daily-log

2026年6月25日の開発日記

Micron Q3 FY26決算が朝に出た。そこから半導体メモリ各社(Micron / Kioxia / SK Hynix)のチャートを横断的に直す1日になった。途中、NVIDIA定時株主総会の翻訳記事まで派生してしまい、深夜2時で時間切れ。

今日のタイムライン

タイムライン

今日やったこと

1. Chrome DevTools MCPが朝から動かず、Koyfin Step 0をスキップ

朝の /make-diary 実行中に Chrome DevTools MCP の list_pages が rejected で返ってきた。ユーザー側では許可ボタンを何度も押している・MCPサーバー一覧でも connected 状態。なのにこちら側から呼ぶと拒否される。ポートを確認すると 9222/9223 が LISTENING していなかった。chrome-devtools-mcp v1.4.0 の --autoConnect が Chrome 149 のログイン済みプロファイルで詰まる構造、過去にも似たことがあった。

明日の積み残しに送って、Auto Modeの方針通り「Chrome MCPに依存しないところから進める」に切り替え。Koyfin Step 0をスキップして /check-earnings の Step 1 から実行。これが後で MU の Q3 実績を手動で入れる原因になった。

詳細: Chrome DevTools MCPが起動せず /check-earnings の Koyfin Step 0 をスキップした記録


2. Micron Q3 FY26決算をbeat-monitoringとearnings-dynamicsに手作業で反映

Koyfin が抜けたので、Q3実績(売上 41.5B vs コンセンサス 35.84B、ガイド 33.5B)を手で beat-monitoring/MU の Q3 FY26 行に入れた。Q4 FY26 ガイダンス 50B(コンセンサス 47.39B)も同時に反映。FY27 Q1 のコンセンサス欄を「n/a」→「47.39 B」に上書き。

その流れで BeatExpectationsChart.vue のバー並び順を「予想→ガイダンス→実績」に変更(ユーザーは「通常左が予想・右が実績」と期待)、divider line を「最後の実績Qの右端」に変更、アナリスト予想と将来予想を統合(同じ意味だった)。

/earnings-dynamics/MU の Q4 FY26 ボタンが出ないバグも踏んだ。focusQuarters の window判定が効いていて、reported 値がないと次Qが含まれない。MU.ts に reported を手動追加して通した。

最後に MicronFy26Q3SummaryCard.vue を新規作成し、/beat-monitoring/MU ページ末尾に決算IRサマリーカードを設置。原文ソースを The Transcript の Twitter抜粋 → Micron 公式IRのPrepared Remarks PDFに差し替え。L2+ SCAの「1件→7件」の数値ズレも訂正した。

詳細: Micron Q3 FY26決算をbeat-monitoringとearnings-dynamicsに手作業で反映した記録


3. Prepared Remarks PDFを日本語訳しSVG図解+セグメント8Q推移チャートを追加

Q3 FY26 Prepared Remarks PDFを全文日本語翻訳し、Codex CLI (gpt-5.5) で原文と訳文を比較する fidelity レビューにかけた。

そこから3本のチャートを派生で作った。

  • セグメント別売上8四半期推移: DC / Mobile / Auto・Industrial / Client の4セグメントで、Q3 FY25 は新セグメント体系での recast 値。最初「数字の高さがズレてる」と指摘されて、<rect height> を素直に再計算した。
  • DRAM / NAND / Other 製品別推移: micronQuarterlyTechnology.ts を新規データファイルとして追加
  • 売上 vs 売上原価 4Q+ガイダンス列、右軸に粗利率: Q2→Q3 で COGS が +4.8% しか動いていない(製造能力は不変)、売上増分の99%が粗利に落ちている、という構造を視覚化

最初は1枚の統合チャートで作ったが、「3枚に分割して、本文中の各エンドマーケット段落直下に置き直して」と指示されて作り直した。

詳細: Micron Q3 FY26 Prepared Remarksの日本語翻訳とセグメント別8四半期推移SVGチャートの実装


4. 韓国DRAM単価でMicron Q4 FY26売上を3シナリオ予測

/memory-makers/korea-chip-exports の月次品目別データ(DRAM重量・金額・単価)を、Micron 会計四半期 FY26 Q3(3-5月)に合わせて読み替え。Q3で取れた実績との整合性をチェック。

