決算ビート銘柄スキャン(2026-10-22): WDC が Q2 ガイダンスで売上高+11.7%・EPS+20.5%、BE が通年ガイダンスで売上高+9.1%・EPS+20.0% のビート&レイズ
24時間決算ビートスキャン(2026-10-22〜2026-10-23)
ビート&レイズ銘柄(ガイダンスがコンセンサスを5%以上上回ったもの): 2件
- WDC(Western Digital): Q1 FY2027 の非GAAP EPS がコンセンサス比+13.2%。Q2 のガイダンスは売上高の中央値が+11.7%、非GAAP EPS の中央値が+20.5% とコンセンサスを上回った。配当を17%引き上げ。10/22 の終値は -6.43%(決算は引け後)
- BE(Bloom Energy): Q3 の非GAAP EPS がコンセンサス比+39.8%、売上高は+15.3%。通年ガイダンスを引き上げ、中央値は売上高+9.1%、非GAAP EPS+20.0% とコンセンサスを上回った。10/22 の終値は -8.70%(決算は引け後)
実績の EPS は5%以上上回り、ガイダンスも引き上げたが、上回り幅は5%未満: 1件
- LMT(Lockheed Martin): 希薄化後EPS +6.0%。通年の売上高と EPS の見通しを引き上げたが、中央値はコンセンサスとほぼ同じ(売上高±0.0%、EPS+0.2%)。10/22 の終値は +6.96%(決算は寄り付き前)
実績はビートしたが、ガイダンスは据え置き: 1件
- PG(Procter & Gamble): コアEPS +5.8%。通年のコアEPS の見通しは据え置きで、中央値はコンセンサス比+0.2%。売上高の伸びの見通しは、買収した Thorne の分を加えて改めた。10/22 の終値は +5.58%(決算は寄り付き前)
売上高・EPS のガイダンスは無いが、実績の EPS が5%以上上回った銘柄: 3件
- VLO(Valero Energy): 調整後EPS +12.9%、売上高+7.9%
- NEM(Newmont): 調整後EPS +13.2%。通年のコストの見通しを改善した
- FIX(Comfort Systems USA): 希薄化後EPS +9.5%、売上高+10.7%。受注残が前四半期から $3.8B 増えた
10/22(木)は、寄り付き前に Lockheed Martin・Procter & Gamble・Valero Energy が、引け後に Western Digital・Bloom Energy・Newmont・Comfort Systems USA・RingCentral などが決算を出した。上の7社の 8-K(Item 2.02)は、すべて SEC EDGAR に 2026-10-22 付で提出されていることを確認した。実績とガイダンスの数値は各社の決算リリース本文から取った。コンセンサスは、引け後に発表した4社(WDC・BE・NEM・FIX)が金融データサービスAの発表前の値(10/23 朝の時点でも発表した四半期を指していた)、寄り付き前に発表した3社(LMT・PG・VLO)は金融データサービスAの値が次の四半期へ切り替わっていたため、X の投稿で引かれていた発表前の値を使った。10/23 の寄り付き前に発表する銘柄は、このスキャンの時点(日本時間 10/23 朝)ではまだ出ていない。
WDC Western Digital — Q2 ガイダンスが売上高+11.7%、非GAAP EPS+20.5% でコンセンサスを上回る
Western Digital は HDD(ハードディスク)の世界大手で、2025年にフラッシュメモリ事業(現 SanDisk)を分離してからは HDD 専業になった。売上の大半はハイパースケーラーなどクラウド向けの大容量 HDD で、AI のデータ保存需要が出荷容量と価格を押し上げている。Nasdaq に上場している。
- 決算発表: 2026-10-22 引け後(Q1 FY2027・7〜9月期・10/2 締め)。8-K の受理は米東部時間 16:04
- 売上高は $4,381M で前年同期比+55%、前四半期比+17%。GAAP の希薄化後EPS は $4.63、非GAAP は $4.64(前年同期比+161%)
- 非GAAP の粗利益率は 58.1%(前年同期比+14.2ポイント)、営業利益率は 49.1%
- 見通し(Q2 FY2027): 売上高 $5.1B±$100M、非GAAP の粗利益率 60〜61%、非GAAP EPS $5.80±$0.20。前年同期比では売上高+66〜72% にあたる
- 四半期配当を17%引き上げ、1株 $0.175 にした
- 10/22 の終値は -6.43%($378.51 → $354.19。決算は引け後で、半導体全体が売られた日)。引け後は下げたとする投稿が複数あるが、幅は投稿によって異なり、確認していない
