前日に複数LPの骨格を一気に構築したプロジェクト。2日目となるこの日は、Cloudflare DNSサブドメイン設定の確認から始まり、faviconのテーマカラー修正、CLAUDE.mdの作成と日本語化、全LPの英語テキスト日本語化、記事詳細ページのデザイン修正、マークダウンh1重複削除、TypeScriptパスエイリアスエラー対応、プロジェクト行数集計まで、運用品質を高めるための多岐にわたる調整を行った。
Cloudflare DNSサブドメイン設定
設定状況の確認
Cloudflareでサブドメインを設定する際、「ドメインをアクティブにする」ボタンを押すと、CloudflareがDNSのCNAMEレコードを自動で追加してくれる。すでに1つ目のサブドメインは正しく設定されていた。
残りのサブドメインも同じ手順で設定する。Cloudflare Pagesのカスタムドメイン設定画面でサブドメインを追加し、「ドメインをアクティブにする」を押すだけでDNSレコードが自動生成される。
前日のlocalhostサブドメイン方式での開発から、本番環境のサブドメイン設定へと移行するフェーズに入った。
Faviconテーマカラー修正
問題の発見
ブラウザのタブに表示される小さなSVGアイコン(favicon)の背景色が、各LPのテーマカラーと一致していなかった。
- LP-A: faviconの背景がオレンジだったが、インデックスページのテーマカラーは赤系(
#ff3300) - LP-B: faviconの背景が赤系だったが、テーマカラーは茶色系
修正内容
各LPの content/index.md の frontmatter に定義されている primaryColor と favicon SVGの背景色を突き合わせ、ズレを修正した。favicon の背景色をテーマカラーに合わせることで、タブの見た目とページのトンマナを統一した。
合わせて、faviconのフォールバック色(LPが特定できない場合に使われるデフォルト色)も修正した。
デザインシステムドキュメント作成
背景
LPごとにテーマカラー、favicon、コンポーネント構成が異なるため、どのLPがどの色を使っているかを一覧できるドキュメントが必要だった。faviconの修正作業中に色の不整合が発覚したことがきっかけで、全LPのテーマカラーとfavicon仕様をまとめたデザインシステムドキュメントを作成した。
保存先
memo/2026-02-08/design-system.md に保存。各LPのテーマカラー一覧、favicon SVGの仕様、色の対応表を記載した。CLAUDE.mdからもこのドキュメントへの参照リンクを追加し、将来のセッションでもデザイン仕様を参照できるようにした。
CLAUDE.md作成と日本語化
初回作成
プロジェクト分析を実行し、コードベースの構造を把握したうえでCLAUDE.mdを新規作成した。最初は英語で生成されたが、コマンドやコードブロック以外の説明文を全て日本語に書き換えた。
LP独立運営ルールの追加
CLAUDE.mdに「LP間は完全に独立させる」という運営ルールを追記した。これは前日から記録されていた原則で、以下の禁止事項を含む。
- フッターに「対応LP一覧」を載せない
- あるLPから別のLPへのリンクを張らない
- 共通コンポーネントでLP一覧を表示しない
- 「全LP対応」のような表現を使わない
この原則の背景は、各サブドメインを訪れたユーザーに「この分野だけを専門にしている」と認識してもらうこと。複数LPの存在を匂わせると、専門性の訴求力が落ちる。
LP一覧の情報も追記し、CLAUDE.mdとメモリファイルの両方を更新した。
全LPの英語テキスト日本語化
対象範囲
前日の開発でコンポーネントを素早く構築した結果、英語のままになっているテキストが多数残っていた。全LPのコンポーネントを全て確認し、英語テキストを日本語に置き換えた。
LPごとの修正状況
LP-A - 7ファイル修正
最も英語テキストが多く残っていたLP。以下のコンポーネントを一括修正した。
- Hero.vue: ヒーローセクションのキャッチコピー・サブコピー
- PainPoints.vue: 「こんなお悩みありませんか」セクション。Pain pointsの見出しと各項目の説明文
- Services.vue: サービス内容の一覧。各サービスの名称と説明
- Process.vue: 相談の流れ(ステップ表示)
- CaseStudy.vue: 事例紹介のテキスト
- Stats.vue: 実績数値の説明ラベル
- LatestArticles.vue: 「最新記事」セクションの見出し
LP-B - コンポーネント修正
LP-Bも同様に、PainPoints、Services、Processなどのセクションに残っていた英語テキストを日本語化した。
LP-C - コンポーネント修正
LP-Cのコンポーネント群も英語が残っていたため、同じパターンで日本語化した。
LP-D - 既に日本語化済み
確認したところ、LP-Dのコンポーネントはほぼ全て日本語化済みだった。追加修正は不要。
LP-E - 軽微な修正
LP-Eも大部分は日本語化済み。LatestArticles のカテゴリラベルのみ英語が残っていたため修正した。
共通コンポーネントの修正
