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🌿 基本のしくみ

基本のしくみ

葉はいつも同じ緑色をしているように見えるけれど、その中では毎日「自分の食べ物」が作られている。 太陽の光を受け取って、体をつくる栄養分を自分でこしらえているんだ。

光合成(こうごうせい)…植物が光からもらったエネルギーを使い、葉の細胞の中にある葉緑体(ようりょくたい)で、 水と二酸化炭素からでんぷんなどの栄養分と酸素を作り出すはたらき。

根から吸い上げ二酸化炭素気孔から取りこむ日光や電球の光葉緑体(光合成が起こる場所)光合成でんぷん酸素(でき上がるもの)水は道管、二酸化炭素は気孔を通って葉緑体まで届く

光合成に欠かせない4つの条件

  1. …根の先にある細かい毛(根毛)から吸い上げられ、くきの中を通る道管(どうかん)を通って葉まで運ばれる。
  2. 二酸化炭素…葉の表面に開いた小さな穴、気孔(きこう)から空気中の二酸化炭素が取りこまれる。
  3. …ふだんは太陽の光を利用するが、電球の明かりのような人工の光でも光合成は進む。
  4. 葉緑体…光合成そのものは、葉の細胞の中にある葉緑体という小さな部品で行われる。緑色の部分にしかないのがポイント。

葉と茎の中を材料と生成物が行き来する

できたでんぷんは、そのままでは移動しにくいので、水にとけやすい小さな粒のに作りかえられ、 師管(しかん)という管を通って茎や根など体のすみずみへ運ばれていく。

道管水が上る師管糖が下る二酸化炭素(気孔から)酸素(気孔から)根毛から水を吸収

光合成で作られるもの

光合成でまず作られるのはでんぷん。でんぷんは粒が大きく水にとけにくいので、 移動しやすいように粒の小さい糖へと作りかえられてから師管で運ばれる。もう一つできる酸素は、気孔から空気中へ出されていく。

光合成をひとことでまとめると

水 + 二酸化炭素 + 光 ──(葉緑体の中で)──→ でんぷん + 酸素

🌱 植物光合成

基本のしくみ

葉はいつも同じ緑色をしているように見えるけれど、その中では毎日「自分の食べ物」が作られている。 太陽の光を受け取って、体をつくる栄養分を自分でこしらえているんだ。

光合成(こうごうせい)…植物が光からもらったエネルギーを使い、葉の細胞の中にある葉緑体(ようりょくたい)で、 水と二酸化炭素からでんぷんなどの栄養分と酸素を作り出すはたらき。

根から吸い上げ二酸化炭素気孔から取りこむ日光や電球の光葉緑体(光合成が起こる場所)光合成でんぷん酸素(でき上がるもの)水は道管、二酸化炭素は気孔を通って葉緑体まで届く

光合成に欠かせない4つの条件

  1. …根の先にある細かい毛(根毛)から吸い上げられ、くきの中を通る道管(どうかん)を通って葉まで運ばれる。
  2. 二酸化炭素…葉の表面に開いた小さな穴、気孔(きこう)から空気中の二酸化炭素が取りこまれる。
  3. …ふだんは太陽の光を利用するが、電球の明かりのような人工の光でも光合成は進む。
  4. 葉緑体…光合成そのものは、葉の細胞の中にある葉緑体という小さな部品で行われる。緑色の部分にしかないのがポイント。

葉と茎の中を材料と生成物が行き来する

できたでんぷんは、そのままでは移動しにくいので、水にとけやすい小さな粒のに作りかえられ、 師管(しかん)という管を通って茎や根など体のすみずみへ運ばれていく。

道管水が上る師管糖が下る二酸化炭素(気孔から)酸素(気孔から)根毛から水を吸収

光合成で作られるもの

光合成でまず作られるのはでんぷん。でんぷんは粒が大きく水にとけにくいので、 移動しやすいように粒の小さい糖へと作りかえられてから師管で運ばれる。もう一つできる酸素は、気孔から空気中へ出されていく。

光合成をひとことでまとめると

水 + 二酸化炭素 + 光 ──(葉緑体の中で)──→ でんぷん + 酸素

「ふ」の葉を使った実験のしくみ

「光合成には葉緑体が必要」「光合成には光が必要」ということを目で確かめるには、 葉の一部だけ条件を変えて、あとでヨウ素液の色の変化を比べる実験がよく使われる。 その代表が、白っぽいまだら模様が入った葉(「ふ」入りの葉)を使う実験だ。