- 予想を上回っても売られた理由として、設備投資が長期の目安を上回りそうなこと、DRAM・NAND の値上がりが部材コストを押し上げていること、出荷容量の伸びが競合に見劣りすることを挙げる投稿があった。いずれも市場の解釈である
$WDC results: Q1 FY27 · after the close, Oct 22 EPS $4.64 (vs $4.07 est) Revenue $4.38B (vs $4.13B est) Q2 revenue guide $5.1B (vs ~$4.51B est) Q2 EPS guide $5.80 (vs ~$4.72 est)
Source: → 実績とガイダンスのまとめ(@TTradDashboard) / → 引け後に売られた理由の解釈(@NexusCoOfficial) / → 決算の 8-K(SEC EDGAR)
BE Bloom Energy — 通年ガイダンスが売上高+9.1%、非GAAP EPS+20.0% でコンセンサスを上回る
Bloom Energy は固体酸化物形燃料電池(SOFC)による発電システムの会社で、天然ガスなどから電力をその場でつくるオンサイト発電を手がける。電力網への接続を待てない AI データセンターの電源として、ハイパースケーラー向けの出荷が急増している。NYSE に上場している。
- 決算発表: 2026-10-22 引け後(Q3 2026・7〜9月期)。8-K の受理は米東部時間 16:09
- 売上高は $1,235.8M で前年同期比+138.1%(うち製品の売上高 $1,073.6M で+179.4%)。GAAP の希薄化後EPS は $0.78、非GAAP は $0.94
- 粗利益率は 33.8%(非GAAP は 34.5%)、非GAAP の営業利益は $285.7M
- 見通し(通年): 売上高 $4.4B〜$4.6B、非GAAP の粗利益率 34%、非GAAP の営業利益 $960M〜$1,030M、非GAAP EPS $3.10〜$3.40。通年の見通しの引き上げは今年3回目と会社は述べている。前回の見通しの数値はリリースに載っていない
- S&P 500 の構成銘柄に採用された
- 10/22 の終値は -8.70%($238.53 → $217.77。決算は引け後)。引け後も下げたとする投稿があるが、幅は投稿によって異なり、確認していない
2026 guidance raised: • Revenue: $4.4B–$4.6B, previously $3.9B–$4.2B • Adjusted EPS: $3.10–$3.40, previously $2.55–$2.85
Source: → 実績とガイダンスのまとめ(@L0NEW0LFTRADES) / → キャッシュフローと値動きの指摘(@ThetaVantage) / → 決算の 8-K(SEC EDGAR)
LMT Lockheed Martin — EPS が+6.0%、通年の見通しを引き上げたが上回り幅は小さい
Lockheed Martin は米国最大の防衛企業で、F-35 戦闘機を中心とする航空、ミサイル・射撃管制(PAC-3 迎撃ミサイルなど)、回転翼機・ミッションシステム、宇宙の4部門を持つ。売上の大半は米国政府向けで、受注残の大きさが業績の見通しを支える。NYSE に上場している。
- 決算発表: 2026-10-22 寄り付き前(Q3 2026・7〜9月期)。8-K の受理は米東部時間 6:26
- 売上高は $20,711M で前年同期比+11%、純利益は $1,845M で+14%、希薄化後EPS は $7.97(前年同期は $6.95)。Lockheed Martin は GAAP の EPS だけを開示しているため、通年のコンセンサスも GAAP ベースの値と比べた
- 受注残は過去最高の $292.0B で、前四半期から27%増えた。うち $52.5B は PAC-3 MSE 迎撃ミサイルの複数年の生産契約
- フリーキャッシュフローは $3.0B。配当の引き上げは24年連続
- 見通し(通年): 売上高を $79,750M〜$81,750M から $80,000M〜$82,000M へ、希薄化後EPS を $29.95〜$30.65 から $30.35〜$30.75 へ、フリーキャッシュフローを $7,000M〜$7,200M から $7,800M〜$8,000M へ引き上げた
- 10/22 の終値は +6.96%($551.51 → $589.91)
🛡️ $LMT Earnings: Defense Demand Is Surging! 💰 Revenue: $20.71B (+11% YoY) 📈 EPS: $7.97 vs $7.52 expected 📦 Backlog: Record $292B (+27% QoQ) 🚀 FY2026 revenue outlook: $80B–$82B
