キオクシアホールディングスは 旧東芝メモリ(2018年に Bain Capital 主導の Pangea が買収)で、2024年12月に東証プライム再上場。NAND型フラッシュメモリ専業で、DRAM/HBM 事業は持たない。Sandisk(旧 Western Digital の NAND 事業)と四日市・北上工場を Flash Ventures(製造合弁)で折半製造しており、両社合算でビット出荷の 世界シェア約 1/3

AI ブームは当初 DRAM/HBM 勢(Samsung / SK Hynix / Micron)が先行受益したが、キオクシアは AI サーバー向け エンタープライズ/データセンター SSD(KIOXIA LC9/CD8/PM8 シリーズ等)で遅れて NAND 需要を取り込む構図。FY2025 後半(2025年10月〜2026年3月)の NAND ASP 急騰で粗利率が四半期 32.5% → 64.1% へ倍加した。

日本企業として例外的な四半期ガイダンス開示

  • 四半期ごとに次Q会社ガイダンス(Non-GAAP)を公表。日本上場企業としては珍しい。米国半導体勢(NVDA/MU/AMD 等)と直接比較しやすい。
  • 会計年度は 4 月始まり 3 月末締め。FY2025 = 2025年4月-2026年3月。
  • Non-GAAP 主指標: 株式報酬費用・PPA 償却(旧東芝メモリ買収由来)・特定の非経常項目を除外。会社ガイダンスも Non-GAAP ベース。

四半期連結損益(直近15Q: Q2 FY2022〜Q4 FY2025・IFRS)単位: 兆円(比率は %・▲は赤字、EPS は JPY/株(Non-GAAP 基本的EPS))

売上高・営業利益・純利益の推移

売上高営業利益純利益兆円-0.50.00.51.01.5Q2 FY2022Q3 FY2022Q4 FY2022Q1 FY2023Q2 FY2023Q3 FY2023Q4 FY2023Q1 FY2024Q2 FY2024Q3 FY2024Q4 FY2024Q1 FY2025Q2 FY2025Q3 FY2025Q4 FY20250.40.30.20.30.20.30.30.40.50.50.30.30.40.51.0-0.2-0.1-0.10.10.20.10.10.6-0.1-0.10.10.4

収益性の推移(営業利益率・純利益率)

営業利益率純利益率%-100-50050100Q2 FY2022Q3 FY2022Q4 FY2022Q1 FY2023Q2 FY2023Q3 FY2023Q4 FY2023Q1 FY2024Q2 FY2024Q3 FY2024Q4 FY2024Q1 FY2025Q2 FY2025Q3 FY2025Q4 FY2025

一株当たり利益(EPS)の四半期推移

一株当たり利益(EPS)(JPY/株) ── 公式四半期決算ベース 0 を中央に正負を表示。赤字四半期は ▲ 付きで下方向、最新四半期はマゼンタで強調 黒字四半期赤字四半期最新四半期2023年2024年2025年▲900.00▲450.000.00450.00900.00Q2 FY20222022/7-9Q3 FY20222022/10-12Q4 FY20222022/13-15Q1 FY20232023/4-6Q2 FY20232023/7-9Q3 FY20232023/10-12Q4 FY20232023/13-15135.23Q1 FY20242024/4-6205.70Q2 FY20242024/7-9146.44Q3 FY20242024/10-1224.60Q4 FY20242024/13-1534.31Q1 FY20252025/4-677.22Q2 FY20252025/7-9165.28Q3 FY20252025/10-12751.78Q4 FY20252025/13-15JPY/株

チャートと表ともに JPY/株(Non-GAAP 基本的EPS) の原値で表示(スケール変換なし)。

四半期連結損益(兆円・EPS は JPY/株(Non-GAAP 基本的EPS))

指標Q2 FY2022Q3 FY2022Q4 FY2022Q1 FY2023Q2 FY2023Q3 FY2023Q4 FY2023Q1 FY2024Q2 FY2024Q3 FY2024Q4 FY2024Q1 FY2025Q2 FY2025Q3 FY2025Q4 FY2025
売上高0.40.30.20.30.20.30.30.40.50.50.30.30.40.51.0
営業利益0.1-0.1-0.2-0.1-0.1-0.10.00.10.20.10.00.00.10.10.6
└ 営業利益率22.0%-31.5%-67.6%-50.5%-41.1%-27.6%13.7%29.4%34.6%27.3%10.8%13.2%19.4%26.6%59.7%
純利益0.0-0.1-0.1-0.1-0.1-0.10.00.10.10.10.00.00.00.10.4
EPS(JPY/株(Non-GAAP 基本的EPS))135206146253477165752
決算開示
  • 表示はチャート・表とも直近15Q (Q2 FY2022〜Q4 FY2025)。X 軸ラベル衝突回避と『市況ボトム → AI 反転』のスパンを 1 画面に収めるため絞り込み。全 24Q(Q1 FY2020〜Q4 FY2025)のロー データは kioxiaQuarterlyIfrsPl に保持。
  • キオクシアの会計年度は 4 月始まり 3 月末締め (FY2025 = 2025年4月-2026年3月)。
  • 単位は revenue/operatingProfit/netProfit が 兆円(JPY trillion)。元データは億円(JPY 100M, kioxiaQuarterlyIfrsPl)から自動換算(1兆 = 10,000億)。
  • operatingProfit / netProfit / eps は Non-GAAP 基準(株式報酬費用・PPA償却・特別要因除外。会社開示の reconciliation に基づく)。
  • operatingMargin は (Non-GAAP OP / IFRS 売上 × 100) で算出。
  • IPO は 2024年12月。それ以前 (Q1 FY2020 〜 Q3 FY2024) も会社が遡及して開示。

アプリ別売上構成(FY2024〜FY2025・8Q)単位: 兆円(IR データブック由来)

Q4 FY2025 で SSD & ストレージ¥6,003億(+100% QoQ)と前Q比で倍増し、単独で 4 四半期前(Q4 FY2024)の連結売上 ¥3,471億を上回った。スマートデバイスも同 Q に ¥3,373億(+81% QoQ)でモバイル NAND の在庫補充が同時進行。SSD & ストレージのシェアは Q1 FY2024 の 52% から Q4 FY2025 で 60% へ上昇し、AI 向けデータセンター/エンタープライズ SSD への構造シフトが鮮明。

四半期売上構成(SSD & ストレージ / スマートデバイス / その他)

SSD & ストレージスマートデバイスその他(SDカード/JV経由)兆円0.000.501.001.50Q1 FY2024Q2 FY2024Q3 FY2024Q4 FY2024Q1 FY2025Q2 FY2025Q3 FY2025Q4 FY20250.220.150.430.270.150.480.280.120.450.220.350.220.340.240.160.450.300.190.540.600.341.00
  • 3 セグメント = SSD & ストレージ(DC / Enterprise / Client SSD)/スマートデバイス(モバイル NAND・組込み)/その他(SDカード等のリテール、JV経由売上)。出典: キオクシア IR データブック (00.xlsx)。
  • FY2024 通期売上 ¥17,065億 → FY2025 通期売上 ¥23,377億(YoY +37%)。FY2025 後半(Q3〜Q4)の AI 需要本格化が成長の主因。
  • 表示単位は 兆円(元データは億円、1兆=10,000億で換算)。直上の四半期連結損益チャートと単位を揃えている。