2026年6月22日の開発日記
朝のうちにロングフォーム2本を仕上げ、午後から韓国半導体輸出の旬報取得Chrome拡張を組み、夜にかけてKindle蔵書OCRバッチとfamily-tripsの整理を片付けた。テーマがバラバラに見えるが、共通項は「自分は判断する係、AIが手を動かす係」の構図を回した日だった。
今日のタイムライン

今日やったこと
1. 韓国半導体輸出の品目別×旬報をChrome拡張で取る
/memory-makers/korea-chip-exports ページが長らく「確報(30日ベース)」一辺倒だったのを、関税庁の旬報(1〜10日累計/1〜20日累計)に拡張した。tradedata.go.kr の内部APIをChrome拡張機能で叩き、DRAM/NAND/MCP(HSKコード 8542321010 / 8542321030 / 8542323000)を品目別に取れるようにした。証券アナリスト時代に染みついた「月次半導体の春宝三段積み上げ」を、自分のサイトでも組めるようにした格好。
主な成果:
- tradedata.go.kr の内部APIを叩く Chrome 拡張機能を実装
- 品目別×旬報の三段積み上げチャートを
/memory-makers/korea-chip-exportsに追加 - 「DRAMは価格上がってるけど数量横ばい」を可視化するため、単価/数量/金額のチャートを近接配置
詳細: 韓国半導体輸出を品目別×旬報で取る — Chrome拡張機能と三段積み上げチャート
2. データセンターCapExとマッキンゼーAI人材論、ロングフォーム2本にSVG図を入れる
同日に2本の長文市況解説を書いた。1本目は「データセンターのコスト構造 ── 部材インフレとハイパースケーラーの限界線」、2本目は「AI時代の『価値ある人材』を見極める5ステップ ── マッキンゼーの人材論を読んで」。どちらも数千字あって、テキストだけでは読み手の頭に構図が立たないのでSVG図解を多用した。
主な成果:
- データセンター記事に Moody's 5月改訂(7,850億→1兆ドル接近・対象6社)の積み上げ棒SVGを追加
- 「数字が読めない」「コアウィーブの数字が入ってない」など細部の修正を何度か回した
- svg-diagram スキルと doc-communication スキルをセットで使う運用がハマる感覚
詳細: 市況解説のロングフォーム記事をSVG図入りで2本書いた話
3. Kindle蔵書OCRバッチを並列パイプラインで回す
Kindle Cloud Reader → Chrome拡張で巡回スクショ → /yomitoku でOCR → Turso (book-knowledge-base DB) に登録 → kindle_library シェルフ紐付け → amazon_metadata 紐付け → /restructure-book で目次整形、までを /yomitoku-kindle パイプラインで一気通貫に流す日。OCR中にスクショ、スクショ中にOCR、と非同期で並走させた。
主な成果:
- 税務・会計・不動産系の専門書を優先しつつ複数バッチを並走
- 「Amazon・国税局資料調査課はスキャン対象外」のラベルを付けて除外
- Mac/Windowsの共存をrebase競合で揺さぶられたが、共存可能と判断して継続
詳細: Kindle蔵書のOCR取り込みを複数バッチ並列で回した一日
4. family-trips の未コミット変更を粒度で切り、セキュリティレビューも通す
家族旅行アーカイブ(Astro + Cloudflare Pages)の未コミット変更が積み上がっていたので「良い単位でコミットしてプッシュ」と一言だけ投げた。続けて全変更ファイルにセキュリティレビューを走らせた。
主な成果:
- 機能別・カテゴリ別にコミットを分割してプッシュ
- 全変更ファイルに対し
.env漏洩・APIキー・XSS等のセキュリティレビューを実行
詳細: family-trips の未コミット変更を粒度で切り分けてプッシュ、セキュリティレビューも通した
今日の試行錯誤
| # | テーマ | 試したこと | 結果 | 気づき |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 韓国半導体の品目別 | x-search で証券アナリストの数字を拾う | △ アナリストも一次ソースは関税庁 | 結局は内部API直叩きが筋がいい |
| 2 | 韓国半導体の品目別 | 有償API(FinMind系・ワンリクエスト3000円) | × 高額すぎて却下 | 関税庁の公開ページを Chrome 拡張で叩く方針へ |
| 3 | 韓国半導体の品目別 | 「ジュカン」氏(韓国Twitter)の数値ヒントから内部APIを探す | ◯ 取れた | Twitterの実数投稿は内部API当ての糸口になる |
| 4 | DRAMチャートUI | $/kg単位の年比チャートだけ表示 | △ 直感と合わない | 単価×数量で分解しないと「価格は上がってるが数量横ばい」が見えない |
| 5 | データセンター記事SVG | Moody's6社の積み上げ棒を1回で生成 | × 数字が棒の中に入ってなくて読めない | 「数字を入れて」と明示修正。一発で終わる図は少ない |
| 6 | Kindle 取り込みバッチ | 最初4冊バッチで起動 | ◯→修正 | 「上位10冊」と再指示。範囲指定は最初に詰める |
| 7 | Kindle 取り込みバッチ | Mac/Windows のスクリプト共存 | ◯ 共存可能 | rebase競合は出るが、両環境で同じ動作を担保できる |
| 8 | family-trips コミット | 一括 git add -A で済ます誘惑 | × 半年後の自分が困る | 「良い単位で」AIに切らせる方が、後で git log が読める |
今日の学び
- 関税庁の旬報は「比較可能性が早く立ち上がる」点で月次確報より使い勝手がいい。10日・20日時点で前年比が取れるのは大きい
- ロングフォーム市況解説 + SVG図解の組み合わせは強い。書き手は「何をどの図で見せるか」だけ判断すれば、SVG生成は AI に任せきれる
/yomitoku-kindleのように一気通貫スキルを作っておくと、後は「書名を渡す係」になる。ボトルネックは選書だけ- セキュリティレビューはコミット粒度で分割した後の方が読みやすい。一括コミットだと観点がぼやける
- 「自分は判断する係 / AI が実行する係」の構図を、性質の違う4タスクで同じ手触りで回せた1日だった