天気を大きく動かしているのが高気圧(こうきあつ)と低気圧(ていきあつ)だ。 まわりとくらべて気圧が高いところを高気圧、低いところを低気圧という。 この2つでは、中心の空気の動きも、地面近くをふく風の向きもまるでちがうんだ。
高気圧…まわりより気圧が高いところ。中心では空気が上から下へおりてくる(下降気流(かこうきりゅう))。
低気圧…まわりより気圧が低いところ。中心では空気が下から上へのぼる(上昇気流(じょうしょうきりゅう))。
風は気圧の高いほうから低いほうへ向かってふく。だから高気圧では中心から外へ風がふき出し、 低気圧では外から中心へ風がふきこむ。さらに地球が回っている(自転している)ことで、 北半球では風がうずをまく。高気圧は時計回り、低気圧は反時計回りだよ。
ここは絶対に覚える(北半球)
気圧の差だけを考えると、風は気圧の高いほうから低いほうへまっすぐふきそうだね。 ところが、地球が回っている(自転している)えいきょうで、風の向きは少し横にずれてしまう。 北半球では進む向きに対して右にずれるので、等圧線に直角ではなく、ななめにふくんだ。
天気を大きく動かしているのが高気圧(こうきあつ)と低気圧(ていきあつ)だ。 まわりとくらべて気圧が高いところを高気圧、低いところを低気圧という。 この2つでは、中心の空気の動きも、地面近くをふく風の向きもまるでちがうんだ。
高気圧…まわりより気圧が高いところ。中心では空気が上から下へおりてくる(下降気流(かこうきりゅう))。
低気圧…まわりより気圧が低いところ。中心では空気が下から上へのぼる(上昇気流(じょうしょうきりゅう))。
風は気圧の高いほうから低いほうへ向かってふく。だから高気圧では中心から外へ風がふき出し、 低気圧では外から中心へ風がふきこむ。さらに地球が回っている(自転している)ことで、 北半球では風がうずをまく。高気圧は時計回り、低気圧は反時計回りだよ。
ここは絶対に覚える(北半球)
気圧の差だけを考えると、風は気圧の高いほうから低いほうへまっすぐふきそうだね。 ところが、地球が回っている(自転している)えいきょうで、風の向きは少し横にずれてしまう。 北半球では進む向きに対して右にずれるので、等圧線に直角ではなく、ななめにふくんだ。
冷たい空気とあたたかい空気は、ぶつかってもすぐには混ざらず、あいだに境目(さかいめ)ができる。 この境目が地面と交わってできる線を前線(ぜんせん)という。 日本のあたりの前線は、上空をふく偏西風(へんせいふう)という強い西よりの風におされて、 西から東へ動いていくよ。
前線…性質のちがう2つの空気の境目が、地面と交わってできる線。
動く向き…上空の偏西風におされて、日本付近では西から東へ移動する。
あたたかい空気が、冷たい空気の上へゆっくりはい上がっていくときにできる前線。 上昇のしかたがゆるやかなので、広い範囲に、長い時間、しとしととおだやかな雨がふる。 前線の進む先には、高いところの雲から順に空が広がっていくよ。
冷たい空気が、あたたかい空気の下へもぐりこんで、あたたかい空気を急に上へ持ち上げるときにできる前線。 上昇のいきおいが激しいので、せまい範囲に、短い時間、ザーッと強い雨がふる。 たてに大きくのびる積乱雲(せきらんうん)ができるのが特徴だよ。
冷たい空気とあたたかい空気の力がつり合って、ほとんど動かない前線を停滞前線という。 つゆのころにできる梅雨前線(ばいうぜんせん)もこの仲間だよ(つゆの天気はべつの単元でくわしく学ぶ)。 天気図では、前線は次のような記号でかき表される。
間違えやすいポイント
温暖前線と寒冷前線は、名前も雨のふり方も反対。表で正反対のペアとして覚えてしまうと、 入試でどちらの前線か問われたときに、パッと見分けられるようになるよ。
