2026年6月12日の開発日記
この日は「蔵書を1冊ずつ指定して取り込む」運用に限界を感じて、取り込みキュー+複数セッション並列の全自動バッチへ切り替えた。並行して、登記簿の解説コンテンツを第1章の試作から一気に全8章へ広げ、Excelで回していた不動産投資収益シミュレーションをWebアプリに引き直す設計・実装も走らせた。学習コンテンツのUI改善やnoindex公開運用の整備も挟み、合計27セッションを回した。
今日のタイムライン

今日やったこと
1. 書籍OCR取り込みのバッチ化と複数セッション並列運用
午前は不動産系の参考書6冊をyomitoku OCRと/restructure-bookで取り込みながら、Turso DBの容量を確認した(約98MB・77冊・8,701チャンク)。1冊ずつ指示する手間に嫌気がさして、蔵書シェルフを起点にレビュー条件でフィルターした245冊の取り込み計画を立て、/import-batchコマンドを新設。キューのマークダウン+担当割り+GPUロックファイルで、複数セッションが重複せずに回る形にした。OpenAI Codexも参加できるようAGENTS.mdも整備した。
主な成果:
- /import-batch コマンド新設(10〜15冊を全自動取り込み)
- 取り込みキュー方式で複数セッション並列・重複回避を設計
- Codex同時稼働による詰まりを復帰プロンプト付き進捗ログで再開
詳細: 書籍OCR取り込みをバッチ化して複数セッション並列で回す
2. 不動産投資収益シミュレーションWebアプリの設計・実装
1法人2物件・35年分のシミュレーションExcelをサブエージェント並列で解析し、シート間の参照構造と計算の流れを洗い出した。Single Source of Truthを徹底した論理設計に引き直し、Excelとの数値一致を柱にした回帰テスト44本を全部通した。返済予定表など10シートをExcel風のタブ表示で組み込み、ステージングコミットまで進めた。
主な成果:
- Excel解析→as-is/to-be設計→Codexレビューまで完了
- 計算エンジン実装+回帰テスト44本pass
- Excel風シートタブUIで10シートを表示
詳細: Excel解析から始める不動産投資収益シミュレーションWebアプリの設計と実装
3. 登記簿コンテンツの全8章展開と実物謄本のデータ化
蔵書DBの登記簿の参考書から第1章(総論)の解説ページを試作し、原本そのままの見た目を再現するテーブルの横幅やヘッダーの薄いグレー背景など、「原本忠実」と「わかりやすさ」の線引きを決めた。第1章で固めた型を並列サブエージェントで第8章まで展開。夕方には実際の土地謄本PDFをローカル非公開のテーブルデータに変換する作業も始めた。
主な成果:
- 全8章の解説コンテンツを一気に展開
- handover方式でセッションを跨いで作業継続
- 実物謄本のJSON化に着手(非公開)
詳細: 不動産登記簿の解説コンテンツを全8章に展開し実物謄本のデータ化に着手
4. 小学校算数のインタラクティブ学習コンテンツ
蔵書DBの算数参考書を素材に、全12章60セクションの学習コンテンツを構築した(一旦非公開)。スクショを貼って指摘するループで図解の表示崩れを直し、小5の長男に教わった「1÷0.4は、1の中に0.4がいくつ入るか」という説明をその日のうちに図解へ反映した。パンくず無しページの一括追加もやった。
主な成果:
- 全12章60セクションのコンテンツ構築
- 子どもとの会話を図解コンテンツに反映
- 翌日ToDo(セクション図解化)をmemoに保存
5. 学習コンテンツのUI改善(スライドUI・クイズバグ・図解追加)
不動産投資の一問一答に、画面いっぱい・矢印キー送り・右目次ジャンプ付きのスライド形式UIを「追加」した(既存表示は残す)。レイアウトは画面を見ながら3周調整。クイズ練習ページでは「不正解後に解説を開くと×が○に化ける」という画面表示が嘘をつくバグを議論して修正した。ガイドページのh2ブロックにはSVG図解44点を一括追加した。
主な成果:
- スライド形式UI追加(77問を矢印キーで送れる)
- クイズの表示バグ修正(テスト720件pass)
- SVG図解44点を一括追加、音楽ゲームのメロディも改善
詳細: 一問一答をスライド形式UIに
6. サイト運用とツール整備(noindex公開・デプロイ計測・スキル最適化)
コーディング原則ページを検索インデックスにかからない形で一般公開し、テストで担保。午後にはtokibo・oshieru-sansuにも同方式を展開した。デプロイ各フェーズの所要時間を計測するスクリプトはdevサーバー競合などで3回落ち、4回目に完走(15分中11分がプリレンダー)。スキル/スラッシュコマンド全体の最適化、韓国チップ輸出統計の独立カード追加、自宅周辺の小学校児童数推移ページの作成も進めた。
主な成果:
- noindex公開方式を3コンテンツに展開
- デプロイ計測スクリプト完走(ボトルネックはプリレンダー11分)
- スキル最適化+輸出統計カード+児童数推移ページ
今日の試行錯誤
| # | テーマ | 試したこと | 結果 | 気づき |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 書籍取り込み | 1冊ずつパスを指定して取り込み | 成功するが手間 | 245冊規模ではキュー+並列バッチに移行すべきと判断 |
| 2 | /import-batch並列 | 複数セッション+Codex同時稼働 | 詰まり発生 | GPUロックファイルと担当割りで重複・競合を回避 |
| 3 | シミュレーション移植 | Excelの数値とエンジン出力の突き合わせ | 1箇所食い違い | Excel側の癖(均等割の扱い)と判明、テストに明示して吸収 |
| 4 | 謄本の原本ビュー | 原本に忠実なテーブル再現 | 見づらい | ヘッダーに限りなく薄いグレーを入れる折衷案に着地 |
| 5 | デプロイ計測 | measure-deploy.ps1 実行 | 3回失敗 | devサーバー競合・ゾンビプロセスが原因。4回目に完走 |
| 6 | クイズの表示 | 不正解後に解説ボタンで再判定 | ×が○に化ける | 「画面表示が嘘をつく」状態。正解の緑と自分の誤答の赤を両方塗る形に修正 |
| 7 | 韓国輸出統計 | 外部記事と自サイトの数字の照合 | 一部統計が取れず | 取れた集積回路全体のチャートだけ追加し、つまずきごと記事化 |
今日の学び
- 「1件ずつ指示する」運用は規模が見えた時点でキュー+並列バッチに切り替えると楽になる。担当割りとロックファイルで競合は防げる
- Excel資産をWebに引き直すときは、元のExcelとの数値一致を回帰テストにしてから触ると安心して再設計できる
- 原本忠実なビューは再現するだけだと見づらい。薄い装飾を1枚だけ足す折衷が効く
- 公開したいが検索には載せたくないコンテンツは、noindex方式をテストで担保しておくと量産できる
明日やること
- oshieru-sansuのヘッダーレベル2セクションごとに図解を追加(memo保存済み)
- 図形系コンテンツ(多角形の外角など)のインタラクティブ化を検討
- /import-batch の残りキューを消化
- 登記簿の再現例を全章に行き渡らせる(積み残し分)