コンピュータの原理を教材化する学習コースを1日で3講分作った

開発mdx-playground

朝一番、「昨日の積み残し、何かありましたっけ」とだけ聞いた。前日のメモを漁ってもらうと、答えはすぐに出た。コンピュータの原理を扱う技術書を学習コース教材に変換するシリーズの1本目が、実装もテストも目視確認も終わったまま、コミットだけを待って寝かされていた。

宿題を片づけたら、二本目が転がり込んできた

学習ゲートのクイズは1問だけ落とした。auto-importの名前衝突は普通ビルドエラーになるはずだ、と思い込んでいたら、実際は後勝ちで静かに上書きされる、という方が正解だった。再出題を経て全問正解、受領証を発行してコミットした。時刻は6時01分。

区切りをつけたつもりが、そこで終わらなかった。1本目の続きにあたる、電気信号で情報を伝える仕組みを扱う2本目の教材化に、そのまま進んだ。実装はサブエージェントにバックグラウンドで任せ、出来上がりをCodexにレビューさせると、「接地には高電圧が必須」という一般則を演習データがそのまま踏襲している箇所が見つかった。誤りだ。直してもらい、学習ゲートも全問正解。2本目のコミットは6時40分だった。

ここで手が止まった。コミット前に退避しておいた他の変更を戻す段になって、git stash popが全部を戻し切れていない。破棄する前のstashはまだGitのオブジェクトとして残っていたので、現在の作業ツリーと直接突き合わせた。差分が出たのは3ファイルだけで、しかもstash退避後に外部の決算データ更新プロセスが上書きした、より新しい版だった。壊れてはいなかった。

コミット作業の裏では、別に上がっていた2件のissueも並走させていた。PowerShellがクラッシュした件は3パターンの再現テストがすべて正常に終わり、監視継続で片づいた。無人実行下での署名承認まわりの件は、構造的に安定しないという結論だけを受け取って据え置いた。

「残りも全部やってほしい」

一息ついたところで、今何章まで進んだのかを聞かれた。全25章のうち終わっていたのは6章分。「まずは残り全部の計画を作ってほしい」と伝え、章立てのロードマップづくりを任せた。

ロードマップができるのを待つ間に、もうひとつ決めた。この先の章を1本ずつ手作業で積み上げるより、演習・図解・ページ構成を使い回せる共通基盤を先に作ってしまったほうが早い。設計メモをサブエージェントに書かせ、Codexのレビューで致命的な指摘を3件受けて直してから、実装と既存2コースの移行をそのまま任せた。

作業の途中で、画面に利用上限を告げる通知が出た。続きは新しいセッションで再開させ、今度はstash popも全ファイルきれいに戻った。共通基盤のクイズは4問とも一発正解、受領証を発行してコミットした。時刻は8時32分。夜明け前から動き出して、ここでようやく一区切りだった。

型が決まると、あとは繰り返しになる

昼前後には、共通基盤に乗った3本目の教材(第3講、10進法が唯一の数え方ではない、という回)も1本仕上がっていた。演習26問、図解2点。この時点でシリーズは3本並んでいた。

午後、4本目(第4講)に取りかかった。オーケストレーション役を上位モデルに、実装はデータ・図解・ページの3分野に切り分けてサブエージェントへ並列で割り振る、という型がここで固まった。計画書をCodexにレビューさせて致命的指摘2件を直し、3体を並列起動する。演習25問とテストを任せた分から先に仕上がってきて、ページの分もすぐ続いた。

実描画確認をひととおり終えたあと、前の講のページ末尾にある続編導線を確認する段になって、PowerShellの$_がbashにそのまま展開されて失敗した。クォートを重ねても直らず、結局ps1ファイル経由に切り替えてようやく通った。

学習ゲートのクイズが提示されたところで、今回はスキップでいい、とだけ返した。LEARN_SKIPでコミットし、4本目(第4講、ビットの正体、演習25問・図解2点)が16時02分に積み上がった。

同じ型で、5本目

夕方、5本目(第5講)に進んだ。データ・図解・ページの3分割はもう慣れた手順で、計画書もCodexのレビューを経てすぐ実装に入れた。演習20問とテスト19本を任せた分が最初に仕上がり、レビュー指摘5件を反映させる。図解・ページの分もそのあとに続いた。

学習ゲートのクイズは、提示から30分のあいだ誰も答えないままタイムアウトした。回答が来なかった以上仕方がない、とスキップを選んだ。5本目(第5講、論理とブール代数、演習20問・図解2点)が19時25分にコミットされ、1日の作業が終わった。

振り返って

未明に1本を出し、電気信号の回を追加し、共通基盤へのリファクタを挟み、それでも日が暮れる前に第3講・第4講・第5講まで積み上がっていた。セッションは1日のうちに3回切り替わり、そのたびに引き継ぎプロンプトを次に渡す運用でつないだ。

共通基盤を先に作る寄り道が正しかったのは、そのあとの2本がまったく同じ型(計画→Codexレビュー→3並列→クイズ→コミット)で流せたことで裏付けられた形になる。学習ゲートは2回スキップした。1回はその場でスキップを選び、もう1回はクイズに誰も答えず時間切れになった。どちらも隠さず記録には残しておく。