※ ASML Holding は次Q EPSガイダンスを公表していない(売上・粗利率・OpEx・税率などの個別項目のみ開示する方針)ため、EPSガイドチャートは非表示。

ASML ASML Holding ── 直近8四半期 ビート分析(実績 vs アナリスト予想) アナリスト予想(コンセンサス)実績次Q売上ガイド (midpoint, €B)(ガイド対象Q基準)010203040508.959Q4 FY24↑ Q3 FY24発表 2024/10/157.75Q1 FY25↑ Q4 FY24発表 2025/1/297.737.45Q2 FY25↑ Q1 FY25発表 2025/4/168.37.65Q3 FY25↑ Q2 FY25発表 2025/7/169.5Q4 FY25↑ Q3 FY25発表 2025/10/158.55Q1 FY26↑ Q4 FY25発表 2026/1/288.7Q2 FY26↑ Q1 FY26発表 2026/4/1510.111.5Q3 FY26↑ Q2 FY26発表 2026/7/15-20%-10%0%+10%+20%+1%-4%-8%+14%
通年売上ガイド (12ヶ月, midpoint, 通年ガイド対象FY基準)02040608010035.9432.5Q3 FY24発表 2024/10/15FY25通年 32.5Q4 FY24発表 2025/1/29FY25通年 32.5Q1 FY25発表 2025/4/16FY25通年 32.5Q2 FY25発表 2025/7/16FY25通年 32.5Q3 FY25発表 2025/10/15FY25通年 35.136.5Q4 FY25発表 2026/1/28FY26通年 38Q1 FY26発表 2026/4/15FY26通年 39.444Q2 FY26発表 2026/7/15FY26通年 -20%-10%0%+10%+20%-10%+4%+12%

株価推移 × 売上ビート率

点の色: 大幅ビート 軽ビート 軽ミス 大幅ミス。点の大きさはビート率の絶対値。 / 末尾「直近」は2026-07-15時点の終値(決算とは独立)。

売上・EPS 推移:実績 vs アナリスト予想

ASML ASML Holding ── 直近8四半期 ビート分析(実績 vs アナリスト予想) アナリスト予想(コンセンサス)実績予想(NTMコンセンサス)売上(Revenue)010203040507.177.47Q3 FY24発表 2024/10/159.079.26Q4 FY24発表 2025/1/297.87.74Q1 FY25発表 2025/4/167.527.69Q2 FY25発表 2025/7/167.797.52Q3 FY25発表 2025/10/159.69.72Q4 FY25発表 2026/1/288.58.77Q1 FY26発表 2026/4/158.919.33Q2 FY26発表 2026/7/15 ← 実績 | 予想(コンセンサス)→ 12.51Q3 FY26予想14.19Q4 FY26予想13.41Q1 FY27予想14.26Q2 FY27予想-10%-5%0%+5%+10%+4%+2%-1%+2%-3%+1%+3%+5%
売上 前四半期比増減率
Q3 FY24n/a
Q4 FY24+24%
Q1 FY25-16%
Q2 FY25-1%
Q3 FY25-2%
Q4 FY25+29%
Q1 FY26-10%
Q2 FY26+6%
Q3 FY26+34%
Q4 FY26+13%
Q1 FY27-5%
Q2 FY27+6%
ASML ASML Holding ── 直近8四半期 ビート分析(実績 vs アナリスト予想) アナリスト予想(コンセンサス)実績予想(NTMコンセンサス)EPS (€, US GAAP 基本。Non-GAAP調整なし)010.020.030.040.050.05.28Q3 FY24発表 2024/10/156.85Q4 FY24発表 2025/1/296Q1 FY25発表 2025/4/165.9Q2 FY25発表 2025/7/165.425.49Q3 FY25発表 2025/10/157.587.35Q4 FY25発表 2026/1/287.15Q1 FY26発表 2026/4/156.897.59Q2 FY26発表 2026/7/15 ← 実績 | 予想(コンセンサス)→ 11.05Q3 FY26予想12.61Q4 FY26予想11.74Q1 FY27予想12.64Q2 FY27予想-20%-10%0%+10%+20%+1%-3%+10%
EPS 前四半期比増減率
Q3 FY24n/a
Q4 FY24+30%
Q1 FY25-12%
Q2 FY25-2%
Q3 FY25-7%
Q4 FY25+34%
Q1 FY26-3%
Q2 FY26+6%
Q3 FY26+46%
Q4 FY26+14%
Q1 FY27-7%
Q2 FY27+8%
ASMLASML Holding

