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天気予報
🌤️ 基本のしくみ

天気予報の基本のしくみ

地図の上に、天気・気圧・前線などのようすを記号でかきこんだ図を天気図といいます。 天気予報は、この天気図の変化を読み取って、次の日以降の天気を予想する仕事です。

最重要ポイント:日本付近の天気は、上空にふく偏西風(へんせいふう)のえいきょうで 西から東へ変わっていきます。だから「今の西の空の天気」を見れば、 「次の日の天気」がある程度予想できるのです。

🌤 天気記号を読み取る

天気図では、雲の量や降っているものによって天気を記号で表します。記号は全部で21種類ありますが、 まずはよく使われる9つを覚えましょう。基本の5つ(快晴・晴れ・くもり・雨・雪)はとくに重要です。

天気記号(自作の一覧図)①快晴②晴れ③くもり④雨⑤雪⑥みぞれ⑦あられ⑧ひょう⑨かみなり

📍 天気図の1地点を読み取ってみよう

天気図の1つの地点には、天気記号・風向・風力・気圧がまとめてかきこまれています。 1つずつ順番に読み取れば、その場所の天気のようすがわかります。

ある地点の天気の読み取り1008hPa風向:北東風力:2(矢羽根2本)記号は「晴れ」

🔄 天気はどう移り変わっていく?

日本の上空には、1年を通してほとんど西よりの強い風がふいています。これを偏西風といいます。 高気圧・低気圧・前線は、この偏西風に押されるようにして西から東へ移動していきます。

低気圧が移動するようす(模式図)西偏西風の向き(西→東)1日目2日目3日目

だから「西の空を見れば明日の天気がわかる」: 今、自分がいる場所より西側にある天気(雲・雨など)は、数日のうちに偏西風で自分のところへ流れてくると考えられます。 天気予報はこの動きを、天気図の変化や気象衛星の画像から読み取って作られています。

🛰 今の天気予報のしくみ(参考)

現在の天気予報は、地上や海上・上空のさまざまな観測データを集め、コンピュータで計算し、 その結果をもとに気象庁が予報を発表し、テレビなどでは気象予報士がその内容を解説するという流れで作られています。

観測アメダス・気象衛星など数値予報の計算スーパーコンピュータで計算天気予報の発表降水確率などで発表
🌤️ 天気の変化天気予報

天気予報の基本のしくみ

地図の上に、天気・気圧・前線などのようすを記号でかきこんだ図を天気図といいます。 天気予報は、この天気図の変化を読み取って、次の日以降の天気を予想する仕事です。

最重要ポイント:日本付近の天気は、上空にふく偏西風(へんせいふう)のえいきょうで 西から東へ変わっていきます。だから「今の西の空の天気」を見れば、 「次の日の天気」がある程度予想できるのです。

🌤 天気記号を読み取る

天気図では、雲の量や降っているものによって天気を記号で表します。記号は全部で21種類ありますが、 まずはよく使われる9つを覚えましょう。基本の5つ(快晴・晴れ・くもり・雨・雪)はとくに重要です。

天気記号(自作の一覧図)①快晴②晴れ③くもり④雨⑤雪⑥みぞれ⑦あられ⑧ひょう⑨かみなり

📍 天気図の1地点を読み取ってみよう

天気図の1つの地点には、天気記号・風向・風力・気圧がまとめてかきこまれています。 1つずつ順番に読み取れば、その場所の天気のようすがわかります。

ある地点の天気の読み取り1008hPa風向:北東風力:2(矢羽根2本)記号は「晴れ」

🔄 天気はどう移り変わっていく?

日本の上空には、1年を通してほとんど西よりの強い風がふいています。これを偏西風といいます。 高気圧・低気圧・前線は、この偏西風に押されるようにして西から東へ移動していきます。

低気圧が移動するようす(模式図)西偏西風の向き(西→東)1日目2日目3日目

だから「西の空を見れば明日の天気がわかる」: 今、自分がいる場所より西側にある天気(雲・雨など)は、数日のうちに偏西風で自分のところへ流れてくると考えられます。 天気予報はこの動きを、天気図の変化や気象衛星の画像から読み取って作られています。

🛰 今の天気予報のしくみ(参考)

