公認会計士の SNS 営業フックを Claude Code とキャッシュフロー Excel ドリルで設計する

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きっかけ: 名刺で膝を打った投稿

朝、Twitter をスクロールしていたら、こういう趣旨の投稿が流れてきて手が止まった。

暮らしのマーケットでドラム式洗濯機の分解掃除を頼んだ。実働 3.5 時間で 25,000 円。1 か月 20 件こなしても売上 50 万円か……うーん、と思いながら最後に名刺を見たら、宅建・行政書士・FP1 級持ちだった。清掃を入口に不動産や金融の営業をかけているのか、と膝を打った。

「清掃 = 営業フック」という構造に脳がカチッとはまった。 時給ベースで見ると安く見える物理労働を、顧客の生活空間に入り込む口実として使い、本命の高単価サービスにつなぐ。 名刺 1 枚で構造がひっくり返って見える、いい話だなと感心した。

ここから自分の仕事に引きつけて、Claude Code と壁打ちした。

税理士で同じパターンを組むなら(前哨戦)

最初は税理士で考えた。ターゲットを美容師に置くとどうなるか。 Claude Code が出してきた骨格はこんな感じ。

  • パターンの肝は「物理的に現場に行く × 目に見える単純作業 × 顧客の机回りで起きる雑談」の 3 点
  • 入口サービスとして「月 1 で出張してレシートをスキャン → 月次帳簿化」¥5,000〜10,000 を、洗濯機掃除の対応物として置く
  • 美容師ケースなら、定休日(月曜)にサロンに行ってレジ周り・チップ記録・物販伝票・面貸し売上をまとめて電子化、ついでに個人事業主の確定申告までセット
  • サロンの中で「机に座って黙々と作業している税理士」を、オーナーや若手スタッフが見る → 帰り際に「先生、これ法人にしたほうがいいんですかね?」が自然に出る、という導線
  • そこから法人化判断・不動産節税・iDeCo・退職金設計・店舗承継まで縦に伸ばす

構造としては綺麗にハマる。 ただ、自分の手で動かす想像をしてみると、入口の月次帳簿化が ¥5,000〜10,000 帯で、その先の本命も顧問契約だから単月ベースで見ると伸び幅が限られる。 「単価の低い仕事を量で取りに行くゲーム」になりがちで、自分が今やりたい方向とは少し違うな、と思った。

公認会計士に振り替えるとどうなるか

そこで「税理士だと面白くないから、公認会計士でやるとどうか」と振り直した。 Claude Code が返してきたのを自分の言葉に置き換えながら整理すると、

  • 公認会計士なら 「単発スポット高密度コンサル」を入口にして、その先の本命に縦に伸ばす
  • 物理労働ではなく 「目の前で数字を即興で読み解く知的パフォーマンス」 が清掃の対応物になる
  • 対象も「自社の数字が見えにくくて困っているオーナー社長」のような層を想定する
  • ホワイトボードに財務 3 表を書き出して即興で論点を出していき、社長から「うちって売れるんですか?」みたいな本音の質問が出てきたら勝ち

「清掃 = 物理労働」を「即興の論点抽出 = 知的労働」に置換する、という対応関係が腑に落ちた。 洗濯機掃除と違って、こちらは 目の前で答えが出る快感そのものを切り売りできる。 具体的な価格帯・対象顧客・案件メニューは、まだ手の中で動かしながら詰めるところで、ここでは構造だけ書き留めておく。

対面 5〜10 分 vs SNS 5〜10 秒という解像度

ここで自分の中の解像度が一段上がった。

対面でのやり取りなら、5 分か 10 分のプレゼンテーションでパフォーマンスを見せられる。 SNS だと、5 秒か 10 秒でやらなきゃいけない。

同じ「腕を見せる」でも、媒体によって持ち時間が 2 桁違う。 対面のホワイトボード即興解説は強いけど、SNS には乗らない。 SNS で同じ価値証明をやるには、5〜10 秒で「あ、この人ヤバい」と思わせる別フォーマットを用意する必要がある。

