計画書と実物の進捗を突き合わせ、タスクリストと自分の認識のズレを1か所に絞った
別表四と別表五のコンテンツを作りながら、計画書のどこまで来たのかを自分で言えなくなった。 図は差し替わっているし、本文にも入っている。 手は動いていた。 それなのに計画書を開くと、どのフェーズが終わったのか読み取れない。
朝いちばんにやったのは、実装ではなく突き合わせだった。
止まっていた進捗台帳
「別表4と5のコンテンツを作ってたんですけど、計画書だと今どこまで進んでますかね」と投げて、照合させた。
まず前提が違っていた。 計画書は1本ではなく2本あった。 8/31 に書いた図の作り直し計画と、9/1 に書いた本番取り込み計画である。 前者は Phase 3.5 まで終わり、後者はパイロット(チャプター0とチャプター1)とチャプター9まで本文に入っていた。
分からなくなった理由も出てきた。 進捗台帳が 9/1 の 17:10 で止まっていて、そのあとの Phase 3.5 完了と統合コミットが記録されていない。 台帳を見ても現在地が出ないのだから、読めなくて当然だった。
計画からのずれが3点、落ちているチェックが2点あった。 照合の途中で、公開 SVG の同期チェックも落ちた。 改行コードの差なのか中身の差なのかを切り分けさせ、LF に固定した作業ツリーを別に作って照合させた。
「Before として戻す」が噛み合わない
ずれのなかに、消えた図と表の話があった。 自分としては「Before として戻してほしい」と言ったつもりだった。
ところが、言ったあとで自分でも怪しくなった。 「ビフォアとして戻すっていうのはあれですよね。なんだっけ、例えばあれですよね」と口に出したところで止まっている。 どのページの何を指しているのか、自分の頭のなかでも像が結ばれていない。
そこで、言葉で詰めるのをやめた。 dev サーバーを立ち上げさせて、どのページの話なのかを画面で示させた。 起動したのはポート 3200 で、対象は2ページだった。 チャプター0は何も消えていない、という答えも一緒に返ってきた。
http://localhost:3200/lessons/beppyo/ch1 を開き、スクリーンショットを貼ったところで、ようやく像が合った。 1-1 は新しい図を上に置き、もともとの計算式2つ(収益 − 費用 = 利益、益金 − 損金 = 所得)を下に「Before(従来の計算式)」として残してある。 同じ形が 1-3 と 1-4 にもあり、用語の対比表も消えていない。
自分が戻してほしいと思っていた形は、すでにそこにあった。
チャプター9の表16個をどうするか
残るのはチャプター9だった。 ここは HTML の表を16個そのまま入れ替えている。
画面を見て思い出した。 元の HTML の表は、もう要らないと自分で判断していた。 差し替えたのは判断の結果であって、取りこぼしではない。
だから戻さない、と決めた。 決めたうえで、この決定を進捗台帳と計画書2本に書かせた。 3ファイルに追記した時点では、いずれも未コミットのままにしてある。
タスクリストと自分の認識のズレ
決定が固まったので、これからやることをリストにさせた。 落ちているチェック2件の解消も頼んだ。
チェック2件は解消され、全テストが通った。 その途中で、再同期した公開 SVG の実描画も確認させている。 PC 幅では3ページとも問題がなく、そのあと 390px 幅も見た。
ただ、リストを読んでも引っかかりが消えなかった。 ずれの指摘はどれも当たっている。 当たっているのに、自分の頭のなかの作業順とは噛み合わない。
それで、こう聞き直した。
あなたがリストにしてくれた計画のリストと私が言っている内容が一致していないところってどこか
これが、この日いちばん聞きたかったことだった。 進捗を教えてほしいのでもなく、直してほしいのでもない。 自分の認識とリストが食い違っている場所を、リストの側から名指ししてほしかった。
答えは1か所だった。 「ギャラリーで正本版を選ぶ」という工程が、リストに独立した項目として入っていなかった。
選ぶのは自分の仕事である。 自動化できないし、任せる話でもない。 それが項目として立っていなければ、リストは「あとは全部こちらでやります」と読めてしまう。 噛み合わなかった正体はこれだった。
進捗台帳の「次の一手」も、自分が選んでから混ぜた版を作らせ、それを本文へ入れる順に書き直させた。
ローカルとリモートは同じコミットか
夕方に別セッションで動かしていた分では、ギャラリー側の表示が仕上がった。 統合した図52件すべてが「修正後」の枠に統合先の SVG そのものを表示するようになり、「まだ作っていません」は全278セクション中0件になった。
仕上がりよりも気になったのは、それがどこまで押されているかだった。 「これって今ローカル側はリモートと同期取れてるんでしたっけ?」と聞いた。 2台で同じリポジトリを触っているので、押せているかどうかはその場で確かめておきたい。
fetch して実測させたら、この Windows 側のローカル main と origin/main は同じコミット(042bd9a9)だった。
学びメモ
- 進捗が分からなくなったときは、記憶ではなく台帳が止まっている時刻を見る。9/1 の 17:10 で更新が途切れていたのだから、そこから先が読めないのは当たり前だった
- 言葉が噛み合わないときは、言い直すより画面を出す。「Before として戻す」が何を指すかは、dev サーバーを立ち上げて該当ページを開いた瞬間に決着した
- タスクリストをもらったら、正しいかどうかではなく「自分の認識とどこが食い違うか」を聞く。今回のズレは1か所で、しかもそれは自分がやる工程が抜けていたことだった。抜けているものは、そろったリストを眺めているだけでは見つからない
- 自分が手を動かす工程こそ、リストに独立した項目として立てる。立っていなければ、誰も着手しないまま残る
次にやること
- ギャラリーから正本版を選ぶ(自分の手でやる)
- 選んだあと、混ぜた版を作らせて本文へ入れる