| くらべるポイント | 温暖前線 | 寒冷前線 |
|---|---|---|
| 進んでいく空気 | あたたかい空気が進む | 冷たい空気が進む |
| 空気の動き方 | 暖気が寒気の上へはい上がる | 寒気が暖気の下へもぐりこむ |
| 上昇気流 | ゆるやか | 激しい |
| 前線面のかたむき | ゆるやか(ねている) | 急(立っている) |
| おもな雲 | 乱層雲・高層雲など | 積乱雲 |
| 雨の強さ | 弱い雨 | 強い雨 |
| 雨の範囲と時間 | 広い範囲・長い時間 | せまい範囲・短い時間 |
| 通過後の気温 | 上がる | 下がる |
| 通過後の風向 | 南よりの風 | 北よりの風 |
前線が通りすぎると、気温と風の向きが変わる。どちらの前線が通ったのかを、この変化から当てる問題がよく出るよ。 風の向き(風向)は、風がふいてくる方角で表すことに注意。
風向の読み方のコツ
「南よりの風」は南からふいてくる風のこと(あたたかい空気を運んでくるので気温が上がる)。 「北よりの風」は北からふいてくる風のこと(冷たい空気を運んでくるので気温が下がる)。 矢印の向き(ふいていく先)と方角の名前(ふいてくる元)を逆にしないよう注意しよう。空全体を10としたとき、雲がしめる広さのわりあいを雲量という。 雨や雪がふっていないときは、この雲量の数で「快晴・晴れ・くもり」が決まるんだ。
雲量と天気(雨や雪がふっていないとき)
※ 雲量8は「晴れ」。8割も雲があるのに「晴れ」なのがひっかけポイント。
Q. せまい地域で、短い時間にザーッと強い雨がふった。通ったのはどちらの前線?
A. 寒冷前線。積乱雲ができて、せまい範囲に短時間の強い雨をふらせるのが特徴だよ。
Q. 前線が通ったあと急に気温が下がり、風が北よりに変わった。どちらの前線が通った?
A. 寒冷前線。冷たい空気があとから入ってくるので、気温が下がり北よりの風になる。
Q. 空全体の8割が雲におおわれていた。雨はふっていない。この日の天気は?
A. 晴れ。雲量8は「晴れ」に入る。9か10になって、はじめて「くもり」になる。
前線の学習で入試によく出る3つのパターンを、例題で練習しよう。 「空気の動きから前線を見分ける」「気温分布から前線の位置を読む」「風のうずの向きを選ぶ」の3つに慣れることがゴールだよ。
下の図A・図Bは、性質のちがう2つの空気がぶつかったときのようすを、それぞれ横から見た断面で表したものである。 図Bの X・Y は空気のかたまりを、矢印は空気の動きを示す。次の問いに答えなさい。
(1) 寒冷前線ができるときのようすを表しているのは、図A・図Bのどちらか。記号で答えなさい。
(2) 図Bの空気X・Yは、それぞれ暖気・寒気のどちらか。「暖気」「寒気」ということばで答えなさい。
(3) 図Aの前線の近くで発達しやすい雲の名前と、その雲がふらせる雨の特徴(強さ・範囲・時間)を答えなさい。
とき方
ある地域を前線が通っているとき、9か所の観測点A〜Iで気温をはかったところ、下の図のようになった。 図の上が北である。次の問いに答えなさい。
(1) 前線はおよそどのあたりを通っているか、東西・南北のどちら向きにのびているかもふくめて答えなさい。
(2) この地域で、あたたかい空気(暖気)と冷たい空気(寒気)は、それぞれ南北どちら側にあるか。
(3) 暖気の中にあるH地点では、風は南より・北よりのどちらからふいていると考えられるか。
とき方
日本付近(北半球)の低気圧のまわりで、地面近くをふく風を上から見た図として、 最も正しいものをア〜エから1つ選びなさい。矢印は風のふく向きを表す。
とき方
高気圧なら逆で、時計回りに外へふき出す「ア」が正しい図になる。
解くときのコツ