空にうかぶ雲の正体は、上空でできた小さな水のつぶや氷のつぶがたくさん集まったものです。 1つ1つのつぶはとても軽いのですが、それでも重さはあります。 それでも落ちてこないのは、下からふき上げる上昇気流(じょうしょうきりゅう)に支えられているからです。
最重要ポイント:雲は、空気が上昇気流によって上空へ運ばれ、冷やされて露点(ろてん)に達することででき始めます。
地面の空気が上空へのぼっていくあいだに、次のような変化が起こります。
空気のかたまりは上昇するほど気圧が下がるためぼう張し、温度が下がっていきます。 ただし、雲ができる前と後では、下がる速さがちがう点に注意しましょう。
雲ができるまで:100m上昇するごとに1℃下がる
雲ができたあと:100m上昇するごとに0.5℃しか下がらない
※ 露点(空気にふくまれる水蒸気が水のつぶに変わり始める温度)についてくわしくは「天気と気温」で学んだ内容をふり返っておこう。ここでは、この露点に達した高さから雲ができ始める、という点だけおさえておけば大丈夫。
上昇気流は、次の4つの場所でとくに発生しやすくなります。
空にうかぶ雲の正体は、上空でできた小さな水のつぶや氷のつぶがたくさん集まったものです。 1つ1つのつぶはとても軽いのですが、それでも重さはあります。 それでも落ちてこないのは、下からふき上げる上昇気流(じょうしょうきりゅう)に支えられているからです。
最重要ポイント:雲は、空気が上昇気流によって上空へ運ばれ、冷やされて露点(ろてん)に達することででき始めます。
地面の空気が上空へのぼっていくあいだに、次のような変化が起こります。
空気のかたまりは上昇するほど気圧が下がるためぼう張し、温度が下がっていきます。 ただし、雲ができる前と後では、下がる速さがちがう点に注意しましょう。
雲ができるまで:100m上昇するごとに1℃下がる
雲ができたあと:100m上昇するごとに0.5℃しか下がらない
※ 露点(空気にふくまれる水蒸気が水のつぶに変わり始める温度)についてくわしくは「天気と気温」で学んだ内容をふり返っておこう。ここでは、この露点に達した高さから雲ができ始める、という点だけおさえておけば大丈夫。
上昇気流は、次の4つの場所でとくに発生しやすくなります。
雲は、形やできる高さのちがいによって10種類に分けられます。 まずは、どの高さにどんな雲があるのかを図で確認しましょう。
雨を降らせる雲は2つだけ:乱層雲(広い範囲におだやかな雨)と積乱雲(せまい範囲に激しい雨・夕立)
雲の名前には、高さ・形・雨の有無という3つの手がかりが組み合わされています。
⚠️ 間違えやすいポイント
| 番号 | 雲の名前 | 俗称 | 高さの層 | 雨 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 巻雲 | すじ雲 | 上層 | - |
| 2 | 巻層雲 | うす雲 | 上層 | - |
| 3 | 巻積雲 | うろこ雲 | 上層 | - |
| 4 | 高層雲 | おぼろ雲 | 中層 | - |
| 5 | 高積雲 | ひつじ雲 | 中層 | - |
| 6 | 乱層雲 | 雨雲 | 中層 | 〇 |
| 7 | 層積雲 | くもり雲 | 下層 | - |
| 8 | 積雲 | わた雲 | 下層 | - |
| 9 | 積乱雲 | 入道雲 | 下層 | 〇 |
| 10 | 層雲 | きり雲 | 下層 | - |
雲の種類によって、その先の天気のなりゆきを予想できることがあります。代表的な4つを覚えましょう。
Q. うす雲・おぼろ雲・くもり雲・きり雲は、どれもうすく横に広がるなかまの雲。このうち、いちばん高いところにできるのはどれ?
A. うす雲(巻層雲)。名前が「巻」の字ではじまる上層(約8km〜13km)の雲。おぼろ雲(高層雲)は中層、くもり雲(層積雲)ときり雲(層雲)は下層にできる。
Q. わた雲(積雲)とひつじ雲(高積雲)は、どちらももこもこした見た目。空を見上げたとき、天気の予想にどう役立つ?
A. わた雲がぽつんぽつんと出ているうちは、しばらく晴れが続くと考えてよい。いっぽうひつじ雲は、空いっぱいに広がって層があつくなってくると、そのあと天気がくずれに向かうサインになる。
Q. 長い時間おだやかに降り続く雨と、短時間で激しく降る雨をもたらす雲のちがいは?
A. 長時間おだやかな雨は乱層雲(雨雲)、短時間の激しい雨(夕立)は積乱雲(入道雲)がもたらす。どちらも「雨を降らせる」名前の字である「乱」がつく。
Q. うろこ雲(巻積雲)とひつじ雲(高積雲)は見た目が似ているが、何で見分ける?
A. できる高さで見分ける。うろこ雲は上層、ひつじ雲は中層にでき、ひつじ雲のほうがひとつひとつのかたまりが大きく見える。
空気のかたまりが上昇するとき、気温がどのように下がっていくかをグラフにすると、 雲ができる前と後で線のかたむきが変わることがよくわかります。
同じ100m上昇するときの気温の下がり方を比べると、雲ができる前は1℃、雲ができたあとは0.5℃と小さくなる。 グラフでは、同じ高さの変化に対して気温の変化が小さいぶん、雲ありの線のほうが立って(垂直に近く)見える点に注目しよう。
地上の気温が26℃、この空気のかたまりの露点が14℃のとき、雲ができ始めるのは地上から何m上昇したときですか。ただし、雲ができるまでは100m上昇するごとに1℃気温が下がるものとします。
とき方
ふもとの気温が24℃、露点が16℃の空気のかたまりが山の斜面をふき上がっていきます。雲ができ始める高さと、そこからさらに1000m上昇した地点の気温をそれぞれ求めなさい。雲ができたあとは、100m上昇するごとに0.5℃気温が下がるものとします。
とき方(前半:雲ができ始める高さ)
とき方(後半:さらに1000m上昇後の気温)
地上の気温が29℃、露点が23℃の空気のかたまりが上昇しています。雲ができ始める高さを求めたうえで、そこからさらに800m上昇した地点の気温を求めなさい。
とき方
📝 計算のコツまとめ