仕訳問題の空の見出し28問を原本までさかのぼって調べ、解説を補ってR2に上げた(デプロイは見送り)
仕訳問題の空の見出し28問を原本までさかのぼって調べ、解説を補ってR2に上げた
28問の本文は、どこで消えたのか
前日(2026-10-08)にまとめておいた引き継ぎファイルを Claude Code に渡して、原本調査の続きから始めた。 仕訳問題のうち28問は、解説欄に見出しだけがあり、その下の本文が空になっている。 サイトを移したどこかで本文が落ちたのか、それとも最初から書かれていなかったのか。 引き継ぎの時点では、まだそこが決まっていなかった。
原本を世代ごとにさかのぼる
最初に有力候補として挙がったのは、GAS_clasp/仕訳問題作成/コード.js だった。
スプレッドシートの中身を JSON に書き出す GAS である。
個人アカウント側には、JSON_master(2021年)から ver3 までの4本が残っていたので、全シートを走査させた。
旧サイトの WordPress の DB ダンプ(2026-07-24)も検索させた。
見出し語のヒットは0件で、仕訳画像の journalEntry016 も0件だった。
そこで、このダンプが本当に旧サイトのものかも確かめさせた。
返ってきた結論は、どの世代の原本にも28問の本文は書かれていない、というものだった。 移行で落ちたのではない。 2021年の元データの時点から、見出しだけが入った状態だった。
途中で Whisper を止める
調査の合間に、裏で回していた Whisper の文字起こしを止めてもらった。 止めたのは別件の動画の処理で、PID 41500 と、その子プロセスの 29260 と 42560 である。 空きメモリは 0.3GB から 5GB に戻った。 ただし transcribe-watch が監視を続けていると、同じファイルをまた拾って処理を始めるかもしれない、という注意が添えてあった。
原本が無いので、スライドから書き起こす
本文が元データに無い以上、どこかから復元することはできない。 提示された案のうち1番を選び、スライドを素材に下書きを作ってもらった。
素材にしたのは9トピック分のスライドで、損益振替の締め切りのスライドまで読ませた。
そのうえで、28問それぞれの問題に合わせて下書きを書かせた。
データに入れる前に、レビュー用のページ(memo/2026-10-09/journal-quiz-column-drafts.html)を Chrome で開かせた。
見出しごとに、対象の問題、正解、下書き、素材にしたスライドを並べたページである。
適用を頼むと56件が入り、空の見出しは0問になった。 開発サーバーで q_1_4_0 を開くと、「仕訳の作り方」の下に「付随費用の取り扱い」の見出しと本文2段落が出ていた。
一次資料と照らすと、下書きの2点が崩れた
表示を確かめたあと、残っていた懸念点も調べさせた。 まず、試験の主催団体が出している2022年度改定の趣旨の PDF を確認させた。 続けて公式サイトで、現行の出題区分表の PDF を探させた。 見つかったのは、2024年12月掲載の現行版と、2027年度から適用される確定版の2つである。
両方と照らすと、懸念していた2点はどちらも下書きの側が間違っていた。 1点目は、得意先が負担する送料の問題(q_1_4_4)だった。 下書きは直して、データに当て直してもらった。
範囲外でも、値引きは返品の隣に置く
ここで自分の判断を伝えた。 値引き、割戻し、割引は、この級の出題範囲には入っていない。 それでも、返品を理解するうえでは並べて覚えたほうが分かりやすい。 自分の教材の本文でもそこに触れているので、問題はそのまま残すことにした。
一方で、正解が現行の級の資料と食い違うのはまずい。 そこで q_1_4_4 の正解を現行に合わせ、問題文も直すよう頼んだ。 値引きの問題には、一つ上の級の範囲だと分かるフラグかタグを入れてもらえるといいかもしれない、とも伝えた。
調べさせると、直す範囲はもう少し広かった。 解説画像(picture1)も旧処理の仕訳を描いた PNG なので、作り直しが要る。 q_1_4_5 も同じ旧処理で、得意先負担の送料を売掛金に含める形になっていた(現行では、いちばん上の級の範囲)。
方針は2つに決まった。
送料の2問は、主催団体の仕訳例と同じ形に直す。
値引きの2問には、タグを付ける。
適用スクリプトは、正解データの差し替えとタグ(scopeNote)も扱えるように広げてもらった。
画像2枚を描き直させ、単体テストを回してから、ブラウザで正解判定を確かめさせた。 q_1_4_4 は、新しい正解(借方が売掛金 630 と発送費 30、貸方が売上 630 と現金 30)で「正解」と判定された。 値引きの2問(q_1_3_1 と q_1_3_3)は、問題も正解もそのままにしてある。 仕訳そのもの(買掛金/仕入、売上/売掛金)は正しく、出題範囲に入っていないだけだ。
テスト、R2、main へのマージ
続けて、テストの修正と R2 へのアップロードを頼んだ。 テストは688件すべて通った。 R2 では上書きする前に、本番にある今の画像2枚を控えとして取っておかせた。
ワークツリーは main にマージしてもらった。
r3 の変更はほぼ main に入っていたので、食い違う7ファイルの中身を確かめてから、今回の変更を main にコミットさせた(3a48c823)。
Codex のレビューは、critical と high の指摘なしで通った。
デプロイは見送り、本番では画像だけが先に出ている
ここまで来たところで、このセッションで何をしていたのかを自分が見失いかけた。 「何が残ってたんでしたっけ」と聞き返し、仕訳問題を直していたのだと思い出した。 残りはデプロイだけだという。
ただ、ほかのセッションが動いている。 今はまだ出さないほうがいいだろうと判断した。 Claude Code に確かめると、ほかのセッションの作業が main に入っている途中なので、今出すと中途半端な状態まで本番に出るおそれがある、という返事だった。
ところが、1つ問題が残っていた。 CDN のキャッシュはもう切れていて(4時間で切れる設定)、本番にはすでに新しい画像が出ている。 R2 に上げた画像だけが先に本番へ届き、それ以外はデプロイ前のままになっている。 今の本番では、その食い違いが起きている。
コミットは別のセッションでまとめることにして、最後に未了を確かめた。
3a48c823 は main に入っていて、origin にも push 済みである。
未了は、本番デプロイと、それにかかわる2点だけだ。
この食い違いは、デプロイを出すまで本番に残る。
学びメモ
- 空の項目を見つけたら、まず原本を世代ごとにさかのぼる。今回は2021年の元データの時点で、すでに見出ししか入っていなかった。
- 画像を R2 に上げた時点で、デプロイを待たずに本番の画像が入れ替わる。CDN のキャッシュは4時間で切れるので、画像とそれ以外の公開時期がずれる。