立場 | 企業 | 特徴 |
|---|
| 賃料を払う側 | Google、Amazon、Meta、Microsoft、Apple | AIインフラに巨額投資、利益がコストで圧迫 |
| 賃料を受け取る側 | Nvidia、Broadcom、Micron等 | AI投資の拡大で恩恵を受ける |
旧S&P500(2010年代)
- 低CapEx → 高FCF → 高株主還元
- 限界費用ゼロ → 景気変動に強い
新S&P500(2025年以降)
- 高CapEx → FCF圧迫 → 還元余力低下
- 計算コストの存在 → 変動費用構造の復活
- 減価償却の「時限爆弾」(2027年以降、年間1,500億〜2,000億ドル規模の償却費が顕在化の可能性)
- S&P500の上位銘柄の多くが同じ「AI投資サイクル」に連動
- AI投資の収益化が遅れれば、EPSは圧迫される
- 「何も考えずにS&P500を積み立てればOK」という単純な信仰は再考が必要
投資家は経営陣に「いつまで高水準のAI投資を続けるのか?」と質問する可能性があります。
これが今回の決算のみどころです。