現在の天気予報は、地上や海上・上空のさまざまな観測データを集め、コンピュータで計算し、 その結果をもとに気象庁が予報を発表し、テレビなどでは気象予報士がその内容を解説するという流れで作られています。

観測アメダス・気象衛星など数値予報の計算スーパーコンピュータで計算天気予報の発表降水確率などで発表

天気図の記号を読み取ろう

天気図には、天気記号のほかにも前線の記号風向・風力の記号があります。 それぞれの形にはちゃんと意味があるので、形と意味をセットで覚えましょう。

🌀 前線記号の3つの形

前線は、冷たい空気とあたたかい空気がぶつかってできる境目です。前線には3つの種類があり、 記号の形でどの種類かが区別できます。

① 温暖前線

動く向き暖気寒気

半円が同じ側に並ぶ記号。あたたかい空気は冷たい空気より軽いため、前線の面にそってゆるやかに持ち上げられながら進む。 広い範囲におだやかな雨を長く降らせ、通過後は気温が上がり、南よりの風にかわる。

② 寒冷前線

動く向き寒気暖気

三角が同じ側に並ぶ記号。冷たい空気は重いため、そこにあったあたたかい空気の下側から勢いよく割りこみながら進む。 せまい範囲に強い雨を短時間降らせ、通過後は気温が下がり、北よりの風にかわる。

③ 停滞前線

寒気側暖気側暖気寒気

半円と三角が線の両側に交互に並ぶ記号。あたたかい空気と冷たい空気の勢力がつり合い、 ほとんど同じ場所にとどまり続ける。梅雨前線はこのなかまで、長い期間ぐずついた天気が続く。

🧭 風向・風力の読み方

風向は「風がふいてくる方向」を16方位で表します。「北西の風」なら、 北西の方角から風がふいてくるという意味です(北西へふいていく、ではありません)。 風力(風の強さ)は、矢の先につく矢羽根の数で表します(実際の気象庁の階級は0〜12の13段階)。

西北東南東南西北西実際は16方位(北・北北東・北東・東北東・東…)に分けて表す例:北西の風、風力3矢羽根3本 → 風力3例:南東の風、風力5矢羽根5本 → 風力5

⚠️ 間違えやすいポイント

  • 風向は「風がふいていく方向」ではなく「風がふいてくる方向」。矢は、風が来る方角に向けてかく。
  • 温暖前線=半円寒冷前線=三角。形が逆にならないように注意。
  • 停滞前線は半円と三角が同じ側ではなく、線の両側に交互に並ぶ。

☁️ 雲量による天気の決め方

空全体の広さを10としたとき、雲がしめる面積の割合を雲量といいます。 雲量によって、天気は次のように決められています(雨や雪が降っているかどうかも合わせて判断します)。

快晴晴れくもり012345678910雲量(0〜10)

比較して覚えよう

🌀 前線の比較表

項目温暖前線寒冷前線停滞前線
記号の形半円が並ぶ三角が並ぶ半円と三角が交互
動き方暖気が寒気の上にはい上がる寒気が暖気の下にもぐりこむ暖気と寒気の勢力がつり合う
雨の範囲・強さ広い範囲・おだやかせまい範囲・激しい帯状に長く続く
雨の時間長時間短時間数日〜長期間
通過後の変化気温が上がる・南よりの風気温が下がる・北よりの風ほとんど動かないため、通過による変化が起きにくい

🛰 観測インフラの比較

項目アメダス気象衛星「ひまわり」
正式名しょう地域気象観測システム静止気象衛星
観測する場所地上(全国約1300か所)宇宙(静止軌道)
観測できるもの降水量・気温・風向風速・日照時間雲の広がりと動き
観測できないもの湿度地上の細かい気温・風
とくちょう無人でずっと自動観測地球の自転に合わせて回り、いつも同じ範囲を観測

