[{"data":1,"prerenderedAt":554},["ShallowReactive",2],{"content-/who-publishes-ai-tam-and-who-does-not":3,"all-pages-for-dir":537,"related-/who-publishes-ai-tam-and-who-does-not":538,"og-image-/who-publishes-ai-tam-and-who-does-not":553},{"id":4,"title":5,"body":6,"category":517,"concepts":517,"description":518,"extension":519,"meta":520,"navigation":521,"ogImage":517,"path":522,"project_name":517,"published":523,"publishedAt":524,"seo":525,"stem":526,"tags":527,"todo":517,"unpublished":523,"updatedAt":524,"__hash__":536},"pages/2026-07/2026-07-30/who-publishes-ai-tam-and-who-does-not.md","AI半導体のTAMは誰がどう出しているか｜NVIDIAは年3〜4兆ドル、Samsungは金額を出さない。同じ「TAM」の一語で3つの別物が語られている",{"type":7,"value":8,"toc":501},"minimark",[9,14,18,35,43,47,98,102,114,119,126,133,140,144,147,154,161,165,168,179,186,189,192,253,256,263,266,269,273,276,285,288,299,302,308,311,314,366,373,376,379,400,403],[10,11,13],"h1",{"id":12},"ai半導体のtamは誰がどう出しているか","AI半導体のTAMは誰がどう出しているか",[15,16,17],"p",{},"別の2本で、AMDが2030年のサーバーCPU市場を8か月で3回引き上げた話と、MicronがHBM 1000億ドルの到達年を2年前倒しした話を書いた。",[19,20,21,29],"ul",{},[22,23,24],"li",{},[25,26,28],"a",{"href":27},"/amd-server-cpu-tam-120b-to-220b","AMDはサーバーCPUの市場規模予想を2.6か月で1200億→2200億ドルに書き換えた",[22,30,31],{},[25,32,34],{"href":33},"/micron-hbm-tam-100b-two-years-early","MicronはHBMが1000億ドルに届く年を2030年から2028年へ2年前倒しした",[15,36,37,38,42],{},"どちらも「自社で市場規模を推計し、それを上方に書き換える」という同じ形をしていた。では他の会社はどうしているのか。NVIDIA、Marvell、Broadcom、SK hynix、Samsungの発言を一次資料まで当たって並べたところ、TAMを出すこと自体は業界の標準的な作法だが、",[39,40,41],"strong",{},"同じ「TAM」の一語で3つの別物が語られている","ことが分かった。",[44,45,46],"h2",{"id":46},"この記事の結論",[19,48,49,64,71,85,91],{},[22,50,51,52,55,56,59,60,63],{},"TAM発表は珍しくない。ただし数えている対象が3階層に分かれている。",[39,53,54],{},"業界全体の設備投資","（NVIDIA: 年3〜4兆ドル）、",[39,57,58],{},"製品カテゴリの市場","（AMD 2200億ドル、Micron 1000億ドル、Marvell 940億ドル、Broadcom 600〜900億ドル）、",[39,61,62],{},"自社の売上と受注","（Broadcom 1000億ドル超、NVIDIA 5000億ドル）である。",[22,65,66,67,70],{},"最も大きい数字を出しているのはNVIDIAで、桁が2つ違う。ただしNVIDIAが数えているのは自社製品の市場ではなく、その上流にある",[39,68,69],{},"買い手の財布そのもの","である。",[22,72,73,74,77,78,81,82,77],{},"メモリ3社の姿勢は3通りに割れている。",[39,75,76],{},"Micronは金額と年を置く","。",[39,79,80],{},"SK hynixは率だけを出す","（2030年まで年30%）。",[39,83,84],{},"Samsungは金額をいっさい出さない",[22,86,87,90],{},[39,88,89],{},"金額が大きい数字ほど、契約の裏づけがない","。兆ドル級はすべて自社モデルの推計で、外から履行を確認できる数字（Broadcomの受注300億ドル超、Micronの長期契約1000億ドル）は数百億ドル台に収まる。",[22,92,93,94,97],{},"そして今回調べた範囲では、",[39,95,96],{},"AI関連TAMの下方修正が1件も見つからなかった","。AMDは3回上げ、Micronは2年前倒し、Marvellは750億→940億ドル。SK hynixにいたっては自分の予想を「保守的な数字」と呼んでいる。",[44,99,101],{"id":100},"_3つの階層","3つの階層",[103,104,105,110],"figure",{},[106,107],"img",{"src":108,"alt":109},"/images/who-publishes-ai-tam-and-who-does-not/figure-01.svg","AI半導体各社が発表する市場規模の3階層。