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電気の利用
💡 基本のしくみ

電気の利用の基本のしくみ

⚡ 電気は他のエネルギーに変えられる

電気は、そのままでは目に見えないエネルギーですが、道具を通すことで 光・熱・音・動きなど、いろいろな形のエネルギーに変えることができます。 これが「電気を利用する」ということの正体です。

電気エネルギー豆電球・LEDなど電気ストーブ・ドライヤーなどブザー・スピーカーなど動きモーターなど

※「動き」への変換(モーターのしくみ)は別の単元でくわしく学習します。「熱」の量の計算も別の単元であつかいます。 ここでは、電気がいろいろなエネルギーに変わるという全体像をつかみましょう。

電気の利用の大原則:電気は光・熱・音・動きなど、他のエネルギーに変えて利用されている。 反対に、光を電気に変えるという逆方向のはたらきをする装置もある。

🔋 電気の利用を支える3つの装置

この単元では、電気の利用に関わる代表的な3つの装置、 光電池(こうでんち)・コンデンサー・発光(はっこう)ダイオード(LED)を学びます。

① 光電池光を受けると電気ができる② コンデンサー電気をためたり出したりする+(長い)-(短い)③ LED小さな電流で光る(向きあり)

📝 見分け方のコツ

  • 光電池:光のエネルギーを電気エネルギーに変える。かん電池とちがい電気をためられない
  • コンデンサー:手回し発電機などで作った電気をためる(充電)ことも、出す(放電)こともできる。
  • LED:電気を直接光に変える。流れる向きが決まっている(+極からのみ電流が流れる)。
🔋 電気電気の利用

電気の利用の基本のしくみ

⚡ 電気は他のエネルギーに変えられる

電気は、そのままでは目に見えないエネルギーですが、道具を通すことで 光・熱・音・動きなど、いろいろな形のエネルギーに変えることができます。 これが「電気を利用する」ということの正体です。

電気エネルギー豆電球・LEDなど電気ストーブ・ドライヤーなどブザー・スピーカーなど動きモーターなど

※「動き」への変換(モーターのしくみ)は別の単元でくわしく学習します。「熱」の量の計算も別の単元であつかいます。 ここでは、電気がいろいろなエネルギーに変わるという全体像をつかみましょう。

電気の利用の大原則:電気は光・熱・音・動きなど、他のエネルギーに変えて利用されている。 反対に、光を電気に変えるという逆方向のはたらきをする装置もある。

🔋 電気の利用を支える3つの装置

この単元では、電気の利用に関わる代表的な3つの装置、 光電池(こうでんち)・コンデンサー・発光(はっこう)ダイオード(LED)を学びます。

① 光電池光を受けると電気ができる② コンデンサー電気をためたり出したりする+(長い)-(短い)③ LED小さな電流で光る(向きあり)

📝 見分け方のコツ

  • 光電池:光のエネルギーを電気エネルギーに変える。かん電池とちがい電気をためられない
  • コンデンサー:手回し発電機などで作った電気をためる(充電)ことも、出す(放電)こともできる。
  • LED:電気を直接光に変える。流れる向きが決まっている(+極からのみ電流が流れる)。

光電池・コンデンサー・LEDのしくみ

「基本のしくみ」で紹介した3つの装置を、それぞれくわしく見ていきましょう。

☀️ 光電池(こうでんち)と電流の大きさ

光電池は、光のエネルギーを電気エネルギーに変える装置です。かん電池とちがい、光が当たっている間だけ電気ができ、 電気をためておくことはできません。電流の大きさは、次の3つの条件で決まります。

条件 1:光の強さ

光が強いほど、流れる電流は大きくなる。

条件 2:当たる面積

光が当たる面積が広いほど、流れる電流は大きくなる。

条件 3:当たる角度

光が光電池に垂直(直角)に当たるとき、電流は最大になる。

条件1:光の強さと電流弱い光 → 小さい電流強い光 → 大きい電流条件2:当たる面積と電流面積が狭い → 小さい電流面積が広い → 大きい電流条件3:当たる角度と電流ななめに当たる→ 電流は小さい垂直に当たる(直角)→ 電流は最大

🔌 コンデンサーの充電(じゅうでん)と放電(ほうでん)

コンデンサーは、手回し発電機などで作った電気をためること(充電)と、 ためた電気を取り出すこと(放電)ができる装置です。 コンデンサー・豆電球・手回し発電機を直列につないで発電を続けると、 充電が進むにつれて豆電球はだんだん暗くなり、充電が終わると豆電球は消えます。

豆電球:だんだん暗くなるコンデンサー:充電中電流:流れている豆電球:消えるコンデンサー:満タン(充電完了)電流:0(流れない)

💡 発光(はっこう)ダイオード(LED)と豆電球のちがい

豆電球は、電流を流すとフィラメントが発熱して光を出します。それに対して発光ダイオード(LED)は、 電気を直接光に変える装置です。LEDには足の長さがちがう2本の端子(+極・-極)があり、 足の長い+極から足の短い-極へと電流が流れるときだけ点灯します。

+極(長い足)-極(短い足)点灯する ✓+極(長い足)-極(短い足)点灯しない ✕

⚠️ 間違えやすいポイント

  • 光電池は光を電気に変える装置で、電気をためられない。電気をためられるのはコンデンサーの方。この2つを混同しないこと。
  • LEDの+極は足の長い方。逆に覚えてしまうミスが多い。
  • 豆電球は電流の向きに関係なく光るが、LEDは向きが逆だと光らない。手回し発電機を逆回転させたときの結果がちがう点に注意。
  • コンデンサーの充電が進むと豆電球が暗くなるのは、流れる電流そのものが小さくなっているから。「豆電球が古くなった」わけではない。

