カテゴリー
🐛動物
🫀人体
🌍地球と宇宙
🌋大地の変化
♻️環境
植物
受粉と実
植物の分類①
植物の分類②
季節と植物・春夏
季節と植物・秋冬
植物の一生
水中の植物
植物のまとめ
花のつくり
🌸 基本のしくみ

基本のしくみ

きれいな花びらにばかり目がいきがちだけど、花には実(み)や種子(しゅし)をつくるという大事な「しごと」がある。 そのしごとをするために、花の中にはいくつもの部品が組みこまれているんだ。まずは部品の名前と並び方を覚えよう。

がく…いちばん外側についていて、花全体を支える。

花弁(かべん)…色や形で虫を呼びよせる、いわゆる花びら。

おしべ…先の部分(やく)に花粉をたくわえている。

めしべ…花の中心にあり、受粉すると実や種子のもとになる。

この4つをまとめて花の4要素(4ようそ)と呼ぶよ。

外側から中心へ―4つの部品の並び方

花を横から輪切りにしてながめると、がく・花弁・おしべ・めしべの4つが、 外がわから中心に向かって層のように重なっていることがわかるよ。

がく花弁(かべん)おしべめしべがくからめしべへ、外から中心に向かって並んでいるそとがわうちがわ(中心)

めしべとおしべ、中をのぞくとどうなっている?

めしべとおしべは、それぞれの内部にも役目の決まった部分がある。断面図での位置関係をつかんでおこう。

がく花弁(かべん)おしべやく柱頭子房胚珠めしべ
  • 柱頭(ちゅうとう)…めしべの先端。ここに花粉がつくと受粉が成立する。
  • 子房(しぼう)…めしべの根もとのふくらみ。受粉のあとに育って実になる。
  • 胚珠(はいしゅ)…子房の中にある小さなつぶ。受粉のあとに育って種子になる。
  • やく…おしべの先端。花粉がぎっしりつまっている袋。

図では花弁が大きく広がって目立つけれど、がくのほうが根もとに近く、より外がわについているよ。花弁の陰にかくれて小さく見えるだけなんだ。

完全花と不完全花

  1. 完全花(かんぜんか):がく・花弁・おしべ・めしべの4つがすべてそろっている花。
  2. 不完全花(ふかんぜんか):4つのうち、どれか1つでも見当たらない花。
🌱 植物花のつくり

基本のしくみ

きれいな花びらにばかり目がいきがちだけど、花には実(み)や種子(しゅし)をつくるという大事な「しごと」がある。 そのしごとをするために、花の中にはいくつもの部品が組みこまれているんだ。まずは部品の名前と並び方を覚えよう。

がく…いちばん外側についていて、花全体を支える。

花弁(かべん)…色や形で虫を呼びよせる、いわゆる花びら。

おしべ…先の部分(やく)に花粉をたくわえている。

めしべ…花の中心にあり、受粉すると実や種子のもとになる。

この4つをまとめて花の4要素(4ようそ)と呼ぶよ。

外側から中心へ―4つの部品の並び方

花を横から輪切りにしてながめると、がく・花弁・おしべ・めしべの4つが、 外がわから中心に向かって層のように重なっていることがわかるよ。

がく花弁(かべん)おしべめしべがくからめしべへ、外から中心に向かって並んでいるそとがわうちがわ(中心)

めしべとおしべ、中をのぞくとどうなっている?

めしべとおしべは、それぞれの内部にも役目の決まった部分がある。断面図での位置関係をつかんでおこう。

がく花弁(かべん)おしべやく柱頭子房胚珠めしべ
  • 柱頭(ちゅうとう)…めしべの先端。ここに花粉がつくと受粉が成立する。
  • 子房(しぼう)…めしべの根もとのふくらみ。受粉のあとに育って実になる。
  • 胚珠(はいしゅ)…子房の中にある小さなつぶ。受粉のあとに育って種子になる。
  • やく…おしべの先端。花粉がぎっしりつまっている袋。

図では花弁が大きく広がって目立つけれど、がくのほうが根もとに近く、より外がわについているよ。花弁の陰にかくれて小さく見えるだけなんだ。

完全花と不完全花

  1. 完全花(かんぜんか):がく・花弁・おしべ・めしべの4つがすべてそろっている花。
  2. 不完全花(ふかんぜんか):4つのうち、どれか1つでも見当たらない花。

