2026年9月5日の開発日記 - ひと月遅れで届く開示を追う仕組みと、記事1本ごとに走っていた10万字の連鎖

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2026年9月5日の開発日記

朝いちばんに目に入ったのは、バックグラウンドの dev サーバーが勝手に落ちたという知らせだった。 数えさせたら node.exe が 55 個立っていた。 掃除させて 16 個まで減らし、空きメモリが 6.0GB から 10.2GB に戻ったところで、その日の仕事が始まった。

止まった原因を追ううちに「そもそも自分は 1 本の記事を書くのに何を読ませているのか」が気になり、スキルの棚卸しに入った。 午後は、ペロシ氏の周辺でどの銘柄が買われたのかを追いたいという別方向の興味から、開示を毎朝見にいく仕組みまで作った。

今日のタイムライン

タイムライン

14 セッション、4 つのリポジトリにまたがった。

今日やったこと

1. 議員の株式取引開示を毎朝追う仕組みを作る

「7 月 24 日と 28 日に買ったのが分かっているのに、開示が出たのは 8 月 21 日」という食い違いに引っかかったのが出発点だった。 調べさせてみると、誰も事前に検知してはいなかった。 X の速報は約定を掴んだものではなく、提出された開示 PDF を転記していただけだった。 取引から提出までは 24 日と 28 日空いている。 取引日から 45 日以内という提出期限の内側で、事前に知る余地はどこにも無かった。 開示に載っていた 7 件は、いずれも本人ではなく配偶者名義だった。

分かった時点で監視の起点を「取引日」から「提出日」へ置き直し、公式インデックスの差分で新着を拾う設計にした。 設計は Codex に 3 回レビューさせ、判断が要る 4 件は決裁フォームで決めた。 実装はコンテキストを使い切る前に別セッションへ切り、Phase 1 から 3 まで 3 つのコミットに分けた。

主な成果:

  • 米下院書記官の公式開示から、取引と年末時点の保有を機械的に取り出せるようにした
  • Unusual Whales との照合を組み込み、食い違いは台帳を書き換えずに報告だけ出す形にした
  • /make-diary の Step 8.6 に組み込んだ。新着は月に 0〜1 本なので、ほとんどの朝は 1 行で終わる

詳細: 米下院議員の株式取引開示を毎朝モニタリングする仕組みを作った


2. スキル 56 本を棚卸しして、必読の連鎖を切る

ユーザーレベル 42 本とプロジェクトレベル 14 本を数え直させた。 引っかかったのは doc-communication で、本文そのものは 4,486 字と小さい。 ところが無条件に svg-diagram(36,333 字)と grid-alignment.md(16,570 字)を連れてくる。 そして content-management が必ず doc-communication を呼ぶので、記事を 1 本書くたびにこの連鎖が走り、5 週間で 112 回に達していた。

決裁は 4 件とも推奨案を採り、Mac 側の集計が要る 1 件だけを残して実施した。 1 ヶ月後に戻したくなったときのために、決裁ごとにコミットを分けてある。

主な成果:

  • 連鎖を切り、説明文の長い 6 本を短くした
  • Codex 用の .agents/skills を正本から同期するスクリプトと、ずれたままコミットさせない検査を入れた
  • 副産物として 2 つのルールを残した。frontmatter の description は二重引用符で囲むこと(引用符なしで「コロン+空白」を含むと YAML が壊れ、一覧に説明文が出ない)。description には「何をするか」と「いつ使うか」だけを書き、手順や事故記録は references/ へ逃がすこと

詳細: Claude Code のスキル56本を棚卸しした


3. 教材 2 冊の作業用ドラフトを、サブエージェント 5 体で仕上げる

図のビフォーアフターを見比べて、Claude Code 版でほぼ全部いけると判断し、採用をいったん確定させた。 そこから本文を dev に写し、原図の位置に候補 SVG を差し込んだ作業用ドラフトを作らせた。

本文の整形は 138 節あったので、Sonnet のサブエージェント 5 体に分担させた。 つまずいたのはルビで、1 周目は 13 語しか変換できずに止まった。 報告を読むと、OCR は読みを漢字の直前だけでなく、脚注記号やかぎ括弧を挟んだ位置にも、漢字の直後にも落としていた。 検査を広げて 2 周目を回した。

主な成果:

  • Phase T1 から T3 まで実装し、2 冊とも dev で本文が読める状態にして Cloudflare へデプロイした
  • 計画書のレビューを途中で GPT-6 Astra に乗り換え、計画レビュー手順書の既定モデルも書き換えた
  • 図の下の差し込みメモ欄は、開きっぱなしをやめてクリックで開く形に直させた