Source: → 実績と見通しのまとめ(@MarketAtlasDesk) / → 決算の 8-K(SEC EDGAR)
PG Procter & Gamble — コアEPS が+5.8%、通年の EPS の見通しは据え置き
Procter & Gamble は世界最大の日用品メーカーで、洗剤(Tide)、紙おむつ(Pampers)、カミソリ(Gillette)、ヘアケア・スキンケアなどの定番ブランドを持つ。値上げと数量の伸びの組み合わせ(有機的な売上の伸び)が業績の注目点になる。NYSE に上場している。
- 決算発表: 2026-10-22 寄り付き前(Q1 FY2027・7〜9月期)。8-K の受理は米東部時間 7:02
- 売上高は $23.3B($23,276M)で前年同期比+4%、有機的な売上の伸びも+4%(数量+2%、構成+1%)。5部門とも有機的な売上が伸びた
- 希薄化後EPS は $1.97、コアEPS は $2.00(いずれも前年同期比+1%)
- 見通し(FY2027): 売上高の伸びを、10/1 に買収した Thorne の分を加えて +2〜4% に改めた。有機的な売上の伸び(+1〜3%)、コアEPS の伸び(横ばい〜+3%、$6.89〜$7.11)は据え置いた
- 原材料・エネルギー・輸送費の上昇で、税引き後で約 $1.4B のコスト増を見込む
- 10/22 の終値は +5.58%($156.84 → $165.59)
$PG EPS $2.00 vs est. $1.89
— @bullishchart の投稿(URL は取得できなかった)
Source: → 決算の 8-K(SEC EDGAR)
VLO Valero Energy — 調整後EPS が+12.9%、売上高も+7.9%
Valero Energy は米国最大級の石油精製会社で、ガソリン・ディーゼルなどの燃料をつくる精製部門が利益の大半を占める。ほかに再生可能ディーゼル(Diamond Green Diesel の合弁)とエタノールの部門を持つ。精製マージンの動きが業績を左右する。NYSE に上場している。
- 決算発表: 2026-10-22 寄り付き前(Q3 2026・7〜9月期)。8-K の受理は米東部時間 8:20
- 売上高は $46,098M(前年同期は $32,168M)。純利益は $6.8B、希薄化後EPS は $23.89、調整後EPS は $23.90(前年同期は $3.66)
- 精製部門の営業利益は $8.8B(前年同期は $1.6B)。精製の処理量は日量 3.0百万バレル。エタノール部門の生産量は四半期で過去最高
- 調整後の営業キャッシュフローは $7.3B、株主還元は調整後の営業キャッシュフローの52%
- 売上高・EPS のガイダンスは出していない
- 10/22 の終値は -2.40%($436.75 → $426.28)
$VLO Q3: EPS $23.90 vs $21.17 expected; revenue $46.10 billion vs $42.71 billion expected.
— @AshleynCas46131 の投稿(URL は取得できなかった)
Source: → 決算の 8-K(SEC EDGAR)
NEM Newmont — 調整後EPS が+13.2%、通年のコストの見通しを改善
Newmont は世界最大の金鉱山会社で、北米・南米・オーストラリア・アフリカなどで金鉱山を運営し、銅・銀なども生産する。業績は金価格と、1オンスあたりの総維持コスト(AISC)で決まる。NYSE に上場している。
- 決算発表: 2026-10-22 引け後(Q3 2026・7〜9月期)。8-K の受理は米東部時間 16:05
- 売上高は $6,363M。純利益は $2.5B(希薄化後EPS $2.35)、調整後純利益は $2.3B(調整後EPS $2.20)。フリーキャッシュフローは $1.9B
- 金の生産量(持分)は 1,302千オンス。金の平均販売価格は1オンス $4,317 で、前四半期より $97 下がった
- 見通し(通年): 金の生産量 5,260千オンスと設備投資は据え置き。金の CAS(販売コスト)を1オンス $925、AISC を $1,520 に改善した。前回の値はリリースに載っていない
- 前回の決算発表以降、自社株買い $1.6B を含め $1.9B を株主に還元した
- 10/22 の終値は -2.62%($117.18 → $114.11。決算は引け後)
NEWMONT $NEM - BEATS ON SALES AND EPS, GUIDANCE RAISED: Sales $6.36B vs $6.01B est; EPS $2.2 vs $1.94 est.
