AZZ・WD-40・Levi'sの決算スキャン(2026年7月8〜13日)実績ビートとガイダンス評価
開発financial-data
AZZ・WD-40・Levi'sの決算スキャン(2026年7月8〜13日)
NVDA・MU・SNDK以外の米国上場銘柄から、決算ガイダンスがアナリストコンセンサスを大きく上回った銘柄をX検索で洗い出した。5日分まとめてのスキャンだったので、対象期間は2026年7月8日〜13日と広めに取っている。
結論から
3銘柄(AZZ・WD-40・Levi's)が実績を大幅にビートしたが、アナリストコンセンサスと突き合わせると、ガイダンスはコンセンサス並みか未達という結果になった。「ビート&レイズ」と呼べる銘柄は0件。実績の派手さに引っ張られず、ガイダンス対コンセンサスで見るとまた違う顔が見える。
AZZ(塗装・コーティング事業)
- 発表日: 2026-07-08(Q1 FY2027)
- 実績: 調整後EPS
1.85、売上448.5M(+6.3%YoY)で市場予想をビート - 通期(FY2027)ガイダンス: 売上
1.80-1.85B、調整後EPS6.75-7.15(レンジ中央値$6.95) - Koyfinコンセンサス(FY2027): EPS
7.05、売上1,810.9M - 突き合わせ: EPS中央値ベースで**-1.5%、売上は+0.8%**とほぼコンセンサス並み
- 株価反応: +9%(前四半期時点の自社ガイダンスからの引き上げに対する反応で、アナリストコンセンサス比のビートではない)
WD-40(潤滑剤メーカー)
- 発表日: 2026-07-09(Q3 FY2026)
- 実績: 調整後EPS
2.33 vs コンセンサス1.56(+49.4%)、売上$195.1M(+24%YoY)と実績は圧倒的 - 通期(FY2026)ガイダンス引き上げ: 売上
675-690M(旧630-655M)、調整後EPS6.05-6.35(レンジ中央値6.20) - Koyfinコンセンサス(FY2026): EPS
6.20、売上678.7M - 突き合わせ: EPS中央値ベースでほぼ完全一致(±0.1%)、売上は**+0.6%**
- 実績は「crushing」「blowout」と形容されるほどのビートだったが、通期ガイダンスの引き上げ後の水準は、もともとアナリストが織り込んでいた数字とぴったり一致していた
Levi Strauss(アパレル)
- 発表日: 2026-07-08
- 実績: EPS
0.28 vs コンセンサス0.24(+16.7%)、売上1.56B vs 予想約1.52B - ガイダンス: 通期(FY2026)を引き上げ(調整後EPS
1.46-1.52、旧1.42-1.48。売上成長率も7.0-7.5%へ引き上げ)。ただし引き上げ後のEPS中央値約1.49はコンセンサス約1.51に届かず、Q3ガイダンス0.34-0.36もコンセンサス約0.38を下回った - 株価反応: -5%(実績ビート+通期引き上げでも、「引き上げ後の水準がコンセンサス未達」で売られた典型例)
除外した銘柄
- NVDA・MU・SNDK:
/check-earningsの既存ルートでカバー済みのため対象外 - ROK: 7月12日の投稿で13%のEPSビートが言及されていたが、決算発表日が今回の窓(7/8〜7/13)内にあるという確証が取れず除外(発表日ゲートの原則: 疑わしきは出さない)
- PEP: 決算は据え置きに近いミックス内容で、+5%以上のビート基準を満たさなかった
今回の学び
3銘柄とも実績サプライズは派手(+6〜49%)だったが、通期ガイダンスをコンセンサスと突き合わせると、AZZ・WD-40はほぼ横ばい、Levi'sは引き上げてなお未達だった。株価が上がったAZZ・WD-40は「前四半期時点の自社ガイダンスからの引き上げ」に反応したのであって、「アナリストコンセンサスを上回るガイダンス」に反応したわけではない。逆にLevi'sは通期を引き上げたのに、引き上げ後の水準がコンセンサスに届かず売られた。決算発表直後の見出し(raised / reiterated)だけを鵜呑みにせず、必ず引き上げ後の数字をコンセンサスと突き合わせる。
注: 数値はX投稿での言及範囲およびKoyfinコンセンサスとの突き合わせによる。確定値は各社IRの決算リリース本文で確認すること。