Micron個別ページを作った(工場マップ+月間キャパシティ詳細)
既存の /memory-makers/dram-fab-capacity は情報密度が高いんだけれど、Boise や Manassas や広島がそれぞれどこにある拠点か、文字情報だけでは頭に入ってこない。Micron / SK Hynix / Samsung の3社は個別特集ページを作って、地図と一緒に見せた方が腹落ちする。今日はその第一弾として Micron を組み上げた。
着地
/memory-makers/micron に Micron 個別ページが立ち上がった。USA(Boise, Manassas)/ Japan(広島)/ Taiwan(台中, 苗栗・銅鑼)の3地域を、それぞれ地図(上)+Fabカード(下)の縦積みレイアウトで表示する。Fabカードには月間キャパシティ(KWPM)の5マイルストーン推移をバーチャートで描いた。
やったこと
1. データファイルとコンポーネント
app/data/memory-makers/micronFabs.tsを新設。各Fabの所在地(緯度経度)、稼働開始年、技術ノード、月間キャパシティ(KWPM)の時系列を入れたapp/components/memory-makers/FactoryLocationMap.vueを新設。SVG で地域別の地図を描き、Fab地点をドットでマーカーするapp/pages/memory-makers/micron.vueから両者を呼び出して、地域カードを並べる
地図は外部ライブラリを使わずSVGで自作。3地域だけなら手描きパスで十分軽い。
2. レイアウト変遷
最初は3カラム(USA / Japan / Taiwan を横並び)で出したが、Fab詳細が増えてくると幅が足りない。
3カラム並列 → 1カラムに変更(左マップ/右内容)→ さらに上下に変更(上マップ/下Fabカード)
「マップ左/内容右」を試したものの、マップを大きく見せたいときに右側のFabカードが縦長になって視線移動が辛い。上下に積む方が、地図を広く取れて、その下にFab別の詳細をリストとして読み下せる。
3. Fab別キャパシティの5マイルストーン
ユーザーから「月間キャパシティがどれぐらい増えるか、もっと詳細に」とリクエストが入って、各Fabに対して
- Q1(基準)
- 次のマイルストーン1
- マイルストーン2
- マイルストーン3
- 最終形
の5点で KWPM をバー表示。前回比とコメント(「新棟稼働」「EUV切替」など)も並べる。データは既存の dramFabCapacity.ts の総量と整合させて配分した。
試行錯誤
バグ: quarter.slice(5) でキーが空文字になっていた
暦月併記を足すときに、四半期キーから月のレンジを引く処理を書いた。
// 想定: "FY2025Q1" → "Q1" を抜く
const q = quarter.slice(5)
const months = MONTH_MAP[q] // ← undefined
辞書のキーは "Q1" だったが、slice(5) だと "2025Q1" から "1" が取れてしまい一致しない。slice(6) に直して解決。画面に出る前は気づかなかったが、暦月併記の欄が空白になっていてようやく気付いた。
CY/FY の混同防止注記
Micron は FY が暦年とズレる(FY2025 ≒ 2024/9〜2025/8)。会計四半期だけで表記すると「2025年Q1だから1〜3月」と誤読される。各時点に「2024/9-11」のように暦月を併記し、セクション冒頭にも CY/FY 注記を1行追加した。
学び
- 既存の総量ページ(dram-fab-capacity)と特集ページは役割分担できる。総量ページは横比較、特集ページは「この会社の拠点が世界のどこに散っているか」を地理的に見せる
- レイアウトは早めに dev で確認して、3カラム→上下と素直に組み替える方が早い。マップは横より縦に大きく取れた方が良い
- 暦月併記は決算系コンテンツでは必須に近い。FY と CY のズレは読者の頭で変換させない
次の一手
- SK Hynix 個別ページ(M14, M16, 無錫など)
- Samsung 個別ページ(華城, 平沢, Xi'an など)
- 3社並べての比較ビュー(同じ縮尺の世界地図に全Fabを重ねる)