Excel講座動画の「読み上げだけ」の区間を画面再現に作り替える:試作1本の確認からサブエージェント並列化まで

開発eurekapu-nuxt4

Excel講座動画の「読み上げだけ」の区間を画面再現に作り替える

Excel講座の制作画面で VLOOKUP の区間を開くと、Excel の画面ではなく、文字をそのまま読み上げる部分が残っていた。 昨日も、読み上げるだけの冒頭7区間を画面再現に作り直している(前日の記録)。 この区間もそのとき直した気がする。 直し漏れだろうか。 そう思って計画書を見直してもらうところから、この日は始まった。

「昨日直したはず」の VLOOKUP の区間

朝はまず、Googleタスクに残っている作業を Claude Code に確認させた。 今日が期限で、このリポジトリのものは2件だった。 どちらも、自分が画面で見てフィードバックを書く番で、演習7本のどの区間にもまだ何も書いていなかった。

その流れで vlookup-basics を開き、読み上げが残っていると伝えた。 返ってきた答えは「漏れ」ではなかった。 vlookup-basics は、もともと画面再現の計画(37本+組7)に入っていない区間だった。 選択肢の1番を選び、19区間すべてを画面再現にすることになった。

組8:関数の章19区間を5体で作り直す

Claude Code は、この判断を計画書に「組8」として記録した。 そのうえで作業指示書を書き、章ごとにサブエージェント5体(Opus)をバックグラウンドで起動した。 登録テストは並び順まで比べるので、登録ファイルへの差し込み位置はエージェントごとに分けてあった。

起動したあとで気づいた。 作り直している最中の区間を自分がレビューしても、手間が無駄になる。 そこで、目次の区間の横に、作り直し中だと分かるタグを付けてほしいと頼んだ。 区間名の横に、灰色の「作り直し中」タグが出るようになった。 変更はコミット 53eaf0aa に入った。 このコミットは Codex のレビューで一度止まり、指摘を確かめて直してから通った。

途中で、サブエージェントが Opus 5.5 で動いているかを念のため確かめた。 5体とも起動時に model: "opus" を明示していて、実行記録の応答もすべて claude-opus-5-5 だった。

エージェントが戻るたびに、Claude Code は報告をそのまま信じず、音声と検査の結果を見た。 さらに静止画を1枚にまとめて目で確かめ、そこで初めてタグを外した。 組8e(3本)、組8a(VLOOKUP 4本)、組8d(SUMIFS と TEXT 4本)、組8b(IF と INDEX 4本)、組8c(INDEX-MATCH と SUM 4本)の順に外れていった。 登録ファイルの差分は組8の追加分だけ(scenes.ts 44行、sceneLoader.ts 25行)で、テストは395件すべて通った。 組8はコミット 74ad800a になった。

そのあと進捗の更新を頼み、Googleタスクを整理させた。 関連するタスクはいったん完了にし、自分がまだ終えていない作業だけを新規に2件立ててもらった。 そのうち1件は、キャッシュフロー精算表の列の固定を自分で確認する作業である。

別セッションとのメッセージ

組8をコミットする前に、自分のセッションでは入れていない削除(tests/unit/excelRenderColors.test.ts)がステージに混ざっていた。 別のセッションにメッセージを送ってみてと頼むと、同じリポジトリで2時間前から動いていたセッション(eurekapu-nuxt4-11)から返事が来た。 「excelRenderColors.ts とテストの削除は、こちらのセッションの意図した作業です。ステージはそのままにしておいてください」。 削除は、グレー化の処理を外した作業の片付けだった。 グレー化を外していたセッションの側にも、別のセッション(eurekapu-nuxt4-a9)から「この削除はこのセッションの作業か」と確かめる連絡が届いていた。

間に入った別セッションのコミットも一緒に上がると説明を受けてから、「y」と答えて push させた。 上がったのは5コミットだった。

Stream Deck の区間はなぜ白黒だったのか

Stream Deck の区間(stream-deck-c01-s01)を開くと、画面写真が白黒になっていた。 原因は 9/22 の自分の指定にあった。 「制作画面、教材、操作映像をグレー基調に揃える」と頼んだときに、教材の中の画像すべてに filter:grayscale(1) がかかる設定が入り、Stream Deck の写真も巻き込まれていた。

グレーにしてほしかったのは、当時緑だった字幕や、スライドの背景のほうだ。 中身のストーリーの画像は、元の記事の色合いのままでいい。 そう伝えて、グレーにする範囲を動画の枠だけに直させた。 字幕帯、スライド背景、制作画面はグレーのまま残り、Stream Deck の区間ではマゼンタの枠、黄色のボタン、Excel の緑が戻った。 Unit テストの全件実行は45分たっても終わらなかった。 Claude Code はそれを止め、変更に関係するテストだけを流し直した。