その後、6/7/8月の Q4 予測を3シナリオで重ねた。シナリオCを最初 +27%/月 の複利でやったら線が天井までジャンプしてしまい、ユーザーから「直線が伸びるイメージ」と画像で指示が来た。線形(+10.8k/月 で5月実績から直線継続)に作り直し。結果、シナリオC なら Micron Q4 売上は 63.5B、ガイド比 +$13.5B(+26%)の上振れ余地。

SK Hynix も1ヶ月ズレるが同じロジックがそのまま使える、という気づきが次の派生へ。

詳細: 韓国DRAM月次輸出単価でMicron Q4 FY26売上を3シナリオ予測


5. Kioxia FY25 Q4 決算サマリー記事+beat-monitoring/285Aの方針変更

Micron Q3 サマリーカードと同じ形式で Kioxia の決算サマリー記事を作成。kioxiaFinancialsTypes.tskioxiaQuarterlyFinancials.ts を新規データファイルとして追加し、Micron と同じ「売上 vs COGS バーチャート」フォーマットでKioxia用 SVG を作った。

派生で「/beat-monitoring/285A も Kioxia の IR にあるガイダンスと実績を反映してほしい」依頼。285A.json を開いて気づいたのが、アナリストコンセンサスがほぼ取れていない銘柄であること。Kioxia だけ「アナリスト予想」から「会社の前Qガイダンス vs 実績」に切り替える方針へ。ラベルも変える必要があるが、目視確認の前で深夜2時に時間切れ → 進捗を memo/2026-06-25/kioxia-data-and-beat-monitoring-progress.md に記録して明日へ。

詳細: Kioxia FY25 Q4決算サマリー記事と beat-monitoring/285A データ反映途中まで


6. NVIDIA 2026年定時株主総会 Jensen Business Update 翻訳記事+SVG図解

音声入力で受け取ったJensenの business update(10〜15年ごとの computing reset / 60年のソフトウェア進化 / Blackwell ramp / 各事業セグメント)を翻訳。

まず memo に検討HTML を作って配色・余白を詰めた後、apps/web/content/2026-06/2026-06-25/nvidia-2026-annual-shareholder-meeting-japanese.md に展開。SVG は外部ファイル化(public/images/nvidia-2026-annual-shareholder-meeting-japanese/figure-01〜07.svg)。

3回のフィードバックで作り直した:

  • 「雨風空のメタファーを入れないで、鬱陶しい」(doc-communication スキルに依存していた典型表現) → 該当文を全削除
  • 「三角矢印の向きが逆。尖ってる方が右」 → polygon 座標を反転
  • 「PL風のテーブル形式にしてほしい」 → figure-05 を作り直し

詳細: NVIDIA 2026年定時株主総会のJensen Business Updateを日本語訳しSVG図解を作った試行錯誤


7. SK Hynix 1Q26 決算サマリー記事+K-IFRS と粗利非開示の議論

Kioxia と同じ形式で SK Hynix 1Q26 サマリーを作りはじめたら、初稿で営業利益を軸にしてしまった。ユーザーから「なんで営業利益なの?粗利じゃなくて?」とツッコまれた。

説明: SK Hynix は四半期決算で粗利(売上総利益・COGS)を開示しない。プレスリリースは売上・営業利益・純利益の3つだけ。K-IFRS(韓国版IFRS)の話も混じったが、これは IFRS と中身ほぼ同じで、粗利が出ないのは会計基準の差ではなく SK Hynix の運用の問題。

「やり直して、粗利出せるでしょ」→ DART(韓国の電子公示)から取得し直し、英文IR の財務諸表PDFも並行で fetch。粗利率 79.3% を出して数字を突き合わせた。