葉の中の色分けを知ろう

「ふ」入りの葉には、緑色の部分と、葉緑体をほとんど持たない白っぽい部分(ふの部分)が混ざっている。 さらに、葉の一部にアルミニウムはくを巻きつけると、その部分だけ光が届かなくなる。 この「葉緑体の有無」と「光の有無」を組み合わせることで、必要な条件を1つずつ確かめられる。

緑の部分葉緑体ありふの部分葉緑体なしアルミはく光をさえぎる

実験の5つの手順とそのねらい

  1. ①前日から一昼夜(いっちゅうや)、鉢を暗い部屋に置く

    ねらい:葉にすでにたまっていたでんぷんを使い切らせておくこと。これをしないと、実験前からのでんぷんと実験でできたでんぷんの区別がつかない。

  2. ②葉の一部にアルミはくを巻き、翌日よく光に当てる

    ねらい:同じ葉の中に「光が当たる部分」と「光が当たらない部分」を意図的に作ること。

  3. ③つみ取った葉を熱い湯にひたす

    ねらい:葉をやわらかくして、次のエタノール処理で色が抜けやすい状態にすること。

  4. ④湯であたためたエタノールに葉を入れる

    ねらい:葉緑素(葉の緑色のもと)を溶かし出して脱色(だっしょく)し、あとのヨウ素液での色の変化を見やすくすること。エタノールは燃えやすいので、直接火にかけず湯せんであたためて使う。

  5. ⑤水で洗ってからヨウ素液をかける

    ねらい:でんぷんがあるかどうかを調べること。でんぷんがあれば青むらさき色に変わる。

暗所に一昼夜はく+光熱湯エタノールヨウ素液

間違えやすいポイント

  • ヨウ素液が反応するのは「でんぷんの有無」であって、葉緑体そのものに直接色がつくわけではない。 「ふ」の部分が変化しないのは、葉緑体がなく光合成が行われず、でんぷんが作られていないからだと理解しよう。
  • 手順の順番を逆にしてはいけない。熱湯 → エタノールの順で、先に葉をやわらかくしてから脱色する。
  • 暗い部屋に置く手順をぬかすと、実験前からあったでんぷんの影響が残り、正しい比較にならない。

比較して覚えよう

光合成に「何が必要か」を確かめる実験は、条件を1つだけ変えた組み合わせを見比べるのがコツ。 「ふ」入りの葉の実験と、水草を使った実験を表で整理しよう。

「ふ」入りの葉:4つの部分を比べる

同じ葉の中に、光の有無と葉緑体の有無を組み合わせた4つの部分を作り、ヨウ素液での色の変化を比べる。

部分葉緑体ヨウ素液の反応
ア(緑・はくなし)当たるあり青むらさき色に変化
イ(緑・はくあり)当たらないあり変化なし
ウ(ふ・はくなし)当たるなし変化なし
エ(ふ・はくあり)当たらないなし変化なし

どこを比べれば何がわかる?

  • ア と イを比べる(葉緑体はどちらもあり、光だけがちがう)→ 光が必要とわかる
  • ア と ウを比べる(光はどちらも当たり、葉緑体だけがちがう)→ 葉緑体が必要とわかる

水草(オオカナダモ)を使った実験

水にとけている二酸化炭素の量を変えて、水草から出る気体のあわを観察する実験。

試験管の中身気体のあわ
二酸化炭素をとかした水+水草(光あり)さかんに発生する(酸素)
沸とうさせて冷ました水+水草(光あり)ほとんど発生しない

比べてわかること

2つの試験管のちがいは「水に二酸化炭素がとけているかどうか」だけ。あわの出方がこれほど変わることから、 光合成には二酸化炭素が必要だとわかる。

BTB溶液の色で二酸化炭素の増減がわかる

溶液の色水中の二酸化炭素の量
黄色多い(性質が酸性寄り。息をふきこんだ直後など)
緑色ふつう(性質が中性)
青色少ない(性質がアルカリ性寄り。光合成で使われて減った)