比較して覚えよう

⚖️ 豆電球とLEDのちがい

項目豆電球LED
エネルギーの変わり方電気 → 熱 → 光(フィラメントが発熱して光る)電気 → 光(直接変わる)
必要な電流の大きさ大きい小さい
+極・-極(向き)どちら向きでもよい+極(長い足)からのみ電流が流れる
手回し発電機を逆に回すとそのまま点灯する点灯しなくなる
同じかん電池で光らせたときの寿命短い(熱として失うエネルギーが多い)長い(むだなエネルギーが少ない)

🏠 身の回りで使われている場所

光電池・コンデンサー・LEDは、実は毎日の生活のいろいろな場所で使われています。

電卓のソーラーパネル光電池
庭に置くソーラーライト光電池
道路標識の照明光電池
デジタルカメラのフラッシュコンデンサー
ICカードの電力の安定化コンデンサー
パソコンの電源回路コンデンサー
信号機LED
部屋の照明LED
スマートフォンのライトLED
電光掲示板LED

🎯 入試頻出(ひんしゅつ)Q&A

Q. 同じかん電池につないで光らせると、LEDの方が豆電球より長く光り続けます。なぜですか。

A. LEDは電気を直接光に変えるため、豆電球よりずっと小さな電流で光ります。豆電球のようにフィラメントの発熱に多くのエネルギーを使わないため、同じ電池でも長持ちします。

Q. 光電池とコンデンサーは、どちらも電気に関わる装置ですが、決定的なちがいは何ですか。

A. 光電池は光が当たっている間しか電気を作れず、ためておくこともできません。コンデンサーは、いったん電気をためれば、光がなくても後から電気を取り出す(放電する)ことができます。

Q. 光電池が使われている身近な道具にはどんなものがありますか。

A. 電卓のソーラーパネル、庭に置くソーラーライト、道路標識の照明などがあります。どれも太陽や照明の光を受けて発電しています。

Q. LEDが豆電球よりも多くの場所で使われるようになったのはなぜですか。

A. 少ない電流で長く光り、熱としてむだになるエネルギーが少ないためです。信号機や室内照明など、省エネルギーが重視される場所ほどLEDへの切りかえが進んでいます。

実験で理解しよう

光電池・コンデンサー・LEDについて、入試でよく問われる実験パターンを見ていきましょう。

例題 1:光電池と光の角度

同じ強さの光を、図のようにア・イ・ウの3枚の光電池にそれぞれちがう角度で当てました。 もっとも大きい電流が流れるのはどれですか。

浅い角度で当たる斜め45度くらい90°光が垂直に当たる

とき方

  1. 光電池は、光が当たる角度が垂直(直角)に近いほど、電流が大きくなる。
  2. アは光がほぼ平行にすべっていく角度、イはななめ、ウは光が真正面から垂直に当たっている。
  3. もっとも大きい電流が流れるのは
例題 2:手回し発電機の回転向きとLED

手回し発電機の端子に豆電球を接続し、ハンドルを時計回りに回転させたところ、豆電球が点灯した。 (1) 配線はそのままで、ハンドルの回転方向を反時計回りに変えると、豆電球はどうなるか。 (2) 豆電球を発光ダイオード(LED)に交換し、ハンドルを時計回りに回転させたところ、LEDも点灯した。 この状態でハンドルの回転方向を反時計回りに変えると、LEDはどうなるか。それぞれ答えなさい。

とき方

  1. ハンドルの回転向きを変えると、回路に流れる電流の向きも逆になる。
  2. (1) 豆電球はフィラメントが発熱すれば光るので、電流の向きには関係なく点灯する。
  3. (2) LEDは+極(長い足)からのみ電流が流れる装置なので、電流の向きが逆になると点灯しない
  4. (1) 豆電球:点灯したまま。 (2) LED:光らなくなる。
例題 3:コンデンサーの充電と豆電球の明るさ

コンデンサーと豆電球を直列につなぎ、手回し発電機に接続して一定の速さでハンドルを回し続けた。 図のグラフは、そのときに流れた電流の大きさの変化を表している。 このグラフから、コンデンサーの充電について分かることを説明しなさい。

電流大きさ時間充電開始:明るい充電の途中:だんだん暗い充電完了:消える

とき方

  1. グラフより、ハンドルを回し続けても、時間がたつにつれて流れる電流はしだいに小さくなっている。
  2. これは、コンデンサーの充電が進むほど、そこに流れこむ電流が小さくなっていくことを表している。
  3. やがて電流が0になると、それ以上ハンドルを回してもコンデンサーには電気が入っていかない。
  4. 充電が進むほど電流は小さくなり、充電が完了すると電流は流れなくなる(豆電球は消える)。

📝 実験から分かることまとめ

  • 光電池の電流は「光の強さ」「当たる面積」「当たる角度」の3条件で決まる。垂直に当たるときが最大。
  • 豆電球は電流の向きに関係なく光るが、LEDは向きが逆だと光らない。手回し発電機の回転向きを変える問題では、この差がよく問われる。
  • コンデンサーは充電が進むほど流れる電流が小さくなり、満タンになると電流は止まる。
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電気を利用して熱を作り出している道具はどれ?