後半: 「マイクロンで韓国輸出統計を使った Q4 予測をやった。SKハイニクスは1ヶ月遅れだけど同じロジックがそのまま使える」依頼。SK Hynix版の計画書を memo/2026-06-25/sk-hynix-q2-26-prediction-plan.md に書いて Codex レビュー3往復で Green Light → 実装着手前で時間切れ。

詳細: SK Hynix 1Q26決算サマリー記事と粗利非開示・次決算予測計画


今日の試行錯誤

#テーマ試したこと結果気づき
1Chrome DevTools MCP許可ダイアログ複数回 → MCP一覧で connected 確認rejected で動かずautoConnect が Chrome 149 ログイン済みプロファイルで詰まる構造、明日の積み残しへ
2MU Q3 FY26 実績の取り込みKoyfin Step 0 で自動取得を期待Chrome 不調でスキップガイド対象 Q1 FY27 のコンセンサスを n/a→$47.39B に手動上書き
3earnings-dynamics/MU の Q4 ボタンreportDate を実発表日に更新しただけでは出ないfocusQuarters の window判定で reported 必須と判明MU.ts に reported を手で入れて通した
4BeatExpectationsChart の divider linefindIndex 方式で「最後の実績Qの index」を探す銘柄ごとに reported 充足状況が違うと位置がずれるforEach の last 方式に書き換え、右端固定で安定
5Prepared Remarks SVGバーの高さLLMが「だいたいの高さ」で書いていた目視で食い違いが残った<rect height> をデータから素直に再計算してズレ解消
6セグメントチャートの統合4セグメントを1枚に統合エンドマーケット段落と離れて読みづらい3分割して段落直下に再配置
7韓国輸出単価のシナリオC+27%/月 を複利で適用線がジャンプして上がりすぎ線形 +$10.8k/月(5月実績から直線継続)に作り直し
8NVIDIA翻訳記事の雨風空メタファーdoc-communication スキルの典型表現で挿入「鬱陶しい」と削除指示スキルが付与する空句は、毎回読み手の負荷で判定して残す/消す
9NVIDIA記事の三角矢印polygon 座標を1パターンで向きが逆だった尖ってる方を右に向け直し
10SK Hynix のチャート軸初稿で営業利益軸「なんで粗利じゃないの?」四半期では粗利非開示 → DART で取り直して 79.3% を出した
11Kioxia の beat-monitoringアナリストコンセンサス基準で実装着手285A はコンセンサスが空「会社の前Qガイダンス vs 実績」モードに方針転換、明日へ

今日の学び

  • 「公式が出さない」と決め打ちしない。SK Hynix の粗利は四半期プレスでは出ないが、DART の事業報告書まで掘れば取れる。誠実性を理由に諦めると掘り損ねる
  • ベンチマークを1個に固定するとデータが取れない銘柄が落ちる。beat-monitoring の比較軸は「アナリストコンセンサス」前提だったが、Kioxia のように取れない銘柄では別軸(会社ガイダンス)を許容する必要がある
  • 形を作るのはAI、違和感を拾うのは人間。SVG のバー高さ、三角の向き、シナリオCの線形/複利、雨風空メタファー、いずれも生成された後にユーザーが目視で違和感を拾ってフィードバックした
  • 韓国輸出統計はメモリ各社の四半期売上の先行指標として使える。Micron が 25年8月〜26年5月の DRAM 単価で1ヶ月先行で読めるなら、SK Hynix も同じロジックで予測できる

明日やること

  • Chrome DevTools MCP の起動問題: temp profile + 9222 で純粋起動 → /json/version が JSON を返すか確認 → /mcp で reconnect の手順を試す
  • Kioxia (285A) の beat-monitoring を「会社の前Qガイダンス vs 実績」モードで完成させて目視確認
  • SK Hynix Q2 26 予測記事の実装(韓国輸出統計の SKハイニクス版マッピング)
  • beat-monitoring にハイパースケーラー(AMZN/GOOGL/META/MSFT)を追加

関連記事