花のなかま分けとおしべの数

花弁のくっつき方や、花弁・おしべの数には、植物のなかまごとに決まったパターンがある。 このパターンを知っていると、断面図や実物を見ただけで「これは何科の花だろう」と見当がつくようになるよ。

花弁のつながり方―合弁花と離弁花

花弁が根もとで1つにくっついているものを合弁花(ごうべんか)、 1枚ずつ根もとから分かれているものを離弁花(りべんか)という。

離弁花(りべんか)例:アブラナ科・バラ科・マメ科など合弁花(ごうべんか)例:キク科・ウリ科・ナス科・ヒルガオ科・ツツジなど

花弁の枚数とおしべの本数

双子葉類(ふたばが2枚出る植物)と単子葉類(ふたばが1枚の植物)では、花弁とおしべの数にちがう基本パターンがある。 ただし、いくつかのなかまには例外があるので、基本と例外をセットで覚えよう。

なかま花弁の枚数おしべの本数
双子葉類(基本)5枚5本
双子葉類のうちマメ科5枚10本
単子葉類(基本)3枚3本または6本
単子葉類のうちイネ科(例外)0枚(花弁なし)ふつう3本
アブラナ科(例外)4枚6本(長いもの4本+短いもの2本)
バラ科(例外)5枚多数

間違えやすいポイント

数が少ないなかまや例外だけを覚えるのがコツ。「双子葉類はふつう花弁5枚・おしべ5本、例外はアブラナ科の4枚・6本」 のように、基本形とセットにして例外を覚えると、テストで思い出しやすいよ。ウリ科の一部(キュウリ・カボチャ)は おしべが3本しかないこともある。

アブラナ科でよく出るひっかけパターン

アブラナの花は、おしべの本数と花弁の並び方の両方が例外パターンなので、入試でとても狙われやすい。図で確認しよう。

おしべ6本の内訳4本は長い短い短い長いもの4本+短いもの2本=合計6本花弁4枚の並び方(上から見た図)十字形(じゅうじがた)に4枚並ぶ

アブラナの花で覚えること

  • おしべは6本あり、4本が長く、2本が短い
  • 花弁は4枚で、たがいに重ならず十字形に並ぶ。
  • 花弁が1枚ずつ分かれているので離弁花のなかま。

比較して覚えよう

1つの花におしべとめしべがそろっているとはかぎらない。花のなかまによっては、おしべだけ・めしべだけの花もあるんだ。 さらに、めしべのつくり方にも植物のグループで大きなちがいがある。くらべながら整理しよう。

両性花と単性花

おしべとめしべがどちらも同じ花の中にそろっているとき、その花を両性花(りょうせいか)とよぶ。 いっぽう、おしべとめしべのうちどちらか片方しか持たない花は単性花(たんせいか)とよばれる。

よび方花のつくり植物の例
両性花1つの花におしべ・めしべの両方があるアブラナ、サクラ、エンドウなど
単性花1つの花におしべ・めしべのどちらか一方だけヘチマ、カボチャ、トウモロコシ、マツなど

お花とめ花はどこで見分ける?

単性花のなかまでは、おしべだけの花をお花、めしべだけの花をめ花とよぶ。 見た目でいちばん分かりやすい手がかりは、花のつけねのふくらみだよ。

お花おしべだけ・ふくらみなしめ花めしべだけ・子房のふくらみあり

見分けるコツ

お花とめ花を見分けるには、花びらのすぐ下をよく見るのがコツ。 ふくらんでいたら子房を持つめ花、まっすぐ細いままならお花だと判断できるよ。

代表的な単性花のなかま

グループ植物の例
被子植物の単性花ヘチマ・カボチャ(ウリ科)、トウモロコシ、クリ、カキ
裸子植物の単性花マツ、イチョウ、ソテツ

被子植物と裸子植物―胚珠のむき出し方が決め手

胚珠が子房につつまれているなかまを被子植物(ひししょくぶつ)、 子房がなく胚珠がむき出しのなかまを裸子植物(らししょくぶつ)という。

アブラナのめしべ子房(切る前)切ってみると子房の中に胚珠=子房につつまれているマツのりん片胚珠がりん片の表面にじか置き=子房がなくむき出し
被子植物裸子植物
子房あるない
胚珠子房の中にかくれているむき出しのまま
植物の例アブラナ、サクラ、エンドウなどマツ、スギ、ヒノキ、イチョウ、ソテツ

