開発メモ
Claude CodeとCodex CLIを連携させる
結論
Claude Code(Anthropic)からCodex CLI(OpenAI)を呼び出し、計画やドキュメントのレビューを依頼できる。codex exec コマンドで結果を標準出力で受け取るシンプルな方式。
Claude Code → codex exec "レビューして" → 結果を受け取る → 完了
やりたかったこと
2つのAI CLIツールを連携させ、異なるAIの視点でダブルチェックしたい:
- Claude Code(Opus 4.5)で計画や記事を作成
- Codex CLI(GPT-5.2)でレビュー
- レビュー結果を受けて修正
仕組み
Claude Code
│
├─→ codex exec -m {model} "レビューして..." ─→ Codex (GPT-5.2)
│ │
←────────── 標準出力で結果を返す ────────────────┘
ファイル経由の通知は不要。codex exec の出力を直接受け取る。
使い方
基本
# ファイルパスを渡す(推奨)
codex exec "対象ファイル.md をレビューして"
# ファイル内容を直接渡す(短いファイル向け)
codex exec "以下の内容をレビューしてください。
$(cat 対象ファイル.md)"
PowerShellの場合:
codex exec "以下の内容をレビューしてください。
$(Get-Content 対象ファイル.md -Raw)"
モデル指定
利用可能なモデルは codex models で確認できる(2026-01-14時点):
| モデル | 説明 |
|---|---|
| gpt-5.2-codex | デフォルト。最新のagentic codingモデル |
| gpt-5.1-codex-max | 深い分析・推論向け |
| gpt-5.1-codex-mini | 軽量・高速 |
| gpt-5.2 | 汎用モデル |
# デフォルトモデル(gpt-5.2-codex)
codex exec "レビューして..."
# 深い分析向け
codex exec -m gpt-5.1-codex-max "レビューして..."
# 軽量モデル(高速)
codex exec -m gpt-5.1-codex-mini "レビューして..."
リアルタイムで見たい場合
Codexの動作をリアルタイムで確認したい場合は、対話モードで別ウィンドウを起動:
# 対話モード(execなし)で起動。思考過程やツール呼び出しが見える
start powershell -NoExit -Command "codex 'ファイルをレビューして'"
codex exec は結果のみ返すが、対話モードは思考過程も表示される。
スキル化
Claude Codeのスキル機能(.claude/skills/ にMarkdownで定義)を使い、/codex-review として実装した。
/codex-review # デフォルト (gpt-5.2-codex)
/codex-review max # gpt-5.1-codex-max(深い分析)
/codex-review mini # gpt-5.1-codex-mini(高速)
スキル定義ファイル: .claude/skills/codex-review/SKILL.md
検討した代替案
tmux方式
当初はtmuxを使った連携を考えた。tmux(terminal multiplexer)は1つのターミナルで複数セッションを管理でき、send-keys で別ペインにコマンドを送れる。
しかし、tmuxはWindowsネイティブでは公式サポートされていない。WSL/MSYS2/Cygwin経由なら動くが、普段Windowsネイティブで作業しているなら面倒だ。
共有ファイル方式
次にファイル経由で通知し合う方式を検討した。
Claude Code → plan.md → Codex → review.md → Claude Code
動くが、ファイル書き込み・監視・ステータス管理が煩雑。結局 codex exec で直接結果を受け取る方式がシンプルだった。
注意点
codex execはデフォルトでサンドボックス実行(設定により書き込み可の場合もある。codex --versionで確認)- 長いファイルはコマンド長制限に当たる可能性がある。その場合はファイルパスを渡す(例:
codex exec "path/to/file.md をレビューして") - デフォルトモデルは
codex modelsで確認できる(2026-01-14時点: gpt-5.2-codex) - 機密情報を含むファイルはCodexに渡さないこと(履歴やログに残る可能性がある)
まとめ
- 異なるAI(Claude / GPT-5.2)でクロスレビューできる
codex execで標準出力を受け取るだけなのでシンプル- モデル指定(
-m gpt-5.1-codex-maxなど)で分析の深さを調整可能 - Windowsでもtmuxなしで動作