2026年10月14日の開発日記 - 講座18講の台本完成、Cloudflare課金の点検、ランドマーク地図を公開の手前まで
2026年10月14日の開発日記
朝いちばんに気になったのは、Cloudflare の従量課金で高額請求を受けた人の話だった。 自分の「月10ドル」の設定は上限のつもりでいた。 点検させてみると、それはメールで知らせるだけの予算アラートで、使用量は止めない。 この取り違えに気づいたところから1日が始まり、夕方には、デプロイしても本番では404のままになる公開スイッチを、ランドマークの地図ページに付けていた。 止める線をどこに引くかを、場面を変えて何度も決め直した日だった。
今日のタイムライン

今日やったこと
1. Cloudflare の課金設定の点検
従量課金の契約は R2 Paid だけで、「月10ドル」は通知だけの予算アラートだった(自動で作られていた)。 点検結果に、R2 のバケットの1つで r2.dev の公開URLが有効という項目があった。 危険だと判断して止めさせ、r2.dev が401、独自ドメインが200を返すことも確かめさせた。 無料プランの上限はエラーで止まる線であり、有料プランに入るとその線から先が課金に変わる、と理解した。
主な成果:
- 高額請求のパターン(有料の従量課金製品の6事例)を調べさせ、公開記事にまとめた
- 個人開発のマネタイズを相談するXのスレッドについて、返信を集めたまとめを下書きした(前提を2回訂正)
詳細: Cloudflareの無料プランは青天井にならないのか:自分のアカウントの課金設定を点検した記録
同じ日に書いた公開記事: Cloudflareの従量課金で高額請求が起きるパターン
2. D1 にトークを保存し続ける LINE Bot
記事を見て、Claude Code に Bot を1個作らせ、テスト用のグループで試した。 記録用の公式アカウントの作成からデプロイ、Webhook URL の登録までは Claude Code が進め、自分が手で行ったのはログインだけだった。 1通目は「Webhookの利用」をオンにする直前に送ったため D1 は0件で、2通目で1行保存された。
主な成果:
- 「取引先とのトークにこちらから Bot を入れると、相手は断りづらい」と整理した。成り立つのは、連絡を受ける側が自分から Bot を入れたいと頼む場面くらいである
- 今の構成は D1 に溜めるだけで、Mac から読む手段がないことも分かった
詳細: Cloudflare D1 にトークを保存し続ける LINE Bot を作って試した記録と、Bot を入れてよい場面の線引き
3. コンピュータのしくみ講座を動画講座に作り替える
18講、88セクション、シミュレーター22個の講座を、簿記講座と同じストーリーボード形式の動画講座にする計画を Claude Code に頼んだ。 決裁6件のうち5件は推奨どおりにし、試作する講だけは推奨と違う第12講を選んだ。 台本はサブエージェント5体に並べて書かせ、途中でコンテキストが89%まで埋まったので引き継ぎを挟んだ。
主な成果:
- 全18講の台本がそろい、シミュレーター22種の移植も終えた
- 残りの音声は、Mac の合成が20時20分ごろに終わる見込みだったので、続きを明日にすると決めた
- 管理者閲覧用の本番デプロイは、1回目が R2 の点検で止まり、流し直しで完了した
詳細: コンピュータのしくみ講座18講を動画講座に作り替えた1日:計画書、5体並列の台本づくり、Macの音声待ち
4. 簿記教材のストーリー版に書籍の図を差し込む
Mac への音声合成の依頼は、LAN 上で受信サーバーを名乗る機械が2台あり、どちらも登録済みの機器番号と一致しなかったため、Claude Code が送信を止めた。 宛先を明示して送り直すと依頼は届いた。 Illustrator の一括書き出しはメモリ不足で3度止まり、最後は立ち上がらなくなったので、41本中29本で中断すると決めた。
主な成果:
- 書籍のコマを全章に差し込み、5つの調査役による食い違いの洗い出し(18件)に対応した
- 伝票の章の画像9枚は CDN に古い404が残っていたので、確認のうえ9件の URL だけキャッシュを消してもらった
- 夕方に623コマを差し替えたあと、並びの違いに自分で気づいた。調べさせると、全67章中30章、34節で並び順がずれていた
詳細: 簿記教材のストーリー版に書籍の図を差し込む。Illustratorの一括書き出し、メモリ不足、Macが見つからない問題
5. 会計講座の動画シーンにフィードバックを反映
Excel 講座の動画で IB の文字色を描画エンジンの既定に入れさせたら、日付まで青になった。 「色を付けるのは数字だけ、日付は基本黒」と伝えると、ルールファイルはもともとそう書いてあり、外れていたのは実装のほうだった。 財務諸表講座では一度横長を選んだが、見比べページで B(左に縦の画、右に台本の文)を見て B に切り替えた。
主な成果:
- 演習 Excel は146本を処理して130本を書き換え、R2 で差し替えた
- PL の当期純利益が SS へつながる場面は、⑥ を縦いっぱいに映すようカメラの計算を直させ、36回すべてを開いて確かめた
