積み残し確認とGoogleタスク7件の断捨離 ―「罪悪感の陳列棚」を解体した朝
積み残し確認とGoogleタスク7件の断捨離 ―「罪悪感の陳列棚」を解体した朝
朝、Claude Code に「昨日途中でやってたやつ、進捗確認してください」と投げるところから始めた。返ってきたリストを眺めて気づいたのは、途中の作業そのものより、Googleタスクの方だった。開くたびに3ヶ月前の起票日が並んだ7件が目に入り、視線がそこで一瞬止まり、そのままスクロールで通り過ぎる。この朝はその7件に白黒をつけた。
朝イチ、昨日の途中経過を確認する
まず memo と未コミットファイルを確認させて、昨日(7/15)の作業がどこで止まっているかを洗い出してもらった。「途中のまま止まっているもの」の一覧が返ってきて、昨日の実装・記事・記録・メモがコミットされないままディスクに残っていることが分かった。
作業自体は昨日のうちに終わっているのに、リポジトリには入っていない。この状態を放置すると「終わったのか終わってないのか」を毎回思い出すコストがかかるので、「じゃあコミットしてもらえますか」と /commit スキルを起動した。
/commit で機能単位の5分割コミット
/commit は未コミットの変更を分析して、機能・日付・カテゴリごとに分割コミットする流れになっている。全部まとめて1コミットに押し込むのではなく、あとから git log を見たときに「何をやった日か」が読める粒度に切るのが狙いだ。
提示されたコミット計画を確認して y で承認し、#1 のパンくず非公開対応から順次コミットさせた。
学習ゲート(/learn)が発動
1本目の直後に学習ゲートが発動した。このリポジトリは pre-commit フックで受領証を要求する仕組みにしてあり、受領証がなければコミットがブロックされる。ルールどおり /learn を実行して、「直感優先の解説 → ブラウザクイズ → 全問合格 → 受領証発行」の流れに乗った。
クイズには全問正解し、受領証が発行されてコミット #2 以降が通るようになった。--no-verify で回避せず、朝の分割コミットでもゲートを正面から通す。この運用が習慣として回り始めている。
ついでに /learn の定義ファイル(グローバルの learn.md、手順4)に直したい箇所が見つかったので、その場で該当箇所を確認させてスキル修正までやらせた。訂正はその場で横展開しておくと、次回の自分が同じところで引っかからない。
結果、計画どおり5コミットすべて完了。「これ積み残しってもうないですよね」と確認したら、昨日分の積み残しはゼロという回答だった。昨日途中だったものは、今朝の5コミットで全部リポジトリに移った。
積み残しを4系統に分類する
昨日分が片付いたところで、あらためて「積み残しがいくつかあると思うので、教えてください」と投げた。ソースは3つ。①Googleタスク(/add-task で積んだもの)、②最近の memo の未完チェックボックス、③未コミットの作業。並行で調べさせた結果、積み残しは4系統に整理された。
- Notion自動アーカイブの続き ― 今朝の進捗メモに記載あり。計画書は昨日固めてある
- 未コミットの変更 ― 朝の5コミットで昨日分は解消済み。残りは進行中の作業分
- ストレージ掃除 ― Cドライブの空きが逼迫している件。この日のうちに別途着手した
- Googleタスクの古い案件 ― 3ヶ月前に起票したまま動いていない7件
1〜3は現在進行形の作業で、扱いに迷いはない。問題は4だった。
Googleタスク7件の中身を開ける
Googleタスクに溜まっていた7件の中身をひとつずつ確認した。KDP出版用に仕込んでいた、ある資格試験のノート原稿の変換。CF基準の Phase F。CFWS(CF精算表)。別表まわり。どれも起票した当時は「明日の作業」のつもりで積んだものだ。
声に出して読み上げてみると、自分の温度が正直に出た。「やりたいっちゃやりたいけど、そんなに興味ないな」「この辺、もう興味があんまなくなってきたやつなんですけどね」。残してていいっちゃ残してていい ― その言い方自体が、もうやらないことの証拠だった。
「罪悪感の陳列棚」に気づく
どうするか相談したら、返ってきた提案がこうだった。興味が薄れたタスクは、復帰用の情報だけ memo に退避してから Google タスクからは消す。
