クラウド会計の経費で税区分が選べない原因は、経費機能設定のチェックだった

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クラウド会計の経費で税区分が選べない原因は、経費機能設定のチェックだった

関与先から、経費の入力ができないという相談が来た。 届いたのは画面のスクリーンショットが1枚。 クラウド会計(以下、会計ソフトA)の経費で入力しようとすると、税区分まわりの表示が出て止まるという。

心当たりはあった。 もともと免税事業者だったのを課税事業者に変更した先で、経費側の課税形式も切り替えてある。 切り替えたのだから、もう出ないはずだった。 その「はず」が外れているから相談が来ている。

課税形式は、会計側も経費側も変わっていた

Chrome DevTools 経由で、ログイン済みの画面を Claude Code に開かせ、会計と経費の両方を見させた。 課税形式はどちらも課税事業者になっている。 つまり、切り替えそのものは効いていて、原因は別のところにある。

151件が「表示しない」のまま並んでいた

原因は、経費側で税区分をどう見せるかの設定だった。

管理設定 > 経費機能設定 > 科目・税区分 > 税区分 を開くと、税区分が151件並んでいる。 その151件がすべて「表示しない」側にあって、チェックが1つも入っていない。 入力欄に出す候補が1件もないのだから、選べないのは当たり前だった。

サポートの案内も同じ場所を指していた。

「管理設定」>「経費機能設定」>「科目・税区分」>「税区分」にて対象の税区分にチェックが入っているかご確認いただけますでしょうか。

しばらく間を置いて取り直させても、151件は1件も動いていなかった。

課税事業者への切り替えは、税区分を使える状態にするところまでしかやらない。 どの税区分を入力画面に出すかは、経費機能設定の側で別に決める。 ここが二段構えになっていることを、課税事業者へ変えたときに見落としていた。

どれにチェックを入れるか

151件を全部出す必要はない。 現場が普段使うものだけが並んでいればいい。

判断の材料は、すでにある仕訳にした。 2026年度の会計仕訳で実際に使っている借方の税区分を拾わせた。 そこから5件を「表示する」に変えさせた。

次に止まったのは勘定科目のほう

税区分が通ったら、今度は勘定科目で止まった。 勘定科目の設定で、現金の経費明細の利用可否を「利用する」に変更してほしい、という内容だった。

経費明細で使う勘定科目には、科目ごとに使うか使わないかの可否が別にある。 税区分と同じ構造で、「利用する」になっていない科目は選択肢に出てこない。

現金を使えるようにする道もあったが、そちらは選ばなかった。 貸方は事業主借に寄せる方針にして、現金側をいじりかけた分は元に戻させた。

税抜か税込か

あわせて、税抜経理と税込経理のどちらで通すかを決めた。 税込でいいと判断した。

関与先ごとに置いてある CLAUDE.md の経理方式の行を、税込経理に直させた。

未了のまま記録に残す

対応した内容は、関与先の記録として3か所に書かせた。

ただ、書いた時点で終わっているのは設定までだった。 関与先からの返信はまだ来ていない。 こちらの画面で候補が出るようになっても、入力が最後まで通ったかどうかは相手の画面にしか出ない。

だからステータスは「設定は済・返信待ちで未了」で残した。 完了にしてしまうと、返信が来なかったときに誰も拾わない。

覚えておくこと

免税事業者から課税事業者に変えたときに触るのは、会計側だけではない。 経費機能設定の税区分と、勘定科目の経費明細の利用可否。 この2つは課税形式の変更に連動しないので、切り替えのたびに別途点検する。

同じ会計ソフトAの中でも、記帳の設定と経費の設定は別々に持っている。 今回引っかかったのは、その境目だった。

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