業界全体の設備投資、製品カテゴリの市場、自社の売上・受注の順に輪が小さくなる",[111,112,113],"figcaption",{},"図1: 同じ「市場規模」でも数えている輪の大きさが3段ちがう。外側ほど金額は大きく、そのぶん自社の売上からは遠くなる",[115,116,118],"h3",{"id":117},"業界全体の設備投資-nvidia","① 業界全体の設備投資 — NVIDIA",[15,120,121,122,125],{},"NVIDIAは、AIインフラへの投資額が",[39,123,124],{},"2029〜2030年に年3〜4兆ドル","になるという見方を示している。CFOのコレット・クレスが決算コールなどで繰り返し述べているもので、ジェンスン・フアンも同じ数字を使っている。",[15,127,128,129,132],{},"これは自社製品の市場規模ではない。データセンター、電力、ネットワーク、サーバーを含めた",[39,130,131],{},"買い手側の支出全体","である。だからAMDやMicronの数字より2桁大きい。「NVIDIAのTAM」と「AMDのTAM」を並べて比較しても意味がないのは、数えている対象がそもそも違うからになる。",[15,134,135,136,139],{},"同社はもう1つ別種の数字も出している。Blackwell と Rubin について、2025年初から2026年末までに",[39,137,138],{},"5000億ドルの売上の見通し（visibility）がある","というものである。こちらは自社の売上の話で、③に属する。",[115,141,143],{"id":142},"製品カテゴリの市場-amdmicronmarvellbroadcom","② 製品カテゴリの市場 — AMD、Micron、Marvell、Broadcom",[15,145,146],{},"自社が売っている製品のカテゴリについて、市場規模を金額と年で置くやり方である。前の2記事で見たAMDとMicronがここに入る。",[15,148,149,150,153],{},"Marvellも同じことをしている。2025年6月17日のカスタムAI投資家イベントで、2028年のデータセンター向けTAMを",[39,151,152],{},"750億ドルから940億ドルへ引き上げた","。年平均成長率の想定を30%から35%へ上げた結果で、AMDが成長率だけを差し替えたのと同じ操作になる。",[15,155,156,157,160],{},"Broadcomは2024年12月の決算コールで、ホック・タンが「FY2027だけで、XPUとネットワークのSAM（獲得可能な市場）は",[39,158,159],{},"600億〜900億ドル","のレンジになると見込む」と述べた。TAMではなくSAM（Serviceable Addressable Market）と呼んでいるのは、市場全体ではなく自社が取りにいける範囲に限定しているからで、TAMより一段控えめな言い方になる。",[115,162,164],{"id":163},"自社の売上受注-broadcomそして例外の2社","③ 自社の売上・受注 — Broadcom、そして例外の2社",[15,166,167],{},"市場ではなく自社の数字で語るやり方である。Broadcomは近年こちらに軸足を移している。",[15,169,170,171,174,175,178],{},"2026年3月4日の決算コールで、ホック・タンは「2027年に、",[39,172,173],{},"チップだけでAI売上1000億ドル超","を達成する見通しがある」と述べ、続けて「",[39,176,177],{},"そのために必要なサプライチェーンも確保済みだ","」と付け加えた。市場規模の話をやめ、自社の売上と、それを裏づける供給体制の話に切り替えている。",[15,180,181,182,185],{},"同年6月3日のFQ2 2026では、AI半導体の",[39,183,184],{},"受注が300億ドル超","だったのに対し、同期の出荷は108億ドルだったことを開示した。受注が出荷の3倍近く積み上がっている。ホック・タンはXPUとネットワークの需要を「まったく飽くことがない（simply insatiable）」と表現した。",[44,187,188],{"id":188},"メモリ3社は3通りに割れている",[15,190,191],{},"同じHBMを作っている3社が、まったく違う姿勢を取っている。ここは見比べる価値がある。",[193,194,195,210],"table",{},[196,197,198],"thead",{},[199,200,201,204,207],"tr",{},[202,203],"th",{},[202,205,206],{},"何を出すか",[202,208,209],{},"直近の内容",[211,212,213,227,240],"tbody",{},[199,214,215,221,224],{},[216,217,218],"td",{},[39,219,220],{},"Micron",[216,222,223],{},"金額と年を置く",[216,225,226],{},"2028年にHBM TAM 約1000億ドル（年約40%）。到達年を2030年から2年前倒し",[199,228,229,234,237],{},[216,230,231],{},[39,232,233],{},"SK hynix",[216,235,236],{},"率だけを出す",[216,238,239],{},"2030年まで年30%成長。金額はカスタムHBMの「数百億ドル」のみ",[199,241,242,247,250],{},[216,243,244],{},[39,245,246],{},"Samsung",[216,248,249],{},"何も出さない",[216,251,252],{},"市場規模に触れず、自社のHBM売上と供給状況だけを語る",[15,254,255],{},"SK hynixの数字は、2025年8月11日にHBM事業企画担当副社長の崔俊龍（チェ・ジュンヨン）がロイターの単独取材で述べたものである。