EUV露光装置の世界唯一の供給者(オランダ・フェルトホーヘン、NASDAQ ADR)。TSMC・Samsung・Intelの先端ロジックとHBM向けDRAMの微細化はASMLのEUV/High-NA EUVに依存する。2024/10のQ3 FY24は純受注がコンセンサスの半分以下となりADR-16.3%の急落、2025年は関税・中国比率低下の不確実性で「好決算でも売られる」展開(Q2 FY25は3拍子ビートでも『2026年成長は確約できない』発言で-8.3%)が続いた。転機はQ4 FY25 (2026/1) の過去最高受注€13.2B(予想の2倍超)で、AI起点のEUV需要への確信が復活。2026年は通年ガイダンスを年初€34–39B→4月€36–40B→7月€43–45Bと2回引き上げ、低NA EUV生産能力を2027年に+30%増強へ。株価は2025/4安値圏の$635から2026/7の$1,776へ約2.8倍。

ビート/上振れ: +15%超 +5〜15% 0〜+5%ミス/下振れ: 0〜-5% -5〜-15% -15%超
項目
Q3 FY24
2024/10/15
Q4 FY24
2025/1/29
Q1 FY25
2025/4/16
Q2 FY25
2025/7/16
Q3 FY25
2025/10/15
Q4 FY25
2026/1/28
Q1 FY26
2026/4/15
Q2 FY26
2026/7/15
重要イベント純受注€2.63Bがコンセンサス(VA €5.39B)の半分以下の大ミス、FY25通年ガイドを従来レンジ€30–40Bから€30–35Bへ引き下げ。技術的エラーで予定より1日早く公表され、ADR-16.3%急落・半導体全面安の引き金に純受注€7.09BがVA予想€3.99Bの1.8倍と大幅ビート。DeepSeekショック2日後の「AI設備投資は続くのか」への回答となり安心材料に(ADR+4.3%)。FY25ガイド€30–35Bは据え置き売上・純利益は予想線上も、純受注€3.94Bが予想€4.89Bを19%下回り、Q2ガイド中点€7.45Bも当時予想€7.73B未達。トランプ関税による需要の不確実性をCEOが警告しADR-7.1%売上・純利益・純受注(€5.54B、予想+25%)の3拍子ビートも、CEOが「2026年の成長は現段階で確約できない」と関税・地政学を理由に翌年成長を保留、Q3ガイド中点も当時予想€8.3B未達。好決算でもADR-8.3%(アムステルダム-11%)売上€7.52Bは自社ガイダンス内もLSEG予想€7.79B未達、EPSは小幅ビート。純受注€5.4Bが予想を上回り、「2026年売上は2025年を下回らない」と初言及してADR+2.7%。中国売上の2026年大幅減を警告純受注€13.2B(うちEUV €7.4B)が予想€6.32Bの2倍超の過去最高、High-NA 2台も初めて売上計上。FY26ガイド€34–39Bを新規提示(コンセンサス€35.1B超え)。1,700人削減も発表。欧州株は日中一時+7.5%もADR終値は-2.2%売上+3.1%・純利益+12%ビート、FY26ガイドを€36–40Bへ引き上げ。ただし対中DUV輸出規制強化の米議会法案と中国売上比率の急低下(前Q36%→19%)を嫌気しADR-2.4%(翌日も-4.8%と続落)。この四半期から四半期bookings開示を廃止売上€9.33B・粗利率54.0%とも自社ガイド超え、EPS+10.2%ビート。Q3ガイド€11–12Bは予想€10.1B超え、FY26を€43–45Bへ再引き上げ(コンセンサス+11.7%)。AI需要を理由に低NA EUV生産能力を2027年+30%・2028年さらに+30%検討と表明。時間外+1.7%(暫定)
売上実績€7.47 B€9.26 B€7.74 B€7.69 B€7.52 B€9.72 B€8.77 B€9.33 B
アナリスト予想€7.17 B€9.07 B€7.80 B€7.52 B€7.79 B€9.60 B€8.50 B€8.91 B
ビート率+4.1%+2.1%-0.7%+2.3%-3.5%+1.2%+3.1%+4.7%
YoY成長率+11.9%+28.0%+46.4%+23.2%+0.7%+4.9%+13.2%+21.2%
EPS実績€5.28€6.85€6.00€5.90€5.49€7.35€7.15€7.59
アナリスト予想n/an/an/an/a€5.42€7.58n/a€6.89
ビート率n/an/an/an/a+1.3%-3.0%n/a+10.2%
会社ガイド €9.00 B €7.75 B €7.45 B €7.65 B €9.50 B €8.55 B €8.70 B €11.50 B
アナリスト予想€8.95 Bn/a€7.73 B€8.30 Bn/an/an/a€10.10 B
上振れ率+0.6%n/a-3.6%-7.8%n/an/an/a+13.9%
発表日終値$872.27$683.35$683.16$823.02$983.18$1454.59$1518.30$1775.64
翌日終値$730.43$712.65$634.93$754.45$1009.81$1422.92$1481.77$1806.43
騰落率-16.3%+4.3%-7.1%-8.3%+2.7%-2.2%-2.4%+1.7%