詳細: サブエージェント5体に138節を分担させて、自炊した教材の作業用ドラフトを仕上げた


4. 帳簿を点検する Chrome 拡張を、総勘定元帳まで広げる

会計ソフトAの推移表(月次)を開くと、列見出しが上下 2 段に重なって見えた。 自分で触っても直せなかったので調べさせ、他社の同種拡張を解析して移植計画を立てさせた。

その日のうちに前期比較(前年と比べて異常値を出す)と、総勘定元帳と補助元帳の判定まで入った。 課税方式の表示も足した。 拡張の再読み込みだけは、フォルダーを選ぶダイアログが出るぶん自分の手が要った。

主な成果:

  • 見出しの崩れを直し、崩れが拡張由来かどうかを切り分けた
  • Phase 2 と Phase 3 を実装させ、テストを全件緑にして push した
  • 続きは翌日に回し、進捗をドキュメントに残してタスクへ積んだ

詳細: クラウド会計の帳簿を点検するChrome拡張を自作し、総勘定元帳まで広げた


5. 一人でも Team プランに入る必要があるのかを確かめる

顧客データを Claude Code に入れる運用を続けてよいのかが気になり、現行の公式ページで確かめさせた。 分かれ目は人数ではなく、消費者規約か商用規約かだった。 ついでに Team の席種別も見てもらったが、Max 相当の席は無く、「400 ドルで同じ使用量」にはならない。 Codex 側も構造は同じで、ChatGPT の Team は Business へ改称され、最低 2 席で、Pro 20x に相当する席が無いところまで鏡写しだった。

記事にはしたが、内容の性質上、非公開のままローカルに置いてある。


6. 翻訳と、ターミナルのフォントの来歴

Eric Provencher(@pvncher)が書いた、GPT-6 Astra 向けにスキルとプロンプトを考え直す記事を訳した。 スキルは説明文を最短にし、本文は補助ドキュメントを指すルーターにする、という主張で、そのあと自分のスキルを数え直す流れにつながった。

もう 1 本、Windows Terminal の日本語が詰まって見える件も片付けた。 いつ何から何に変えたのかを覚えていなかったので、過去記事と設定バックアップとセッション履歴をたどらせて、BIZ UDGothic から HackGen Console NF に替わっていたことを突き止めた。

詳細: GPT-6 Astra向けにスキルとプロンプトを考え直す / Windows Terminalの日本語が詰まって見える


今日の試行錯誤

#テーマ試したこと結果気づき
1dev サーバーが落ちるメモリ不足の通知を見てプロセスを数えさせた成功node.exe が 55 個。セッションを開くたびに dev と MCP が積み上がっていた
2開示の日付が合わない「複数アカウントが 7 月に把握しているのに開示は 8 月」を問い直した成功事前検知ではなく、提出日と拡散日を取り違えていた。監視の起点を提出日へ移した
3設計レビューCodex に計画書をレビューさせた3 回目で通過決裁 2 と 3 で同じ 4 本を二重に扱っていた。自分では気づけない重複だった
4実装セッションの分割調査と実装を同じセッションで続けるか迷った分割調査でコンテキストを使い切っていた。3 Phase の実装は別セッションで安定した
5ルビの変換サブエージェント 5 体で 1 周目を回した13 語で頭打ちOCR が読みを漢字の直前以外にも落としていた。検査を広げて 2 周目
6異常値の閾値10 万円で試した何も鳴らず閾値を 1 万円まで下げ、率と額の両方で判定する形にした
7拡張の読み込み再読み込みを任せようとした手作業フォルダー選択のダイアログは人が押すしかない
8レビューのモデルCodex の gpt-5.6-sol から GPT-6 Astra へ乗り換えた成功指摘の質を見たうえで、計画レビュー手順書の既定モデルも書き換えた

今日の学び

  • 速報の速さと、情報が生まれた時刻は別物だった。X で「7 月の売買」が流れていても、それは 8 月に提出された PDF の転記であって、取引から提出までの 24〜28 日は誰にも縮められない
  • スキルは 1 本ずつ見ても軽い。重いのは連鎖のほうで、どれが何を無条件に連れてくるかを数えるまで気づけなかった
  • サブエージェントに任せた仕事は、検査の網ごと疑う。1 周目の検査が緩いと、13 語しか通らなくても「全件合格」と返ってくる
  • 閾値は最初から動かす前提で置く。10 万円で何も鳴らなかったのは、拡張が壊れていたからではなかった

明日やること

  • 帳簿拡張の画面をスクリーンショットで確認し、表示の崩れが残っていないか見る
  • スキル棚卸しの決裁 2 を Mac 側で実施する(Windows の集計 JSON と突き合わせる)

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#日記#Claude Code#スキル#サブエージェント#Chrome拡張#Codex