AIメモリ市場が2030年まで年30%で伸び、カスタムHBM市場は2030年に数百億ドル規模になる、という内容だった。",[15,257,258,259,262],{},"興味深いのは本人の但し書きで、「この見通しは",[39,260,261],{},"電力供給などの制約要因を織り込んだ保守的な数字","だ」と言っている。上振れの余地を自分で残す言い方で、Micronが1年後に到達年を前倒ししたのと方向は同じである。",[15,264,265],{},"Samsungは決算コールで市場規模の金額を示さない。2026年4月30日の第1四半期コールで語られたのは自社の話に限られる。HBM売上が前年比で3倍超に伸びる見込み、HBM4は用意したキャパがすでに完売、顧客が供給不足を懸念して2027年分の需要まで前倒しで確保しにきている、といった内容である。",[15,267,268],{},"3社の違いは、外されたときのコストの引き受け方の違いと読める。金額と年を置けば後で検証される。率だけなら幅がある。何も出さなければ検証のしようがない。Micronがいちばん重いリスクを取り、Samsungがいちばん軽い。",[44,270,272],{"id":271},"金額が大きい数字ほど裏が取れていない","金額が大きい数字ほど、裏が取れていない",[15,274,275],{},"同じ数字を「外から確認できるか」で並べ替えると、はっきりした偏りが出る。",[103,277,278,282],{},[106,279],{"src":280,"alt":281},"/images/who-publishes-ai-tam-and-who-does-not/figure-02.svg","AI半導体各社の市場規模の数字を検証可能性で3列に分けた図。金額が大きい数字ほど推計のみで裏が取れない",[111,283,284],{},"図2: 兆ドル級の数字はすべて自社モデルの推計で、外から履行を追える数字は数百億ドル台に収まる。金額の大きさと確からしさは逆に並ぶ",[15,286,287],{},"右端の3つは、相手のいる約束である。",[19,289,290,293,296],{},[22,291,292],{},"Broadcomの受注300億ドル超は、翌四半期以降の出荷として実績に現れる。300億ドルに対し108億ドルしか出荷していないという開示は、次に何が起きるかを外から追える形になっている",[22,294,295],{},"Micronの長期契約は、最低契約収益が約1000億ドル、顧客からの前払い現金が約220億ドル。テイク・オア・ペイなので、買い手側に引き取り義務がある",[22,297,298],{},"Samsungの「HBM4は完売、2027年分まで確保済み」も、金額こそ出ないが顧客との合意という実体を指している",[15,300,301],{},"左端はそうではない。AMDのスライドの脚注は \"Source: AMD Internal Projections\" であり、NVIDIAの3〜4兆ドルも、MicronのHBM 1000億ドルも、Marvellの940億ドルも、SK hynixの年30%も、すべて各社の推計である。第三者の調査会社が裏づけたものではない。",[15,303,304,307],{},[39,305,306],{},"桁が大きいほど検証しにくく、検証できるものほど桁が小さい","。これは偶然ではなく、遠い未来の広い範囲を数えるほど契約に落ちていないという、当たり前の構造の裏返しになる。",[44,309,310],{"id":310},"上方向にしか動いていない",[15,312,313],{},"今回集めた範囲で、AI関連のTAMが下方修正された例は1つも見つからなかった。",[193,315,316,326],{},[196,317,318],{},[199,319,320,323],{},[202,321,322],{},"会社",[202,324,325],{},"動き",[211,327,328,336,343,351,358],{},[199,329,330,333],{},[216,331,332],{},"AMD",[216,334,335],{},"2030年のサーバーCPU TAM を 約600億 → 1200億超 → 約2200億ドル（8か月で3回）",[199,337,338,340],{},[216,339,220],{},[216,341,342],{},"HBM 1000億ドルの到達年を 2030年 → 2028年（2年前倒し）",[199,344,345,348],{},[216,346,347],{},"Marvell",[216,349,350],{},"2028年のデータセンターTAM を 750億 → 940億ドル（CAGR 30% → 35%）",[199,352,353,355],{},[216,354,233],{},[216,356,357],{},"年30%成長を「制約を織り込んだ保守的な数字」と自称",[199,359,360,363],{},[216,361,362],{},"Broadcom",[216,364,365],{},"FY2026のAI半導体売上見通し 560億ドル（前年比 約180%増）を据え置き、FY2027は1000億ドル超と表明",[15,367,368,369,372],{},"引き上げが続いている理由は2つ考えられる。実際に需要が想定を超えて伸びている、という説明が1つ。もう1つは、TAMの発表がそもそも",[39,370,371],{},"株式のストーリーを支えるための道具","であり、下げる動機が構造的に働きにくい、という説明である。どちらか一方ではなく、両方が効いていると見るのが妥当だろう。",[15,374,375],{},"大事なのは、上がり続けている事実そのものが正しさの証拠にはならない、という点になる。