2026年9月10日の開発日記 - 直したのに画面が応えない日

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2026年9月10日の開発日記

直したのに、画面が応えない。この形の詰まりを一日で三度踏んだ。

未消込の件数が1件も減らない。経費の入力画面で税区分が選べない。作ったばかりのパスキーが承認画面で弾かれる。どれも最初に見当をつけた場所に原因はなかった。拡張機能の古い版が画面に残っていた、設定が会計側と経費側で別々の場所にあった、この PC に Bluetooth アダプタが入っていなかった。

今日のタイムライン

タイムライン

今日やったこと

1. 元帳に消込の紐付けを足す拡張機能

一日でいちばん長く触ったのがこれになる。会計ソフトAの元帳では、前期から繰り越した残高が「前期繰越」の1行にまとまる。その中身が何の請求だったのかは、画面から追えない。会計ソフトBが持っている「+更新」相当の操作を、自作の Chrome 拡張で足していった。

期首残高の内訳が合わなかったとき、貸方残の科目(預り金など)でロジックが破綻しているのではないかと疑った。確かめてみると、そちらは最初から対応が入っていた。件数が減らなかった理由は、拡張機能の古い版が画面に残っていたことだった。書き戻す前には仕訳をダウンロードして、戻せる状態を作ってから流した。

詳細: クラウド会計の元帳に消込の紐付けを足すChrome拡張を自作する


2. 会計ソフトの設定でつまずいた2件

午後、関与先から「経費の入力画面で税区分が選べない」という相談が来た。原因は仕訳側ではなく、管理設定の経費機能設定にあった。会計側で使えている税区分でも、経費側でチェックが入っていなければ一覧に出てこない。続けて勘定科目側でも、経費明細の利用可否を切り替える必要が出てきた。設定が2箇所に分かれている。

午前には、会計ソフトBの「+更新」が何を解決する機能なのかを整理していた。会計ソフトAに同じ操作がない理由まで含めて、両者の「取引」概念の違いに行き着く。

詳細: クラウド会計の経費で税区分が選べない原因は、経費機能設定のチェックだった / 会計ソフトBの「+更新」は何を解決する機能か


3. 自分のアカウントの守りを点検した

「メールを取られたらパスワードは要らない」という話を読んで、自分の設定を点検した。まず読み取りだけで現状を確認してもらった。そのうえで二段階認証を有効にし、バックアップコードを複数のアカウントに入れた。パスキーを作ったところで承認画面がエラーを返した。原因はアカウント側ではなく、この PC に Bluetooth アダプタが入っていないことだった。別のリンクから入り直すと、パスキーはそのまま使えた。ついでにブラウザのパスワードマネージャーを開くと488件が溜まっていたので、これも整理した。

詳細: メール乗っ取りで全部落ちるのか。Googleアカウントの二段階認証とパスキーを点検した


4. 来客に渡せる Wi-Fi を用意した

長男が友達に家の Wi-Fi のパスワードを教えてしまった。パスワードを知られると何ができて何ができないのかを、まず整理した。そのうえでルーターにゲスト用の SSID を立て、家の機器から分離されていることを実際に確かめた。来客には QR コードで渡す形にした。

設定を保存したあと、適用にはルーターの再起動が要るという画面になった。この操作は Claude Code にブラウザ越しで任せていて、再起動のボタンも確認なしに押された。家中の回線が止まって初めて気づいた。2分後に見たときには戻っていた。共有している回線を止める操作は、設定の保存とは切り離して、押す前に確認させる必要がある。

詳細: 子どもが友達に家の Wi-Fi のパスワードを教えた。Aterm でゲスト SSID を作るまで


5. 動画を文字にする道具を調べて、自分の環境に組み込んだ

配布されている文字起こしツールの中身を、ビルド設定とソースから確認した。同じ構成なら自分で組めるとわかったので、X のダウンロードボタンを押すだけで動画と文字起こしが揃うところまで作った。監視フォルダを見張って whisper を回す常駐スクリプトになる。出力先は動画と同じ階層に置いていたが、散らかるので監視フォルダ直下のサブフォルダへ移した。

詳細: EasyTranscribeは何でできているか / Xのダウンロードボタンを押すだけで、動画と文字起こしテキストが揃うようにした


6. 読んだものを記事にした

将棋の AI と棋士の話から、会計士と税理士の仕事を「閉じる世界」と「閉じない世界」に仕分ける地図を作った。以前に描いた四象限との関係も整理してある。

ほかに2本書いた。現金を持っている投資家がなぜ不動産の営業を断ったのかを、貸借対照表と損益計算書で追ったもの。もう1本は、企画が通る3条件を扱ったものになる。

詳細: 会計士と税理士の仕事を「閉じる世界」と「閉じない世界」に仕分けする / 現金10億円のPE投資家が不動産営業を止めた「なぜ?」 / アイデアと企画は何が違うのか


7. 相場と統計の定点観測

毎朝のチェーンで、前日の決算ビートと台湾の後工程・テスト4社の8月分がそれぞれ記事になった。

詳細: 決算ビートスキャン(2026-09-09) / 台湾 後工程・テスト4社の2026年8月


今日の試行錯誤

#テーマ試したこと結果気づき
1消込紐付け期首残高の内訳を未消込の行と突き合わせた判明前期繰越の1行では、何が残っているのか画面から追えない
2消込紐付け貸方残の科目で破綻していないかを疑って確認した疑いは外れそちらは最初から対応が入っていた
3消込紐付け直したのに件数が減らないので拡張を再読み込みした解消画面に古い版が残っていた
4消込紐付け書き戻す前に仕訳をダウンロードした成功戻せる状態を作ってから流す
5アカウント点検パスキーを作って承認しようとした一度失敗、入り直して成功承認は別のパスキーへ Bluetooth で繋ぎに行く。この PC にアダプタが無かった
6ゲスト SSID設定の適用をブラウザ操作ごと任せていた確認なしに再起動が押され、家中のネットが停止共有インフラを止める操作は、押す前に確認させる
7ゲスト SSID来客の端末から家の機器が見えるか確かめた分離を確認設定しただけで終わらせない
8経費の税区分仕訳側の設定を疑った外れ原因は管理設定の経費機能設定のほうにあった
9経費の税区分現金を貸方で使えるようにしようとした取り下げ貸方は事業主借で進める形に戻した
10文字起こし出力先を動画と同じ階層に置いた変更監視フォルダ直下のサブフォルダへ移した

今日の学び

  • 画面が応えないときは、書いたコードより先に「いま見ているものが最新の版か」を確かめる。今日は3回のうち1回がこれだった
  • クラウド会計の設定は、会計側と経費側で置き場所が分かれている。片方だけ直しても入力画面には出てこない
  • ルーターの再起動は設定の保存と地続きに見えるが、影響が及ぶ範囲が違う。家族が使っている回線を止める操作は、ブラウザ操作を任せているときでも押す前に確認を上げさせる
  • 認証の失敗は、アカウント側ではなく手元のハードウェアが理由のことがある。パスキーが通らなかったのは Bluetooth の有無だった

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