入試によく出るQ&A

Q. 実験に使う水を、いったん沸とうさせてから冷ますのはなぜ?

A. 水にとけこんでいる気体(二酸化炭素など)を、あらかじめ追い出しておくため。 こうすることで、あとで水草が出す気体だけを観察できる。

Q. 息をふきこんで黄色にしたBTB溶液に、光の当たる水草を入れてしばらく置くと何色になる?

A. 青色になる。光合成によって水中の二酸化炭素が使われて減り、溶液の性質がアルカリ性寄りに戻るから。

Q. 「ふ」の部分にヨウ素液の反応がなかったのは、光が届かなかったから?

A. ちがう。「ふ」の部分にも光は当たっている。反応がないのは葉緑体がなく光合成が行われず、 でんぷんができていないから。光の有無を調べたいときは、アルミはくを使った部分と比べる。

実験で理解しよう

入試でよく出る3つのパターンを、例題で練習しよう。 合言葉は「条件を1つだけ変えて比べる」ことだよ。

例題 1:「ふ」入りの葉、4つの部分を比べる

図のア〜エは、同じ葉の中の4つの部分(緑の部分・ふの部分、それぞれアルミはくのあり・なし)です。 一昼夜暗室に置いたあと、はくをつけたまま日光によく当て、つみ取ってヨウ素液で調べました。 ①どの2つを比べると「光が必要」とわかりますか。②どの2つを比べると「葉緑体が必要」とわかりますか。 ③ヨウ素液の前に、あたためたエタノールにひたす処理を行うのはなぜですか。

緑・光あり葉緑体あり緑・光なし(はく)葉緑体ありふ・光あり葉緑体なしふ・光なし(はく)葉緑体なし

とき方

  1. 比べたい条件が1つだけちがう組み合わせをさがす。
  2. アとイ:どちらも葉緑体あり、ちがうのは光の有無だけ。
  3. アとウ:どちらも光あり、ちがうのは葉緑体の有無だけ。
  4. ヨウ素液の前のエタノール処理は、葉の緑色を脱色して色の変化を見やすくするため。
  5. 答え:① ア と イ ② ア と ウ ③ 脱色して色の変化を見やすくするため
例題 2:エタノールをあたためる方法

つみ取った葉を熱い湯にひたしたあと、湯であたためたエタノールに葉を入れて脱色しました。 (1) 葉を熱い湯にひたす目的は何ですか。 (2) エタノールを直接火にかけず、湯であたためて使うのはなぜですか。

熱い湯エタノール+葉🔥🔥直接の加熱は禁止

とき方

  1. 熱い湯にひたすのは、葉をやわらかくして、次の処理で色が抜けやすい状態にするため。
  2. エタノールは非常に燃えやすい液体。直接火にかけると引火するおそれがあるため、熱湯にひたして間接的にあたためる(湯せん)。
  3. 答え:(1) 葉をやわらかくして脱色しやすくするため (2) エタノールが引火する危険を避けるため
例題 3:オオカナダモを使った4本の試験管

図のア〜エの試験管を数時間置いたところ、あわの出方にちがいが見られました。 (1) さかんにあわを出したのはどれですか。 (2) アとエを比べると、光合成に何が必要だとわかりますか。 (3) アとイを比べると、光合成に何が必要だとわかりますか。 (4) あわに多くふくまれる気体は何ですか。

二酸化炭素あり水草あり光あり二酸化炭素あり水草あり🌙暗室(光なし)二酸化炭素あり水草なし光あり沸とうさせた水水草あり光あり沸とうさせた水は、とけていた気体が追い出されている

とき方

  1. あわがさかんに出るのは、二酸化炭素・水草・光の3つがそろっただけ。
  2. アとエは、水にとけている二酸化炭素の有無だけがちがう → 光合成には二酸化炭素が必要とわかる。
  3. アとイは、光が当たるかどうかだけがちがう → 光合成にはが必要とわかる。
  4. 光合成でできる気体は酸素。
  5. 答え:(1) ア (2) 二酸化炭素 (3) 光 (4) 酸素

ウ(水草なし)は、あわが水草そのものから出ていることを確かめるための対照。アとウを比べると、あわを出すには水草(植物)が必要だとわかる。 なお、黄色にしたBTB溶液を使えば、アの試験管はしばらくすると二酸化炭素が使われて青色に近づいていく。

解くときのコツ

  • 「ふ」の実験 → 光の有無葉緑体の有無を分けて、条件が1つだけちがう組み合わせを探す。
  • 水草の実験 → 二酸化炭素の有無光の有無を分けて考える。
  • 手順の意味を問われたら → 「何をなくすため」「何を見やすくするため」の目的で答える。
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植物が日光などの光を使い、葉の細胞にある葉緑体という部分の中で、水と二酸化炭素をもとにでんぷんなどの栄養分と酸素をつくり出すはたらきを何という?