続けて、音声レビューの保存が 500 Server Error で失敗した。 失敗したのは、区間を「完了」にするボタンの記録(Cloudflare の D1 への書き込み)だった。 同じ内容で送り直すと今度は通り、10:33 に完了として記録された。 dev サーバーのログを手元から見られないため、D1 の書き込みがなぜ失敗したかは確認できていない。 Claude Code は、送り直しで成功したことから一時的な失敗と見ている。

読み上げを全部やめる計画

色は戻ったが、Stream Deck の区間も、文字を読み上げるだけでは分かりにくい。 列の幅を調整する Alt、H、O、W の4つのキーも Excel で再現できるし、Stream Deck のキーを登場させることもできるはずだ。 普通に読み上げるのは全部の区間でやめてほしい、と伝えた。

Claude Code は、棚卸しをサブエージェントに任せてから計画書を書いた。 ポイントは図にし、Codex のレビューを受けてから Chrome に表示し、判断が要る4項目は計画書の中のボタンで選べる形にした。 計画書は memo/2026-09-29/excel-no-read-aloud-plan.md で、対象は137区間ある。 判断4では「部品ごとに試作を1本作り、確認してから広げる」を選んだ。

試作は stream-deck-c01-s01 の1本である。 Claude Code は、画面を計算するエンジンに「机の画」の分岐を入れ、既存の台本の画面が1文字も変わっていないことを回帰テストで確かめる手順を取った。 途中で API が 502 を返したままになった。 原因を探るため API のサーバーを単体で起動し、エラーを直接見てから dev サーバーを戻している。 静止画を撮って崩れを2か所直し、本人の声で合成すると8拍、172秒になった。 押したボタンが光るのは0.8秒だけで見逃しやすく、1.2秒に延ばした。

「今朝の計画、入ってるんですよね」

夕方、Stream Deck の別の区間(stream-deck-c01-s03、セル背景色やシート色の変更)を開くと、冒頭は文章の読み上げのままだった。 今朝の計画に入っているはずなのに、なぜまだ読み上げなのか。 いつの、どの計画なのか。

別の計画があったわけではなかった。 今朝の計画の137区間のうち、作り終えていたのは試作の c01-s01 だけで、残る136区間には手が付いていなかった。 止まっていた理由は、朝の判断4にある。 試作を確認してから広げると自分で選んでいたので、確認が出るまで、他の区間は動いていなかった。

試作 c01-s01 を見直すと、これで十分だった。 このパターンで全部作り変えてほしいと伝え、セッションを変えるために、引き継ぎのプロンプトをダウンロードフォルダのテキストファイルに書き出させた。

引き継いだセッション:待ち時間に横展開する

引き継ぎファイルを渡したセッションでは、まず Stream Deck 章の残りを作らせた。 章の9本は、検算と本人の声の合成まで終わった(合計約20分)。 続けて、Alt+Tab(P4)、エクスプローラー(P6)、AI のチャット(P7)の試作に移った。 P7 はレイアウト検査で3件引っかかった。 並行セッションとは、向こうが基本機能と P3、こちらが P4、P6、P7 と分担が決まった。

試作の音声合成と回帰テスト(約15分)の完了待ちに入ったところで、待つあいだに打開できることはないのかと聞いた。 答えは、確認済みの部品だけで描ける章の横展開だった。 キーボードショートカット章25区間のうち、P4 の確認待ちの3区間(Alt+Tab、ウィンドウの整列)を外した22区間を、Opus のエージェント5体(kA〜kE)で作らせた。

戻ってきた組の静止画は、Claude Code が全部見た。 kD では、F11 が一時スクリプトの「F列の番地」の検査に引っかかっていた。 その検査を、F1〜F12 をキーとして扱うよう直して、4本とも通した。 kC は Excel での検算が5本とも全一致した一方、実物の Excel と違う見え方が3点残った。 どれもエンジンに操作が無いことが原因で、エンジンを変えない約束のエージェントには直せないため、あとでまとめて扱う。

回帰テストは合格し、書き出し済みの CF精算表の動画の画面は1コマも変わらなかった。 登録の検査が1件落ちたが、基本機能を作っている並行セッションが、登録2ファイルの片方にだけ basic-c03-s00 を足した途中の状態を拾っていた。 流し直すと169件すべて通った。

最後の kE(行列操作の6区間)が届き、予定の22区間がそろったところで利用上限に達した。 kB と kE の静止画は、まだメインのセッションで見ていない。

基本機能23区間を「再現版」に揃える

夕方の別のセッションでは、イントロダクション(contents)へのフィードバックがどの計画書に入っているかを聞いた。 一気に書いてほしかったが、実際は3本の計画書に分かれて書かれていた。

