生成AIツールはなぜMac先行なのか、調べさせてHTMLとSVG図解で受け取った
生成AIツールはなぜMac先行なのか、調べさせてHTMLとSVG図解で受け取った
Windowsから移ってきて残った疑問
Macを使い始めてしばらくして、前から引っかかっていたことが疑問の形になった。 そのまま口に出した。
なんで生成 AI のサービスって Mac が先行するんですか。 Windows ってそんなに扱いづらいんですか開発する上で。
Windowsのパスが少し扱いにくいのは自分でも分かっている。 ただ、パスの書き方が違う程度のことで対応の順番まで決まるとは思えなかった。
ChatGPTのコンピュータ操作機能がMacではかなり滑らかに動いているのも見ていた。
そこから仮説をひとつ立てた。 LinuxまわりでMacのほうが当たりやすいのではないか。 Unix系との近さが効いているのではないかという程度の見当で、根拠は持っていなかった。 確かめたかったのはそこだった。
ターミナルに出されると読めない
調べさせること自体は、口に出した時点で決まっていた。 決まっていなかったのは、結果をどう受け取るかのほうだった。
同じ指示のなかで「詳しく教えて」を繰り返していた。 詳しく答えれば長くなる。 長いものをターミナルに出されても、あとから読み返せない。 だから、調査の指示と同じ一文に出力形式を混ぜた。
これターミナルに出すと分かりづらいんで HTML ファイルにしてブラウザで表示してください
さらに一段足した。 文字だけのHTMLでも読めるが、比較の話は図のほうが早い。 svg-diagramスキルを使って図解を入れ、グラフィカルにするよう指定した。
指示に入れた要素は3つになった。 何を調べるか。 どの形式で出すか。 図を入れるかどうか。 このうち後ろの2つを省くと、答えはターミナルに出てくる。
図解5枚をPNGに落として目視で確かめさせた
svg-diagramスキルを指定したら、スキル本体に加えてグリッド整列、対比図、アンチパターンのリファレンスまで読み込んでから書きはじめた。
HTMLは二度に分けて出てきた。 後半は、理由の3つ目からまとめまで、図3から図5まで、それに図をクリックで拡大するJavaScriptだった。
描画の確認でつまずいた。 Chrome DevTools MCPのツールをロードさせたところ、既存のChromeプロセスと衝突した。 専用プロファイルのChromeがすでに動いていて、そのままタイムアウトした。
ブラウザ越しの確認が通らないので、SVG5枚をPNGに落として目視で確かめさせた。 図1と図2、残りの3枚、ページ全体のレンダリングまで、いずれも問題なしという報告だった。
最後に一時ファイルを掃除させたら、globエラーでrmが走っていなかった。 そこだけやり直させた。
出来上がったのは目次付きのHTML1枚だった。 図はクリックで拡大できる。 既定のブラウザで開いた。
返ってきた要約と、外れていたほうの見当
レポートと一緒に、一言でまとめた要約が返ってきた。
Mac先行の理由として挙がっていたのは2つ。 作り手であるAI企業のエンジニア自身がMacで開発していること。 macOSがUNIXで、Linuxサーバーと同族なので移植の手間が小さいこと。 自分が立てていたUnix系との近さという見当はこちらに入っていた。
外れていたのはもう一方だった。 ChatGPTのコンピュータ操作が滑らかに見えたのはMacだからではない、という答えだった。 操作対象がクラウド上のLinux仮想マシンだからだ、と。 手元のOSの違いを見ているつもりでいたが、見ていたのは別の場所だったことになる。
ここは要約を読んだだけで、自分で裏を取ってはいない。 レポート本体はこれから読む。
何を調べるかと、どう出すか
今回いちばん効いたのは、調べる中身ではなく出力形式の指定だった。 同じ内容でも、ターミナルを一度通り過ぎるか目次付きのHTMLで手元に残るかで、読めるかどうかが変わる。 ターミナルは実行の経過が流れていく場所であって、あとから読み返すものを置く場所ではない。
疑問が湧いた時点で「詳しく教えて」とだけ言っていたら、画面をスクロールしながら拾い読みして終わっていただろう。 図解まで最初の一文に入れておけば、あとで落ち着いて読める形で残る。
Windowsのパスの扱いにくさから始まった疑問は、まだ要約の段階で止まっている。 続きは、ブラウザに開いたままのHTMLを読むところからだ。