円板のふちにギザギザの歯をつけて、歯と歯をかみ合わせることで回転を伝(つた)える道具を歯車(はぐるま)といいます。 時計・自転車・ハンドドリルなど、身の回りのたくさんの機械の中で働いています。
最重要ポイント:かみ合っている歯車では、どの歯車も「歯数(歯の数)× 回転数」が等(ひと)しい。そして、かみ合う歯車どうしは逆(ぎゃく)向きに回る。
かみ合っている歯車は、自分の歯が1つ進むと、相手の歯も必ず1つ進みます。 だから、同じ時間に送られる歯の数はどの歯車でも同じです。 1回転で送られる歯の数がちょうど「歯数」なので、次の式が成り立ちます。
かみ合う歯車:歯数 × 回転数 = どの歯車も同じ値(=動いた歯の数)
回した歯車の歯数 × 回転数を計算して、「動いた歯の数」を求める
「動いた歯の数」を相手の歯車の歯数で割(わ)ると、相手の回転数がわかる
例:歯数40の歯車Aが2回転すると、動いた歯の数は 40 × 2 = 80。 かみ合っている歯数20の歯車Bは、80 ÷ 20 = 4回転します。
「歯数 × 回転数」が等しいので、歯数の大きい歯車ほどゆっくり回り、歯数の小さい歯車ほど速く回ります。 回転数の比は、歯数の比をひっくり返した逆比になります。
輪軸(りんじく)とのつながり:歯の数は歯車の円周(えんしゅう)の長さに比例(ひれい)します。つまり歯数は、輪軸でいう「半径(はんけい)」と同じ役目。かみ合う歯車どうしは、ふれ合う場所で同じ長さだけ動くので、「送られる歯の数」がどの歯車でも等しくなるのです。
かみ合っている歯車どうしは、必ず逆向きに回ります。 片方が時計回りなら、相手は反時計回りです。 歯車が3つ以上ならんでいるときは、向きが交互(こうご)に変わっていきます(くわしくは次のセクションで)。
円板のふちにギザギザの歯をつけて、歯と歯をかみ合わせることで回転を伝(つた)える道具を歯車(はぐるま)といいます。 時計・自転車・ハンドドリルなど、身の回りのたくさんの機械の中で働いています。
最重要ポイント:かみ合っている歯車では、どの歯車も「歯数(歯の数)× 回転数」が等(ひと)しい。そして、かみ合う歯車どうしは逆(ぎゃく)向きに回る。
かみ合っている歯車は、自分の歯が1つ進むと、相手の歯も必ず1つ進みます。 だから、同じ時間に送られる歯の数はどの歯車でも同じです。 1回転で送られる歯の数がちょうど「歯数」なので、次の式が成り立ちます。
かみ合う歯車:歯数 × 回転数 = どの歯車も同じ値(=動いた歯の数)
回した歯車の歯数 × 回転数を計算して、「動いた歯の数」を求める
「動いた歯の数」を相手の歯車の歯数で割(わ)ると、相手の回転数がわかる
例:歯数40の歯車Aが2回転すると、動いた歯の数は 40 × 2 = 80。 かみ合っている歯数20の歯車Bは、80 ÷ 20 = 4回転します。
「歯数 × 回転数」が等しいので、歯数の大きい歯車ほどゆっくり回り、歯数の小さい歯車ほど速く回ります。 回転数の比は、歯数の比をひっくり返した逆比になります。
輪軸(りんじく)とのつながり:歯の数は歯車の円周(えんしゅう)の長さに比例(ひれい)します。つまり歯数は、輪軸でいう「半径(はんけい)」と同じ役目。かみ合う歯車どうしは、ふれ合う場所で同じ長さだけ動くので、「送られる歯の数」がどの歯車でも等しくなるのです。
かみ合っている歯車どうしは、必ず逆向きに回ります。 片方が時計回りなら、相手は反時計回りです。 歯車が3つ以上ならんでいるときは、向きが交互(こうご)に変わっていきます(くわしくは次のセクションで)。
歯車の問題では、歯車どうしがどうつながっているかを最初に確認します。 つなぎ方によって「回る向き」と「回転数の関係」のルールが変わるからです。
かみ合わせる ― 歯と歯を直接かみ合わせる。向きは逆、「歯数×回転数」が等しい
同じ軸(じく)に固定する ― 2つの歯車を1本の軸にとめる。向きも回転数も同じ
ベルト(チェーン)でつなぐ ― はなれた歯車をつなぐ。向きは同じ、「歯数×回転数」が等しい