ここで自分の手札に引きつけて、Claude Code に「もっと事例を列挙してほしい」と振った。 今やっているのが Claude Code を使った開発と、キャッシュフロー計算書を Excel で作るドリルの販売構想なので、その辺と接続したい。

SNS 5〜10 秒で腕を見せるパターン(壁打ち中の途中メモ)

Claude Code が出し始めた分類は、「Claude Code × 会計のライブ実演動画」を最有力として、CFWS Excel ドリル販売に接続する三段ロケットを組む、というもの。 ログがそこで途切れていて続きの 4 分類を全部は受け取れていないけれど、自分なりに膨らませて書き留めておく。

① Claude Code × 会計のライブ実演(最有力候補)

  • ターミナルを録画して、Claude Code に「決算書 3 期分の数字を貼るので、運転資本の悪化要因を 3 つ挙げて」と投げる動画
  • 数秒で AI が論点を返す → それに対して人間(自分)が「ここは在庫だな、ここは売掛だな」と短くコメントを乗せる
  • 視聴者には「AI を使いこなしている会計士」と「数字を即読みできる会計士」の両方が同時に伝わる
  • 5〜10 秒の短尺に切り出しやすい(ターミナルの差分は映像的にも目を引く)

② Excel スクリーンキャストの早回し

  • 損益計算書と貸借対照表 2 期分から、間接法のキャッシュフロー計算書を Excel で組み上げるところを早回しで撮る
  • 30 分かかる作業を 10 秒に圧縮して、最後に「これ自分で組めるようになるドリルあります」で締める
  • 自分が今作っている キャッシュフロー計算書 Excel ドリル へそのまま動線が引ける
  • 「動画 = 営業フック」「ドリル = 入口商品」「ドリル購入者 = 顧客リスト」という三段の流れになる

③ 「決算書 1 枚で◯◯を当てる」シリーズ

  • 公開されている上場企業の決算短信を 1 枚だけ画面に出して、「この会社、何で稼いでいるか・どこで詰まっているかを 10 秒で言います」みたいな尺
  • 業種推定クイズ、CF の質クイズ、運転資本クイズなど、フォーマット化しやすい
  • ホワイトボード即興解説の SNS 版

④ 失敗談・地味な実装ログ

  • 自分の Excel ドリルを作る過程で詰まった話、テストで仕訳の貸借が合わなかった話、AI が間違った仕訳を出してきて自分が画面で違和感を拾った話
  • 「うまくできました」より「ここで詰まって、こう直した」のほうが SNS では刺さりやすい
  • 営業フックというより、信頼の積み上げ用

自分の中での結論メモ

  • 暮らしのマーケットの分解掃除パターンは「物理労働 = 顧客の生活空間に入る口実」だった
  • 自分は物理労働では戦わない。「数字を即読みするライブ感」を売る方向に置き換える
  • 対面とSNSで持ち時間が 2 桁違うので、両方に別フォーマットを用意する
    • 対面: ホワイトボード即興 + 3 時間スポット
    • SNS: Claude Code 実演動画 / Excel 早回し / 決算書 1 枚クイズ
  • SNS 動画 → 入口商品 → スポット → 本命、という縦の階段だけ意識して、各段の中身は別途詰める
  • ここまではあくまで構造の話で、実際にどれが手に馴染むかは撮ってみてから決める

次にやること

  • Claude Code でターミナルから決算 3 期分を読ませて論点抽出する短尺デモを 1 本録る
  • キャッシュフロー計算書 Excel ドリルの「最初の 1 問」を作る画面を 30 秒で撮ってみる
  • 撮影してみて、自分が「これは出せる」と思える解像度まで上げる
  • 出せそうなら最初の 1 本を投稿する。出せなさそうならフォーマットを直す

清掃で膝を打った話が、自分の Excel ドリルと Claude Code 実演にまでつながった一連の思考は、今日のうちに書き残しておきたかった。 名刺 1 枚で構造がひっくり返る瞬間を、自分も SNS の 5 秒の中で作れるかどうか、というのが宿題として残った。