テーブルとpreブロックをSVG図解に一括変換した記録
CF精算表ステップ学習ページ(ch0〜step7)のHTMLテーブルとpreブロックを、すべてSVG図解に置き換えた。6つのサブエージェントが並列で走り、59件のSVGを一気に生成した。
背景: なぜSVGに置き換えたか
ch0.vueにはHTMLテーブルが6つ、preブロックで組んだ仕訳やフロー図が複数あった。問題は3点。
- テーブルはレスポンシブ対応が面倒で、スマホで横スクロールが発生する
- preブロックはモノスペースフォントの平坦な見た目で、構造が頭に入ってこない
- ページごとに見た目がバラバラで、教材としての統一感がない
SVGなら width: 100% でレスポンシブが解決し、色・フォント・レイアウトを完全に制御できる。
グレー8段階のトンマナルール
最初にch0の「現金及び現金同等物の範囲」テーブルをSVG化したとき、タイトルにグレー背景を入れた。ユーザーのフィードバックで方向転換し、以下のルールが固まった。
- タイトル: 黒文字 + 下線(GL3
#D9D9D9)、背景なし - 外枠: なし。線を減らして背景だけで構造を伝える
- 構造ラベル(カテゴリ名など): GL1
#F2F2F2または GL2#E6E6E6の背景 - 内容セル: 白背景
#fffで浮き上がらせる
「現金及び現金同等物の範囲」のSVGがお手本になった。ピラミッド型に「現金」「現金同等物」を配置し、中の項目は白カードで列挙する。この構造を全SVGに横展開した。
ch0のテーブル6件 + preブロック → SVG化
パイロットとしてch0.vueから着手。変換対象は以下。
| 種類 | 内容 | 変換先 |
|---|---|---|
| テーブル x6 | 現金同等物の範囲、活動区分、直接法vs間接法 等 | 構造図SVG |
| pre.journal x3 | 設立仕訳、売上仕訳、CF計算書ひな型 | 仕訳SVG / フロー図SVG |
ch0だけで約9件のSVGを手作業で調整しながら確定させ、トンマナが固まった。
6サブエージェント並列で59件を一気に変換
ch0のスタイルが確定した後、Step 1〜7の全preブロックとテーブルをSVGに変換する計画書を作成。Codexレビューで件数ズレ(56→59件)を指摘されて修正した。
実行は6つのサブエージェントを並列起動。
| エージェント | 対象 | SVG件数 |
|-------------|---------|---------|
| Agent 1 | Step 2 | 6件 |
| Agent 2 | Step 3 | 8件 |
| Agent 3 | Step 4 | 19件 |
| Agent 4 | Step 5 | 7件 |
| Agent 5 | Step 6 | 12件 |
| Agent 6 | Step 7 | 3件 |
Step 4が最大規模(19件)で最後まで残ったが、全エージェントが完了するまで数分だった。完了後、全7ステップをブラウザで表示確認。
試行錯誤: ウォーターフォールチャート
Step 2の売掛金・商品・買掛金の増減内訳を可視化するとき、最初は横4列テーブル(期首→増加→減少→期末)で作った。ユーザーから「ウォーターフォールチャートにしてほしい」と指示が入り、棒グラフ風の積み上げ構造に書き直した。
矢印の向きを逆に描いてしまい、指摘されて右向き(→)に修正。タイトル下線とチャート上部の間隔が詰まりすぎていた点も調整した。ウォーターフォールは「数値の積み上がり」が視覚的にわかるので、教材として効果が高い。
試行錯誤: CF仕訳SVGの作成と削除
Step 5で有形固定資産の取得・売却のCF仕訳をSVG化した。しかしユーザーが「直感的でない」と判断し、2件とも削除。代わりに通常の仕訳SVGの「現金預金」行にCF区分ラベルを追加する方針に切り替えた。
CFラベル付き仕訳SVG
全ステップの仕訳SVGで、現金預金が絡む行にマゼンタ背景(ML1 #fae8ff)のサブラベルを追加した。
現金預金 3,000,000
→ 株式の発行による収入(財務CF) ← マゼンタ背景
仕訳を見た瞬間に「このお金はCF計算書のどこに分類されるか」がわかる。3つのサブエージェントで並列処理し、全ステップに反映。
マゼンタ4段階の追加
NEWバッジ(新規追加行のハイライト)用にマゼンタのカラーパレットを追加した。
| レベル | HEX | 用途 |
|---|---|---|
| ML1 | #fae8ff | 強調行の背景、NEWバッジ背景 |
| ML2 | #f0abfc | ハイライト枠 |
| ML3 | #d946ef | 強調テキスト |
| ML4 | #c026d3 | 最強調テキスト |
グレー8段階だけでは「新しく追加された行」と「元からある行」の区別がつかなかった。マゼンタを1色入れるだけで、注目すべき箇所が一目で浮かぶ。
△→▲の一括置換
マイナス表記が白三角(△)と黒三角(▲)で混在していた。教材全体で黒三角に統一。6件のSVGを一括置換した。視認性が上がり、マイナスだと即座に判別できるようになった。
K表記→円単位への統一
Step 1〜2は円単位(3,000,000)、Step 3以降はK表記(500K)で混在していた。Excelの元データが全て円単位なので、SVGもvueテキストも円に揃えた。4つのサブエージェントで並列処理。
「1,000K」より「1,000,000円」の方が、日本語の教材ではすぐに金額がわかる。
SVG図解スキルの新規作成
繰り返し参照するルールが増えたため、グローバルスキル ~/.claude/skills/svg-diagram/SKILL.md を作成した。グレー8段階とマゼンタ4段階のカラーパレット、タイトルスタイル、レイアウト規則を1ファイルに集約。
今後どのプロジェクトでも「SVGで図を作って」と指示すれば、同じトンマナで図解が生成される。
学び
- SVG変換のようなパターン化された大量作業は、パイロットで1件仕上げてからサブエージェント並列に委任すると速い。59件を手で書いていたら丸1日かかる
- トンマナは最初に決めきれない。パイロットでユーザーと対話しながら固めて、後から一括適用する流れが現実的
- 「直感的でない」と判断したものはすぐ消す。作ったコストに引っ張られて残すと、教材全体の品質が下がる
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