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2025年末、AIの「見える側」に立つために必要なたった一つのこと

2025年12月31日


年末にFabyΔさんの記事「2026年に向けた投資の核心 | 『AIが見える側』への招待状」を読んだ。Anthropic共同創業者のJack Clarkのエッセイを引用しながら、AIの格差について書かれた記事だ。

その中で特に刺さった部分がある。

AIを使えば誰でも速くなるわけではない。AIの恩恵を受けるには、「使い方」を知っている必要がある。 Clarkはこれを「深いファネル」と呼んだ。 AIの恩恵を受けるには、4つの条件が揃わなければならない。

  • 知的好奇心
  • 強力なAIシステムへのアクセス
  • 好奇心をAIへのタスクに変換する能力
  • 実験に費やす時間

このファネルは、驚くほど狭い。

これはまさに今、自分が肌で感じていることだ。


生成AIを使っている人と使っていない人の差

正直なところこの差はものすごく開いていると感じる。

私自身は結構使っている側だと思う。Claude Code、ChatGPT、様々なツールを日常的に触っている。ただ、ここに書いてある通り、実験に費やす時間がかなり必要なのだ。

周りを見ていると、みんな業務に忙しすぎて、AIで「遊ぶ」時間がない。仕事としてAIを使うのではなく、好奇心でAIと戯れる時間。それが確保できていない。

幸いにも今、私は時間を作れている。これは意識的にそうしている。


Claude Codeのハードルは高いのか?

「強力なAIシステムへのアクセス」自体は、そこまで高いハードルではない。月20ドル、あるいは200ドル。決して安くはないが、払えない金額でもない。

問題は「好奇心をAIへのタスクに変換する能力」の方だ。

Claude Codeのようなツールは、もともとプログラミング経験がある人でないとハードルが高いと感じる。最初の一歩が踏み出しにくい。

ただ、私自身の経験から言うと、コードを自分で見て理解できなくても、実はそこまで問題ではない。

今、色々と作っているがほとんどコードは見ていない。なぜなら私が見て理解できることはClaudeが自然言語で説明できるし、私が見ても解決できない問題は結局ClaudeかOpenAIのCodexに調べてもらうことになる。

どちらにしても、今の私の実力ではバグの特定すら難しい。だったら最初からAIに任せた方が早い。


人間がボトルネックになる時代

じゃあ人間は何もしなくていいのかというと、そうではない。

コードのリファクタリングとかあるべき仕様・あるべき状態について学びながら、AIに適切にフィードバックできる設計力を身につける必要がある。

結局、人間がボトルネックになり始めている。人間側が「作りたいもの」をちゃんとAIに伝えられるかどうか。これは人間側がアップデートしなければならない部分だ。

そして、そのアップデートのために必要なのが「実験に費やす時間」なのだ。


今、AIで収益化するなら

AIの活用がまだ収益に結びついていない人はたくさんいると思う。

では取り急ぎ何が一番収益になるか?

私の答えは株式投資だ。

今、メガテックが生成AIに無茶苦茶な規模で投資をしている。株価もそれに追随している。

生成AIを自分で使ってみることで機能アップデートのスピード感を体感できる。1年で本当にむちゃくちゃ変わる。「こうなったらいいな」と思っていたことが気づいたら手元に降りてきている。

このスピード感を見て、5年後にどんなものができ上がるのかを想像する。そこから株式投資でアルファを取っていく。これが今のAI収益化の最適解だと思っている。

やがて世の中に馴染み、メガテックの収益に織り込まれレイトマジョリティに浸透していく。

その流れを先に見るために、まずは使ってみる。使わない手はない。


結論

Clarkの言う「深いファネル」の4条件。

  • 知的好奇心
  • 強力なAIシステムへのアクセス
  • 好奇心をAIへのタスクに変換する能力
  • 実験に費やす時間

この中で最も重要なのは、結局時間だと思う。

好奇心は多くの人が持っている。アクセスも金さえ払えば手に入る。タスクへの変換能力は、時間をかけて実験すれば身につく。

つまり、時間を確保できるかどうかが、AIの「見える側」に立てるかどうかを決める。

2025年末。来年に向けて、その時間をどう作るか。それが問われている。