詳細: 会計講座の動画にフィードバックを反映した記録:IB配色は数字だけに、財務諸表講座は縦の画と台本の横並びへ
6. 世界のランドマーク996体の地図ページと公開スイッチ
Google Drive で受け取ったランドマークの3Dモデルは、3Dモデルを R2 の非公開バケット、ページを mdx-playground に分けて置くことにした。 圧縮版だけを上げると決め、Claude Code に1,993件をアップロードさせ、d3-geo と topojson-client、world-atlas で世界地図をめぐる旅のページも作らせた。 途中で空きメモリが1.8GBまで減ったので、前日から残っていた dev サーバーと DevTools MCP を止めて7.4GBに戻した。
主な成果:
- 公開スイッチ
LANDMARKS_PUBLISHEDが false の間は、3ページとも本番で404になる。普通にデプロイしても公開されない - 公開手順を計画書の Phase 3 に書き直させ、公開の手前で止めた
詳細: 世界のランドマーク996体の3Dビューアと地図の旅ページを作り、公開スイッチで本番を404に留めた
今日の試行錯誤
| # | テーマ | 試したこと | 結果 | 気づき |
|---|---|---|---|---|
| 1 | Cloudflare(07:12) | Durable Objects と Queues で課金されうるか聞き返した | 前の回答は誤解を招くとして訂正された。どちらも無料プランのまま使え、使うだけでは課金されない | 青天井かどうかは、使う機能ではなく契約で決まる |
| 2 | マネタイズのまとめ(07:25) | まとめ記事の前提を直させた | 訂正は2回。前の報告はローカルのコードの初期値だけを見ていた | 変更が本番で効いているかは本番で確かめる |
| 3 | LINE Bot(07:30) | 1通目を送って D1 を確かめた | 0件。Webhook をオンにする前だった。2通目は保存された | 0件のときは、まず送った時刻と設定の順番を見る |
| 4 | 講座の動画化(08:16) | 計画書を Codex でレビューし、第12講で試作した | 1回目に致命的な指摘1件(<p> だけの抽出では箇条書きや表が落ちる)。直して2回目は「着手可」 | 抽出の取りこぼしは、試作の前に計画の段階で見つかった |
| 5 | 講座の動画化(10:12) | サブエージェント5体で台本を書かせた | 修正コミットは Codex のゲートで2回止まった。検査数字の指摘は独立に検算させて誤検知と分かった | 正しい指摘と誤検知が同じ日に混ざる |
| 6 | 簿記教材(08:32) | Illustrator の一括書き出し | メモリ不足で3度止まり、41本中29本で中断 | ファイルを閉じてもメモリが戻らないようだ |
| 7 | 簿記教材(16:42) | 画像9枚を R2 に上げた | 配信 URL が404。古い404が CDN に残っていた。9件だけキャッシュを消して200 | Upload complete でも配信側を確かめる |
| 8 | 簿記教材(16:45) | 29本分を反映し623コマを差し替えた | 欠けは0になったが、30章、34節で並び順がずれていた | 差し込みは原本の並びを基準にする |
| 9 | 会計講座(13:28) | IB の文字色をエンジンの既定にした | 日付まで青になった。表示形式で日付を見分けて黒に直した | ルールが正しくても、実装が日付を通し番号で持っていた |
| 10 | 会計講座(14:16) | 36回の全数確認 | スクリプトがタイムアウトしたので、同じページで「次へ」をたどる方法に変え、36回すべて開いた | 見せ方は実物を並べて決める |
| 11 | ランドマーク(16:59) | dev サーバーの動作中に地図のライブラリを入れた | 全ページが500になった | 依存パッケージは dev サーバーを止めてから入れる |
今日の学び
- 「月10ドル」の予算アラートは通知だけで、使用量を止めない。止まるかどうかは契約で決まる
- 公開スイッチを false にしておけば、デプロイしても本番は404のままになる。デプロイと公開を別の操作に分けると、公開の判断を最後まで手元に残せる
- 書籍のコマを節の後ろにまとめて足すと、並びが崩れる。差し込みは原本の並びを基準にする
- Bot が入っていない人同士の LINE のトークは、LINE の公式説明ではサーバー側でも本文を読めない。Bot を入れると、そのトークの本文は Bot 側に届いて読める状態になる。それを使ってよいかは、相手の同意の問題として別に残る
明日やること
- Mac の音声合成の結果を受け取り、コンピュータのしくみ講座の残りの音声を入れる
- 簿記教材の並び順のずれ(30章、34節)を、2点の確認に答えてから直させる
- 財務諸表講座の音声を「公開する4回分だけ」上げるか「36回分すべて」上げるかを決める
- ランドマークのページを公開するかどうか、計画書の Phase 3 を読んで判断する