Source: → 実績の速報(@Morpheu5Watcher) / → 決算の 8-K(SEC EDGAR)
FIX Comfort Systems USA — 売上高が+10.7%、EPS が+9.5%、受注残は $17.81B
Comfort Systems USA は米国の設備工事会社で、商業・産業・公共施設の空調(HVAC)、電気、配管の工事を請け負う。データセンターや半導体工場など大型の技術関連施設の工事が受注を押し上げている。NYSE に上場している。
- 決算発表: 2026-10-22 引け後(Q3 2026・7〜9月期)。8-K の受理は米東部時間 16:10
- 売上高は $3,766.3M で前年同期比+50%(前年同期は $2,451.0M)。純利益は $489.0M、希薄化後EPS は $13.91(前年同期は $8.25)。Comfort Systems USA は GAAP の EPS だけを開示しているため、コンセンサスも GAAP ベースの値と比べた
- 営業キャッシュフローは $1.01B で、1四半期で $1B を超えた
- 受注残は $17.81B で、前四半期末の $14.06B から $3.8B 増え、前年同期($9.38B)の約1.9倍になった
- 売上高・EPS のガイダンスは出していない。CEO は「年末と 2027 年に向けて、既存事業で成長できる態勢にある」と述べた
- 10/22 の終値は -8.70%($1,401.27 → $1,279.37。決算は引け後)。引け後の値動きは投稿によって異なり、確認していない
Source: → 決算の 8-K(SEC EDGAR)
除外メモ
- RNG(RingCentral): 2026-10-22 引け後に発表(8-K を確認)。通年の見通しを引き上げたが、非GAAP EPS は $1.33 でコンセンサス比+4.3%、Q4 と通年のガイダンスの中央値もコンセンサス比で EPS+0.1%・+1.2%、売上高+0.6%・+0.5% にとどまり、どれも5%に届かないため除外
- DECK / RHI / SPOT: Grok の整理では、DECK は EPS は上回ったが売上高が届かず見通しを下げた、RHI は EPS の上回り幅が5%未満、SPOT は EPS が予想に届かなかったとされ、除外。決算リリース本文と 8-K の提出日は確認していない
- AXP / SLB など: 10/23 に発表予定で、このスキャンの時点ではまだ発表されていない
- NVDA / MU / SNDK:
/check-earningsの別ルートで取り込み済みのため、本スキャンでは常に除外
注意
- 実績とガイダンスの数値は、SEC EDGAR に提出された各社の決算リリース(8-K の添付)から取った
- コンセンサスは、引け後に発表した4社(WDC・BE・NEM・FIX)が金融データサービスAの発表前の値(10/23 朝の時点でも発表した四半期を指していた)。寄り付き前に発表した3社(LMT・PG・VLO)の発表した四半期は X の投稿で引かれていた発表前の値(LMT と PG の売上高は Grok の要約による値)で、通年は金融データサービスAの 10/23 時点の値(発表後の修正を含んでいる可能性がある)
- EPS のコンセンサスは、調整後・非GAAP の EPS を開示する会社は調整後の値と、GAAP の EPS だけを開示する会社(LMT・FIX)は GAAP ベースの値と比べた(LMT の Q3 は投稿で引かれていた値で、ベースは確認していない)
- 対象は x-search(Grok)が挙げた候補に限られる。10/22 に決算を出したすべての銘柄を調べたわけではない
- 除外した銘柄の数値は、RNG を除き x-search(Grok)の要約によるもので、決算リリース本文では確認していない
- 終値の騰落率は金融データサービスAの日足(10/21 と 10/22 の終値)から計算した。引け後の値動きは投稿によるもので、確認していない
- x-search は Grok の要約なので、最終確認は各社 IR の決算リリース本文で行うこと
- 検索期間は 2026-10-22〜2026-10-23