続けて基本機能の c00-s01 を見て、ここも Excel 再現版でやってほしいと伝えた。 今の版と再現版は、2つ並べてかまわない。 Excel シーンの確認画面と見比べながら「発音の指摘じゃなくて、トンマナを合わせてほしい」と言い直し、Excel シーン側にあるものも Excel 再現のほうへ入れようと提案した。 Claude Code が解釈を確かめてきたので、案の内容どおりでよいと答えた。 Stream Deck の続きは別のセッションで進んでいること、そこで揃ってきた部品を参照しながら実装してほしいことも添えた。

Claude Code は、既存の「見比べ(A 今の版/B 再現版)」の仕組みに乗せる方向を選んだ。 共有部品に触るので、Stream Deck を作っている並行セッションには分担を連絡した。 Excel 全幅の画(office)を足し、リボンに「表示」「データ」タブとウィンドウ枠の固定メニューを加えた。

c00-s01(ウィンドウ枠の固定)の試作から部品づくりにかけて、次の3か所でつまずいた。

  • カメラが光らせたセルへ自動で寄り、見出しが切れた。手で決めたカメラ(pin)でスクロールを表すよう直し、刻みのスクロールにして重なりを消した
  • 置換は Hook に従って perl で行っていたが、引用符が絡む箇所で壊れ、Edit ツールに切り替えた
  • あとで部品を足す段で、scenes.ts の改行が CRLF だったために置換が当たっていなかった。これも Edit ツールで足した

実物の Excel での検算は198/198で一致した。 試作を見て、大変素晴らしいと思った。 全部サブエージェントで一気に非同期に進めること、最後はメインのセッションが最終チェックをし、Codex のレビューも受けることを頼んだ。

Claude Code は、貼り付けの種類とフィルター操作を deskPaste.ts に、ダイアログの見た目を DeskDialogs.vue に作った。 試しの台本で描けることを確かめてから指示書を書き、5体のエージェント(Opus)を一斉に走らせた。 c00-s02(新しいウィンドウを立ち上げる)はメインのセッションで書き、検算34/34、本人の声で112秒になった。 dev サーバーが一時的に 502 を返す場面もあり、Claude Code は5体が同時に使っているためと見て、間を置いてやり直した。 回帰テストは50分以上出力がないまま進み、止まっていないかを確かめたうえで43/43通った(17:13 時点のコードでの結果)。 組E(検索と置換の4区間)は、4本とも全セル一致で合成も済んだ。

ここでも利用上限に何度もぶつかった。 上限で区切られるたびに届く報告は、完成12区間、16区間、19区間と1区間ほぼ完成、と伸びていった。 最後は5体すべてが作業を終え、23区間のうち22区間の台本、音声、静止画ができた。 すべての確認まで済んだ完成は21区間で、c02-s01(減算)だけが未作成で残っている。 頼んでいた最終チェックと Codex のレビューは、この日のログの中にはまだ出てこない。

夕方に積んだもう一つの引き継ぎ

相対参照と絶対参照の話をしている縦動画で、関数のダイアログを出したときに、どこを変えているかのハイライトが付いていなかった。 よく見ると全部の回がそうだったので、全部直すよう頼み、次のセッション用の引き継ぎをダウンロードフォルダに書き出させた。 このセッションでは、ハイライトの修正には手を付けていない。 「横の講座(関数の活用)の $ の回も直すか」は、次のセッションが始める前に聞いてくる。

同じころ Googleタスクも見直した。 マイタスクの未完了は13件で、今日が期限のものが3件、期限を過ぎたものが8件あった。

残っていること

  • キーボードショートカット章:kB と kE の静止画をメインのセッションで確かめる
  • キーボードショートカット章:kC で残った、実物の Excel と違う見え方3点をエンジン側で扱う
  • 基本機能:c02-s01(減算)を作り、最終チェックと Codex のレビューを受ける
  • 読み上げをやめる計画(137区間)のうち、まだ作っていない章を作り変える
  • 縦動画の相対参照と絶対参照のハイライトを直す(引き継ぎ済み)
  • キャッシュフロー精算表の列の固定を自分で確認する

学びメモ

  • 「計画に入っている」と「画面が変わった」は別の話だった。朝の vlookup-basics は計画の対象外で、夕方の c01-s03 は試作を確認してから広げる順番を待っていた。どちらも、止まっている理由は計画書に書いてあった
  • 回帰テストの完了を待つ時間に、確認済みの部品だけで描ける範囲を広げられる。約15分の待ちのあいだに、キーボードショートカット章の22区間を走らせ始められた
#Excel講座#動画制作#画面再現#サブエージェント#Claude Code