注: 通貨: 実績・コンセンサス・ガイダンスは€(ユーロ)、株価はNASDAQ ADR(USD)。ASMLは欧州時間の朝(米国市場プレマーケット)に発表するため、reportClose=発表前営業日の終値、nextClose=発表当日の終値。

注: 実績はSEC 6-K(pressreleasequarterlyresul.htm)とASML/GlobeNewswireプレスリリースの2系統で照合。EPSはUS GAAP基本(basic)EPS。ASMLはNon-GAAP調整を行わず、EPSガイダンスも出さない(全四半期 guidance.eps=null)。四半期ガイダンスは売上レンジ+粗利率レンジで提示され、本表はレンジ中点を採用。

注: コンセンサスはLSEG(CNBC報道)/ Visible Alpha(Reuters系報道)/ Investing.com 等の当時(point-in-time)報道値。€建ての当時EPSコンセンサスが報道から取れない四半期(Q3 FY24〜Q2 FY25、Q1 FY26)は n/a(純利益コンセンサス比では Q4 FY24 +2.0% / Q1 FY25 +2.4% / Q2 FY25 +12.3% / Q1 FY26 +12% のビート)。Q1 FY26で複数サイトに出回る「EPS予想€6.00」は前年同期実績EPSの混入と判定し不採用。

注: Q3 FY24のQ4ガイド予想€8.95BとFY25通年予想€35.94BはTMTPost(当時報道)の値(売上コンセンサス€7.17BはStreetInsiderのUSD建て$7.9Bと換算整合を確認)。Q3 FY25のQ4ガイド対象コンセンサスは€建てpoint-in-time値が取れず n/a。

注: ASMLの株価は純受注(net bookings)で動くことが多い。bookings実績: Q3 FY24 €2.63B(予想€5.39Bの半分以下・-16.3%急落)→ Q4 FY24 €7.09B(予想の1.8倍)→ Q1 FY25 €3.94B(-19%ミス)→ Q2 FY25 €5.54B(+25%)→ Q3 FY25 €5.40B(小幅超え)→ Q4 FY25 €13.2B(過去最高・予想€6.32Bの2倍超)。Q1 FY26(2026/4発表)から四半期bookings開示は廃止(大型受注の偏りが実勢を歪めるためと会社説明)。

注: Q3 FY24は予定(10/16)より1日早い10/15に公表(サイトの技術的エラーによる誤掲載)。

注: Q4 FY25・Q1 FY26は欧州上場株の日中騰落(+7.5%/−6%級)とADR終値ベース(-2.2%/-2.4%)が乖離して報道された。本表はADR終値ベースで統一。

注: Q2 FY26(2026/7/15発表)のnextClose $1806.43 / +1.7%は米市場開場前の時間外気配の暫定値。RTH終値確定後にKoyfinで上書き予定。latestStockも同じ暫定値。

注: 株価はYahoo Finance chart APIとNasdaq公式API/stockanalysis.comの2ソースで全営業日の終値一致を確認し、changePctは終値から自己計算して報道の騰落率と整合検証済み。

注: チャート末尾の『予想(NTMコンセンサス)』列とバリュエーションカード(株価/NTM EPS/フォワードPER)はKoyfin由来のUSD建て(NASDAQ ADR基準)。実績・ガイダンス列の€建てとは通貨が異なるため、実績列と予想列をまたぐ水準・QoQ比較は参考値。

ハイライト決算: Q2 FY26

Q2 FY26(2026/7/15発表)は、Q4 FY25の過去最高受注€13.2Bで点火した「AI起点のEUV需要再加速」ストーリーの答え合わせとなった四半期。売上€9.33B(コンセンサス+4.7%・自社ガイドレンジ上限€9.0B超え)・粗利率54.0%(ガイド51–52%超え)・EPS €7.59(+10.2%)と全面ビートし、Q3ガイダンス€11–12B(中点€11.5B)は当時コンセンサス€10.1Bを+13.9%上回った。FY2026通年ガイダンスは€43–45Bへ再引き上げ(年初€34–39B→4月€36–40B→7月€43–45Bの2段ロケット、発表前コンセンサス€39.4B比+11.7%)。さらに低NA EUV生産能力を2027年に+30%(2026年約65台基準)、2028年にさらに+30%の検討を表明し、2024/10の受注ショック(-16.3%)と2025年の「好決算でも売られる」局面からの構造的な転換を確定させつつある。確証(数四半期のビート継続と株価反応の一様化)が揃えば構造転換済みへの昇格候補。