理由も刺さった。タスクリストに残し続けると、リストを開くたびに「やってないもの」として目に入り、リスト全体の信頼性が下がる。7件中5件が3ヶ月前の起票で、実質もう「アクティブなタスクリスト」ではなく**「罪悪感の陳列棚」**になっている。こうなるとリストを見る習慣自体が壊れて、本当にアクティブなタスクまで埋もれる。
たしかに、この3ヶ月の自分はまさにそう動いていた。リストを開く → 古い7件を目でなぞる → 何もせず閉じる。陳列棚の前を素通りする客と同じだ。
memoに退避してから消す
「OK、じゃあそうしましょうか」で実行に移した。手順は2段階。
- まず退避先の memo を作成させ、各タスクの復帰用情報(何をどこまでやったか、再開するなら何から始めるか)を書き出させた
- そのうえで Googleタスク側を処理した
7件の処分は次のとおり。
| タスク | 処分 | 理由 |
|---|---|---|
| CF基準 Phase F | 完了扱い | 確認したら実際にはもう終わっていた |
| CFWS(CF精算表) | 完了扱い | 同上 |
| KDP用のノート原稿変換ほか5件 | 削除 | 興味が薄れた。復帰用情報は memo に退避済み |
最後にリストが空になったことを確認させて、7件すべて処理完了。「消す」ではなく「memo に住所を移してから消す」なので、いつか熱が戻ったときの復帰路は残っている。捨てたのはタスクではなく、開くたびに積もる罪悪感の方だった。
Notion自動アーカイブ計画の続きとプライベートリポジトリ作成
積み残し1系統目の Notion自動アーカイブは、昨日固めた計画書(memo/2026-07-15/notion-api-first-automated-archive-plan.md、経緯は前日の記事)の実装計画を確認させるところから再開した。
計画の検証、git init、pnpm install(実行ディレクトリを間違えてやり直す一幕あり)、CLI の配線確認(終了コードが正しく伝播するかまで見た)、Codex の再レビューまで通り、実装スキャフォールドが揃った。残るは自分にしかできない PAT の作成だけという状態まで進んだ。
次のアクションとして GitHub にプライベートリポジトリを作らせて push まで完了。private になっているかの確認も取った。ここで Windows を再起動したくなったので、進捗を memo と計画書のチェックボックスに残させ、再起動後に貼るだけで続きから再開できるプロンプトをチャットに出させてから席を立った。「進捗は少し残しておいてください」の一言で、中断が事故にならない形を作ってから止まる。
並行で回していた /make-diary
この朝は別セッションで /make-diary(前日 2026-07-15 分)も並行して走らせていた。ログ同期 → 詳細記事6本のサブエージェント並列生成 → 統合日記 → path リンター → ブラウザ表示確認 → 決算・統計データのチェーンまで一気通貫で回り、60ファイル・+4,029行のコミットまで到達。Codex レビューの致命的指摘4件は修正して amend させた。
途中、dev サーバーのバックグラウンドタスクが停止扱いになったが、Nuxt 本体は生きていて localhost:3000 は 200 を返していた。昨日と同じ「ラッパー停止・本体生存」のパターンで、実害なしと確認して終えた。
こちらのセッションは基本的に完了通知を待つだけで、自分の手はGoogleタスクの断捨離に使えた。「AIが実行する係、自分は判断する係」の分担がきれいにはまった朝だった。
学び
- 3ヶ月触っていないタスクは、タスクではなく罪悪感の在庫。 リストを開くたびに目でなぞって素通りしているなら、もう管理できていない
- 消す前に memo へ退避すれば、削除は不可逆にならない。 復帰用の情報(進捗と再開手順)さえ残せば、Googleタスクから消しても失うものはない
- 「残してていいっちゃ残してていい」と口に出たら削除のサイン。 自分の言い回しが温度計になる
- 完了済みタスクがリストに紛れていた。 CF基準 Phase F と CFWS は確認したら終わっていた。中身を開けずに放置すると、完了すら把握できなくなる
- 中断するときは「進捗メモ+再開用プロンプト」をセットで残す。 Windows再起動のような割り込みでも、復帰コストがコピペ1回になる
- 学習ゲートは朝の分割コミットでも普通に機能した。クイズ → 受領証 → コミットの流れが定着してきた