ヘッダーから「事例」を削除
全LP共通のヘッダーナビゲーション(lp/shared/Header.vue)に「事例」リンクがあったが、事例ページは未実装のため削除した。ナビゲーション項目を「サービス」「料金」「コンテンツ」「お問い合わせ」に整理した。
フッターの "All Rights Reserved" 修正
共通フッター(lp/shared/Footer.vue)のコピーライト表記で英語が残っていた部分を修正した。
ビルド確認
全ての日本語化修正を終えた後、ビルドを実行して成功を確認した。全LPが日本語で統一された。
記事詳細ページのUI改善
ヒーロー背景の白背景化
問題
記事詳細ページ(pages/articles/[slug].vue)のヒーローセクションに、LPの primaryColor を使ったグラデーション背景が適用されていた。あるLPでは赤(#ff3300)のグラデーションになり、他のページのトンマナ(白背景ベース)と合っていなかった。
記事一覧ページ(index.vue)は既に白背景で問題なかったが、個別記事ページだけが色付きの背景になっている不整合が起きていた。
修正
[slug].vue のヒーロー部分から primaryColor のグラデーション背景を削除し、bg-white に変更した。テキスト色も白文字からダーク系に切り替え、装飾を最小限にした。
マークダウンh1の重複削除
問題
記事詳細ページのテンプレート([slug].vue)が frontmatter の title を h1 として表示しているのに、マークダウン本文の先頭にも # タイトル と h1 を書いていたため、同じタイトルが二重に表示されていた。
たとえばある記事では、ページテンプレートが h1 でタイトルを表示し、その直下のマークダウン本文でも # 同じタイトル が表示され、完全に重複していた。
調査と修正
全17記事を確認した結果、1つのLPの記事だけが h2(##)から始まっており問題なかった。残りの14記事で本文先頭の h1 が重複していたため、全て削除した。
修正後に全記事を再確認し、h1 の重複がなくなったことを確認した。
TypeScript パスエイリアスエラー対応
問題
VS Codeのエディタ上で ~/config/industries のインポートにモジュール解決エラーが表示されていた。赤い波線が出ているが、ランタイムでは問題なく動作する、エディタ上だけのエラー。
原因
TypeScriptのパスエイリアス設定(~/* -> ../app/*)自体は正しく設定されていた。Nuxt 4ではプロジェクト参照方式の tsconfig.json を使うため、Volar(Vue Language Server)が ~ エイリアスを正しく解決できないケースがある。
対応
nuxi prepare を実行して .nuxt/tsconfig.app.json の型定義を再生成した。VS Codeで「TypeScript: Restart TS Server」(Ctrl+Shift+P)を実行すれば反映される。
根本的にはNuxt 4のTypeScript設定とVolarの相性の問題で、nuxi prepare による型定義の再生成が定番の対処法。
プロジェクト行数集計
集計方法
Gitで追跡されているファイルを対象に、行数をカウントした。node_modules やビルド成果物は含まない、純粋なソースコードの行数。
結果
プロジェクト全体で約 6,750行。前日にゼロから構築を開始し、2日間でこの規模に到達した。
内訳としては、Vueコンポーネント(.vue)が最も多く、次いでマークダウンコンテンツ(.md)、TypeScript設定ファイル(.ts)が続く。各LP用のコンポーネントと記事コンテンツが行数の大部分を占めている。
この日の作業まとめ
前日が「骨格を一気に組み上げる」フェーズだったのに対し、この日は「運用品質を整える」フェーズだった。
| 作業カテゴリ | 内容 | 影響範囲 |
|---|---|---|
| インフラ | CloudflareのDNSサブドメイン設定確認 | 本番環境 |
| デザイン | Faviconテーマカラー修正(LP-A: 赤系/LP-B: 茶色系) | 全LPのタブ表示 |
| ドキュメント | デザインシステムドキュメント作成 | 開発者向け |
| ドキュメント | CLAUDE.md作成・日本語化・LP独立運営ルール追加 | AI協働環境 |
| テキスト | 全LPの英語テキスト日本語化 | LP全体 |
| ナビゲーション | ヘッダーから未実装の「事例」リンク削除 | 全LP共通 |
| UI | 記事詳細ページのヒーロー白背景化 | 記事ページ |
| コンテンツ | マークダウンh1重複削除(14記事) | 全記事 |
| DX | TypeScriptパスエイリアスエラー対応 | 開発体験 |
| 計測 | プロジェクト行数集計(6,750行) | 現状把握 |
個々の修正は小さいが、積み重ねることでLPとしての完成度が上がった。特に全LPの英語テキスト日本語化は、LPを実際に人が見たときの印象を左右する部分で、英語が混在しているとプロトタイプ感が出てしまう。h1の重複削除やfaviconの色統一も同様に、細部の品質が全体の信頼感に繋がる。