🐦 観天望気(かんてんぼうき)一覧

空や生き物のようすから天気を予想する言い伝えを観天望気といいます。 多くは、天気が偏西風で西から変わることや、しめった空気がもたらす変化を利用しています。

つばめが低く飛ぶと雨

しめった空気でえさになる虫の羽が重くなり、虫が低く飛ぶようになるため、虫を追うつばめも低く飛ぶ。

夕焼けの次の日は晴れ

夕焼けは西の空が晴れているしるし。天気は偏西風で西から東へ変わるため、その晴れが次の日にやってくる。

朝にじが出ると雨、夕にじが出ると晴れ

にじは太陽と反対側の空に出る。朝にじは西の空が雨、夕にじは西の空が晴れであることを示すため。

日がさ・月がさは雨

太陽や月のまわりに輪が見えるのは巻層雲(けんそううん)が広がっているしるし。この雲の後には雨をふらせる乱層雲が続くことが多いため。

飛行機雲が消えにくいと天気は下り坂

飛行機雲が長く残るのは上空にしめった空気が広がっている証拠で、その後くもりや雨になりやすいため。

クモの巣に露(つゆ)がつくと晴れ

風が弱く空が晴れていると、地面や物の表面から熱がにげやすく(放射冷却)、空気中の水蒸気が冷えて露になりやすいため。

🎯 入試頻出(ひんしゅつ)Q&A

Q. 温暖前線と寒冷前線、どちらが速く進む?

A. ふつう寒冷前線のほうが速く進みます。寒冷前線が温暖前線に追いつくと、閉塞前線ができることもあります。

Q. 天気図に「高」と「低」の記号があるとき、風はどちら向きにふく?

A. 北半球では、高気圧から時計回りに風がふき出し、低気圧には反時計回りに風がふきこみます。

Q. アメダスと気象衛星は、どちらも同じ情報を集めているの?

A. ちがいます。アメダスは地上の細かい数値(雨量・気温・風など)を、気象衛星は雲の広がりや動きを、宇宙から広い範囲でとらえます。2つを組み合わせて天気予報が作られます。

Q. 観天望気は科学的に信用できるの?

A. すべてではありませんが、多くは気象学的な理由が説明できます。「つばめが低く飛ぶと雨」は虫の羽の重さの変化、「夕焼けの次の日は晴れ」は偏西風による天気の移動というように、観察から生まれた知恵が科学的にも裏づけられています。

実験で理解しよう

📝 天気図の読み取り・雲量の判断を練習しよう

天気予報の分野は、天気図の記号を正しく読み取れるかどうかがポイントです。3つの例題で確認しましょう。

例題 1:天気図の1地点を読み取る

図は、ある地点の天気図記号です。この地点の風向・風力・天気をそれぞれ答えなさい。

(矢は南西の方角を向いている)

とき方

  1. 矢が向いている方角を見る → 南西の方角を向いている → 風向:南西(風は南西からふいてくる)
  2. 矢の先についている矢羽根の数を数える → 4本 → 風力:4
  3. 地点の記号を見る → 円の中に小さい円がある → 天気:くもり
例題 2:前線記号から天気の変化を読み取る

図の前線が、ある町に向かって東へ進んでいます。この前線が通過したあと、町の気温風向はどう変わりますか。

(今は暖気の中)寒気(前線の後ろ側)

とき方

  1. 記号の形が三角 → この前線は寒冷前線である
  2. 寒冷前線は、重い冷たい空気が、そこにあったあたたかい空気の下側から割りこむように進む前線
  3. 通過前の町は暖気におおわれているので、通過後は冷たい空気に入れかわる
  4. 通過後の変化:気温が下がり、北よりの風にかわる(せまい範囲に短時間、強い雨をともなうことが多い)
例題 3:雲量から天気を判断する

ある日の空を観察すると、空全体の9割が雲におおわれていましたが、雨や雪は降っていませんでした。この日の天気を答えなさい。

この日の空のようす(空全体を10として)雲(9割)晴れ間(1割)雲が9割 → 雲量9

とき方

  1. 雲量は「空全体の9割」→ 雲量9
  2. 雲量0〜1は快晴、2〜8は晴れ、9〜10で雨や雪がなければくもり
  3. 雲量9で、雨も雪も降っていない → 条件に合うのは「くもり」
  4. 答え:くもり

📝 読み取りのコツまとめ

  • 風向は矢の向いている方角そのものを答える(矢は風がふいてくる方向を指している)
  • 前線記号は半円=温暖前線/三角=寒冷前線とセットで覚え、通過前後で気温・風向がどう変わるかまで言えるようにする
  • 雲量の問題は「何割」「何%」という表現を「10のうちいくつ」に置きかえて考える
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空全体を10としたとき、雲がしめる面積の割合が2〜8のときの天気は?