入試によく出るQ&A

Q. 1つの花におしべとめしべが両方見つかれば、それは必ず両性花?

A. そのとおり。両性花の定義は「1つの花におしべ・めしべの両方がそろっていること」なので、 両方見つかった時点で両性花と判断してよい。

Q. ヘチマのお花とめ花、花びらの枚数を見れば区別できる?

A. できない。ヘチマはお花もめ花も花弁の枚数は同じになることが多い。区別のポイントは花びらの枚数ではなく、 花のつけねに子房のふくらみがあるかどうかだよ。

Q. マツにはめしべがない、というのは本当?

A. 半分正しい。マツは単性花で、め花のりん片には胚珠があるので「めしべに近いはたらき」をする部分はある。 ただし、被子植物のような子房で包まれた「めしべ」という形にはなっていない。

Q. 被子植物と裸子植物のちがいを一言で言うと?

A. 「胚珠が子房に守られているか、むき出しか」の一点につきる。花弁の有無や色では判断しない。

実験で理解しよう

入試で出やすい3つのパターンを練習しよう。ポイントは「位置(内と外、上と下)」「ふくらみの有無」の2つだけだよ。

例題 1:花の断面図と部分の名前

図はある花の断面を模式的に表したものです。①〜④はそれぞれ花のどの部分を指していますか。 また、受粉のあとにふくらんで実になる部分と、花粉がつまっている部分をそれぞれ選びなさい。

とき方

  1. 中心にあり、いちばん高い位置で丸くなっている①は、めしべの先端=柱頭
  2. 外側に大きく広がっている②は花弁
  3. 細い糸のような部分の先に丸い袋がついている③は、おしべの先端=やく
  4. 中心の根もとにあるふくらみ④は子房で、受粉後にふくらんで実になる部分。
  5. 答え:①柱頭 ②花弁 ③やく ④子房。実になるのは④、花粉があるのは③。
例題 2:お花・め花・裸子植物の見分け

①〜③は、キュウリのお花、キュウリのめ花、マツのめ花のりん片のいずれかを表しています。 (1)め花はどれですか。(2)受粉後に実になる部分をふくむのはどれですか。 (3)③の胚珠は、①・②のめしべとくらべてつくりにどんなちがいがありますか。

つけねにふくらみなしつけねに子房のふくらみ胚珠がそのまま表面に

とき方

  1. ①はつけねがまっすぐで、おしべしかない → お花。
  2. ②はつけねに丸いふくらみ(子房)があり、めしべしかない → め花。
  3. 実になるのは、子房を持つ②の部分。
  4. ③はマツのりん片。②の子房のような包みがなく、胚珠がりん片の表面にじかに乗っている。 ②は胚珠が子房の中に守られているのに対し、③は子房そのものがなく胚珠がむき出しになっている点が異なる。
  5. 答え:め花は②。実になるのは②。③の胚珠は子房に包まれておらず、むき出しのままである点が異なる。
例題 3:アブラナの花弁とおしべの見分け方

ア〜エは、上から見た花弁の並び方を表した図です。アブラナの花の花弁の枚数とつき方を正しく表しているものを選びなさい。

4枚・十字形5枚・放射状4枚・重なって不ぞろい4枚・上下にかたよる

とき方

  1. アブラナ科は離弁花で、花弁は4枚。この時点でイ(5枚)は除外できる。
  2. アブラナの花弁は重ならず、たがいちがいに均等な角度で開く十字形になる。
  3. ウは4枚だが重なって不ぞろい、エは4枚だが上下にかたよっており、どちらも十字形ではない。
  4. 答え:ア。

つづけて「アブラナのおしべについて正しいものはどれか」ときかれたら、次のように考える。

おしべの本数パターン問題

ア 6本とも同じ長さである
イ 2本が長く、4本が短い
ウ 4本が長く、2本が短い
エ 4本とも同じ長さである

  1. アブラナ科のおしべは6本で、長さがそろっていない例外パターン。
  2. 6本のうち4本が長く、残り2本が短い。
  3. 答え:ウ。

解くときのコツ

  • 部位の名前を聞かれたら → 位置(内と外、上と下)を先に確認する。柱頭は上、子房は下。
  • お花・め花・裸子植物の見分け → つけねのふくらみ(子房)の有無を見る。
  • アブラナ科の問題 → 花弁は4枚・十字形、おしべは6本・4長2短という例外パターンをセットで思い出す。
0 / 10
Q1 / 10
花の4要素を、外側から中心に向かって正しい順に並べたものはどれですか。