歯車が3つ以上ならんでかみ合っているとき、回る向きは1つごとに逆になります。 つまり、1つおきの歯車どうしは同じ向きに回ります。
大きさのちがう歯車を1本の軸にとめると、軸ごと一体(いったい)になって回ります。 だから、歯数に関係なく、回転数も向きも同じです。
はなれた2つの歯車をベルトやチェーンでつなぐと、ベルトが動いた分だけどちらの歯車も歯が送られます。 だから、かみ合いと同じく「歯数×回転数」が等しくなります。 ただし向きは、かみ合いとちがって同じ向きに回ります。
その1:同じ軸の歯車に「歯数×回転数」を使ってしまう
「歯数×回転数が等しい」が使えるのは、かみ合っている(またはベルトでつながれた)歯車どうしだけ。 同じ軸に固定された歯車は、歯数に関係なく回転数が同じです。
その2:間(あいだ)の歯車の歯数につられる
A・B・Cの順にかみ合っているとき、「歯数×回転数」は3つとも等しいので、AとCの回転数の関係はAとCの歯数だけで決まります。 間の歯車Bは回る向きを変えるだけで、回転数の比には関係しません。
| 項目 | かみ合う | 同じ軸(じく) | ベルト(チェーン) |
|---|---|---|---|
| 回る向き | 逆向き | 同じ | 同じ(交差させると逆) |
| 回転数の関係 | 歯数×回転数が等しい | 回転数が同じ | 歯数×回転数が等しい |
| 回転数の比 | 歯数の逆比 | いつも 1 : 1 | 歯数の逆比 |
| 身近な例 | 時計・ハンドドリル | 後輪の歯車とタイヤ | 自転車のチェーン |
自転車は、ペダル側の大きな歯車と後輪側の小さな歯車をチェーンでつないでいます。 歯数×回転数が等しいので、ペダルを1回転させるだけで後輪が何回転もします。
ペダル側48 × 1回転 = 48。後輪側は 48 ÷ 16 = 3回転。 後輪の歯車とタイヤは同じ軸なので、タイヤも3回転 → だからペダル1回転でぐんと進める!
入試では「この道具のどこに歯車が使われている?」という視点が役立ちます。代表的な例を覚えましょう。
ペダルの歯車+チェーン+後輪の歯車
歯車で長針と短針の速さを変える
大きな歯車を回すと先が速く回る
ハンドル1回転で羽根が何回転もする
ハンドルの回転を刃に伝える
後輪の歯車とタイヤは一体で回る
Q. 自転車はなぜ、ペダルを1回こぐだけで大きく進めるの?
A. ペダル側の歯数(例:48)が後輪側の歯数(例:16)より大きいから。「歯数×回転数が等しい」ので、ペダル1回転で後輪側の歯車が3回転し、同じ軸のタイヤも3回転します。
Q. かみ合った歯車が3つならんでいるとき、両はしの歯車の向きは?
A. 同じ向き。かみ合うごとに向きが逆になるので、1つおきの歯車は同じ向きに回ります。
Q. 間(あいだ)にある歯車の歯数が変わると、両はしの回転数の関係も変わる?
A. 変わりません。「歯数×回転数」はどの歯車でも等しいので、両はしの関係は両はしの歯数だけで決まります。間の歯車は回る向きを変えるだけです。
Q. 同じ軸に固定された歯車は、どう計算する?
A. 計算はいりません。軸ごと一体で回るので、歯数に関係なく回転数も向きも同じです。「歯数×回転数」を使うのは、かみ合う(またはベルトでつながれた)歯車どうしだけです。
歯数のちがう歯車を組み合わせて回す実験です。 どの問題も「かみ合う歯車 → 歯数×回転数が等しい」「同じ軸 → 回転数が同じ」の2つのルールだけで解けます。
歯数40の歯車Aと歯数20の歯車Bがかみ合っています。Aを時計回りに2回転させると、Bはどの向きに何回転しますか。
とき方
歯数36の歯車A、歯数12の歯車B、歯数24の歯車Cが、A・B・Cの順にかみ合っています。 Aを時計回りに1回転させると、BとCはそれぞれどの向きに何回転しますか。
とき方
歯数60の歯車Aが歯数20の歯車Bとかみ合っています。Bと同じ軸に歯数40の歯車Cが固定され、Cは歯数10の歯車Dとかみ合っています。 Aを時計回りに1回転させると、Dはどの向きに何回転しますか。
とき方(つなぎ方を順にたどる)
📝 計算のコツまとめ