簿記ストーリー講座の図を電子書籍の素材へ差し替える。Illustratorが開いていないように見えた理由と430コマの置き換え
簿記ストーリー講座の図を電子書籍の素材へ差し替える
簿記ストーリー講座の第1章を開いて、図の差し替えが終わっていないことを思い出した。 Claude Code に計画書の該当箇所を探させると、8章「図を電子書籍版の切り抜きにそろえる」だった。 切り抜きは全章で済んでいて、残っているのは一部のコマだけである。 素材は、過去に作った電子書籍の圧縮後の画像群と、その元になった Illustrator の原稿だ。 「じゃあ次へと進めていってもらっていいですか」と頼み、Illustrator をスクリプトで動かすスキルを使わせて再開した。
前回までの経緯は 簿記教材のストーリー版に書籍の図を差し込む に書いた。
ファイル名の照合と重複の直し
最初はファイル名の突き合わせから入った。 PNG が 1,913 枚あるのに、書き出しの記録は 1,881 ページで、数が合わない。 差分の中身を確かめさせたあと、照合スクリプトに重複の直しを入れさせた。
直す前の画面を撮ると、合計残高試算表の説明のコマに貸倒引当金の図が出ていた。 照合をやり直すと、対象のコマの元ファイルが 20 に切り替わった。 変わったのはこの1行だけで、反映後は 2/4 のコマに合計残高試算表の図が出るようになった。
保存が2本目から失敗する
照合とは別に、電子書籍版の .ai のコピーへ、切り抜く範囲のアートボードを足す書き出しを流していた。 ところが2本目から「操作がキャンセルされた」で保存に失敗する。 空振りのまま全ファイルを回らないよう、Claude Code に書き出しスクリプトを止めさせた。
保存に失敗したコピー(04〜09 の6本、中身は元のまま)を消し、04 の1本だけで試し直させた。 そのあと書き出しは進み、10 本目まで来た。 1本あたり 20〜30 秒かかる。
Illustrator が開いていないように見えた
途中で、27(商品有高帳)が Illustrator ごと落ちて失敗した。 ほかは続いているので、最後に 27 と 34 を単独で流し直す段取りになった。
じつは自分は、Illustrator が何も開いていないように見えたので、一度閉じていた。 Claude Code の説明では、27 が 09:58 に落ちたのは、ちょうど自分が閉じたためだった。 スクリプトが Illustrator を自動で起動し直したので、その時点で 31 本目まで進んでいた。 1本ごとに「ファイルを開く、アートボードを足して保存、閉じる、Illustrator を起動し直す」を 20 秒ほどで繰り返しているので、終わるまでの残り 10 分ほどはそのままにしてほしい、とも言われた。
それでも、「一旦イラストレーターの作業を止めてもらっていいですかね」と頼んで止めさせた。 開いていたコピーは保存せずに閉じた、と報告が返ってきた。
そのうえで Illustrator の起動画面のスクリーンショットを貼り、「イラレが立ち上がってないと思うんですけど、何が起きてますかね、今」と聞いた。 返ってきた説明は次のとおり。
- スクショの画面は、スクリプトが Illustrator を終了しては起動し直しているときの起動画面で、10:05 は 41 本目の手前にあたる
- 1回の起動で1本しか保存できないので、ファイルのたびに起動し直していた
- 起動しきる前に次の終了が来るので、開いていないように見えていたと思う
壊れていたのではなく、20 秒ほどの周期で開いては閉じていた。 「OK、じゃあ続きやってみてください」と再開させた。
残りの5本と、数え直しの13分
残りは 27、43、44、45 の4本で、2分ほどの見込みどおり4本とも済んだ。 続いて 34(商品売買の基本例題、83 ページ)を単独で流した。 重いファイルなので、これだけで数分かかると言われた。
全 43 本に足し終えたあと、各ファイルに clean_ のアートボードがいくつ入ったかを、開き直して数えさせた(保存はしない)。
これが長かった。
「これって進んでるんですか?」と聞くと、13 分たったところで、43 本中だいたい 33 本目だという。
結果は最後にまとめて書き出す作りなので、途中では数が見えない。
1本ずつ全ページを読み込むので書き出しより時間がかかり、Illustrator は 3.2GB まで膨らんでいた。
足し終えたコピーは作業用のフォルダに置かせ、原本には触れていない。
問題の図430コマを置き換える
「はい、続けてください」と返し、「ちゃんと置き換えてくださいね」と念を押した。 本題は、問題の図 430 件を電子書籍版のページへ置き換えることである。
Claude Code には、問題の図と電子書籍版のページを問題番号で対応づけさせ、型ごとに見本を並べて確かめさせた。 ログには、この照合で見た縦長の見本画像が 16 枚続けて残っている。 結果、378 コマを電子書籍版に置き換え、Web の図のまま残すのは決めておいた 16 問の 52 コマだけになった。 講義ノートへの反映まで済ませた。
ストーリー版で表示を確かめると、当て方のずれが2か所見つかった。
- 仕訳を1行ずつ足していく5問では、最初のコマが電子書籍の「1行目だけのページ」に合う。当て方を直させた
- その手前の1問では、並びが「完成、1行目だけ、完成」と行き来していた。最後の段だけを完成のページにさせた
計画書に記録してコミットし、明日へ回す
ここで区切ることにした。 進捗を計画書に記録して、続きは明日にする。 自分が確認すべきことや報告事項を、次のセッションで開けるようにしてほしいと頼んだ。 少し考え直して、まず計画書への記録とコミットを指示した。
コミットの前に、別のセッションが同じ index にファイルを載せていると分かった。 巻き込まないよう、Claude Code に自分の分を index から外させ、一時的な index でコミットさせた。
画像の配信でも一つ引っかかった。 R2 には正しく上がっているのに、CDN が試し実行のときの「無い(404)」と古い画像を覚えていた。 キャッシュを消させたあと、154 枚とも本番の URL で手元と同じ中身が返ることを確かめさせた。
最後に計画書へ進捗を記録してコミットし、引き継ぎプロンプトをファイルに書き出させた。
まだ本番に出ていないもの
本番デプロイはまだしていない。 いま本番で見えるのは、R2 の差し替えだけで直る合計残高試算表のコマだけである。 問題の図の置き換えは、デプロイが済むまで本番に出ない。 引き継ぎでは、デプロイを最初の作業にしてある。
学びメモ
- Illustrator が開いていないように見えても、スクリプトが起動と終了を 20 秒ほどの周期で繰り返している最中のことがある。閉じる前に、何本目まで進んでいるかを聞く
- 結果を最後にまとめて書き出す処理は、途中で進み具合が見えない。長い処理では、何本目を処理しているかを聞けば待てる
- R2 の画像を差し替えても、CDN が試し実行のときの 404 を覚えていると本番で古いまま見える。差し替えのあとはキャッシュを消し、本番の URL で中身を照合する