同じ会社が同じ方向にしか直さないなら、それは「予想の精度が上がった」ではなく「見方が変わった」だけかもしれない。",[44,377,378],{"id":378},"読むときの注意",[19,380,381,388,391,394,397],{},[22,382,383,384,387],{},"本記事の数字はすべて各社の決算コール・投資家向けイベントでの発言に基づく。",[39,385,386],{},"いずれも自社の推計または自社の見通し","であり、第三者の検証を経ていない。",[22,389,390],{},"「TAM」「SAM」「売上見通し」「受注」は別物である。ニュース記事ではこれらが「市場規模」としてまとめて扱われることがあるので、元の発言がどれを指しているかを確認したほうがいい。",[22,392,393],{},"NVIDIAの3〜4兆ドルは、AMDやMicronのTAMを内側に含む上位概念である。足し算をしてはいけない。",[22,395,396],{},"「下方修正が見つからなかった」は、今回調べた7社の範囲での話である。全数調査ではない。",[22,398,399],{},"各社の発言時点が揃っていない。最も古いのはBroadcomのSAM（2024年12月）で、最も新しいのはAMD（2026年7月23日）になる。1年半のあいだにAI需要の見え方は大きく動いているので、時点を揃えずに横並びで比較すると誤読する。",[44,401,402],{"id":402},"出典",[19,404,405,415,422,429,436,443,450,457,464,471,478,485,492,497],{},[22,406,407],{},[25,408,414],{"href":409,"target":410,"rel":411},"https://www.pcguide.com/news/nvidia-ceo-jensen-huang-expects-3-trillion-to-4-trillion-spend-on-ai-infrastructure-by-2030/","_blank",[412,413],"noopener","noreferrer","→ Nvidia CEO Jensen Huang expects \"$3 trillion to $4 trillion\" spend on AI infrastructure by 2030（PC Guide）",[22,416,417],{},[25,418,421],{"href":419,"target":410,"rel":420},"https://fortune.com/2026/05/30/nvidia-cfo-colette-kress-ai-no-longer-a-nice-to-have/",[412,413],"→ Nvidia CFO Colette Kress: 'AI is no longer a nice-to-have'（Fortune, 2026年5月30日。3〜4兆ドルとBlackwell+Rubin 5000億ドルの見通し）",[22,423,424],{},[25,425,428],{"href":426,"target":410,"rel":427},"https://www.amd.com/content/dam/amd/en/documents/corporate/events/advancing-ai-2026-distribution-deck.pdf",[412,413],"→ AMD「Advancing AI 2026」配布資料（PDF, 2026年7月23日。CPU TAMは8ページ目、脚注は AMD Internal Projections）",[22,430,431],{},[25,432,435],{"href":433,"target":410,"rel":434},"https://investors.micron.com/static-files/088991c5-a249-4f66-a0a6-258d9b66f3f9",[412,413],"→ Micron Fiscal Q1 2026 Earnings Call Prepared Remarks（PDF, 2025年12月17日。HBM TAM 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줍줍］삼성전자 \"HBM 공급 타이트… 2027년 수요까지 확보\"（대한경제, 2026年4月30日）",[22,465,466],{},[25,467,470],{"href":468,"target":410,"rel":469},"https://www.cnbc.com/2026/03/04/broadcom-sees-ai-chip-sales-significantly-over-100-billion-in-2027.html",[412,413],"→ Broadcom CEO Hock Tan sees AI chip revenue 'significantly' above $100 billion next year（CNBC, 2026年3月4日）",[22,472,473],{},[25,474,477],{"href":475,"target":410,"rel":476},"https://www.cnbc.com/2026/06/03/broadcom-avgo-earnings-report-q2-2026.html",[412,413],"→ Broadcom (AVGO) earnings report Q2 2026（CNBC, 2026年6月3日。AI半導体売上108億ドル、受注300億ドル超）",[22,479,480],{},[25,481,484],{"href":482,"target":410,"rel":483},"https://www.nextbigfuture.com/2024/12/broadcom-building-three-one-million-gpu-ai-supercomputers-for-2027.html",[412,413],"→ Broadcom Building Three One Million GPU AI Supercomputers for 2027（ホック・タンのSAM 600〜900億ドル発言, 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