拍子シミュレーター
4拍子、3拍子、5拍子、7拍子。何がどう違うのかを、鳴らして・見て確かめるページです。 拍子の正体は「強い拍が何個おきに戻ってくるか」と「1拍をいくつに割るか」の2つだけです。
まず試すこと:「4拍子」を再生してから「5拍子」を押してください。手拍子を続けようとすると、 5拍子だけ手が合わなくなります。これが拍子の違いの正体です。
この拍子の読み方
いちばん多い拍子。1拍目が最強で、3拍目に中くらいの山が来ます。2拍子を2つつなげた形なので、強さに2段階の差が生まれて安定して聞こえます。
- 数え方
- イチ・ニ・サン・シ
- 区切り
- 2 + 2(2つのかたまり)
- 種類
- 単純拍子(1拍を2つに割る)
- 曲の例
- ポップス・ロックの大半、「Let It Be」
聴き比べのおすすめ
押すと拍子とテンポがまとめて切り替わります。再生したまま押し替えると差がはっきりします。
拍子とは何を決めているのか
拍子記号は 4/4 のように分数で書きます。上の数字が「1小節に拍がいくつ入るか」、 下の数字が「1拍を何分音符で数えるか」です。4/4 なら「4分音符を1拍として、4拍で1小節」。 6/8 なら「8分音符を1拍として、6拍で1小節」になります。
ただし、聴いて分かる違いを作っているのは数字そのものではありません。 どの拍にアクセントが来て、それが何個おきに戻ってくるかです。上のマス目で「強」と出ている場所が、 曲の中で体が自然に足を踏む場所になります。
単純・複合・混合の3種類
| 種類 | 1拍の割り方 | 例 | 感じ |
|---|---|---|---|
| 単純拍子 | 1拍を2つに割る | 2/4・3/4・4/4 | まっすぐ歩く。タン・タ/タン・タ |
| 複合拍子 | 1拍を3つに割る | 6/8・9/8・12/8 | 跳ねる。タ・タ・タ/タ・タ・タ |
| 混合拍子 | 2つ割りと3つ割りが混ざる | 5/8(2+3)・7/8(2+2+3) | 足が片方だけ長い。前のめりになる |
6/8 と 3/4 は「同じ6つ」なのに別物
どちらも8分音符が6つ入ります。違うのは束ね方だけです。
この2つを入れ替えると曲の表情が変わります。同じ音符を3つ束ねるか2つ束ねるかを途中で入れ替える技を ヘミオラと呼び、バーンスタイン「America」(6/8 と 3/4 を交互)が有名です。
5拍子・7拍子が落ち着かない理由
人の体は左右2本の足で歩くので、2の倍数が一番楽です。3拍子も「1・2・3」で回る運動として覚えられます。 ところが5や7は2でも3でも割り切れないので、脳は「2+3」「3+2」「2+2+3」のように長さの違うかたまりに分けて処理します。 この不揃いが、前につんのめるような推進力になります。
同じ5拍子でも 3+2(Take Five)と 2+3 では乗り方が変わります。上のボタンで両方鳴らして比べてください。 強拍の位置が1つずれるだけで、別の曲に聞こえます。
うまく体感するコツ
- テンポを 60〜80 まで落とす。速いと拍子の違いより速さの印象が勝ってしまいます
- 「裏拍も鳴らす」をオンにすると、1拍を2つに割るか3つに割るかの違いが分かります
- 強拍だけで手拍子する。5拍子なら「1・4」(3+2)の2か所だけ叩いてみる
- 「強拍アクセント」をオフにすると、同じ音が並ぶだけで拍子が消えます。アクセントが拍子を作っている証拠です