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開発eurekapu-nuxt4メモ

背景: 全84Q完了、しかし文字数が足りない

CF計算書Q&Aの3層レビューHTMLビューアでは、Layer 1(書籍解説)、Layer 2(基準条文)、Layer 3(平易解説)の3層を横に並べて読める。Phase Iで84Q全てにplain_explanationを生成し終えていた。プレースホルダーは残っていない。

ところがデータを眺めると、平均文字数が147文字にとどまっていた。指示書が求める「200〜500文字」を大きく下回る。とりわけ100文字未満のQが8つあり、「解説」というには一文で終わっているものも混じっていた。


加筆対象: 100文字未満の8Q

Q番号テーマ
Q6-3第6章連結固有の調整
Q6-6第6章連結固有の調整
Q7-3第7章注記・開示
Q7-8第7章注記・開示
Q7-11第7章注記・開示
Q7-12第7章注記・開示
Q7-15第7章注記・開示
Q7-17第7章注記・開示

第6章と第7章に集中している。連結固有の論点と注記開示の論点は、条文そのものが短く、解説文もつられて短くなりがちだった。


加筆の手順

1. citationsから関連条文を引く

各QにはLayer 2の基準条文が紐づいている。加筆にあたり、まずcitationsのデータを開いて「このQがどの条文を引用しているか」を洗い出した。条文テキスト自体はprovisionsファイルに格納済みなので、該当する条文番号を辿れば原文にたどり着ける。

2. 条文テキストを読み、文脈を拾う

条文を引いたうえで、Layer 1(書籍解説)と突き合わせた。書籍が条文のどの部分に着目しているか、設例で何を示そうとしているかを確認する。ここで「条文が言っていること」と「書籍が読者に伝えたいこと」のギャップが見える。平易解説はそのギャップを埋める役割を担う。

3. 加筆して200文字以上に仕上げる

条文の趣旨、書籍の着眼点、実務上の意味合いの3点を織り込みながら各Qの解説を書き足した。単なる条文の言い換えではなく、「なぜこの処理が必要なのか」「何が変わるのか」を読者が掴める粒度を目指した。


加筆の実態

加筆作業はClaude Codeのセッション内で完結した。流れは次のとおり。

  1. 全84QのJSON(plain_explanationフィールド)を走査し、文字数を集計
  2. 100文字未満の8Qを特定
  3. 各Qのcitationsと関連条文テキストを並行で読み込み
  4. 加筆内容をJSONに書き戻し
  5. HTMLビューアを再ビルドして反映を確認

8Qの加筆を一括で処理した。条文テキストとcitationsの両方をコンテキストに載せた状態で書くため、的外れな加筆が入りにくい。条文を参照しながら書くと、解説が条文の構造に引っ張られて硬くなる場面もあったが、「読者は条文を読みたいのではなく、条文が意味するところを知りたい」と立ち返って調整した。


結果

指標加筆前加筆後
100文字未満のQ数80
最短Qの文字数約60文字200文字以上
目標達成率(200文字以上)76/84(90.5%)84/84(100%)

8Q全てが200文字以上になった。全84Qが目標レンジに収まり、Layer 3の品質が底上げされた。


同日の他の作業との関係

この加筆作業は、同日に進めていた3つの作業ストリームのひとつだった。

  • 会計基準条文取得(Phase F残り31件): 解決率を87.8%から90.0%に引き上げ。ガイドライン3件、連結財務諸表規則4条文を追加し、実務指針18-2/36-4の再分類ロジックも修正
  • CFWS Phase 3 残りNG論点: Q5-14(建設協力金)、Q5-17(為替予約)、Q5-18(新株予約権付社債)の3論点でcheck=0を達成
  • Layer 3 平易解説の加筆: 本記事の内容

3つの作業が同じ3層レビューHTMLビューアに集約されるため、1つの修正が他の層に波及しないか確認しながら進めた。


振り返り

84Q全てに解説が入っている状態から「文字数が足りない」と気づけたのは、統計を取ったからだった。「全Q完了」というステータスだけ見ていたら、100文字未満のQが8つ混じっていることに気づかないまま次のフェーズに進んでいた。

加筆作業そのものは30分ほどで片づいた。条文テキストとcitationsがJSON内に構造化されていたおかげで、必要な情報を集める手間がほぼゼロだった。Phase A〜Hで積み上げたデータパイプラインが、ここで回収された形になる。